東京電力が原子力発電所を建設する時には相当強引なことをやったらしい。今はなきリーダーズダイジェストにそのことが掲載されていた。東京電力に限らない。九州電力、中部電力、四国電力と毎日のようにやらせ問題が報道されている。
経済産業省と電力会社とどちらが悪いか?元電力マンの意見として、確かに旧通産省の指導にもかなり問題が有ったが、悪乗りしすぎたのは電力会社の方だろう。まともじゃない。
某電力会社で、「俺はやくざだ」と言っていたのが遂に副社長になった。然し、私から見れば彼はむしろまともな方だ。多分、割り切って常識を外れたことをやらざるを得ない自分を自重義気味に言ったのだ。結論を言おう。彼以上にやくざなトップは多いから、電力会社のトップはやくざ集団ということになる。
真面目でまともな人がその業務実績を客観的に評価されて、社長になったなんて話を聞いたことが無い。まず、課長以上でばりばり仕事したら間違いなく出世の道から外れる。
電力会社のいかさま1.電力料金は「総括原価方式」と言って、電力会社が材料費はこれだけ、燃料費はこれだけ、人件費はこれだけ、儲けはこれだけと積み上げて、決めるもの。ルールはあるが、自分で料金を決定できる。こんな手前勝手な商売がどこにありますか?
電力会社のいかさま2.下の方はともかくとして、上に上がるほど、人事は訳が分からなくなる。政治家、地域閥、学閥などが大きく影響し、若いころから大体誰が社長になりそうか予想できる。
電力会社のいかさま3.世の中のことを知らない、トップの既得権を守る都合の良い人間が上り詰めるので、要は、世間知らずの極みが権力者となり、世間知らずが命令を下すことになる。電力会社は政治力が有り、予算は莫大で、社会に与える影響は大きい。
不服のある方は是非、名誉棄損で訴えて欲しい。望むところだ。