先の大戦で、負けた時、日本のリーダーは東京裁判にかけられて、裁かれた。アメリカ進駐軍は日本を自由主義の国にすべく、全面的な改造に乗り出した。財閥は解体され、政府や地方自治体の仕組みも徹底的に変わったように見えた。しかし、日本政府は敗北したのに、何ら検証せず反省も無ければ目標も計画も無かった。
一旦は焼け野原から、立ち上がり、世界の頂点を目指している様に見えた時期も有った。残念ながら、自分で新たな世界を切り開けない。自分を変えられない。従って、世界の変化を乗り切れない。
このずるずる状態が今も続いているものだから、変化に順応しつつ対応はしているものの、重要なノウハウの蓄積が出来ていない。生物進化を研究していると、成功や失敗、得た情報から何を残し、何を改善するかという、重要な転換点での評価と決断が必要だが、ほぼ何も無い。
だから、またずるずると環境の変化に対応するだけで、本質が変らないから、異なる環境で、異なる条件での失敗を繰り返す。細かい技術は進歩するかもしれない。しかし、社会システムが新たな前進を試みる事が無い。世界が新時代に向けて歩みを進める中で、常に立ち遅れる。
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