ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ヒトリシズカ

2010-04-27 17:34:31 | 草木花
ヒトリシズカ。
漢字で書くと、
“一人静”。
関川村、鷹ノ巣キャンプ場に、カタクリを見に行った。
時期は少し遅れたけれど、一面にカタクリは咲いていた。
去年見つけた“ミヤマカタバミ”も、白い花をところどころに咲かせていた。

もう一つ会いたかった花は、この“しずかちゃん”。
ヒトリシズカという名のごとく、1本すっと立って、4枚葉を開かせる。
そしてその中央に、花というには不思議な花を咲かせる。
撮った写真は、まだ4枚葉に包まれた愛らしいいでたちのものばかり。
着物にくるまった静御前。
そんな感じ。
ヒトリシズカと言いながら、周囲には同じ仲間が何本も出ることが多い。
一人じゃなくて、大勢で立って咲いている。
でも、この咲き方が不思議。
うーん、なんだか微笑んでしまう。
ヒトリシズカの花に、ちょっぴりいやされた日曜日だった。
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初勝利まであと一歩

2010-04-26 18:16:54 | アルビレックス新潟
うーん。
惜しかった。
アルビレックス新潟。
リーグ戦、第8戦。対サンフレッチェ広島戦。
先制されたものの、2点を挙げ、逆転!
今シーズン初勝利かと思ったのに、ロスタイムに失点。
あと4分だったのに…
試合前の練習でも、全員で円陣を組んで、勝利に向けて気合を入れていた。
しかし、思い通りにいかないのが世の常。
またしても引き分けに終わってしまった。
またしても勝てなかった。
3月4月、リーグ戦勝利なし。
でも、前向きに考えることにしよう。
前の試合では、アウエーでの名古屋戦、ロスタイムで同点に追いついた。
今回は、ホームで「勝利まであと4分」に近づいたのだ。
次こそは。
そして、これから、「ジャイアント・キリング」を起こしていこう。
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16km走ってみたけれど…

2010-04-19 20:51:54 | RUN
新潟ロードレース。
去年は10kmを走れたから、今年はこのレース最長の16kmを走ってみようと思った。
冬の間は、降雪・積雪や悪天候で、体育館内を週に1度くらい20~25分間走っていた。
20~25分間というと、4~5kmでしかない。雪が解けてからは、やはり週に1度くらい7kmほど走ってみたけど、16kmの半分にも満たない。
少々不安に思っていたら、面白いもので、最近体が変調を訴えていた。
胸がムカムカする。
足首が痛くなる。
五十肩の痛みが増す。
若い頃であれば、「え~い、行っちまえ!」だったであろう。
しかし、さすが50代。体力に自信がもてない。
何とかなるだろう、だめならキケンすればいいさ。
そう思いながら、スタート地点に並んだ。

5,6列前に、知り合いの同年代Aさんを見つけた。
号砲。スタジアムを出て行く時、Aさんを抜いた。
向かい風が強い。川堤に咲く桜はようやく満開に近づいているが、その美しさを愛でるより、風の強さの方が気になる。
走るペースは、自分では安定していると思うが、無理はできない。
やがて橋を渡り、追い風に変わる。
楽になったはずなのに、後ろから来る走者に、一人また一人と抜かれていく。
大した速さの違いはないので、付いていこうかと速さを合わせようとするが、数分すると、置いて行かれてしまう。
この違いは何かなあ…と考えると、やはり練習量から来る走りの慣れなのだろう、というところに落ち着く。
「水分補給あと300m」と出るが、その300mが500m以上に感じた。
走りながら飲むのは難しい。
のどの違う部分に入ってむせた。

中間点到達。
39分19秒。
これで中間かよ。なんてきついんだ。
右足の親指が靴に当たるようになってきた。
外国人の若い女性に抜かれた。
悔しいので、少し付いていく。
しかし、それもむなしい抵抗。どんどん先に行かれてしまう。

折り返し点を過ぎ、Aさんとすれ違う。
自分の方が、300mくらいリードしているのがわかる。
徐々に右足の痛みは増す。
スピードが出ない。
自分の意識は、前へ進むことだけ。
しかし、のろい。次々に抜かれていく。
ゼッケンを見て50歳以上とわかる人たち、見なくても60歳代とわかる人たちにも、抜かれるのが悔しい。
あれ、いつの間にかAさんが前方にいる。
その差がどんどん開いていき、差をつめようと思う心と体とが一致しない。
Aさんから200m近く離され、なんとかゴール。
1時間22分余りの記録。
出走した50歳以上の220人中、100位内ではあったが、後半の落ち方は予想以上にひどかった。
Aさんは、土日に30kmくらい走るそうだ。
自分とは比べ物にならない。
努力は裏切らない、ってことだね。

帰りの電車の中で、空席があるのに、ずっと立ち続けている人がいた。
私よりも年輩で、同様にロードを走った方なのに、元気だなあ…。
私は、空席を見つけて座った。
ひざを組もうと思ったら、突然ももの裏側、股関節付近の筋肉がけいれんを始め、びっくりした。
イタタタ…あせって、反対側の脚を組もうとしたら、今度はそちら側がけいれんし始めた。
なんたるこっちゃ…。

まあ、いいや。
こんなヘタレでも、16km走り切ることができた。
去年より6km多く走れた。
次に6km多く走れたら、…
あっ、ハーフ(マラソン)ができるぞ…!!?
(ありえねえ…しかし…)
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春の雑草の花、四天王

2010-04-13 20:24:32 | 草木花
ようやく新潟でも、桜の開花が見られるようになってきた。
今年の春は、雪解け以降寒い日が続いた。
なかなか暖かくならないから、桜のつぼみもなかなかふくらまなかった。
桜の花見の前に、私は、足元の花見をする。
道端、ちょっとした空き地、田のあぜ道などでよく見かける雑草とも言える花々…。
私が勝手に「春の四天王」と名付けているものたちがある。
辺り一面を青く染めるのは、先日も書いた「オオイヌノフグリ」。
緑色の葉に負けないくらい、青い瞳が輝くようにまぶしいオオイヌノフグリ。
スター・アイズ。星の瞳が太陽に向かってきらめいている。
紫色のじゅうたんのように辺りを染め上げ、ところどころに赤紫の小さな花を咲かせているのは、「ヒメオドリコソウ」。
スカートをはいて、一本足でくるくる回る踊り子のようなヒメオドリコソウ。
蜜が吸えるので、子どもにはちょっとした人気がある。
辺り一面、白く染めるのは、背丈が低ければ「ハコベ」、高ければ「タネツケバナ」。
ハコベは、地をはうように低い。春の七草。緑色の葉、かわいい小さい白い花。
タネツケバナは、立ち上がる。空に向かって伸びていく。4枚花弁の十字の花。
今、新潟では、春の四天王が真っ盛り。
どこでも見かけるその生命力の強さに、思わず微笑みかける私である。
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入学式の一日

2010-04-06 20:30:27 | 「育」業
新学期を迎えた。
小学校でも、新しい職員の着任式が行なわれ、引き続き始業式が行われた。
そして、次の日は入学式と続いた。
新入生の一人が、体育館の入場直前になって、心細くなったのか、泣き始めた。
「お母さーん、お母さーん。」
わんわん泣いていては、とても入場できない。
急きょ体育館の保護者席からお母さんを呼んでもらう。
お母さんから少し落ち着かせてもらい、手をつないでお母さんに付き添ってもらっての入場となった。
何が起こるのかわからないのが、こういう時。
あらかじめ、職員には、「何が起こるか分からないから、臨機応変にいきましょう。」とは言ってあったが、やはり起こるものだ。

それでも、終わってみれば、無事に終わった、という気持ちになれた。

終わってから次に気になったのは、午後にある、中学校の入学式のこと。
あの「午後、たった一人の卒業式」を行ったA女は、中学校の入学式に出席できるだろうか?
卒業式後、2週間。
ずっとそのことが気になっていた。

午後になり、中学校の入学式に出席した。
案内にしたがって歩いていくと、体育館につながる廊下に、新入生たちが、並んで出番を待っていた。
中学校でも指導したのだろう、そばを通る私たちに、「こんにちは」「こんにちは」と、声をかけてくる新入生たち。
数週間前まではかかわっていた子どもたち、知っている子どもたちを見つけては、「おめでとう、おめでとう」と言いながら、ほほえむ私。
その中に、
いた。
いた。
A女がいた。
思わず握ったこぶしを、そっと彼女に突き出すと、彼女もこぶしを出して合わせてくれた。
よかった―。
一つ乗り越えたんだね。
おめでとう。
本当におめでとう。

入学式場でも、新しい担任の呼名に「ハイ」と短くしっかり答えていたA女。
文字通り新しいスタートだね。
がんばれよ、自分なりでいいから。
新しい制服に身を包まれた姿を離れたところで見ながら、心の中でそんな言葉をかけていた。
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最下位…今季序盤戦、苦しい戦いが続くアルビレックス新潟

2010-04-04 21:49:06 | アルビレックス新潟
勝てない。
サッカーJ1リーグ。
アルビレックス新潟は、ついに最下位に落ちてしまった。
11 セレッソ大阪     勝ち点5 1勝2引き分け2敗 得点6 失点8 得失点差-2
12 モンテディオ山形  勝ち点5 1勝2引き分け2敗 得点4 失点8 得失点差-4
13 大宮アルディージャ 勝ち点4 1勝1引き分け3敗 得点4 失点6 得失点差-2
13 ヴィッセル神戸    勝ち点4 1勝1引き分け3敗 得点4 失点6 得失点差-2
15 ジュビロ磐田     勝ち点4 1勝1引き分け3敗 得点7 失点10 得失点差-3
16 湘南ベルマーレ   勝ち点4 1勝1引き分け3敗 得点5 失点9 得失点差-4
17 ガンバ大阪      勝ち点3 0勝3引き分け2敗 得点7 失点9 得失点差-2
18 アルビレックス新潟 勝ち点3 0勝3引き分け2敗 得点2 失点5 得失点差-3
今季開幕してから、0勝3引き分け2敗。
負ける数は少ないけれど、勝たないことには勝ち点は増えない。
勝つためには、ゴールが必要だ。
下位グループの中で、アルビレックスの失点は、わずか5。
すごく少ない。
それなのに、最下位である。
当然である。5試合でわずか2得点。
これでは勝てない。
J2から上がってきた、湘南にも負けてしまった。
かつて新潟に在籍した、反町監督、野澤選手、寺川選手に名を成さしめてしまった。
ここのところ、選手たちは、「攻め」の気持ちを忘れてしまったかのようだ。
負けてはいけないという呪縛があるのか、失点を極端に恐れているように見える。
そのためか、守りに気がとられ、守備から攻撃に転じるスピードが遅い。
戦いぶりの歯がゆさに、先日のナビスコ杯の仙台戦後、ゴール裏のサポーターたちは、選手たちに叫んでいた。
「シュート打て!シュート打て!」と。
そして、今季リーグ戦第5戦の今回の試合も、ホームながら0-0で終わった。
その結果、ついに最下位に落ちた。
選手たちが一生懸命にやっていることは伝わってきた。
しかし、ゴール(得点)のにおいは、しなかった。
当日のシュート数は、7本対18本。
相手GKと1対1のチャンスも、ことごとくつぶした。
だからといって、選手に野次やブーイングをする気にはなれない。
スタンドの近くには、「やる気あんのか!?」などと叫んでいるオッサンもいた。
そんなの、見ていりゃわかるじゃないか。
やる気はあるけど、ミスを恐れている。
やる気はあるけど、シュートが入らない。
そういうことだ。
勝利への特効薬は、ない。
自分を、自分たち自身を、信じて勝利をつかむしか、道はない。
前を向いて闘え、新潟!
過去と現在は変えられないが、未来は変えられる。
必ず未来は切り拓ける。
信じている。
次の試合の勝利を。
たとえ、次戦が難敵、浦和レッズであっても。
アイシテル、ニイガタ!
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