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ヨンウンとジェグク母は初めて顔を合わせました。
ジェグク母は、大切な息子であるジェグクの将来を考えたら、2人の関係に賛成は出来ないと言いました。
これまで親の過ちで隠れるように生きて来たのに、また同じようになると。
ジェグクをどう思ってますか?と、ジェグク母。
「愛しています。」
と、ヨンウン。スワンとジェグクが異母兄弟であっても、気持ちは変わらないと言いました。
「じゃぁ、私を説得して。どれだけ決意が固いのか、どこまで本気なのか私を説得できれば、交際を許します。」
ジェグク母の気持ちが変わる可能性は無い気がします。
説得する方法も、思いつきません。
しかし、ヨンウンとジェグクは今まで通り、自分たちに出来る事をしようと話し合いました。
相変わらず、ミスクは、入院治療を拒んでいます。ダメだった時のダメージが大きいからと言いました。
「私は綺麗に別れたいの。だから、今日を一生懸命生きるわ。悔いなく、綺麗に別れるわ。」
ミスクは痩せて着られなくなった服がたくさんありました。
それをヨンウンが受け取って捨てようとしたのですが、思い直しました。
とても捨てられないと思いました。
ヨンウンは、ミスクに合わせて仕立て直すことにしました。
ヒルズデパートとの縁が切れた以上、ヨンウンは、もうシン・ユジョンに会っても頭を下げることはありませんでした。
すれ違っても、会釈もせず、知らない人に対するのと同じ態度をとったのです。
ユジョンは、それが悔しくてたまりません。
堂々としたヨンウンの態度を見せられ、自分が負けた気がしたのでしょう。
確かに、10年前、スワンはユジョンとの婚約を解消しようとしていました。
幼い頃からの知り合いと言う事で、スワンにとっても妹とか友達と言った感情だったようです。
しかし、ユジョンは違いました。ユジョンはおそらくずっとスワンを想って来たのでしょう。
自分を愛してなくてもいいから、傍に居てほしいとユジョンはスワンに縋りました。
その時、ヨンウンからの着信が。
雨が降り出しました。
雨の中、スワンは、ユジョンを置いて、ヨンウンに会いに出かけたのです。
ユジョンは、ヨンウンが呼びさえしなければ、スワンは死ななかったと思っています。だから、ヨンウンを恨んでいるのです。
ヨンウンに会いに行く途中で、スワンはジェグクに電話して、ヨンウンと別れると言った筈ですよね?
やっぱり、思い直したの
スホが辞表を提出しました。
突然の事に、ドフンはとても驚きました。
ドフンとスホは5人から今の会社まで大きくした、言わば同志のような関係です。
それが、相談もせずに突然の辞表ですから、驚いて当然です。引き抜きにあったのかと、ドフンは言いました。
「妻が、病気なんです。」
そう言って泣き出したスホ。
たまたま一緒にいたチスクは、それを聞いてショックを受けました。
自分だけ知らなかったなんてと。
泣きながら、ヨンウンに怒りをぶつけました。
仲間外れにしないでよと。
ヨンウンは、何も言えませんでした。説明などできる筈もなく、口を開けば、チスクと一緒に泣き出しそうだったのでしょう。
人脈をフル活動させて最高の医者を見つけるわだから、あなたはミスクを連れて来てと、チスクは言いました。
辞表を出したと聞いたミスクも、驚き、怒りました。
入院しようとスホは言いました。
このままお前と別れたくないし、一人で苦しませたくないとスホは言いました。
跪いて、スホは謝りました。
「妻が死ぬかもって時に、俺はどうしたらいいんだ?と自分の心配をしてた。次は娘の心配をして、最後になってお前の心配をしたんだ。俺は最低だよ。自分が一番大事で勝手な人間だ。」
泣きながら謝るスホを、ミスクも泣きながら抱きしめました。
どうしようもないんだから・・・と。
泣けました
ジェグクが、ヨンウンの母に会いたいと言いました。
ヨンウン父の退任の日、ヨンウンはジェグクを両親に紹介しました。
父は既にジェグクと面識があり、これまで何度も世話になっていましたが、まさか、娘の彼氏だったとは思ってもみなかったようです。
母は、数日前にヨンウンから彼氏がいると聞かされてて、どんな人か、会うのを楽しみにしていました。
で、実際にあった時、以前から目を付けていたジェグク母の息子だと気付き、こんな偶然、こんな幸運があって良いのかと、大喜びしました。
ジェグクを加えた4人で写真を撮りました。本当の家族のように。
ジェグク母は、2人の気持ちが固いと気付かされ、幾分諦めの境地になりつつありました。
ジェグクまで失いたくないと思ったのです。
でも、一方で、ジェグク母は感じていました。ジェグクとヨンウンは上手くいかないだろうと。
結婚も考えているのよね?と、ヨンウン母は大喜びで聞きました。
ヨンウンは、言っておかなくてはと決心して、スワンの事を話しました。
ジェグクは、ヨンウン父に同じ話をしていました。
その途端、両親は大反対に転じました。
母はともかく、教育者だった父ですら、2人の交際に反対しました。
自分たちだけ幸せならいいのか?君はパリに帰ることができるが、そうなったら、ヨンウンは?・・・と、父。
流石に、ヨンウンはくじけそうになりました。
ジェグクは、ヨンウンが諦めてしまうんじゃないかと心配でした。
でも、ヨンウンは、頑張ろうと思いました。
スホの浮気相手の部下ソ代理が、家まで訪ねて来ました。
何の説明もなく、突然辞表を提出してしまったスホに、事情を聞きに来たようです。
しかし、話を聞いてみると、押しかけて来たのは、浮気相手としてではなく、いきなりスホが担当していた仕事の全てを任されてしまい、行き詰ってしまったからでした。
ミスクは、2人を見て、何か感じる所があったようです。でも、何も言いませんでした。
今の自分には、何も言えないと思ったのでしょうか。
ジェグクは、服ではなく、人を撮りたいと思うようになりました。
先日、ヨンウンと両親と一緒に写真を撮って、そう感じたのです。
写真館を開こうと考えています。
母にもそう言いました。
ヨンウンを食事に招待しなさいと、母が言いました。
ジェグクは嬉しそうに微笑みました。
ヨンウンとチスクが協力して仕立て直したミスクの服たち。
ミスクにぴったりでした。
ミスクは嬉しそうにそれを着ました。ミスクは元モデルだったようです。
久しぶりに綺麗な服を着た自分を見たミスクは、気持ちが変わりました。
治療を受けると言いました。
「着られない服も、捨てる以外に方法があったのね。綺麗に別れるには、精一杯生きないと。最後までやってみる。やるだけやったと思えるほど、悔いなく生きるわ。」
明るく笑うミスクを見て、ヨンウンもチスクも笑いました。
でも、心の底から楽しかったわけではありません。
チスクは、まだまだ覚悟は出来ていません。
そんなチスクを癒してくれたのは、ドフンでした。
ドフンはチスクへの想いを誠実に伝えました。チスクは嬉しく思いながらも、まだ受け入れてはいません。
と言うよりは、いつも振られてばかり、片思いばかりだった自分が愛される立場になったのが信じられないのでしょう。
チスクは、父である会長に、ジェグクの事を諦めてもらうためにも、ドフンと自分が恋人同士だと思わせなくてはと考えましてね。
ドフンに契約恋愛を持ち掛けたのです。ま、会長を騙すためです。
でも、偽の恋人同士だと言うのに、なんだか2人ともウキウキしちゃって。可愛いもんです。
そんな2人に、会長が騙されるわけはありません。
引っ掛かってるフリをして、ドフンを呼びました。
で、ドフンの真剣な気持ちを知り、ドフンの人柄、地位も知り、嘘を本当にしようと考えたようです。
ドフンに、チスクを振り向かせるための策を授けましたよ。
ヨンウンがジェグクの実家を訪ねました。
ジェグクは、物件を見てて、少し遅れるとの連絡が入っていました。
丁寧で優しい話し方ですが、言葉の端々に冷たさが滲むジェグク母でした。
何か手伝いを・・・とヨンウンが言うと、じゃぁ、2階で手を洗ってきて・・・と、ジェグク母が言いました。
ヨンウンが2階に行こうとしたとき、ある部屋のドアが開いているのに気が付きました。
スワンの部屋でした。
母が敢えて生前のままにしておいた部屋でした。
ジェグクとスワン、二人で写っている写真が見えました。
ヨンウン、動けなくなりました。
そんなヨンウンを見て、ジェグク母が言いました。
「我が子は忘れられる存在じゃないわ。私は10年前のままよ。ジェグクも同じでしょう。あの子のそばには常にスワンがいて、スワンを知る人やスワンの痕跡が付いて回る筈。あなたがジェグクと歩むなら避けては通れない。平気なふりをして耐えるしか・・・。そんな事が出来る?」
「私は4人ではいられない。我が子を私から奪った女が、残った息子と笑う姿を母親として見てられない。それでも進むなら、仕方がない。でも私は共には歩めない。」
ヨンウン、初めてリアルな現実を突きつけられた気がしました。
ジェグクが到着しました。
ごめんなさい、先に帰ります・・・と、ヨンウンは家を出て行きました。
ジェグクは、スワンの部屋が開いている事に気が付きました。
ヨンウンがどんな気持ちで出て行ったか、分かりました。
何故ドアを開けておいたの?と、母を詰ろうとすると、母は言いました。
「本当にスワンを忘れられるか確認したくて。無理だと言ったでしょ。彼女は絶対に忘れられないわ。」
ジェグク、すぐにヨンウンの後を追いました。
ヨンウンが涙を堪えて理由を言おうとすると、ジェグクが遮りました。
分かってる、何も言わなくてもいい・・・と。
そして、ヨンウンの手を取り、歩いて行きました。
ジェグクは写真館を開く物件にヨンウンを案内しました。
スワンの部屋を見て完全に戦意喪失した・・・とヨンウン。
2か月間、ここで人を撮るつもりです・・・とジェグク。
「お母さまの言うとおりよ、忘れられないわ。頭で考えるのと、実際に経験するのはこんなに違うのね。」
「もっと撮りたくなったら腰を据えるかも。母の許しを得たくて努力したわけじゃない。反対するならどうしようもない。」
誰が何と言おうと、僕はあなたと歩むよ・・・とジェグク。
後悔してる・・・とヨンウン。
スワンと過ごした10年前の2か月を消してしまいたいと思いました。
「初めてあの時間を後悔するほど、あなたを愛してる。だからとても申しわけない。」