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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

大和ミュージアムは穴場、戦艦ヤマトを見にきんさい

2013年09月28日 23時16分22秒 | 旅行記

 華やかではない。しかし、日本人が戦っていた時代の歴史を穏やかに振り返るひと時を提供してくれる。充実した施設で、完成度は高い。一度は、呉市の大和ミュージアムを訪れる機会を持っても良い。

 3階建てビルの中央が大きな吹き抜けになっており、その1階中央に10分の1の迫力あるヤマトの模型が飾られている。広々として、落ち着きが有り、美しい戦艦の造形が過去に何かあったのですかと問いかけるような錯覚を覚える。

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 レーダーが無かったので、遠距離の敵飛行機群を撃ち落せず、また、不意に現れた戦闘機に対応できなかったのは痛かったと、日本の歴史を研究し日本に興味を持つ李さんの意見。

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 階段を下りて触ることもできるが、何度も触ると注意されるかな。

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 結構、若いカップルがやってきて、楽しいひと時を過ごしている。展示などは戦争ものが多いが、戦後の呉市の状況なども知ることが出来る。

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 来る前は、ちゃっちい模型が有る程度と思っていたが、なかなかどうして、ヤマトだけでなく、展示物を含め、見応えが有った。本物のゼロ戦にも会える。ゼロ戦展示は予想外だった。美しい女性海上自衛官が会場をまわっており、記念撮影や説明でサービスしてくれる。

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 下は人間魚雷として開発された回天。狭い艦内に乗り込んだ時、何を思ったことだろうか。こういうものを考え、製造し、実際に突っ込ませた軍部首脳の頭の構造が分からない。人間の命や人格の軽視は今も続く。

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 戦艦の大砲の弾は大きい。試射の時は耳栓をしていても、物凄い轟音と爆風が有ったそうだ。

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 ゼロ戦の座席の背板に鉄板が入っていなかったので、後方からの射撃で容易にパイロットの体を銃弾が貫通した。

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 戦前でも既に日本の製造技術は凄かったんだね。

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 戦艦ヤマトの製造や技術的な話、戦争開始から終戦までの記録など色々見るべきものが有った。3階では映画が上映され、ヤマトの説明、JAXAの宇宙開発などを観賞できた。

 外には戦艦陸奥の主砲やスクリューが飾られ、実物の巨大さに圧倒される。また、道路を挟んで退役した実物潜水艦が飾られており、中に入って、見学できる。全工程が2~3時間の長編映画のようだ。

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 陸奥の主砲。

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 舵。

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 昼には当然、海軍カレー、海軍オムレツがお勧め。食べさせてくれる店が増えたね。大和ミュージアムは観光とも言い難いが、下手な観光地よりは余程、感慨や感激が有ること請け合いだ。時間がある人は、足を延ばして江田島の元海軍兵学校(自衛隊)を見学することをお勧めする。

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