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「お前がソリか」
と、コクドゥが言いましたが、ソリと言う名前を思い出したと言うわけではありませんでした。
指輪にその名が刻んであったのです。
ただ、苦痛の源ではあるけど、唯一の救いだということだけは感じていました。
勿論、ケジョルが知る筈無いですよね。
コクドゥの言葉の意味は分からないし、自分が懲戒委員会で恥をかかされ、濡れ衣を着せられたことで腹が立ってるし・・・で、ケジョルはコクドゥに怒りをぶつけました。
後始末をしろと言いました。
突然、コクドゥがkissしそうとしました。
「ストップ。」
とケジョルが言うと、また、コクドゥは寸前で止まってしまいました。
何故だ何故、俺を拒めるんだと、コクドゥ。
ケジョルがソリじゃないと言うのなら、何故コクドゥを意のままに従わせることができるんだってことです。
コクドゥがkissしようとした理由。それは、前世を見るには、kissが不可欠なんだとか。
まだkissもしていないのに、どうしてケジョル=ソリだと分かったのかと、オクシンとカクシンが聞きました。
「俺だけに分かる証があった。」
と、コクドゥは言いました。
でもそれが何なのかは言いません。プライドのせいでしょうね。
だって、ケジョルの命令には、無条件に従ってしまうなんて、従者である彼らには言えませんよね。
あとは、ケジョルの愛を得られれば、永遠の呪いから解放されます。
でもそれが問題です。めっちゃ嫌われてますもんね。
カクシンは、ケジョルを骨抜きにして、これまで忘れられずに苦しんで来たコクドゥの万分の一でも復讐しなくてはと、言いました。
解放のついでに復讐しろと。
コクドゥ、良い考えだと言いました。
だけど、オクシンは喜ぶのはまだ早いと言いました。見た目は良くても、本性を知れば・・・ってね。
そこで、コクドゥは仕事を失って困ってるケジョルに餌を投げることにしました。
『往診病院の運営者求む』と言うケジョルをターゲットにしたとしか思えない広告がネットに挙がりました。
詐欺じゃ無いのか?と怪しむ弟のチョルと一緒に現地に赴いたケジョル。
宿舎付きと言う好条件です。
まず、宿舎に向かった二人。
小さな可愛い家でした。
その家を見た途端、2人の脳裏に浮かんだのは、亡き母との思い出。似ていたようです、当時住んでいた家と。
チョルは、担当している事件の容疑者に会いに行きました。
その間、ケジョルは一人で診療所に。
こちらも小さいながらも、設備が整った綺麗な病院でした。
しかし、そこにいたのは、なんと、コクドゥ。
オーナーだと言います。
社会事業だから、病院の賃料も、宿舎の賃料も取らないと言いました。
収益も、全てケジョルのモノとすると。
あまりにも良すぎる条件に、ケジョルは怪しみました。
でも、希望者多数と知ると、やはり逃す手は無いと決心して拇印を押しました。
ところがこれが、コクドゥの企みでして。
契約書に拇印を押した後になって、条項を密かに加えたのです。念力で・・・。
その一、90日間交際する。
その二、違反した場合賃料10年分1億Wを一喝で払う。
怒ったケジョルは、謝りもしないムカつく男と交際するわけがないと言って出て行きました。
コクドゥは謝ったことがないので、謝り方が分かりません。
で、ケジョルにはお金が必要だろうと、札束をばらまいたりしちゃうんですよ
この謝罪を受け入れて交際してくれと、コクドゥ。
理由は?と、ケジョル。
「お前を見てると、忘れた記憶が蘇る。一人で空回りして悔しいが仕方がない。苦痛を終わらせるためだ。」
と、コクドゥ。
こんな訳の分からない理由で交際する気になるわけがありません。
しつこく付きまとうコクドゥに、ケジョルが叫んじゃった。
「全身の骨が折れてしまえ。そうなれば、私に付きまとう事が出来ない。」
・・・折れちゃいました
そこは人間じゃないコクドゥ。
体は痛みましたが、時間が経つと、動く事は出来るようになりました。
オクシンは、ケジョルがどうやって、ここまでのダメージをコクドゥに与える事が出来たのか、不思議でなりません。
ところが、コクドゥとしての能力が減退しちゃった
瞬間移動もままならないし、殺傷能力も減退してしまいましたよ。
でも、人たちの恨みの声は耳に届くんです。
次に届いたのは、幼女を虐待し、殺した男チェ・グァンモの名前。
瞬間移動できないので、その時は、オクシン自慢の黄金の車でご出勤することにしました。
チェ・グァンモの事件を担当していたのはチョル。
しかし、殺人の証拠がないため、チョルは悔しいけど手が出せません。
チョルが病室を出た直後、コクドゥが現れました。
黄金の車で病院の駐車場まできて、そこから瞬間移動してきたのです。
コクドゥ、殺人は可能でした。
ところがコクドゥ、やっぱり瞬間移動が出来なくて。
チェ・グァンモの担当医だったジョンウォンが来た時にはまだ病室にとどまっていたのです。
必死に精神集中し、ジョンウォンが病室のドアを開けた瞬間、冷気となって病室が飛び出しました。
持ってきた点滴液も一瞬で氷結してしまったのを見て、ジョンウォンは呆然としました。
いったい何が起こったのか、分かりません。
でも廊下の先に、コクドゥの姿を見ちゃった。
ジョンウォンは、ト・ジヌだと思いました。
むしゃくしゃしたコクドゥは、黄金の車をめちゃくちゃにして捨ててやろうと思いました。・・・何故
暴走したコクドゥは、まず衝突させたのが、よりによってチョルの車。
当然、カーチェイスとなりますわな。
しかし、追い詰められてしまって。
で、またまた瞬間移動がなかなかできず。
焦った挙句にやっと瞬間移動できたのは、チョルが黄金の車のドアを開けた瞬間でした。
怪しい車だということで、黄金の車は警察が捜査し始めました。
オクシンは、自分が疑われるかもしれない、なんてことをと、コクドゥに怒りました。
が、コクドゥに抗議なんて、通じる筈がありません。
ケジョルは交際しないと1億Wと言う借金を背負ってしまうわけです。
その1億Wを用立てようとしましたが、銀行が貸してくれるわけはありません。
でも、伝統コチュジャンの宗家夫人が地域振興のために起業支援しているので、相談してみては?と、紹介してくれました。
すぐに訪ねたケジョル。
宗家夫人ミョンジャは、仕事に厳しい人でした。
ケジョルを気に入ってくれて、お金を貸してくれることになりました。
ケジョルはこれで晴れて病院の経営者となれるわけです。踊り出したくなるほどに喜びました。
交際したくない理由を聞いたコクドゥ。
「嫌いじゃないけど、交際するほど好きでもない。」
と、ケジョル。無条件で愛せる人を探すと言いました。運命の人がいる筈と。
「私と交際したければ、証拠を見せて。あなたが運命の人だと言う証拠を。」
コクドゥ、言葉に詰まりました。
カクシンは、悩むコクドゥに言いました。
「どんな秘密でも聞き出せるのに、何をお悩みですか?目を見て名前を3回呼べば、本心を吐露します。運命である証拠が何か、言わせるのです。」
嫌だと、コクドゥは言いました。人間なんかに力を使いたく無いと。
引っ越しした途端、ケジョルはダルスンという老人の命を救いました。
ダルスンは、ミョンジャの夫でした。
コクドゥは、ミョンジャがダルスンを毒殺しようとしているとケジョルに言いました。
気になったケジョルが調べましたが、結局は誤解だと判明。
ミョンジャがダルスンの体を心配して薬を飲ませただけだったのです。
コクドゥの考えすぎでした。
このことで、ミョンジャはケジョルにお金を貸すことは無いだろうと思われました。
コクドゥは自分のお金をやると言いましたが、ケジョルは断りました。
そして、ここを離れると言いました。
あまりにも好条件で夢のようだったけど、夢は目が覚めたら消えるモノで、後は現実が待ってるからと言いました。
「私は、パッとしなくても、地に足を着けて暮らします。幸せでした。感謝してます。」
一礼して去っていくケジョル。
その時、コクドゥが歌を。
その歌は、ケジョルの母が歌ってくれた曲でした。
ケジョルは驚いて振り返り、引き返して来ました。
「私の母をご存じですか?」
コクドゥ、ケジョル母を知っています。でも、あまり良い思い出じゃなさそう・・・。