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僕は彼女に絶対服従 ~カッとナム・ジョンギ~ DVD-BOX1 |
クリエーター情報なし | |
ブロードウェイ |
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ウジュがいなかったら、ムサイ男3人を、一晩でも泊めてあげるなんてこと、ダジョンはしなかったでしょう。
やっぱり子供を辛い目には遭わせられませんよね、ダジョンでも。
ところが、工事が以外に長くかかることになってしまいましてね。
ジョンギは安い宿泊場所を探すのですが、ソウルは家賃が高くて、なかなか良い物件がありません。
困っていたら、天の助けが。
ダジョンの母が上京して来たんです。
で、ジョンギ一家の困窮を聞いて、工事期間、泊めてあげろと言ったのです。
勿論、すんなりダジョンが許す筈ありません。
元々母親とも折り合いが悪いようで、口を開けば喧嘩。今度はジョンギ一家の問題が引き金となって、まー大げんかに発展。
でも、やっぱり折れたのはダジョンでした。
この母親、友達が身体を壊したから、その見舞いに来たと言ってますが、実は自分が何かの病気のようです。
でも、それをダジョンには内緒にしてるんです。
偶然病院で会ったジョンギにも、内緒にしてくれと頼んでいました。
黄金化学では売り上げが落ち込んでいました。
キム常務は社長からかなり厳しい叱責を受け、今まで以上に卑怯な手を使ってでも、ラブリーコスメを追い落とし、自社の売り上げを戻そうと考えていました。
ラブリーコスメへの支払を遅らせたり、その上で、ラブリーコスメが借入している銀行の頭取を動かし、金利を上げてもらったり・・・。
そんな事出来るの・・・というくらいのアクドイやり方です。
ラブリーコスメでも、売り上げは上がってきたものの、まだまだと言う状態。
で、広告を載せているサイトで、もっと目立つ位置に広告を載せてもらおうということになりました。
それには、追加費用もかかるだろうし、接待も必要じゃないかとジョンギが言いました。
ダジョンは即座に接待に反対しました。
ダジョンが意見を変える事は無いと、これまでの経緯で充分分かってる社長やジョンギは、とりあえずその場では断念したように見せかけました。
で、ダジョンには内緒で、接待することにしたのです。成功してから打ちあければ良いじゃないか・・・ってね。
なかなかサイトのソMDを接待に誘えないジョンギ。
ソMDの趣味を調べたら、マラソンだと言う事が分かり、パク代理やボンギにも協力してもらってマラソン大会に参加し、どーにかソMDと顔つなぎが出来ました。
で、これから本格的な接待・・・となったのですが。
一生懸命お酒を飲んでおべんちゃらを言い、バカな遊びに付き合っても、ちょーっとだけ広告の位置が上に上がるだけ。
もうちょっと頑張れば、もうちょっと頑張れば・・・と、ジョンギは接待に明けくれるのです。
ダジョンは全てお見通しでした。
ハン課長も、夫の経験から、こんな接待をしてる姿を見たくないと思っているので、珍しくダジョンと同意見でした。
いつかそんな馬鹿なやり方が無駄だと分かるだろうと、ダジョンも今回は珍しく見守っているのですが、なかなかその現実に気が付かないんです。
で、体力が持たないから・・・と言ったら、社長の義弟に当たるシンチーム長が、次は自分が・・・と代わってくれましてね。ジョンギもほっとしたのですが。
シンチーム長は、ミりを同席させました。
ミりにソMDの相手をさせようとしたのです。ミりも会社の事を考えると、断りきれなくてね。嫌な思いをしました。
毎日のように酔っ払って帰って来るジョンギを心配したボンギは、ミりから店を聞いて出かけて行きました。
そしたら、そこで見たのは、兄の馬鹿げた姿。
苦手なお酒を飲み、体力も無いのにマラソンをやろうとし、必死に会社の為に頑張って働き、自分たち家族を養ってくれている兄。その苦労が今やっとわかったボンギでした。
お小遣いをねだるばかりの自分を、初めて反省したのでしょう。
泣きそうな顔で部屋のドアを閉めました。
いつまでたっても接待をやめようとしないジョンギたちの姿を見て、ダジョンはそろそろ潮時だと思いました。
そんな時、ユンホから情報が入りました。
なんと、ソMDは、他の会社と天秤にかけてて、単にラブリーコスメの者たちをバカにして遊んでるだけなんだとか。
接待の店に乗り込んだダジョン。
酔っ払ってるジョンギを別の部屋に引きずって行きました。
そこには、キム常務とソMDの姿。
ダジョンが言うまでも無く、ジョンギは自分たちが単に遊びをさせてもらうために利用されていただけだと知りました。
愕然としました。
ソMDは気まずい表情を浮かべました。ばれたか・・・ですよ
キム常務は、またしてもダジョンか・・・と言う感じ。
そこで、キム常務はジョンギにダジョンの過去を話したのです。
ダジョンも昔は進んで接待していたじゃないか・・・とキム常務。
その所為で、結婚生活が破たんし、離婚に至ったくせに・・・とね。スンホの人生を狂わし、またラブリーコスメの社員の人生も壊すのかと。
言いたい放題です。
キム常務を睨んでいたダジョンですが、‘クズ野郎!’と叫んだ時、涙がこぼれそうになったのを、ジョンギは見ました。
初めてでした、ダジョンの泣き顔なんて。
追いかけました。
ダジョンは一人で泣いていました。
「来ないで。今は一人でいたいから・・・。」
と、ダジョンは言いました。
悔しくて悔しくて仕方がないと言う泣き方でした。背を向けて、一人で声を殺して泣いていました。
ジョンギは近づく事が出来ませんでした。
初めて、ダジョンの苦しみを知ったように思えました。
こうやって一人で泣いて来たんだな・・・と思いました。
この作品、もしかしたら、結構リアルなエピソードがあるんじゃないかと思いました。
勿論、オーバーに作ってるとは思いますが、もしかしたら、現実もこれに近いモノがあるんじゃないかと。去年話題になった大手企業の女性社員がオーバーワークの末、自殺したとのニュースが頭を過ぎりました。
ジョンギの苦しみ、それを知ったボンギの辛さ、そしてハン課長の仕事と家庭の板挟みのエピソードなど、結構じんわりと泣けるシーンがあります。
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