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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

アメリカのいかさま経済がついに破綻

2008年10月12日 19時24分38秒 | 思考空間

 ニューヨークダウが月曜日にも終値で8,000ドルを割り込むと見られている。日経225も連れなんとかのようで全く同じ軌道を描いて落ち込んでいる。この原因は、サブプライムローンの問題に絡み、アメリカの住宅価格の底が見えないことにあるが、アメリカのいかさま経済が世界中を底なし沼に引きずり込んでいる。

 アメリカのいかさま経済は今回が始まりではない。そもそも、アメリカは戦後、楽して裕福な生活を維持するために、ドルを大量に印刷し、世界中にばらまいて、大量消費をしてきた。ドルを印刷しすぎて、ドル価格が下がると、CIAが発展途上国の政権を転覆させ、ドル価格を吊り上げる(有事のドル高)などは日常茶飯事だった。

 アメリカの消費量、アメリカの軍事費は半端じゃない。これを維持するために、クリントン政権では、日本を叩きつつ、そのビジネスを取り上げ、利益を吸い上げて繁栄を図ってきた。例えば、バブル崩壊時にヘッジファンドが大量の空売りを仕掛け、株を暴落させ、日本の資産をごっそり取っていった。日本人は贅沢せず、汗水たらして働いてきたものが、そっくりアメリカに奪われた。日本人は永久に貧乏な蟻だ。

 クリントン政権は日本から、世界の工場を共産国の中国へ移し、ここでも巨額の利益を手にした。この一時的な利益獲得が、同盟国日本を没落させ、中国を世界一の軍事大国に成長させることになるのだ。やがて、アメリカは巨大軍事大国になった中国と対峙させられることになる。ロシアも無尽蔵の石油ガスを浮揚力として、虎視眈々と世界一の座を狙っている。

 それでも、幸いかな、中国が強力に支援してきたヒラリークリントンはオバマに破れ、クリントン一家は巨額の赤字を抱えることになった。中国がヒラリークリントンの選挙地域で買い占めていた企業や不動産なども役目を果たせなくなった。

 唯一の巨大大国として君臨してきたアメリカの威信は失われ、世界情勢は流動的となりつつある。サブプライムローンの傷はヨーロッパでも重く、比較的傷が浅かった日本のチャンス到来とも言われているが、何の戦略も無い日本政府に打つ手はない。

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