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コ・ゴンが陣地に到着しました。
コ・ゴンは、ピョンガンに王宮に一緒に戻るよう言いました。それが、平穏を取り戻す術だと。
しかし、ピョンガンは、コ・ウォンピョの意図が読めました。
ピョンガンを王宮に連れ戻し、その隙に幽霊谷のスンノ部族を皆殺しにしてしまおうと言う魂胆だと。
コ・ゴンは暗にそれを認めました。
そこに、オン・ダルが。
コ・ゴンとオン・ダルが睨み合っているとこに伝令が。
北周が国境を越えて攻め入って来たとの知らせが入ったのです。すぐに王宮に戻れとのコ・ウォンピョの命令でした。
平原王は北周のやり方に激怒。
官軍は勿論、私兵も出陣し、一気に北周を追い払う決心をしました。
体調が本復したわけではない平原王ですが、官軍は自らが率いると言いました。
チン妃は、平原王の出陣を止めようとしました。
でも、太子ウォンも共に出陣すると聞き、途端に気持ちを変えました。
万が一、ウォンが戦死でもしたなら、王子が後継ぎとなるからです。トゥ・ジュンソも、王子はいずれ王となると占いましたからね。
ピョンガンは、北周との戦にスンノ部族も出陣しようと村長に言いました。
手柄を立てれば、部族の復権も可能となるだろうと。
それを聞いて、プンゲも他の兵たちも意気込みました。
しかし、散らばっていた部族が集まったとはいえ、まだ少人数です。オン・ダルは不安でした。
一度出陣したら、もう止まる事は出来ないわけですから。
ピョンガンは、これが村を守る事でもあるとオン・ダルを説得しました。
オン・ダルは父の形見の折れた剣を修理しました。
この時代の剣って、本当に重そう
サ氏夫人は、オン・ヒョプ将軍の鎧をオン・ダルに託しました。
オン・ヒョプ将軍が守ってくれるだろう・・・と。
オン・ダルは戦場でもピョンガンの傍を離れないと言いました。
彼にとっては高句麗も北周も関係ないのです。
「俺はお前のためだけに戦う。」
コ・ゴンは出陣前にへ・モヨンに会いに行きました。
新羅へこの戦いのことを報告するだろうと思ったようです。だから、釘を刺しておこうとしたのでしょうか。
高句麗は北周と対峙してはいるが、新羅との国境警備も抜かりはないと密書に書けと言いました。
この隙に新羅に攻められてはマズイですからね。
でもね、これは会うための口実に思えてなりません。
ピョンガンの事を心から消し去れてはいないけど、へ・モヨンに惹かれているのも事実でしょうね。
へ・モヨンは、そんなコ・ゴンの本心に気づいていません。ピョンガンを想ったままだと考えているのです。
コ・ゴンはスンノ部族が出陣すると踏んでいました。
それを聞いたコ・ウォンピョは、それを利用する手を思いつきました。
北周の中でも勇猛と噂の高い一軍が、本隊とは別に動こうとしているのを知り、その一軍への攻撃をスンノ部族にさせる策です。
自分の手を汚さずとも、強い敵に倒してもらえば良いということです。
そして、幾分か勢力の衰えた敵を自分たちが倒そうという事なんです。
平原王には、コ・ゴン率いる精鋭軍が北周の別動隊を攻めると言っておいて、一方で、スンノ部族に伝令を送っていました。
コ・ゴンは父からそれを知らされ、愕然としました。
ピョンガンが死ぬ・・・と。
コ・ゴンは一刻も早く戦場に到着しようと急ぎました。
スンノ部族に届いた命令書を見て、ピョンガンはコ・ウォンピョの企みだと察しました。
スンノ部族を潰すつもりだと。
命令書を無視して官軍に合流しようとピョンガンは言いました。
しかし、今度はオン・ダルが反対しました。それではスンノ部族の手柄が目立たないと。
結局、命令に従い、北周の精鋭軍に対すると、決めました。
ピョンガンたちは、作戦を建てました。
一旦降伏すると見せかけて北周軍に入り込み、隙をついて内部から攻めようと言う作戦だったようで。
精鋭軍は傭兵の集まりだとか。トップを倒せば、ばらばらになるに違いないと考えたのです。
投降してきたピョンガンたちを、すぐには信じない北周軍。
精鋭軍の大将は、本隊に行って直に大将軍に高句麗の王女であるピョンガン自ら頭を下げろと言いました。
オン・ダルも一緒に行くと言いましたが、許されませんでした。
見張りから、ピョンガン自ら兵を引き連れて北周軍に投降したと聞いた平原王。
コ・ウォンピョは計画が狂ったと焦り、他の者は、戦わずして投降するなんてと非難しました。
しかし、平原王とウォンは、ピョンガンはそんな意気地のない人間ではないと分かっています。だから、何か考えがあるに違いないと思いました。
北周軍の陣営に囚われていたオン・ダルたち。じりじりとピョンガンの帰りを待っていました。
そんな時、タラ・サンが兵の会話を耳にしたのです。彼は北周の言葉が分かるのです。
なんと、ピョンガンも本隊で殺されてしまうかもしれないし、自分たちも翌朝には殺されてしまうことになっていると言うじゃありませんか。
じっとしてはいられませんでした。
油断させておいて一気に武器を取り返し、戦いを開始したのです。
その一方で、ピョンガンに危険を知らせるための矢を、天に向けて放ちました。
ピョンガンは赤い煙を吐いて飛ぶ矢を見ました。
そして、見張りの兵を倒し、一気に駆け戻ったのです。
少ない兵力でスンノ部族は勇敢に戦いました。
しかし、タラ・サンが命を落としてしまいました。
が、オン・ダルがとうとう北周の頭を倒したのです。差し違えたのかと思いましたよ、あたしゃ
オン・ダルも傷を負い、倒れました。
ピョンガンに会いたいと思いました。
大勝利です
ピョンガンは戦場を見回しました。オン・ダルを探しました。
倒れているオン・ダルを見つけ、抱き起しました。
生きていました。
「お前は俺の高句麗、俺の国だ。」
と、オン・ダルが言いました。
夜通し山を駆け抜けてきたコ・ゴンたち官軍。
戦いが既に始まっているのを見て絶望的な気分になりました。勝ち目は無いと思い込んでいましたから。
しかし、翻っているのは、高句麗の旗でした。スンノ部族の旗でした。
この勝利に乗じ、平原王は一気に北周軍を攻め、国境の外に追いやることが出来ました。
平原王は、スンノ部族の復権を許しました。部族長会議への復帰を命じました。
逆賊とされた身分を回復させ、没収した財物と土地を戻すと宣言。
コ・ウォンピョも、文句は言えませんでした。
コ・ウォンピョには、オン・ダルの姿がオン・ヒョプ将軍の姿と被りました。
ピョンガンとオン・ダルは王宮に入りました。
ウォンは大喜びで会いに来ました。
でも、オン・ダルのことは気に入らない様子です。
自分の願ったように事は一切運ばないと、コ・ゴンは今回も痛感したようです。
本当の敵は北周ではなく、王室だと悟りました・・・と、父コ・ウォンピョに言いました。
「王女とオン・ダルは強敵だが、必ず勝って戦利品として父上に捧げます。」
コ・ゴンが父親と同じ道を進みそうで、怖いし可哀想です。
それにしても、戦闘シーンでのキム・ソヒョンさんのアクション、上手かったですねぇ。
乗馬シーンが美しいし、カッコ良いわ~っ