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え・・・へギョンはどういう結論を出したの
見落とした?
ジュンウォンはへギョンと再会する前、お金の為に、そして勝訴するためにどんな手も使う弁護士だった・・・と言いました。
でも、判事を買収したりとかいう罪を犯してはいないときっぱり。
ただ、へギョンに昔の自分を知られたくないという思いがあり、全てを話せたわけではありませんでした。
へギョンは、ジュンウォンの人となりを知っています。
正直で真っ直ぐな弁護士だと思っています。でも少し釈然としない思いを持っている事も確かでした。
ジュンウォンは全てを話してはいない・・・という勘ですね。
事務所に家宅捜索が入りました。
所属する弁護士たちは動揺し、とにかくジュンウォンを共同代表の座からは降ろすべきだという意見が出ました。
ミョンヒもそれに逆らう事は出来ませんでした。顧客の不安を打ち消し、事務所を守るためにも・・・。
ジュンウォンもそれを受け入れ、共同代表の座を降りました。裁判で決着がつくまで・・・と言って。
裁判はへギョンが担当することに。
ミョンヒは一切関わらない事にしました。事務所への影響を考えてのことです。
へギョンは本当に一人でするしかありませんでした。
そんな時、ダンが逮捕されました。
検察から情報を盗もうとした罪です。イ・ジュノ検事から情報を貰おうとしていた時、パク検事がやってきましてね。その場で逮捕ですよ。
イ・ジュノ検事、やっぱりここに至っては検察の人間として、ダンを売るしかなかったってことですね。
まーとにかく、騙し騙され・・・で。
いったい誰がどのような意図を持って動いているのか、どの言葉が真実で、誰と誰が仲間で・・・と、二転三転する展開。
裏には裏があって・・・ですよ。
ミョンヒは、最初、事務所のためにとジュンウォンを切り捨てる態度をとりましたが、やっぱりそこは家族です。
自分が関わりを切ろうとしても、否応なしに事件に巻き込まれてしまう事が分かり、腹をくくりました。
自分をはじめとしたチームを組んだのです。
リー弁護士やダンも加わって、へギョンのサポートをする事になりました。
へギョンは、テジュンをはめました。
テジュンの考え方、方法を熟知しているへギョンは、それを逆手に取ったのです。
今回は、完全にへギョンの勝利でした。
ジュンウォンの疑惑は全て払拭でき、無罪を勝ち取ったのです。
ま~その詳細は省かせてください。なにせ細かくて面倒なんですよ、これが。
ただ言えるのは、テジュンは権力を追い求める悪人のように見えていたけど、それも表の顔だったということです。
つまり、彼の本当の目的は権力者、特に法曹界にもはびこる悪を一掃したいという事だったのです。
確かに、ジュンウォンの件は、へギョンにジュンウォンの本当の姿を見せて自分の元に戻ってほしいという願いがあっての事ではありましたが、でも本当の目的は、その陰に隠れた判事たちの罪を暴く事だったのです。
へギョンへの愛情ゆえ、方向を見失っているように見える事もありましたが、本筋は一本通っていたってことですね。
チェ検事についたと思っていたイ・ジュノ検事も、それはテジュンの指示でチェ検事の動きを見張ると言う目的があったためで。
そのチェ検事自身も、テジュンを目の敵にしてジュンウォンに手を組もうと声をかけたのに、それもテジュンの指示だったんですよ。
本心は、テジュンを潰そうと思っていたにもかかわらず・・・。
だから、最後の最後に、へギョンからジュンウォンとの交際をネタに情報を得ようとしたのですが、結局、その裏切りをテジュンに知られ、ジ・エンドでした。チェ検事もテジュンが追っていた悪事に手を染めていたんです。
すごい男だわ・・・と言うのが、テジュンに対する感想です。
へギョンは、テジュンからの最後の頼みとも言える復縁の願いを断りました。
なのに・・・その後、悪事を働いてきた権力者を一槽し、政界への進出を決めたテジュンの隣にはへギョンがいるんです。
テジュンは、離婚はしないと言っていました。
「俺が権力に溺れない人間でいられるのは、君のお陰だ。君が必要だ。だからこのままで・・・。」
その言葉にも、へギョンは首を振りました。
「大切に思う人がいるなら、その人の望みを叶えてあげて。私もそうするから。」
その会話の後の、二人の並んだ姿・・・です。マスコミのフラッシュを浴びる二人なんですよね。
ただ、それはその場限りのモノにも見えます。
戸籍上は夫婦だけど、実質的にはそうじゃない・・・ってこと
そこんところは曖昧です。・・・だよね
面白かったです。「シグナル」と同じような雰囲気の、重厚な造りの作品です。
裁判のシーンでは、都合の良い証拠が突然出てきたりして、“・・・”と、感じることもありましたが、ま、スルー出来る範囲。
お勧め作品の一つです。
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