宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

宇宙の根源は秩序

2009年03月01日 11時26分58秒 | 宇宙

 ルネ・デカルトの「Ich bin、 so bin ich 我思う、故に我あり」は永遠の哲学であり、また実は科学的真理でもある。我々を取り巻くものを順番に疑ってゆくと、何物も自分の感覚を通してしか確認できず、また全てが移ろう中で絶対的な存在を確信し得ない。しかし、どんなに疑っても疑っても、否定できないのは、その疑うという行為を含め、考えている自分の存在だというわけだ。

 これに比べると、宇宙物理学の天才達が唱えるビッグバン理論は幻想に幻想を重ねた、夢物語だ。まず、宇宙を語る前に、現在の宇宙そのものがほとんど確認すらできていない。次に、宇宙を生みだした物質と反物質が煮えたぎり、合体により打ち消しあうことにより生じる真空の場所がどのような状態(今でも存在している)でどこにあるのか?仮に物質と反物質との間にアンバランスが生じたとし、物質が移動した壁とはどんなものなのか?宇宙の卵たる素粒子大の物質が何故、無数に分解し、大膨張するのか?ビッグバン理論の殆どは証明されていない仮説であり、厳密に検証すると99.99%以上に疑問符がつくだろう。

 ビッグバンはアメリカの学会を中心とした仮説理論であるが、ヨーロッパをはじめとした国々では冷ややかな見方が主流となっている。ビッグバン理論は証明されていない仮説の一つにすぎない。ビッグバン理論が存在続ける理由の一つに実生活の関連の薄さが有る。片や、金融理論に基づくアメリカのいかさま経済はついに破綻した。このような疑わしいビッグバン理論を妄信し、まるで定説のように唱える東大をはじめとした宇宙物理学者、文部科学省、NHKとは何なのか?

 実は、ビッグバン理論で得られる予算と機関が巨大すぎ、あるいは生計を立てている人たちがあまりにも多すぎて、今さら、間違っていましたとは絶対に言えない。つぎはぎであれ、虚構であれ、何としても肯定し続ける。だから、ビッグバン理論が修正されるには恐らく数百年以上を要する。一方で、いかに人間が全てを納得しないか、説得力が有れば、いかようにも人間は騙されることを物語るものだろう。

 では、宇宙とは一体何なのか?ビッグバン理論も宇宙の始まりに何も無かったとはしていない。物質と反物質が存在して、これらが打ち消しあって真空(無)を形成したとしたいる。これは1-1=0じゃないかとする数学的トリックであり、物質が存在していたことを逆に認めている。全く何も無かったところからのスタートを主張できない。ビッグバン理論は、j巨大な実験機で確認し得た量子大の物質と反物質の現象を、しめたこの発見が使え得ると宇宙論にあてはめているに過ぎない。

 宇宙は無からスタートしたのではない。始まりも無く、終わりも無い、ただありとあらゆる物質の結合・反応・収縮や離散・爆発などが繰り返されている。生命はそのような永遠のプロセスの中で出現した、自己保存型の有機物質構成システムの一つなのだ。それもこれも、全て、宇宙に秩序が存在した所以である。人間社会も宇宙の秩序・ルールを発見し、エネルギーを駆使する発展社会を作り上げた。実は、存在そのものが秩序なのである。

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