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ケジョルの“ト教授、戻ってきて!”と言う声で、コクドゥはあの世へ飛ばされまして。
代わりに、ト・ジヌの魂が体に戻って来たのです。
すぐには、入れ替わったことに気が付かないケジョル。
まぁ、そうでしょうね。普通の人間には、魂が出たり入ったり・・・なんて、予想出来ませんよね。
でも、言動を見てケジョルは、ト・ジヌの記憶が戻ったと理解しました。
とにかく、何とか2人で手術を成功させることが出来たのです。
ト・ジヌは、今の状況が理解出来ません。
コクドゥでいる間の記憶はありません。勿論、魂は別人ですからね。
ト・ジヌの記憶は、ケジョルと一緒に裁判所に行くと決めた日が最後でした。
襲われてマンションの屋上から突き落とされた記憶も無いみたいですね。襲ったのは、キム理事長の指示を受けたジュンシクです。
コクドゥは焦っていました。
現在、ト・ジヌが死んでから42日経っていました。
魂の期限は49日。49日過ぎれば、魂は体から抜けて肉体は腐敗します。
腐った肉体のコクドゥをケジョルが愛してくれるはず、ありません。
つまり、あと7日しかト・ジヌにもコクドゥにも残されていないと言うわけです。
それが過ぎたら、コクドゥはまた99年間待たなければいけないのです。
コクドゥの間の記憶が無いト・ジヌに、ケジョルはあれこれ説明しました。
この世ではプルファグループと言う財閥会長のオクシン。
行きがかり上、コクドゥはプルファグループの一族だと言う事になっています。
しかし、ト・ジヌには何のことやら。
第一、ジョンウォンと別れたことも記憶にありません。
ケジョルの話から一つ分かった事がありました。
記憶を失っている間、自分とケジョルが想いを寄せ合っていたことです。
記憶が戻った今、その想いもまた消えてしまったけど・・・。
ケジョルは、記憶が戻ったト・ジヌのことを受け入れなくてはいけないのだけど、コクドゥのことが恋しいのも事実でした。
ケジョルの弟チョルは、ジョンウォンが事件の夜容疑者の姿を見たに違いないと思っています。
だから、何度もジョンウォンを訪ね、証言を得ようとするのですが、ジョンウォンは知らないと言うばかり。
チョルは、監視カメラの映像に映っているのが、ト・ジヌだと確信しています。
そこに、ト・ジヌがジョンウォンに会いに来たんです。
チョル、ラッキーとばかり、逮捕状を示し、その場でト・ジヌを逮捕しました。
取り調べを受けましたが、ト・ジヌには一切記憶がありません。当然です、コクドゥの仕業ですから。
切羽詰まったト・ジヌは、ケジョルの話を思い出しました。自分が財閥一族だと言う・・・。
あっという間に無実の証拠を持って弁護士が現れましてね。
ト・ジヌは釈放されたのです。
しかし、その証拠と言うのが捏造だと、ト・ジヌにはすぐに分かりました。
現場から遠く離れた場所で愛犬と一緒にいたと言う動画ですが、実はト・ジヌは、犬は恐怖の対象で傍に寄る事も出来ません。
だから、動画のような状況になる筈がないのです。
釈放されてオクシンと向かいあったト・ジヌ。
オクシンは一生懸命話を合わせようとしましたが、あれこれ指摘されて言葉に詰まってしまいました。
トドメは、死ぬ前の日、ト・ジヌはオクシンとカクシンに会ったことがあるのを覚えていたこと。その時、オクシンから鈴の音が聞こえるのも覚えていたのです。
人間じゃないと、ト・ジヌは指摘しました。
オクシンの態度から、ト・ジヌは確信しました。
自分は死んだんだ・・・と。
現に、先日の手術の時に切った傷は、全く治癒していません。癒えない傷は死んだ証だと思いました。
ト・ジヌは、コクドゥが死んだ自分の体に憑りついたんだと思いました。
そして、ケジョルのことが心配で、今も現世のことをどこからか見つめているに違いないと。
しかし、自分にもケジョルが必要だと考えました。
黄泉路を歩いている時、ケジョルが自分を呼ぶ声で現世に戻れました。
だから、ケジョルがまた呼んでくれたら、あの世に戻る事は無いだろうと思ったのです。
死ぬと分かった時、ト・ジヌが一番会いたいと思ったのは、未来の自分でした。つまり、死にたく無いと心から思ったのです。
ケジョルをお守り代わりにしても、何としても生き抜いて見せると呟きました。
ト・ジヌは、ケジョルの心を自分だけに向けようと決心しました。
生に執着すると人間は不幸になる・・・と、ト・ジヌを見つめながらコクドゥは言いました。
パク・チュンソンがト・ジヌを訪ねて来ました。
渡したリストについて、調査結果を聞こうとしました。
しかし、ト・ジヌは誤解だったと言いました。医療ミスのリストではなかったと。
ピルソン財団から脅されたのかと、チュンソンは言いましたが、ト・ジヌは否定。
チュンソンは、呆然としました。ト・ジヌが襲われて殺されたと思ったので、自分や家族にも害が及ぶのではないかと恐れ、死亡を偽装してしまったのですから。
もう、家に帰ることも出来ません。保険金詐欺で捕まるのは目に見えていますからね。
不正を暴くより、生きることが大事です・・・とト・ジヌは言いました。
この様子を、クリニックに仕掛けられた監視カメラでジュンシクが見ていました。
そして、チュンソンがこの時以来、姿を消してしまったのです。
コクドゥとオクシン&カクシンは、何とかしてケジョルにコクドゥを呼ばせようと考えていました。
カクシンが思いつきました
緊急通報機能のパスワードを“コクドゥさん、戻って”と言う言葉にし、そのスマートウォッチをケジョルにはめさせれば良いと。
それで、危機的状況を作り出し、ケジョルに叫ばせればよいってね。
カクシンは、言葉巧みに危機感を煽り、ケジョルの手首にスマートウォッチをハメました。
その夜、クリニックに何者かが忍び込みました。
何かを探しています。
そこに、ケジョルが戻って来ました。
危ないと、コクドゥが叫びました。だって、その人物は、オクシンが用意したならず者ではなかったんです。