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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

東京地検の暴挙で破壊された日本再生の道

2009年03月07日 09時38分57秒 | 思考空間

 東京地検特捜部による、小沢民主党代表の第一秘書逮捕劇は、政権交代が確実視され国民が期待していた民主党に大打撃を与え、自民党が政権を維持する可能性が高まった。これにより、税金を食いつくし日本沈没の根源とも言うべき官僚組織は温存されることになる。

 第一秘書が逮捕されようがどうしようがそれは大したことではない。そうではなくて首相候補の第一位に有る民主党党首の秘書が逮捕されたことにより、報道は繰り返しこの問題を取り上げ、掘り下げ、小沢代表だけでなく民主党の支持率は確実に下がる。日本国民にとっては希望の選択肢を失い、悲しい、失望すべき事件となった。

 小沢サイドがやってきたことは決して褒められるべきことではない。まだこんなことをやっているのか、小沢は何を目指しているのかとの疑問は強い。しかし、小沢の問題を言うならば、西松建設から金を受け取った数十人の自民党議員はどうか?今回の逮捕には、元東京地検のOB(桐蔭横浜大学、郷原教授)からも疑問が投げかけられている。最も、疑問視されるのはなぜ今か?ということだ。

 今回の逮捕劇により、政権交代が実現しなかったとしたら、東京地検の行為は明治以来の官僚支配体制を崩す機会を摘み取ったという、自民党主体の大腐食・汚職を維持させるという歴史的汚点を残すことになる。官僚はバブル以降はばら撒きのみで景気浮揚に失敗し、地方と合わせて千百兆円を超す大借金を残しただけであった。しかも、天下り先を増やし続け、税金をがっぽり懐に収め続けたのだ。日本に発展の芽が出始めた時の、なりふり構わぬ官僚体制維持のための暴挙というべきだろう。

 これは勘ぐりであるが、麻生は今回の件に何らかの形で係わっていたか、情報を知っていたから、支持率が下がろうが何を言われようが解散せずに、起死回生のチャンスと待ち続けていたのではないだろうか?

 最後に言いたい。小さな会社を経営していともめ事を避けられず、泣き寝入りしたくなかったら裁判は避けられない。その経験から言うと、裁判は中立ではなく政府筋に有利な判定を下し、警察は弱い者の味方にはならない。

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