何の気なしにチャンネルを動かしたら、村井純がインターネットを日本語他で使えるようにしたとか、日本で初めて東大、京大、慶大でネットワークを組んだとか話していて、その聞き手が実に美脚の井原恵子だった。NHKの教育。
村井の話も面白かったが、後半の井原恵子の話はたまげたね。スキーに行きたくて、レースクイーンのバイトしていたら、目の前のレーシングドライバーより自分の方がうまくやれると思ったというのだ。しかも、免許証も無く、当然運転した事も無い。
それからは嘘の様な彼女の成功物語だ。井原恵子はアルバイトなどで1000万円を作り、レースに参加して、日本ではたちまちトップクラスになる。そこで、ヨーロッパなど世界に参戦するがそこでは苦労したらしい。
レースコースのカーブでは、300kgだかのGがかかり、体力や筋肉の無い女性には相当きついが、男にはできない緻密な制御だとか、海外では餅を食べて体力の持続を測り優位に立ったとか。
やがてルマンに出場し(ドライバー3人のうち、井原恵子だけが女性)、何と表彰台に上がる事が出来た。優勝したのかな。レースを語る彼女の喋りは科学者のようで戦略家のようで、男でも彼女の様なハイレベルな語り方はできない。
今は日産自動車の社外取締役で個人的にはベンチャーも立ち上げたらしい。
自動車免許証も持たない井原恵子が何故、レースクイーンでレースを見ていて自分の方がうまくやれると思い、言い切ったか?
僕もなんとなくわかるのは、彼女はスキーゲレンデで、多分、並の男どもより余程うまく滑っていたんだと思う。