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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

メキシコ工場建設推進でトランプ氏に逆らったトヨタは痛い目に遭うだろう  何しろ10倍返しの国だ

2017年01月06日 22時21分43秒 | 国際・政治
 冷静に考えるとトランプ次期大統領はアメリカにとって、世界にとっても良いタイミングで現れた西部のファイターかもしれない。現大統領オバマは真面目で経済ではきちんと結果を出してきたが、最大の間違いは中国の経済成長を支え、軍事的な増強と進出を許した事だ。

 トランプは中国がアメリカを利用してにのし上がる事に不快感を示しており、大統領就任後着々と手を打つ可能性が有る。ロシアのポンコツ空母を改装してアメリカに対抗しようとしている中国の鼻っ柱を叩いておかないと目の前の現実的な脅威になりかねない。日本にとっても悪夢が実現する。

 豊田章男君の言っている事はトヨタ村では間違いない。しかし、あのフォードがメキシコ工場を諦めたという事実を冷静に受け止めなくてはならない。そしてそれ以上に、アメリカは諜報機関を通じてトヨタの詳細な内部情報まで把握し、火種のネタを掴んでいることを知るべきだ。

 トヨタは以前全く落ち度が無かったのに叩かれている。今回は、自ら落ち度を作った事になった。アメリカはトランプ次期大統領が手を下さなくても、同じシンパシーを持つ組織が手を下す、そういう国だ。

 古い話を思い出すと、アメリカは広島長崎に、原爆を落とす合理的な理由は何も無かったが、トルーマン大統領を上手に操って騙すような形で承認させた。トルーマンは女性や子供の頭の上に原爆をさく裂させたことに心を痛めた。しかし、何事も無かったように、原爆が戦争終結に貢献したとの主張を大々的に繰り返した。

 原爆や東京大空襲などは10倍どころではないお返しだ。アメリカ人は相当賢い人もいれば、それ以上に野蛮で悪辣な人間もいる。この際、豊田章男君はメキシコ工場をどうしても建設したいなら、マスコミに対して喋ったのは非常にまずかった。アメリカの生産を増やすなどのお土産を持ってトランプ氏に会うべきだ。

 トヨタの逆風は必ず日本にも及ぶから、孫正義氏や安倍首相がトランプ氏にどのように対応したかを研究し、よくよく分析したほうが良い。