マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

科学映画

2011年03月25日 | 散歩写真






私が小学校の頃、映画を使った授業がありました。
映画と言っても、いわゆる娯楽性の強い映画ではありません。当然、教育を目的とした映画です。

当時は、教育目的に作られた映画が結構ありました。
ジャンルは色々ありますが、私は「科学」を扱った映画が好きでした。
自然現象を扱った映画とか、未来へ向けた技術を扱ったやつです。
特に技術のジャンルは、輝かしい技術開発が、明るい未来を象徴しているようで、なんとなく心が踊ったことを覚えています。

ICTの世の中はありがたいものです。
Webを検索すると、そんな映画をライブラリー化して、見せてくれるサイトがあるんですね。
私が見たのは「科学映画館」と言うサイトです。ここは、「科学映画」のジャンルで製作された映画をデジタル化して、無料で見ることができます。
小学校の頃見た映画が含まれているかは思い出せませんが、映画の雰囲気は全く同じです。
ストーリーの流れ、あくまで真面目なナレーション、音楽の使い方など、一気に小学生の頃に引き戻してくれました。

この「科学映画館」へ、すごい映画がライブラリー化されていました。
今、世界中から注目されている「福島第一原子力発電所」についての映画です。
映画は二つあって、「黎明」と「福島の原子力」です。
「黎明」は、福島第一原子力発電所が建設されるまでの、現地の事前調査などを扱った内容です。また、「福島の原子力」は、原子力発電の仕組み、構造、工程、安全性などを分かりやすく説明した内容です。

当然のことながら、制作の胴元は「東京電力」です。
従って、内容は「如何に原発は日本の発展い役立つか」「如何に安全か」「如何に地元へお金を落とすか」と言った観点から作られています。

「黎明」を見て笑ってしまったのは(本来は笑ってはいけないのですが)、原子力発電所の建設用地として福島の海岸が選ばれたのは、ここ数百年大きな地震や津波に襲われたことがないと強調されていたことです。
このナレーションは、今聞いてみると、スゴク「虚しさ」を感じさせます。まあ、映画全体が「虚しく」感じます。
評価は、見る方それぞれでしょうが、ぜひ鑑賞してみてください。なお、一本30分弱なので、両方で一時間弱の時間が必要です。


夜、電話がかかってきました。
仙台市に住んでいる友達でした。何度電話をかけても出ないので、FAXを送っておいたのですが、今日連絡がきました。
家族も、家も無事だったそうです。新潟が実家なので、避難していて戻ったのだそうです。私に取ってはありがたい話ですが、亡くなった方や行方不明の方が尋常な数ではないので、複雑な気持ちでもあります。

今朝、外を見たら、ビックリしました。3-4cm位、雪が積もっていたんです。
もうすぐ4月だというのに、信じられません。それでも、夕方までにはほぼ消えてくれました。早く、暖かくなって欲しいです。











コメント
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