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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

天才達が隠している宇宙の重大な事実 小学生でも計算できる四則演算が合わない

2016年06月09日 13時35分45秒 | 宇宙
 NHK(サイエンスゼロ)によると宇宙の半径は470億光年という膨大なもので、とても我々の想像できる範疇ではありません。同じくNHKによると宇宙の年齢は138億年(137.98億年)です。

 さて、アインシュタインによると光より速い物は無いので、仮にビッグバンにより宇宙が光の速度(1秒間に30万キロメートル)で膨張したとして、宇宙の半径は138億年×光年=138億光年です。あれ?470億光年より小さい?宇宙は光より速い速度で膨張した事になりますね?

 470億光年÷138億年≒3.41(光速比)、この3.4という数字は、光速に対する宇宙膨張速度の平均倍率です。つまり、宇宙の膨張は誕生から現在までの平均速度が光速の3.4倍の速度であることが小学生でも分かります。一方、宇宙の膨張速度は加速されている(*1)。

 *1 米カリフォルニア大学バークリー校のサウル・パールムッター教授、オーストラリア国立大学のブライアン・シュミット教授、米ジョン・ホプキンス大学のアダム・リース教授はこの発見で2011年にノーベル賞受賞。

 加速されているとしたら、現在の宇宙膨張速度は3.4倍(平均値として計算される)より大きいはずですね(例えばリンゴの落下速度は重力で加速されて次第に速くなる)。僕の試算では実に5.8という数字になった(*2)。

 *2 この宇宙は無限大エネルギーで爆発したので、宇宙爆発の初期速度を光速(秒速30万キロメートル)とした。現在速度の単純・計算結果は初速で変わる。もし、初速が光速より遅い場合は更にこの数字が大きくなる。高校生なら計算できますね。

 さて、この宇宙が光速の5.8倍で膨張しているとして、光速の5.8倍で遠ざかる天体が何故観察できるでしょうか?天体が観測されるには、天体を照らす光などの電磁波が地球に届かなければなりません。

 日ハムの大谷投手は日本人最高の時速163キロを記録しました。しかし、大谷投手が250キロで走る新幹線の後ろから時速163キロの直球を投げても、大谷投手が投げた地点より後方には飛びません。

 後方で大谷投手の投球を見ている人の視点では、時速87キロの速度で新幹線の進む方向に飛び球が遠ざかる(250km/h-163km/h=87km/h)。投げた地点より後方に投げるには250キロを超える必要が有ります。これも小学生でもわかる。

 宇宙が光速の5.8倍で膨張している場合、膨張する宇宙を観察するには光などの電磁波が、光の5.8倍以上の速度で地球に向かって進まなければなりません。宇宙膨張が光速を超える事について宇宙天文台はアインシュタインの理論に反しないとしています。

 しかし、膨張する宇宙の天体から地球に電磁波が向かう場合は、膨張とは逆方向になります。宇宙膨張がアインシュタイン理論に反しないとするのも作文(科学ではない)のように感じますが、膨張とは逆方向に光速を遥かに超える速度で電磁波が届くとは考え難い。

 これは論理的に矛盾が有りますね?

 僕はブラックホールの発見をリーダーズダイジェストで読み(1968年頃)、即座に宇宙には光を伝達する物質が存在すると考えました(異端児、へそ曲がり、反抗期)。従来のエーテル説に似ていますが、光伝達の媒体が粒子であると考えるところがちょっと異なります。

 この、光伝搬を担う粒子が宇宙に充満している場合は仮に宇宙膨張が光の5.8倍の速度であっても、光などの電磁波は地球に届きます。音速を超える速度のジェット機の爆音が聞こえるのと同じ現象です。この際、空気の粒子が音を伝える媒体です。

 宇宙物理学の天才達が考えたビッグバンは、この他にダークエネルギー(強力な斥力=反発力を持つダークエネルギーか莫大に湧きだし、宇宙が膨張する)などまともな考えでは説明できない多くの問題を含んでいます。
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