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10年間、お互いを知らないままできたけれど。縁は繋がっていたのかもしれない・・・。
ヨンウンはそう思えたのかも。
少なくとも、10年間ヨンウンを労わり、癒してくれていた写真がジェグクが撮ったモノだったということで、ジェグクこそが慰めの本当の姿だったと思えました。
翌朝、新ブランドのオチーム長が提出したデザイン画とヨンウンのデザイン画は、寸分たがわぬものだと判明。
チスクは、どういうことだと2人を呼びました。
オチーム長は、しらばっくれました。
ヨンウンも、真似したのは自分じゃないと言いました。
チスクは、先に提出したオチーム長のデザインとすると言いました。
しかし、ヨンウンは引きません。引けませんよね。引いたら認める事になってしまいます。
チスクはヨンウンがこんなことをしないのは、十分分かっています。
しかし、これが表にばれたら自分の責任になってしまいます。
それを避けるために、才能あるヨンウンに別のデザインを考えてもらおうとしたのです。
が、ヨンウンは無理だと突っぱねました。
「上司なら上司らしく振舞いなさいここまでするなんて、酷い女だわ」
ほくそ笑むオチーム長。
ヨンウンは、オチーム長にも言いました。情けない人だ・・・と。
チスクは、得意げに勝ち誇るオチーム長に釘を刺しました。全て分かってると。
当然、“ソーノ”のチームは大騒動になりました。
チヒョンはソヨンが犯人だと思いました。
前夜、一人遅くまで会社に残っていたソヨンが、ヨンウンの机付近で何かをしているのを、監視カメラの映像で目撃していたからです。オチーム長からの指示も聞いちゃってましたしね。
直接ソヨンを責めました。
しかし、ソヨンは違うと言いました。疑われるような事は一切していないと言い切りました。
流石にヨンウン、落ち込みました。
しかし、チーム長である自分がいつまでも落ち込んではいられないと、立ち上がりました。
チームの雰囲気は最悪です。お互い疑心暗鬼になっていました。
「流出した人はこの中にはいない。今できるのは、きちんとやり遂げることよ。最高にかっこよく。」
そして、時間が無いから、新しいデザインを考えようと、発破をかけました。
この事情を、ジェグクが知りました。
励まそうと思ったのか、気分転換のためか、撮ったばかりのイギリスの芸術家の作品の写真を見せました。
その写真を見て、ヨンウンはインスピレーションが湧きました。
新ブランドに配属されるメンバーが発表されました。
それを見てショックを受けたのが、ソンジュ。
なんと、デザインを流出させたのは、ソンジュだったのです。
ソンジュもまた、オチーム長から声を掛けられていたってわけですね。
ヨンウンは、真っ直ぐにオチーム長のところに向かいました。
その迫力に、皆びびりました。オチーム長も。
「そんなに不安なの私に勝てないって奪えるだけ奪ったけど、相変わらず不安で勝てる自信も無い。服より心をデザインしなさい欲望や不安だらけなのにステキな服なんて作れるの心を表すのが服よ。今度私の部下に手を出したら何年かかろうと訴訟を起こして二度と服を作れなくするわ。」
チヒョンは、ソヨンに謝りました。
ソヨンは、ヨンウンのスケッチブックを見ていただけだったのです。
ヨンウンはソンジュを含めたチーム全員を集め、新しい服を作ると提案。
イギリスの芸術家とコラボして作る事にしたと言いました。
そして、デザインは、ソヨンのモノで行くと。
自分はここを去るべきだと言うソンジュ。
ヨンウンは言いました。きちんと謝罪してからね、皆に・・・と。
「私たちの意気込みや希望をどう台無しにしたか見て、きちんと謝りなさい。口先だけじゃなく結果で見せて。一生懸命デザインして、改めて謝罪するの。機会を与えるわけじゃない。許すかどうか決めるのは皆だから。」
全員の心が一つになりました。
行動開始です。
ヨンウンは、インフルエンサーに連絡するよう、指示を出しました。
ここでお坊ちゃまチヒョンの縁が効果的だと分かりました。
先だって揉めたへリンです。
へリンは絶対に無理だと皆が言いました。が、ソヨンは、へリンを呼べたら、自分を悪者扱いしたことを許すと言いました。
チヒョン、張り切ってへリンに会いに行きました。
ミスクは、もしかしたら誤診ではないかと言う淡い期待を抱いてネット検索しました。
あちこちに誤診だった経験談が載っていました。
多分自分もそうに違いないと思いました。そう思いたかったのです。
でも、セカンドオピニオンでも同じ診断を受けてしまったのです。
とにかく早く入院してくださいと。
ぼんやりと車を運転していたミスク。
自損事故を起こしてしまいました。
何もかもが嫌になり、泣き出してしまいました。
処理をしてくれたのは、チスク。こんな時は、役に立ちます。
ミスクは散々お酒を飲みました。
チスクもミスクの様子がいつもと違うと思いました。
チスクは、泥酔したミスクをヨンウンの家に連れて行きました。
ヨンウンから連絡を受けたスホも、流石にいつもの妻じゃないと思ったようです。
チスクは、ヨンウンに、ジェグクを諦めるよう言いました。自分が好きだからと。
ミスクは呆れた表情ですし、ヨンウンは口を閉ざしました。
「ジェグクは、スワンの弟よ。」
ヨンウンが重い口調で言いました。
「それがどうしたの。好きなら突き進みなさい。手を引くのはチスクよ。忘れないで。人生は驚くほど短いの。」
ミスクが言いました。
ヨンウン父からジェグクに連絡が入りました。
詐欺罪で訴えるために、いろいろ証拠を集めなくちゃいけないんだけど、携帯の使用方法が分からないんだとか。
ヨンウンに聞いたら、被害額が知られてしまって、心配をかけてしまうからと父は言いました。
ヨンウン父はジェグクがカメラマンだと聞いて、アルバイトを持ちかけました。学校行事の撮影だそうです。
ミスクの言うようにしても良いんだろうか・・・とヨンウンは思いました。
その時、ジェグクから電話が入りました。声が聞きたくてと、ジェグク。
今から会えますか?と、ヨンウン。会いたくて・・・と。
ジェグクは部屋を飛び出しました。
必死に駆けて行きました。
嬉しさがこみ上げて来て、笑顔になりました。
「私たち別れましょう。私この道がどこか分かったの。あなたが後悔するかもしれないけど・・・。」
そこまで言った時、ジェグクがヨンウンを抱きしめました。
「やってみよう。君と僕で歩んでみよう。」
そうね、そうしましょう・・・とヨンウン。
“ソーノ”の新作発表会が開かれました。
ライブ配信をし、先着70名に事前注文を受けることになっていました。
ライブ配信を見ていたシン・ユジョンは、舞台のバック写真がジェグクのモノだとすぐに察しました。
何を考えているの?どんな終わりが待ってると?と、シン・ユジョン。
でも、ジェグクは、今できる事をやるだけだと言うだけでした。
視聴者数はぐんぐん伸びました。
なんと、2秒で完売。予約注文だけで2万着を超えました。
大成功です。
打ち上げをしている時、ヨンウンの携帯に着信が。
なんと、スワンの番号です。
出ないでいると、今度は、メールが。
“元気で暮らしてる?”
呆然としたヨンウンの目に、ジェグクが店に入ってくるのが見えました。