宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

歴史家は現在に繋がった歴史を重点的に研究すべきである それは必然的に現代史になる 古い歴史を研究するなとは言わない しかしあまりにも現代史がおろそかにされている

2021年05月11日 16時47分23秒 | 生命
 何故、日本で現代史が重要視されないのか、疑問を持っていたが、やはり進駐軍の方針だったんだ。アメリカは日本に勝利したとはいえ、再び、日本が立ち上がって牙をむいてくることを恐れたことも要因で、現代史教育を禁止した。それほど現代史は大切なんだ。

 日本が独自の判断や努力で発展できない一つの理由が、昨日の自分たちの事が分かっておらず、昨日の事は更に以前の出来事が分かっていない事に起因する。そうしてみると現代史が究明できていない事に行き着く。加えて、我々は失敗を総括せず反省しない。

 だから同様の失敗を繰り返すことになる。アメリカ人はとにかく情報を集め分析する。先の大戦でアメリカ軍は、日本人捕虜の手帳などを徹底的に調べた。すると死を恐れない強大な戦士のように思えた日本人が実は普通の人間であることが分り大きな勇気を得たらしい。

 一方、アメリカ人は日本がロシアに勝利した時から、日本に潜在的恐怖を抱くようになった。だから、日露戦争後には日本軍が攻撃してきたとかいうデマが大きな混乱を引き起こすこともあった。

 また、アメリカは民主主義の国で、大統領といえども、国民の考えを無視できなかった。戦前、アメリカ国民は日本との戦争を望んでいなかった。これらの事を日本が知っていたなら、戦いを避け、お互いに協力し合い繁栄する道が有った。

 バブル期に、日本がアメリカを買い漁った事は、アメリカ人の怒りを買い、彼らは口には出さなかったが、日本嫌い、中国大好きとなった。これによりアメリカは世界の工場を日本から中国に移し中国の経済成長を強力に支えた。勿論アメリカは先行投資で莫大な利益を出した。

 そして中国が21世紀の覇者となって世界を支配する野望を実現しつつある。実はハーマン・カーン博士は、21世紀は日本の世紀と予想していた。しかし、その後、アメリカはバブル時期の日本を分析し、世界のリーダーにふさわしくないと判断した。これらの事は よくよく考えるべきである。