ランクルファンにはお馴染みのランドクルーザーという月刊誌が発行されている。本屋で時々、立ち読みするが、やはり熱いファンは80、70,60などの所有者であることが分かる。ワイルドに河原や野山を走り、解放感を味わい、メカに手を入れて独自の世界を実現するところに魅力があるのだろう。これに対して、トヨタにオンロードの性能アップを要望してきた私はちょっと亜流なのかもしれない。亜流であっても、今後のランクル、特にディーゼルの進化には興味をそそられる。
近くの広島トヨタ(西風新都)に行くと、営業の高崎さんが次世代ランクルの情報を提供してくれる。トヨタからは情報を出さないので、雑誌の記事を紹介してくれる。私は喫茶店代わりに厚かましくコーヒーを飲みに行くので、多分嫌がっていると思うけど、おくびにも出さない。
ランクル100の次世代モデル呼称は150と言われたが200、パワーはライバルとの関係から当初380馬力と予想されたが、ややトーンダウンして300馬力前後となるらしい。肝心のディーゼルの情報は全くない。ランクル100が出た後、しばらくトヨタの担当者とメール交信していたがその時はランクルをガソリンに特化し、ディーゼルをなくす方向であると伝えられ、ちょっとがっくりきた。しかし、ヨーロッパは省エネタイプのディーゼル全盛であり、進化したディーゼルを期待したい。
できれば、ランクル200のエンジンは8気筒、5000cc、2,500気圧程度の超高圧インジェクション(コモンレール)で窒素排ガスの問題をクリアし、8人乗り3ナンバーとし、250馬力程度を実現してほしい。ランクル100ディーゼルは、出だしのアクセルが重く、少し踏み込むと煙が出る。スケールは今より大きくても良いが、小回りが効くよう4WSとできればベスト。油圧による車高アップは15cm以上、解除(最初の位置に戻る)を時速65km以上にしてほしい。逆にダウンは不要。(現状は上下9cm、時速50km以上で解除)その他の性能機能は現状よりアップすることで十分。現状でも高速を滑るように走る、スムーズさと安定性には満足している。クルーザーという名を冠する車であることを認識できる。
先日ハマーを見に行った。この手の車はそもそも、非日常性を特徴とするので、セダン車に似せる必要はなく、ハマーはそれにぴったりあてはまる。ランクル100がクラウンの兄貴のようなのがちょっと引っかかる。ハマーは角型直線的で、元軍用車であることを感じさせる。H2はともかくでっかい。価格は800万円程度。H3は同じデザインでランクル100より小さいか。難点は左ハンドルであることか。今後、南アフリカでの生産により、右ハンドルの出る可能性があるというから、期待が持てる。
ランクル100の良さは、購入当初、感激という言葉で表現できるほど実感できた。それまでの80ディーゼルと比べて、静粛性は格段に向上し、パワーアップした。1600回転ぐらいでアクセルを踏み続けると、実になめらかで心地よい走りとなる。一旦、2000回転以上で踏み込むと、力強い加速で周りの車を後ろに置いてゆくことになる。特に時速80kmから120kmぐらいまでが、TEMSの本領を発揮する。ほかのドライバーに申し訳ないなと思うほど、豪華で快適なドライブを実感できるのである。
ランクル100のファンは、更なる進化を期待している。
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