テレビで毎日、池永チャールストーマス容疑者が私立高校3年の鈴木沙彩さん(18)をストーカーした末、刺殺した事件を報道している。次々と新事実が明らかになってきたためでもある。若い女性(子供を産む可能性のある弱者)が殺害されるのは痛ましく、残念でならない。
警察が沙彩さんに安全確認の電話した時、丁度、沙彩さんが部屋に戻ってきたらしい。クローゼットの中で身を潜めていた池永は会話を聞き、更に逆上して犯行に至ったという(池永はクローゼットの中で心が揺れ、友人にラインで、助けてくれなど通信していた)。
まず、事件当日の朝、両親と共に相談に訪れた警視庁だが、警視庁は動かない警察として日本で最悪。警視庁は傷害や殺人が起きないと動かない。猪瀬知事は十分認識してくれ。
10月3日に改正されたストーカー規制法では、被害者の居住地の警察署だけでなく、ストーカー行為があった場所の警察署からも警告が出せるようになった。にも関わらず、翌4日、最初に訪れた杉並署では、自宅近くの三鷹署に行くよう伝え、たらいまわししている。
ここは、最初に受けた杉並署で事情を聴き、メール(裁判に耐える証拠になる)で殺すぞと脅かされているのであるから、例えば、殺人脅迫行為で池永の身柄を確保し事情聴取し、沙彩さんの安全確保を図るべきだった。
三鷹署も、とんまな対応だ。何で、電話だけで済まそうとするのか。ストーカーから脅しを受け、身の危険を感じると警視庁に被害届を出さなければならないが、出したところで、実質的な助けにはならないという実例だ。
◆◆ストーカー対策でテレビアサヒの赤江 珠緒が「ストーカーは表面的な美しさに惹かれるので、知人が見かけをブスにしたら、消えてしまい解決した」と興味深い情報を提供していた。
私が最も深刻だなと思うのは、父親の対応だ。私だったら、池永のところへ飛んで行くね。相手が若くて強いかどうかは問題ではない。娘が脅かされて危険を感じているのに直接何もできないでいるなど、耐えられない。
私は、自分の事は多少我慢しても、家族となるとブレーキが効かないから相手を殺しかねない(世界の親は共通だと思うよ。日本が異常)。
そもそも、アメリカに留学したのも池永との縁を切るためであったろうと、推察する。長い長いプロセスが有ったわけで、か弱い娘は深刻に悩んでいた。その悩みや痛みを十分理解し、父親としてやるべきことはやらなきゃ。自信が無いなら、知人や世間に訴えて、仲間を動員すべきだ。
メールで脅すような人間は度胸が無いから、目を見ながら正面からありったけの声で強く警告すれば、解決すると思うが、できれば、渾身の力を込めて、みぞおちでもパンチを入れる。これを父親がやれば、効果てきめん。治らなきゃ治るまでやるまで。
池永はテレビ画像で見る限り、長身だが全体に発信力が少なく喧嘩は弱そう。度胸は無く、精神的な虚弱体質。距離を置き、恐れ、腫れ者扱いするからモンスターを生んだと言える。
もし、娘を助けるため戦って死ぬのであれが父親としてそれは本望。非力な父親でも相手と刺し違えれば良いのだ。色々な事件の中で、父親が父親の役割を果たせていないのは、深刻な問題、日本社会の病根だ。
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