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ヒョンスンは一歩も引きませんでした。
俺は上司だぞと、ジェシンが詰め寄っても、ため口で言ったのです。
「消えろ。」
と。
ソンアとジェシンとの関係を知っても気持ちを諦めることは出来なかったと。
ジェシンは、ソンアの口から聞きたいと言いました。
ソンアは決心しました。
「私の気持ちが変わったの。それに、悪いとは思わない。私は悪くない。」
ジェシン、今は引き下がるしかありませんでした。
翌朝、ソンアは出勤前にヒョンスンを呼び出し、謝りました。
あれほど偽の交際は嫌だと言っていたのに、結局、こういうことになってしまった・・・と。
こうなった以上、貫き通すしかありません。ただ、芝居をするのは、ジェシンの前だけだと釘を刺しました。勿論、他の人の前では今までのままで・・・と。
ソンアは済まない気持ちですが、ヒョンスンは少し嬉しそうです。偽とは言え、恋人役と言う特別な関係になれたのですから。
ジェシンは急にヒョンスンに対して厳しい態度を示す様になりました。
チーム員もちょっと驚いています。
決して間違った事や無茶な事を言っているわけではありません。でも、ソンアにはそれが虐めに感じました。
ジェシンはソンアに気持ちが離れた理由を聞きました。
順調だったのに、何故突然?・・・と。
「だからです。当の本人が何も分かっていない。あなたの未来に私はいた」
ジェシンが何を言おうと、ソンアの気持ちは変わりませんでした。
その後、ジェシンが話をしようとしても、ソンアは誘いを無視。
敢えてジェシンの前でヒョンソンに声をかけ、仕事の手伝いを頼みました。
ジェシンは気分が荒れていました。
1人でお酒を煽っているのをジェウンが見かけ、声をかけました。
そんな時、顔見知りのぼんぼんがジェシンを自分の会社に引き抜きたいと言って来たのです。
倍の報酬を弾むから・・・と。
でもね、ジェシンは一顧だにせず、断りました。
ジェウンはそれを面白そうに見ていました。ジェシンが断るのを察していたのかも。
ジェウンは嬉しかったようです。
ジェシンの事を親友だと思っていますからね。
ジェシンの方は、友人ではなく、“シモベ”と言う感覚でいるようですが。
昔、高校生の頃、ジェシンは父親の詐欺事件の被害者たちに学校に押しかけられ、殴り掛かられた事がありました。
ジェシンは殴られながらも、一切怯まず、反対にやり込めました。
その様子を、ジェウンが見ていました。
きっと、ジェシンの勇気や揺るがない信念に心を揺さぶられたのでしょう。
だから、突然ジェシンに“自分を買ってくれ”と言われた時、驚きながらも、受け入れたんだと思います。
ジェシンはジェウンに父親の借金を返して貰い、一緒に留学し、それと引き換えに、ずっとジェウンに“仕えて”いるのです。
ジェウンは、仕えてなどいらないと言いました。ただ、友達になってくれとだけ。
だから、ジェウンは友達のつもりでいますが、ジェシンの心情とすると、仕えるべき主人と言う感覚なんでしょうね。
ある日、チームの食事会が開かれました。
ヒョンスンに恋人がいるかいないかと言う話になりまして。アン代理がしきりに知り合いを紹介してあげると詰め寄りましてね。
それをじりじりした表情で見ていたのがユ課長。
ユ課長は先日の出張の時から、ソンアとヒョンスンが社内恋愛していると思い込んでいたんです。何かを察したのでしょう。
で、ヒョンスンには好きな人がいるとユ課長が言っちゃった。
皆大騒ぎで相手を吐かせようとしました。で、ヒョンスンは片思いで、相手はユ課長だと上手く誤魔化しました。
このシーン、結構面白かったです
イベントの会場の下見に行くことになっていたソンアとヒョンスン。
しかし、突然、別の急ぎの仕事を言いつけられたヒョンスン。ソンア一人で現場に行くことになりました。
これ、ジェシンの仕業でした。
現場での仕事が終わった頃、ジェシンが現れました。
どうしても自分が納得できる理由を聞きたいと言いました。
しかし、ソンアは言いたくなかったのです。多分それは彼女のプライドでしょう。
「結婚しよう。」
ジェシンが言いました。呆れたように振り向き、ソンアが言いました。
「1か月後の結婚式に私が行けばいいの?」
とうとう言っちゃった。
それが理由か・・・とジェシン。
それでもソンアに縋ろうとするジェシン。
腕を掴まれ、思わずソンアはジェシンの頬を叩いてしまいました。
「私を本当に愛していたのなら、断るべきだったでしょ。気づかれる前にケリをつけるべきでしょ。」
そう言われても、ジェシンはソンアを諦めることが出来ません。
言い争っている二人の間に、またもヒョンスンが。
つかみ合い、殴り合いになってしまいました。
ソンアは泣きながら止めました。
会場スタッフに気づかれてしまい(・・・当たり前ですよね)、結局、ソンアがヒョンスンを外に連れ出し、修羅場は治まりました。
あなたが知らせてくれなかったらどうなってたかな・・・とソンアがヒョンスンに言いました。
「ありがとう、これまでの事全部。」
「忘れます、だから、先輩も忘れてください。」
ヒョンスンが言いました。
ソンア、初めてヒョンスンの前で泣きました。声を上げて、思いっきり泣きました。
ソンア、カップルリングを捨てました。
それを見つけたルームメイトのガヨン。
何も聞きませんでした。何も聞かず、ソンアを連れ出し、クラブに連れて行ったのです。
思いっきり騒いで、気分転換をさせてあげたいと思ったのでしょう。
それを、偶然ヒョンスンが目撃。
たまたま同期の友人とお酒を飲んでいた店が、そのクラブの前だったのです。
後をついて行きました。
心配だったから。