ドンドンばら撒くか、滅茶苦茶ばら撒くか、遠慮しながらばら撒くか、いずれにしても麻生政権は内閣支持率を上げるという名目で税金をばら撒く。麻生は元々バラマキ願望だった処に加えて、中川などの底なしバラマキ大臣がいる。バブル崩壊以降、脳なし政府はアメリカからのプレッシャーもあってひたすらばら撒き続け、殆ど経済効果を生むことなく、巨大債務を積み上げてきた。
バラマキで喜ぶのは、自民党とその周辺および官僚だ。自民党はバラマキを原資として選挙員を動員する。ちゃっかり自分の懐にも金を押し込む。官僚は予算が無いと権力が生かせない、バラマキしか能力が無い。さんざんばら撒いて、金が無くなると消費税を上げるという腹だ。誰も国の将来や国民のことを考えていない。
もし、官僚に能力が有るのなら、この世界恐慌を絶好のチャンスとして、日本の将来に向けた戦略を実行すべきだ。円の独歩高なら、円の影響力を拡大し、世界の有力企業を買収し、世界の資源を確保する絶好のチャンスだ。中国を上回る、経済特区を整備しても良い。
しかし残念ながら、自民党にも官僚にも戦略が無い。戦略を生み出す要素すらない。既得権を維持するための事実の粉飾、いかさまの積み重ねが戦略形成を阻害している。