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ジェシンは父が死んだことで重しがとれたようです。
その重しゆえに感じていた、イ会長やジェウン、ヒョジュに対するへりくだった思いが、もう意味の無いモノだと思えて来たのかもしれません。
確かに、自分の人生において、父親は重荷でした。しかし、父親が妻やジェシンを大切に思う気持ちを持っていたのも確かなようです。
遺品の中にあった財布には、まだ若い両親がジェシンを抱く写真が、入っていました。もうぼろぼろになっていました。何度も何度も見返したのでしょう。
やはり父親だった・・・とジェシンは思ったでしょうね。
そんな時、ヒョジュからの電話が入りましたが、もう出る気にはなれませんでした。
ジェシンは実母に会いに行きました。
小さな裏通りの食堂で働いていました。
幼い頃に分かれた母親ですが、ジェシンは覚えていたようですね。
横を通り過ぎる母親を目で追いながらも、声をかけることは出来ませんでした。
ところで、ジスンとヨンスン、そしてヒョンスンの三姉弟はとても仲が良くて、たまに一緒に食事をしています。
近況報告等が主目的のようですね。
ジスンは、恋人ができたと打ち明けました。
ジスンは昔破談になった過去がありました。それ以来恋人を作る事も無かったので、ヨンスンはしきりに男性を紹介しようとしていました。
ヨンスンとヒョンスンは、心から喜びました。
ヒョンスンが提案した新商品の販売を準備していたクラールチーム。
ところが、ソチーム長の部署も同じ商品を売り出すと言うじゃありませんか。
同じ商品をクラールと別のブランド名でも販売すると言う事です。
ヒョンスンが抗議に行くとチョ次長は何も違反じゃないとはねつけました。ならば、せめて発売時期をずらしてほしいとヒョンスンが言いました。
ところが、ソチーム長は全く抗議を聞き入れません。
先だってのクラブでのヒョンスンの態度に対する仕返しのような感じです。
元々、ソチーム長のブランドは販売実績が悪いんですよ、クラールに比べて。だから、ヒョンスンの提案なのに、全くヒョンスンに断ることなく、勝手に事業を進めようとしていたのです。
他人のふんどしで相撲を取るって感じ
常務のジェウンに裁断を頼むと、ソチーム長は俄然低姿勢になり、哀れを誘うような言動になりました。
悪気は無かったんだ・・・なんてね
ジェウンはソチーム長のブランドでも売り出して良いと言うしかありませんでした。
ヒョンスン、怒りや悔しさを我慢するしかありませんでした。
その気持ちをチームの皆は分かってくれました。チームのメンバーに恵まれてますよね、ヒョンスンもソンアも。
ヒョンスンの気持ちが分かるソンアは、そっと抱きしめてあげました。
小さなソンアは、ベンチに立って、大きなヒョンスンを抱きしめました。
その時、ソンアはふと思いつきました。
商品として販売するのではなく、プロモーションでサンプルとして配布すると言う案です。
翌日、早速チームの会議で提案したヒョンスン。
最初の商品がサンプルで良いのかと問われ、ヒョンスンは頷きました。
反応が良ければ発売してもらえれば良いので・・・と。
当然、ソチーム長は噛みつきました。
サンプルとして無料で配られたんじゃ、自分たちの商品を買ってくれる筈が無いってね。
ジェウンに泣きついたソチーム長。
赤字だけは避けたいです・・・ってね。
ジェウン、だったら避けるためによく考えろとソチーム長に言いました。
ジェウンにそう言われたんじゃ、これ以上文句も言えませんよね、ソチーム長。
ジェウン、ヒョンスンの能力をちゃんと認めました。そしてヒョンスンを指導しているソンアの能力も。
ヒョジュがクラブで酔いつぶれてしまいました。
連絡を受けたジェシンが迎えに行き、ヒョジュの自宅に連れ帰りました。
電話にも出てくれないジェシンを呼び出すため、わざとそう言う態度をとったヒョジュでした。
ジェウンはやつれたジェシンを心配しました。
ヒョジュのことも心配なジェウンは、ジェシンの気持ちを察しながらも、ヒョジュを頼むと言うしかありませんでした。
ジェウン、本当に良い人です。
ジェシンは再度母に会いに行きました。
今度は食堂に入りました。
母も前回すれ違った時点でジェシンに気づいていました。
ジェシンが父の死を告げても、母は一切の動揺を見せませんでした。
そして、こんな暮らしだけど、ジェシン父と暮らすよりはマシだと言いました。別れたのを後悔などしていないと。
「今までご苦労様。」
ジェシンに言いました。父に苦労させられてきたことは、母にも予想はできたからでしょう。
いたたまれなくなり、ジェシンが店を出ました。
すると、母が追って来て大声で叫びました。さっきまでの冷静さはありませんでした。
何故訪ねて来たの惨めな姿を見てせいせいしたあんたを捨てたことも全く後悔してない息子なんていらないから、私も死んだと思って
ジェシン、本当に一人になってしまいました。
ヨンスンは、夫ウヒョンの友人でシェフのハンソに料理を習っていました。
ヨンスンのママ友たちがハンソの料理のファンになり、習いたいと言い出したため、ヨンスンが頼み込んで料理教室を開いてもらったのです。
しかし、ある日、やはり店との両立が負担だとハンソが言い出したため、何回かで教室は閉じることになってしまいました。
元々明るく人懐っこいヨンスンは、ハンソとも友達のようになっていました。
で、ある日、ウヒョンと3人での食事の席を設けました。
学生時代からの友人と言うには、何かぎこちない態度のウヒョンとハンソ。
口数が少なく、感情表現の乏しいウヒョンと、どうやって友達になったのかとヨンスンがハンソに聞きました。
僕が好きになったんです・・・とハンソ。
直後、ウヒョンは話題を逸らしました。
ヨンスン、何か違和感を感じました。
ヒョジュがジェシンに相談無く勝手に家を契約しました。欧州に近いうちに発つにも関わらず。
ジェシンが父の死で苦しんでいるのを分かって、環境を変えてみるのも良いかと、思ったのです。ヒョジュなりの気遣いでした。
全てにケリをつけたから、大丈夫だ・・・と、ジェシン。
でも、ヒョジュとすると、ジェシンに心の内を話してほしいのです。一人で何もかも処理してしまわずに。
「また私を突き放すのいつまで我慢すればいいの」
と、ヒョジュが怒りをぶつけました。
すると、ジェシンが振り向いて言いました。
「我慢しろと言ったか」
始まりはヒョジュの自殺未遂で。それによって追い込まれた。なのに、尽くしても満足してくれない・・・等々。
ヒョジュは更に激怒。
だったら、全部止めちゃえばと、叫びました。
「そうするか?」
冷静に言ったジェシン。本心かと聞かれ、本心だと答えました。
そして、ヒョジュの前から去って行ったのです。
翌朝、ジェウンの机の上に、ジェシンの辞表が置かれていました。
連絡を受けたヒョジュは、必死にジェシンの行方を探しました。
電話にも出ません。
ヒョジュは帰宅しようとしていたソンアの前に立ちはだかりました。
「ジェシンさんはどこ?聞いてるでしょ」
チームのメンバーも一緒の場でした。
ソンアとジェシンの関係がばれそう・・・。