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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

アインシュタイン物理学の間違い2

2008年02月16日 11時41分10秒 | 宇宙

 顕微鏡でも確認出来ない小さな小さな量子大の原始宇宙が、無限大の温度で誕生し、大爆発し四方八方に拡散し、無数の銀河を含むこの宇宙を形成したというビッグバンが現代物理学の定説になっている。ところが、このビッグバンは単なる仮定の一つにすぎない。何故なら、誰もそれを見たわけでも、確たる証拠を掴んだわけでもない。 前回、私はその第一の理由として、時間という物理量が存在しないことを書いた。時間は誰もが否定しえない共通の認識であり、天才物理学者たちは、説得力というマジックを最大の支えに創造した仮定の次元なのだ。だが、その存在は証明できない。

 覆水盆に返らずという諺がある。うっかり、コップの水を絨毯の上にまき散らし、水が絨毯にしみこんでゆく。この逆の現象が考えられるだろうか?ところが、現代物理学者によれば、あたりいっぱいに飛び散り絨毯に浸み込んだ水滴がそれぞれ、絨毯から分離し、空間を飛び元のコップに帰るのだ。数学を駆使する天才達にとって、これは疑う余地のない当たり前のことなのだ。

 一方で、キリスト教社会にはキリストによる天地創造がある。神が天地や生命や全ての物を創造した。それが始まりである。始まりあるものは終りがある。そのキリスト教の思想が見事に反映されたのが現代物理学である。その始まりを無理矢理科学の分野に持ち込んだのがビッグバンである。無理矢理持ち込むには科学の最大の武器である数学において何かにしわ寄せをする必要があった。それが、時間なのだ。私に言わせれば、時間は人類の共通認識、つまり誰も否定しない、ではあるが実在はしない。実在しない仮定量であるから、数学でいじくりまわり、矛盾のしわ寄せを時間に持ってくる。そこで、宇宙の生まれる前の時間が虚数になったりする。

 時間が無いとしたら何があるのか?それは動き=速度だ。簡単な話をしよう。A地点とB地点があるとしよう。A地点からB地点までを物質Cが速度Vで移動する。AからBまでの距離はHだ。このHをVで割ったものが時間Tになる。これらのうちHは距離であるから目視できるし、メジャーでも測れる。VはCの動きでありこれも観察できる。Tは観察できない。時計で計る?いえいえ、時計のハリは動きVなのです。私は物理学で時間Tを使うことには反対しない。しかし、厳密な物理学を展開する上では、時間Tは速度Vに置き換えて議論しなければならない。

 時間Tは距離Hや速度Vから作られる従属変量だ。それ自体が存在するわけではない。現代物理学者にとって、時間は空間なのだ。と言うより、空間であってほしいとの願望である。時間が空間でなければ、4次元の世界が存在しない。4次元空間が無いと、ビッグバンの根拠となる母なる真空の空間が存在できない。ところが、もし、4次元空間が存在することになると、この3次元空間のあらゆるところに4次元空間も存在することになる。例えば、3次元空間とは実は2次元空間の積算値(板のように輪切りしたものを合わせた)であることに気がつくだろう。同様に4次元空間は3次元空間の積算=集合体なのだ。宇宙のあらゆる場所に隠しドアがあり、他の空間から何かが移動してくる可能性があるし、あなた自身も有る瞬間、突然、別の空間に移動する可能性がある。

 時間の無い世界では始まりも終わりも無い。空間は無限である。我々が観測する宇宙は、無限大に広がる大宇宙の一部であり、我々は無限に繰り返される、凝縮、爆発、発散というプロセスの中に生まれた生命の一つに過ぎない。

 ビッグバン理論では、物質と反物質が互いに打ち消しあう煮えたぎった源(真空=無)が存在することになる。 物質と反物質のわずかな差で、この宇宙の卵になる量子大の物質が生じたことになっている。この物質と反物質を混在させ、打ち消しあうように衝突させるには、圧力が必要であろう。この圧力や閉じ込めるための容器をどう考えるのか?この源の場所はどこにあり、この宇宙のどの場所に現れたのか?物質と反物質はいくつ有るのか、無限なのか?今も、新たな宇宙は誕生しているのか?何故、量子大の原始物質に様々な元素が含まれていたのか?あらゆる方向に光に近い速度で拡散する中でなぜ凝縮が起き、銀河系が形成されるのか?何故、無限大の重力を持つ宇宙の卵が別の空間へ移動できたのか?物理学の天才たちはこれらの愚問には答えない。

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