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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

東電のメルトダウン隠蔽 安全を捨て、理念を捨て、上司好みの完ぺきな演技を求められる現実

2016年06月17日 17時16分06秒 | 深刻な問題
 東電ではメルトダウンの公表が遅れに関し、第三者検証委員会が今月16日、当時の清水正孝社長が発表する役員にメルトダウンという単語を使わないよう指示した事が明らかにした。僕が以前から指摘してきた隠蔽体質が証明された形だ。




 官邸からの指示が有ったというがどうかな。柏崎刈羽原発が地震で停止した時のニュースリリース(全データー喪失)もかなり疑わしいものだった。当時、事務屋が作文したなと思った。また、メルトダウンを判断する社内マニュアルの存在に気付かなかっただとか、こんな空々しい嘘は無い。

 防波堤高さ設定の責任者だった故吉田所長に対して、厳しく書いたが、トップの意向を受けて悪役を演じたのかなと、思うところもある。いつか何かを暴露したいと考えていたようだ。だから暗殺説(原子力推進者、東電トップにとってタイムリーな死)を否定できない。

 電力会社本店は意味無く豪華過ぎる御殿を一等地に建て、本店課長以上は実質的な仕事をしないから、無駄を象徴するビル。管理職は毎日訳の分からん「あなた好み(トップや上司)の演技」、「仕事しているフリ、紳士らしくみせる演技」がなされる。

 まともに仕事したら①ミスを生じ(減点主義だから致命傷:成果評価なんて経験の無い事が出来るわけがない)、②トップや上司に良い返事と笑顔ができない、③男のジェラシーで集中砲火を浴びる(引き摺り落とす手はいくらでもある)・・・出世は出来ない。



 それにつけても、東北電力の女川原発(更に強い地震を受け、BWR型の原子炉を持つ)で何事もなく、停止できたことは、東北電力の取り組み姿勢、日頃からの努力に対して、賞賛すべきものが有る。

 個人的な話になるが、電力での新入社員教育では「24時間、常に電力社員らしく振る舞え」と言われ驚いた。それでも卒業するまでは、大方守ってきたつもりだった。しかし、トップに上り詰めた連中は表向き紳士乍ら、中身はチンピラ・やくざの類が多かった。特に事務系がひどい。




 入社して2~3年目、当時の某火力発電所の運転勤務が健康を著しく害すると考え、アンケートをとった。シフトの変更希望が当直別に90%~100%だったため、発電課長に変更を求めたような人間だったから、管理職からは総スカン、電力社員としては適さなかった。

 隣の電力会社に出向くなど調査(責任者は快く応じてくれた)、費用は全部自分持ち、協力は得難いし組合は動かない。そこで、一人で課長の所へ行った。その時の課長の怒鳴り声はフロアー全体に響き渡り、しばし静寂が有った。




 もし、シフトを変更していたら、若い社員が二人も亡くならずに済んだ。一人は今でも忘れない、明るく爽やかだった長身のH君で、会社に出すレポートの書き方をアドバイスした記憶が生々しい。

 これも以前書いたが、原子力建設のための水理実験設備建設では、担当者として「安全性第一」のモットーを掲げ、人の安全性を損なうと判断した方式は断固拒否した。当然、上司とは衝突する事になった。

 もし、君が電力に入社し、出世したかったら悉く僕の反対をやれば良い。理想とか正義は最初に捨てるべきだ。実力は邪魔になる。有ってももいいが、表には絶対出さない。
建設中!!

 
コメント
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