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先輩、その口紅塗らないで DVD-BOX2
ロウン
TCエンタテインメント
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ジェシンが辞表を提出したことは、ジェウンしか知らない事でした。
チームの面々も、父の死以来、出社していないジェシンの事を気にかけてはいましたが、まさか、そんな事になっているとは、思ってもいませんでした。
ソンアは、知らないとはっきり言いましたが、正気を失ってるヒョジュは、嘘をついていると思い込み、しつこくソンアに詰め寄りました。
ジェウンが来なかったら、修羅場になっていたでしょうね。
ジェウンは、ヒョジュの様子を見て、何かを察しました。
ジェシンとソンアの間に何かあると。
ヒョジュは何も無いと言い張りましたが。その様子はそうじゃない事を表していました。
ジェウンは翌日ソンアを呼び、事情を聞きました。
ソンアは、正直にありのままを答えました。
ジェシンと交際していたと。別れた理由は、ヒョジュとの交際を知ったからだと。今は何の関係も無いと。
ジェウンは流石に怒りました。
そんな状況でも、ヒョジュがひたすらジェシンを想い続けているのが、さらに彼を苛立たせました。
そして、この一件は、あっという間に社内に広まりました。
ジェシンとソンアの関係が面白おかしく取り沙汰され始めたのです。当然こういう場合、女性の方が損をします。
しかし、同じチームの面々は、全員がソンアを庇いました。勿論、ヒョンスンも・・・です。
本当に心強い仲間です。
チームの面々は、ソンアとヒョンスンの交際にとーっくに気づいていると、このタイミングで打ち明けました。知らないフリをするのも大変だったって。
ソンアに転職の誘いが来ました。
元々ソンアの能力を買っていた先輩が、今回の噂を耳にして、転職するには良い機会だと声をかけて来たのです。
意見を求められたヒョンスンは、離れるのは寂しいけど、ソンアには好きな仕事を思う存分してほしいとも思うと答えました。
ジェシンの件を聞いたイ会長は激怒しました。
ジェウンに発破をかけ、ヒョジュにも縁を切るよう言えと言いました。そうじゃなければ、両親の様に追い出すと。
なんと
ジェウンとヒョジュの両親は、イ会長の怒りを買って追い出されたってことなのね。
写真すら出てこないから、てっきり亡くなったんだと思ってましたよ。
正式にジェシンの退社が発表されました。
しばらくの間、クォン次長が代行すると言う辞令が降りました。
とうとうヨンスンが夫ウヒョンとハンソの関係を知ってしまいました。
どうも大学時代の一時期、交際したことがあるようです。
ウヒョンはそれを単なる好奇心だったと言いました。男性を好きになる筈が無いと。
そんな二人の会話を、ヨンスンが聞いてしまったのです。
ショックでした。
ウヒョンたちもヨンスンに知られたと気付きました。
ヨンスンもウヒョンも混乱しました。
ジスンとジェウン、やっとお互いが思いもよらない繋がりがあることを知りました。
ジスンの店の顧客だったヒョジュがジェウンの妹だということ。
ヨンスンは、ウヒョンとハンソのこれまでの言動を振り返りました。
２人とも嘘をついてはいませんでした。
ただ、自分がその言葉に隠された深い意味を理解出来なかっただけ。
突然ジェシンが現れました。
ソンアに会いに来たのです。
一度もソンアに謝っていなかったことに気が付いた・・・とジェシン。
騙すつもりは無かったと言いました。早く話さなくてはと思いながらも、居心地の良いソンアの傍から離れることを一日延ばしにしてしまった・・・と。
「本気で好きだった。あんな別れ方をして済まなかった。」
ジェウンは既に２人の事を知っているとソンアが言うと、ジェシンはソンアに何か問題が起こったのではないかと心配しました。
何も無かった・・・とソンア。そして、もう私の事は心配しないで良いからと言いました。
２人が会ってる事を知っているヒョンスンは、落ち着けませんでした。
動物園のクマの様にうろうろと部屋の中を歩き回っていました。
その時、ソンアが来たのです。
会いたかった・・・と言いました。
