良かった。兎に角よかった。おめでとうございます。決選投票は東京６０票、イスタンブール３６票となった。日本中で歓声が響き、一気に湧いた。
マドリード有利が伝えられていただけに、イスタンブールとの決選投票は意外だった。５時過ぎに、テレビが待ちに待った発表を伝えた。このブログは興奮する指で５時３８分から打ち始めた。
安倍首相の満面の笑みが画面いっぱいに映し出され、喜びの声が伝えられた。お疲れのはずだが、さわやかで勢力的な印象だった。プレゼンターの太田選手は手で顔を覆い泣いていた。滝川クリステルは興奮気味に喋っていた。猪瀬知事は疲れ気味ながら、やったという表情。必死で頑張っただけにどれだけ嬉しかったことだろう。
滝川クリステルが、東京へのオリンピック招致という大舞台で、乾坤一擲の訴えかけを世界に発信した。それにしても「お・も・て・な・し」のプレゼンは良かったね。感動した。ＩＯＣ委員でなくても是非、東京オリンピックに行ってみたいと心を動かされたことだろう。フランス語スピーチも良かった（翻訳が無いと分からなかったが）。
まともに判断すれば断然東京だが、私は心配性で、招致チームに対して各国の記者団から、福島原発の放射能汚染水の質問が噴出したところから、危ないなと思い始めた。柔道の暴力問題など色々有ったしね。
早朝からの池上彰の学べるニュースの特番では、池上彰氏が１回目で４７付近（トップ）をとるのではないかと予想していたが、楽観的なように思えた。逆にこのような数字が放映されることが出て裏目になるのではと余計な心配をした。
それにしても、池上彰氏を初め、日本は支持数をかなり正確に把握していたようだ。地道な活動がもたらしたものか。特番の途中で、マドリード（フィンランド？）とイスタンブール支持の委員の欠席が伝えられ、ちょっと良い情報だった。日本に配慮したのかな。
東京決定で思ったのは、やはり安倍首相の並々ならぬ各国への異次元の働きかけだ。トルコ、ロシア、中東など精力的に各国を訪問しては、働きかけていた。一国のトップがここまでやるのは異例の事だろう。
安倍首相が急遽、放射能汚染水の対策を発表したのは作戦上、非常に良かった。こういう機敏性、細やかさが大切。（ＩＯＣ委員はあまり汚染水を気にしていないようだとの情報も有ったが）
事前の日経新聞のメール便が「安倍首相は持っている。株価は３万円」と送ってきたが、株価はともかく、確かに安倍首相はそのような幸運を持っているのだろう。
