Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

龍田古道が日本遺産に認定された

2020-07-12 | 大阪府
.

2020年6月19日、古代から大和の国と河内の国を結ぶ重要な道 = 龍田古道が日本遺産に認定された。
現在の 奈良県生駒郡三郷町~ 大阪府柏原市を結ぶ道である。

大阪府柏原市立歴史資料館で、企画展 「 龍田古道 」 開催中なので、見に行ってから ~ 龍田古道の現地へ行ってきました。



企画展のポスター

「 もう、すべらせない!!~龍田古道の心臓部 「 亀の瀬 」 を越えてゆけ~ 」 は、三郷町から柏原市へのびる 「 龍田古道 」 とともに、その道のなかで地すべりが繰り返されてきた難所 「 亀の瀬 」 をテーマにしたストーリーです。 「 龍田古道 」 は、古代において奈良の都と大阪を結ぶ重要な道であり、関連する龍田山、龍田越えは、万葉歌に登場するなど当時の心情を映すキーワードでもありました。 そうしたキーワードになった理由に、龍田古道からの風景の美しさ、眺望の良さなどもありますが、亀の瀬近くの峠付近が 「 恐( かしこ )の坂 」  とも呼ばれていたように、地すべりの危険や恐怖と隣り合わせの道でもあったからでしょう。 三郷町にある龍田大社は、風の神を祀ることで有名ですが、龍田古道や亀の瀬での安全祈願とも結び付いた信仰の拠点といえます。こうした歴史的な背景と、現在も亀の瀬で続く地すべり対策工事ともあわせて、自然の驚異と寄り添う暮らしは、まさに日本ならではのストーリーといえるのではないでしょうか。 ・・・ 柏原市のHPより








亀の瀬隧道を中心とする附近の交通鳥観図
作者は吉田初三郎で、こうした図を得意として 「 大正広重 」 と呼ばれていた

昭和7年( 1932 ) 2月18日の付 大阪朝日新聞特集号記事の一部、亀の瀬で大規模な地滑りが起きた時の記事です。
トップに “ 両府県を脅す 大地辷りの全貌  亀裂、崩壊、陥没について 今や迫る溢れの難 ” と記載されている

ほかにもいろいろ興味深い資料がたくさん展示されている。



資料館を出て、柏原市の龍田古道の里山公園へ向かう



以降9枚、龍田古道の里山公園より


今の時期は桜も無いので人出は少ない


里山公園からは、大阪府方面・奈良県の大和平野などの景色が広がる



大阪府富田林市のPLの塔



かなり遠くに関西空港手前のビルらしい? が見える





一号公園のそばには御座峰



▽ 奈良県側の眺め


真ん中に大和川支流の葛下川
向こうは王寺町、手前に三郷町



真ん中に大和川が蛇行してる、右が王寺町、左が三郷町



中央遠くに西名阪自動車道の天理東IC、白っぽい物はシャープの天理工場



天理東IC付近をズームで大きく撮れば



里山公園から亀の瀬の山の中を下れば


峠八幡神社
その昔、大和の国から河内の国へ向かう折に、この神社へ無事を祈ってから峠へ向かったのだろうか?



神社前の案内板






奈良県生駒郡三郷町の龍田大社、かなり立派な神社だ



三郷町役場前には幟が並び、
 『 日本遺産認定 龍田古道と亀の瀬 三郷町 大阪府柏原市 』 と書いた幟が風にはためく



現地は、日本遺産になったからと言っても特に変わってない、ただ何だか “ 重み ” が違うような感じがするけど ・・・・




桜の頃、今年の3月22日に三郷町から柏原市へ、この古道を歩いてます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする