ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

温身平で森林浴

2013-06-02 22:49:53 | 自然・季節
続編を書いておこう。
イワウチワを見つけた天狗橋から、再び車に乗り、温身平の入口で車を止めた。
すでに新緑が心地よく、タムシバが咲いているのを見かけ、春のはじまりなのだなあと思った。


いざ、歩き出してみると、小さな山ブヨのような虫が、顔の近くをぶんぶん飛ぶのだ。
そのうえ、時々我々の目をめがけて飛んでくるから、たまらない。
これは、ずうっと続いたのであった。

温身平の林の中は、まだ雪が残っていた。

それなのに、その林の木々の上を見ると、新緑で実に美しかった。

冬の終わりと初夏が一緒になっているような面白さがあった。

道の側に入ると、キクザキイチゲが見られた。

少し行くと、今度はエンゴサクが、辺り一面に。

しばらく進むと、道端に、大好きなミヤマカタバミが、ずうっと続いて咲いていた。


それにしても、森林浴が心地よい。
緑が心に落ち着きを与えてくれる。
しかしその落ち着きをぶちこわす、このぶんぶん飛ぶ虫たちには、もうまいってしまった。

温身平の看板が立つ場所までたどり着いた。


↑写真のなかに、黒いしみのような、雲のような部分があるのは、間違いなくぶんぶん飛ぶ虫の姿が写ったということなのだ。

そこから戻ることに決め、周辺をうろうろすると、林の中に、またもやイワウチワがたくさん咲いているのに遭遇した。


その後、戻ろうとする途中で、不思議な虹を見た。
雲の下の方にかかっているような、平らな虹である。

こういう自然現象を見たのは初めてだった。

初春の花々、そしてイワウチワ。
森林の木々の新緑のまぶしさ。
そして、不思議な虹。

虫に閉口したけれど、満足満足した、温身平であった。


コメント
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