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ジホが初めてサンウンを法廷で見かけ、興味を持ったことは確かでした。
しかし、これだけ離婚を繰り返すのならば、犯罪に関わっている可能性もあるとも思いました。
でも、後をつけてしまったようです。
屋台で隣の席に座り、グァンナムとの会話を聞きました。
犯罪など全く縁のない、普通の人だと知りました。そして、苦労して手に入れたお金を、苦しんでいる友人のためにポンと出せる情に厚い人間だということも。
たまたま屋台のテーブルに置きっぱなしになっていたサンウンの名刺を見て、連絡を取ったようですね。
資金は元妻が置いて行った慰謝料。
人のせいにする者の金を自分のせいにする者が使うわけです。
ジホの話を聞いたスピーチ教室の講師は言いました。
サンウンはジホにとって特別な人なのでは?と。
違いますと、ジホは首を横に振りました。
「では、1週間だけ監察して見ましょう。自分の心模様を。」
と、講師が言いました。
どこが特別なんだ?と、ジホは思いました。
そんなことを思いだしている時、TVにへジンと並んで映っているのを目撃したんです。
サンウンは激怒しました。
「契約結婚してくれ。」
と、へジンが言いました。サンウンがユ・ミホの代わりにカンジングループに75億Wを払ったため、手元のお金が少なくなっている事も、へジンは察していました。
お金が必要だろと、言いました。
決めるのは私だと、サンウンは背を向けて出て行こうとしました。
へジンは苦しみを訴えました。
俺だってあなたのように解放されたい。でも無理なんだ。母がいるから。
頼むから助けてくれ。結婚を必要とする人を救うのが仕事だろ。俺にも必要なんだ。この地獄から俺を救い出してくれ。
俺には君が必要だ。
すぐに受け入れる事は出来ないサンウンでした。
でも、無下に断る事も出来ませんでした。
帰宅したジホは、サンウンが自分の家に来なかったことを確認しました。
へジンとのツーショットを見た後です。
来る筈は無いと分かっていましたが、何だか心が重くなったようです。
ユ・ミホが釈放されました。
サンウンが迎えに行きました。
最初は無視したユ・ミホですが、強引に自分の車に乗せました。
ユ・ミホはアパートを追い出されたため、結局サンウンの家に同居することになりました。
プライドの高いユ・ミホですが、サンウンには弱いところがあります。
サンウンの家が小さいことにもショックを受けましたが、グァンナムと同居している事にもショックを受けました。
ユ・ミホの目には、まだサンウンは“ジェイミーお嬢様”なのです。
ところで、グァンナムは、本当にサンウンの事を知って、理解しています。
女友達以上、姉妹以上って感じ。
理解した上で、受け入れています。相談に乗ったり、叱咤激励したり。
家族や兄弟のいないサンウンには、本当に大切な存在です。
ジホはサンウンから受け取った『協議離婚意思確認申請書』に印を押しました。
離婚手続きの書類は完成しました。あとは提出するだけです。
サンウンは、へジンの依頼を受ける事にしました。
ジホは、サンウンの事が気になって仕方がありません。
へジンの交際宣言を切っ掛けに、神経質になっている自分に気が付いてもいます。
サンウンから仕事を続けることにし、へジンと契約したと聞かされた時、お金がいくら必要なのかと聞いてしまいました。
ジホはサンウンが大金をユ・ミホのために使った事を知りません。
仕事を辞めてこそ、夢を叶えられると信じていると思っていました。なのに、へジンと契約するのは何故なんだと思ったのでしょう。
サンウン、ジホの言葉に傷つきました。
ジホの言動を見て来て、自分に別の感情を持っているのではと少々の期待を持っていたことが情けなく思えたのかもしれません。
なのに、ジホは更に言いました。
お金が必要なら契約を延長しましょう・・・と。
サンウンはジホが自分の仕事に対して、どんな評価をしているかを知りました。
自分がバカに見えたのでしょう。そして、ジホが全く自分のことを分かってくれていないと思いました。
へジンとの契約で、サンウンは敢えてパパラッチの餌食になるように振舞いました。
2人でカフェに行ったりして、わざと目に付くようにしたのです。
へジンがカンジングループから・・・正確には、母から無駄な期待をされないために。
契約最終日に、サンウンはジホの家に来ませんでした。
いえ、家の玄関ドアまでは行ったのです。しかし、呼び鈴を押せませんでした。
ジホはサンウンを待ちました。
ずっと待ち続けました。しかし結局サンウンは来ませんでした。
ジホは、切羽詰まったようにスピーチ教室の講師の元に行きました。
講師が、サンウンはジホにとって特別な人だと言った時から、何だかもやもやとした気分になってしまったとジホは思っていました。サンウンに対してそれまでとは違う言動をとってしまうようになってしまったと言う意味でしょうかね。
今日が最後の日だったのに・・・と。
“特別”の基準は何ですか?とジホは聞きました。
そーねぇ・・・と講師は考えて言いました。
「返信が無くて落ち込んだり、約束がなくなったらがっかりして心が沈んだり、その人の悪口を聞くと腹が立つとか。本当に自分の心が知りたいのなら心が赴くままに行動してみてください。」
ジホは更に混乱するばかりでした。
日曜日。サンウンにとって一週間の内日曜日だけは、完全にフリーです。
なのに、何だか気分が鬱々としていました。
山に登って気分転換しようと思い立ちました。
で、ドアを開けたら。
なんとそこに立っていたのは、ジホ。
「何故来なかったんですか?あなたは仕事で手を抜く人じゃない。」
「ずっと待ってたんですよ。」
いや~っ
ここでジホが現れるとは、私も予想していませんでしたよ。
思わず、ドキッとしました、このアジュンマが。