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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

超人気のランクル100ディーゼル

2010年06月10日 19時33分31秒 | 思考空間

 ネットで中古車の見積してくれるらしいので、遊び半分で愛車ランクルをインプットしてみた。10年、18万キロ超である。インプットする時、プルダウンした数字のレンジを超えており、インプットできない。適当に入れたところ、その日のうちに3社、翌日、1社から電話が有り、口頭で数字を伝え、見積が出揃った。果たして?

 何と、最も安いところで、140万円から180万円、高いところで、160万円から200万円。状態が良ければ215万円出すと言う。10年を超え、18万キロを超えているんですよ。怪物だな。4社から、現物を見て、査定したい。是非当社に売ってくださいと言われたが全部断った。トヨタはどうも、このクラスではディーゼルを出す気が無いらしい。それでは買い替えられない。

 ヨーロッパ向けには、8気筒のディーゼルを輸出しているというのに、トヨタとしては何としたことか。リーマンショック、この度の、アメリカのリコールなどでますます、ディーゼルは遠ざかった。しかし、8気筒ディーゼルが出たら何としても買いますね。デザインはクラウンのお兄さんみたいでイマイチだが。

 正直なところ、燃費の良さは何物にも替え難い。効率の高さ、軽油の安さで換算すると、ガソリン車比較でリッターあたり12kmに相当する。これでもって、アクセルを踏み込むと、普通のガソリン車は、たちまち、バックミラーの視界に追いやってしまう。乗り心地はどうだ。私は、かれこれ世界中の高級車に乗せてもらったが、ランクルほどのスムーズさを知らない。高速を滑るように走る。これぞクルーザーの名にふさわしい。

 広い運転席空間。助手席側のドアが遥か向こうに有り、まるで大きな空間が移動するような錯覚に陥る。でっかい3トン近いボディーを、強いトルクで引っ張り、特に圧巻は急坂の登坂力だ。ライバルのパジェロディーゼルが、山陽高速の最高点385メートルへの上り坂で、モクモクと煙を出しながら時速80kmあたりが精一杯なのに対して、2倍の160kmぐらいは出せるだろう。

 勿論課題は有る。回転半径が6mで、方向転換は慣れないと難儀する。思い切り踏み込むと煙が出る。80はひどかったが、100から振動と騒音は画期的に下がったが(皆さんガソリン車と思ってしまう)、欲を言えば、8気筒にしてもっと下げて欲しい。100の前期モデルでは、トルクとミッションがマッチングしておらず、踏み込んだ後アクセルを急に戻すとギアの切り替わりでちょっとショックがある。左右のRが小さい山道では、普通車に置いて行かれる。カローラクラスが後ろにつき、ピッタリ付くと視界から消える。

 それでもそれでも、ランクル100ディーゼルは良いんだな。車高が高くて、景色が違う。高速で走っても、比類のないスムーズさとあいまって速度を感じない。新車の時にテフロンコーティングしていたので洗わないのにピカピカ、リミテッドなので車高を調整できるし、これだけ乗っているのに殆ど故障が無い。信頼のできるタフなエンジン。どうか、トヨタさん、8気筒、300馬力超、コモンレール、6速のランクルディーゼルを出してくれ。