新潟から高速を使って、福島県いわき市に行ってきた。
高速だと250kmの道のりも、実にすいすいと3時間半ほどで行ける。
道中、ずっと雪の降る悪天候だったが、幸い路面に雪は大してなく、よく除雪してあった。
猪苗代を抜けると、雪もどうということはなくなった。
路面もぬれてはいない。
それでも、小野やいわき三和を過ぎるあたりまでは、積雪が見られた。
同じいわき市でも浜通り地方に住んでいる人たちは、黒潮の影響か、ほとんど雪を見ることはない。
それが、話を聞いてみると、「今年は2度も積雪した」そうである。
また、「(ノーマルタイヤでは)運転が怖いので、勤めを休んだ」という人もいたと聞いた。
でも、たった2度じゃないか。
いいよなあ、雪が降らなくて。積もらなくて。
心の中でそう思った。
わが居住地域では、まだ道路わきや田んぼは雪で真っ白である。
生活するとき雪を避けられない新潟県人。
冬の大半は、重く暗い雲が立ち込める鉛色の空。
そして、生活を圧迫する降雪・積雪。
何億円も必要とする除雪費用、雪害対策費。
半年間近くも天候に恵まれない暮らしを強いられる。
こんな暮らしを続ける新潟県人。
こういう中で形成される性格は、雪のない土地の人たちとは絶対違ってくると思う。
降り来る雪・積もり来る雪との戦いが強いられる。
雪という災害は、自然がもたらす。
雪の猛威に耐え、人々は、早朝除雪し、道足の悪い中を仕事に出かける。
仕事から疲れて帰っても、日によっては家の周りの除雪が待っている。
場合によっては、家の屋根まで除雪しなければ、屋根が重くなり、扉が開かなくなったりつぶれたりする。
雪との戦いは避けて通れない。
覚悟を決めて、雪と対峙しなくてはならない。
しかし、雪に勝とうなんてことは考えていない。
自然に逆らっても勝てっこない、どうしようもないということを知っている。
黙々と雪との戦いを受け入れ、春の来るのを待つ。
かくして、新潟県人は、概して我慢強くなる。
耐えて粘り強くなる。
同時に、受容的になる。
世間には、自分の思い通りでなければ気がすまない人がいる。
ルールを変えてでも、自分の思いを成し遂げようとする人がいる。
自分の力で何でも変えようとする、野心的な人がいる。
しかし、新潟県人には、そういう人はあまり多くないような気がする。
これも自分の運命と、甘んじて受け入れている人が多いように思える。
それは、こうした雪との戦いで培われたものだと考える。
自分の力で変えられないものもあるのだ、ということがわかっているからこそである。
…と言うが、まあ、一般的にということである。
私の周囲には、もちろん、我慢強くない人もいるし、野心的な人もいる。
自分だって、あまり粘り強くはない。
でも、今回、新潟県人ではない多くの人々と話をしていたら、日頃こんな考えの人とあまり会わないよな、という人が何人かいた。
さて、久々に2日間連続してよく晴れた。
やはり雪解け、春が待ち遠しい。
改めて自分は、新潟県に住む者だなあと再確認したしだいである。
高速だと250kmの道のりも、実にすいすいと3時間半ほどで行ける。
道中、ずっと雪の降る悪天候だったが、幸い路面に雪は大してなく、よく除雪してあった。
猪苗代を抜けると、雪もどうということはなくなった。
路面もぬれてはいない。
それでも、小野やいわき三和を過ぎるあたりまでは、積雪が見られた。
同じいわき市でも浜通り地方に住んでいる人たちは、黒潮の影響か、ほとんど雪を見ることはない。
それが、話を聞いてみると、「今年は2度も積雪した」そうである。
また、「(ノーマルタイヤでは)運転が怖いので、勤めを休んだ」という人もいたと聞いた。
でも、たった2度じゃないか。
いいよなあ、雪が降らなくて。積もらなくて。
心の中でそう思った。
わが居住地域では、まだ道路わきや田んぼは雪で真っ白である。
生活するとき雪を避けられない新潟県人。
冬の大半は、重く暗い雲が立ち込める鉛色の空。
そして、生活を圧迫する降雪・積雪。
何億円も必要とする除雪費用、雪害対策費。
半年間近くも天候に恵まれない暮らしを強いられる。
こんな暮らしを続ける新潟県人。
こういう中で形成される性格は、雪のない土地の人たちとは絶対違ってくると思う。
降り来る雪・積もり来る雪との戦いが強いられる。
雪という災害は、自然がもたらす。
雪の猛威に耐え、人々は、早朝除雪し、道足の悪い中を仕事に出かける。
仕事から疲れて帰っても、日によっては家の周りの除雪が待っている。
場合によっては、家の屋根まで除雪しなければ、屋根が重くなり、扉が開かなくなったりつぶれたりする。
雪との戦いは避けて通れない。
覚悟を決めて、雪と対峙しなくてはならない。
しかし、雪に勝とうなんてことは考えていない。
自然に逆らっても勝てっこない、どうしようもないということを知っている。
黙々と雪との戦いを受け入れ、春の来るのを待つ。
かくして、新潟県人は、概して我慢強くなる。
耐えて粘り強くなる。
同時に、受容的になる。
世間には、自分の思い通りでなければ気がすまない人がいる。
ルールを変えてでも、自分の思いを成し遂げようとする人がいる。
自分の力で何でも変えようとする、野心的な人がいる。
しかし、新潟県人には、そういう人はあまり多くないような気がする。
これも自分の運命と、甘んじて受け入れている人が多いように思える。
それは、こうした雪との戦いで培われたものだと考える。
自分の力で変えられないものもあるのだ、ということがわかっているからこそである。
…と言うが、まあ、一般的にということである。
私の周囲には、もちろん、我慢強くない人もいるし、野心的な人もいる。
自分だって、あまり粘り強くはない。
でも、今回、新潟県人ではない多くの人々と話をしていたら、日頃こんな考えの人とあまり会わないよな、という人が何人かいた。
さて、久々に2日間連続してよく晴れた。
やはり雪解け、春が待ち遠しい。
改めて自分は、新潟県に住む者だなあと再確認したしだいである。