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決定的な証拠と言える映像でした。サンウが殺人教唆したと言う。
流石のジヒョクも、言葉が出ません。
その時、連絡が入りました。
ドンジェの携帯が発見され、中から、チェ法務チーム長とドンジェとの通話記録が見つかったと。それは、ヒジュの死体遺棄時のモノと思われると。
たった今見たサンウの映像と合わせると、事件の流れがはっきりするのは言うまでもありません。
警察に提出してほしいとジヒョクは、ナナに言いました。
しかし、違法に撮った映像ですから、証拠としての能力を認めてもらえるか不確定ですし、ナナ自身が不利益を被ることもあります。
ナナは渡すのを拒否しました。
映像を見たんだから、ここからはジヒョクの腕の見せ所だと言わんばかりです。
「また犯人を逃すなんて、許されると思う?」
前話で、ボギョンが見つけ出したテホの残したUSBの中に入っていたのは、ミンジとの会話の音声データと、チェ法務チーム長のPCにあった連続殺人事件の被害者や現場を写した写真等でしたね。
サンウのPCに入っていたモノでは無いようです。私の認識違いでした
ナナから、中身を確認したかと問われたボギョンが、見ていないと言ってはいましたが、コピーしたのをチェ法務チーム長は確認しました。エレベーター内の監視カメラ映像をチェックしたのです。
それが警察に渡ったのは、ボギョンの言動を見れば疑いようもありません。
自分の身が危ないと、チェ法務チーム長は認識しました。
すぐにそれが現実のものになりました。
サンウに、その旨報告しているところに、カン刑事たちが乗り込んで来たのです。
サンウの目の前で、チェ法務チーム長は殺人教唆の疑いで逮捕され、連行されて行きました。
ナナはミンジのサロンに行きました。
いつものように髪の手入れをしてもらいながら、ミンジの娘の話をしました。
ナナ自身が、ミンジの娘スヨンと同じ立場でした。
私が幸せにしてあげる・・・と、ミンジを抱きしめながら言いました。・・・本心
取り調べで、カン刑事とジヒョクはチェ法務チーム長に言いました。
殺人教唆犯となるか、真の殺人教唆犯を明かし死体遺棄教唆犯でとどまるか、選択次第だ・・・と。
普通の人間なら、ここで白状するのでしょうが、警察官出身のチェ法務チーム長には通用しませんでした。
ムン署長は、ここまででも良くやった方だと面々を褒めました。
これ以上は無理だろうと。
皆が口をつぐむ中、ジヒョクだけは納得できませんでした。だって、サンウが殺人教唆する映像を見たのですから、諦める気にはなれませんよね。
ジヒョクは、ナナに見せられた映像の話を報告しました。
ナナがすんなりと映像を渡してくれるとは思えません。
ならば・・・と、テホとヒジュの足取りから何か掴めるかもしれないと、捜査の方針を転換しました。
2人の足取りを探ったことで、ヒジュ殺人の動機が判明しました。
2年前の暴行事件の真相と、ミンジとの間にスヨンがいるということをヒジュに知られたということです。
おまけに、下手をすると、それを公表される恐れがあると言うわけです。
最高経営者の座を目指していたサンウには、致命的な要素でした。
ヒジュを口留めするしかないと、サンウは考えたのです。
サンウは、チェ法務チーム長からの言づてで、テホの残したUSBの内容をチェックしました。
ミンジの口留めが最優先だと感じました。
で、娘スヨンの姿を見せて脅しました。法廷で証言するなと。サンウへの恨みから嘘ついたと言えと。
しかし、ミンジ、突然反撃に出ました。
スヨンを認知してくれたら、自分は何でもすると言ったのです。
もしかしたら、ナナの入れ知恵
サンウが、あそこまでナナを憎む理由は何なんでしょうね。
単なる父の浮気相手の娘と言うだけじゃ無さそうに思えます。能力的に自分の方が劣っていると感じているからでしょうか?
ジヒョクは、ヒジュ殺人事件の真相は掴めましたが、唯一、テホの死の真相だけが謎でした。
強力2チームは、ヒジュ殺人事件についての記者会見をしました。
ウチーム長は、容疑者をドンジェと特定し証拠を確保し、現在指名手配中だと言いました。
そして、殺人教唆の容疑でチェ法務チーム長を逮捕したとも。
企業名を明かしはしませんでしたが、マスコミはそれがTJだと推察しています。
最近、テホが事故死したこともあり、一気に注目がTJに集まりました。
こうなると、検察ものろのろするわけには行きません。
担当をチャ検事にして、動き出しました。
チャ検事を演じてるのはコ・チャンソクssi。「ボーイフレンド」で、ソン・ヘギョさん演じる主人公の運転手を演じていた方です。他にも多くの作品に出演されてますが、私が一番印象に残っているのが、この運転手役です。
チャ検事は、今現在の捜査状況までで収束させてしまおうと考えているようです。
それには、これまでチャ検事が何度も昇進し損ねて来たのが理由だと思われました。
だから、真の教唆犯はサンウだとジヒョクが言うと、状況証拠しか無いのなら、裁判には勝てないと言いました。
そんな検事を担当にしたというところにも、上層部のTJへの阿りが見え隠れしていました。
既に、チャ検事には、TJの直接的な接触も始まっていました。
しかし、チャ検事には引っ掛かる事もありました。
カン刑事です。
随分昔、彼が自分の結婚式を放り出して犯人逮捕に向かったと言うことを実際に見ていたからです。
融通が利かない事は百も承知でした。
チャ検事、強力2チームはそう言う面々の集まりだということを、まだ知りません。
サンウはサンウなりに、何とか事態を収拾しようとしていました。
が、全てが裏目に出ています。
父のチョン会長は、テホがいたらここまで追い込まれてはいないだろうと言いました。そして、今警戒すべきは、ナナだと言いました。
「妹だと言う概念を捨てろ。そうすれば、ナナを倒せる。」
そして、サンウがナナにやられるようなことがあれば、ナナを選ぶ・・・と。
それだけは、サンウ、許せませんでした。
警察からの召喚状がサンウの元に届きました。
避けたら、緊急逮捕され、マスコミにばれると弁護士から言われ、サンウは仕方なく強力2チームの元に出向きました。
マスコミを避け、深夜にサンウは出頭しました。
カン刑事とジヒョクが尋問を行いました。
サンウは上手く立ち回りました。
自分は関係無いし、チェ法務チーム長に部下の管理を・・・と言っただけだと。
ジヒョクは、ナナから見せられた映像の中でサンウが怒鳴っていたセリフを再現して聞かせました。
サンウの眉が、ぴくっと動きましたが・・・。
実は、この状況を、チェ法務チーム長にも見せていました。