ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

今回の寒波、幸い当地では…でも、…

2024-01-25 20:28:33 | 新潟

「新潟県では、23日(火)から25日(木)頃にかけてこの冬一番の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となるため、山沿いを中心に平地でも大雪となる所があります。特に、24日(水)は、警報級の大雪となるところがあります。不要不急の外出は避けましょう」

日曜日から、新潟県内のニュースや天気予報では気象予報士やニュースキャスターが、一様にそんなふうに語っていた。

火曜日から寒気が強くなり、水曜日は特に降雪・積雪が多くなるとのことで、県内では24時間で多いところで山沿い1m、平地で60㎝ということだった。

大雪の予報だから、このたびの能登半島地震で被害が多かった新潟市西区などでは、ボランティアの活動募集も中止になった。

 

そして、寒波は言われていたとおり、西日本各地や滋賀県、岐阜県などではかなりの雪になった。

名神高速道路の関ケ原付近では6.6㎞の立往生が発生して、解消まで19時間を要したというニュースがあった。

新潟県でも、雪のせいで関越高速道でスリップ事故が発生してバスの乗客など15人がけがをしたなどのニュースがあった。

 

だが、当地では、今回の寒波は予想していたよりも厳しくなかった。

昨日の朝は、午前4時ごろに除雪車が通って行ったが、せいぜい20㎝弱で、除雪車が出動しなくても大丈夫だったのでは?と思うくらいの積雪量だった。

今日も一日雪ではあったのだが、夕方見てみると、15㎝くらいの積雪で生活に大きな支障が出るほどではなかった。

 

やれやれ、と思ってほっとしたが、少し期待外れと思った人たちもいたようだ。

今夜のニュースでは、日本のスキー発祥の地上越市の金谷山スキー場は、目安の70㎝の積雪に満たないから、まだオープンできていないと言っていた。

下越地方の三川・温泉スキー場も、12月24日にオープンしながら、同28日から営業休止となっている。

同じく下越地方の胎内スキー場では、ホームページで明日から営業再開と報せを流していた。

ただし、「ゲレンデにおいては、まだ積雪不足の箇所がありますので十分にご注意の上、お楽しみください。気象状況 その他状況等により、予告なく運行可能リフト、滑走可能ゲレンデの変更がございますのでご了承ください。」だとのこと。

 

スキーをしない一般人には、雪が少ないのはありがたいが、スキー愛好者やスキー場関係者、には、「雪よ、もっと降って!」だろうと思う。

この1月下旬から2月上旬にかけては、小学校各校ではスキー教室が予定されているところが多い。

小学校などでスキー教室を楽しみにしている子どもたちも多いはずだ。

また、水泳と同様に、下の学年からスキーをやるほど、恐怖心がなくなってうまくなりやすい。

だから、スキー場には雪が降ってほしい、と願う。

中止になるのはかわいそうだ。

 

木曜日まで、金曜日までと、ずるずると雪の予報が延びているが、今季今後の雪はどうなるのだろう。

本来は、ここから2週間ほどが、最も多くの雪が降りやすい時期なのだが…。

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都道府県対抗男子駅伝、新潟県チーム目標達成とはいかなかったが、立派な健闘!

2024-01-21 18:56:01 | 新潟

今日は、都道府県対抗男子駅伝があった。

その中継を楽しみにしていた。

1週間前の都道府県対抗女子駅伝では、県の目標順位が20位台で、29位と健闘した。

今回の男子駅伝では、10位台が新潟県の目標順位。

大学生・社会人区間には、青学大で活躍し現在GMOインターネットに所属する岸本大紀選手と、箱根駅伝で2年連続5区山上りで区間賞の城西大・山本唯翔選手が出場する。

2人とも今までロードに強い実績を残している。

だから、楽しみだった。

ただ、懸念があるとすれば、高校生。

今年は、速いランナーがいない。

新潟日報紙でも、1、4、5区の高校生区間を目標達成のポイントに挙げていた。

1区のランナーが先頭のペースに食らいけるか。

8・5キロのアップダウンの激しい5区では粘り強く走れるか。

そこが鍵となりそうだと紹介していた。

 

いざレースが始まってみると、やっぱり甘くなかった。

タスキ渡しの中継地点やゴール地点を除くと、新潟県チームはテレビには映らなかった。

懸念した通り、1区7㎞で43位と出遅れた。

1位との差は1分42秒で、19位のチームとは53秒の差。

これは、2区の中学生区間で挽回するのは苦しい。

それでも、2区で小海楽空選手 (十日町・吉田中)が、区間2位とは2秒差で区間6位の好記録。

8分40秒で3㎞を走り、8人抜きを果たし、順位を35位に引き上げた。

 

そして、次の3区8.5㎞は期待の岸本選手。

6.8㎞までに9人を抜き区間10位の激走で、全体26位となっていた。

次の高校生ランナーにタスキを渡したときには、変わらず全体26位。

最終的に区間12位ということだったので、後半少し伸びを欠いたか。

でも、26位まで上がってきたから、上位が近づいてきた。

 

続く高校生区間の4区5㎞だが、ここは鍵の区間の一つ。

高校駅伝の県大会で、誤誘導(?)があったために逆転されて全国大会に行けなかった中越高校の皆川武蔵選手が走った。

その悔しさを晴らすような好走。

区間17位は立派な結果。

新潟を24位まで押し上げた。

 

次の5区の高校生区間もこの調子でいきたいところだった。

だが、5区は8.5㎞と、高校生には距離が長い。

ここに力のあるランナーがいる県は、強い。

優勝した長野県は、ここで佐久長聖高のランナーが2位以下を突き放す好走を見せ、優勝をぐっと手繰り寄せた。

新潟県チームは、やはりここがちょっと弱かった。

区間40位となり、全体順位も11落として35位に下がってしまった。

さすがに、ここまで下がると、目標順位の10位台は難しい。

 

6区3㎞の中学生区間は、区間27位ながら順位は変わらず35位。

粘りを見せたが、19位との差は3分50秒もある。

さすがに、最終区で1人でこれをひっくり返すのは難しい。

 

それでも、最終7区13㎞で、「山の妖精」山本唯翔選手は、懸命に追い上げた。

5.2㎞地点で、区間5位の走りで2人を抜いて33位に浮上した。

さらに、9㎞地点では、区間4位の走りでさらに1つ上げて32位。

最後は、山口と競い合いながらゴール。

テレビの速報順位では山口に及ばず28位と出ていたが、その後正式記録が出ると、新潟県チームは、27位。

山口県チームと同タイムながら、紙一重でかわしていたようだ。

さすが、山本唯翔選手。

区間4位で、8人抜きで新潟県を27位まで引っ張り上げた。

目標順位の19位チームとの差は、なんと37秒差まで詰めていたのだった。

走る前までは、3分50秒差もあったのに、3分半近くも縮めていたのだ。

すごい!さすが箱根駅伝のMVP金栗四三杯受賞者だけのことはある。

 

新潟県チームは、目標達成とはならなかった。

だが、48㎞走って37秒差とは、その目標が現在のチーム力に合っていたものだったとも言える。

なにしろ、去年は23位と今年より順位は上だったが、19位とは53秒の差があった。

今年は、37秒差である。

そこからすれば、新潟県チームは大いに健闘したと言えると思う。

 

新潟県チームの皆さん、大変お疲れさまでした!

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新潟県チームの健闘と小海遥選手の活躍と ~都道府県対抗女子駅伝2024~

2024-01-14 18:07:34 | 新潟

今日は、都大路を走る都道府県対抗女子駅伝が行われた。

去年は28位と、久々の20位台でゴールと健闘した新潟県女子チーム。

今年も2年連続の20位台を目指す、との目標だった。

そうはいっても、去年のチームには小海遥選手がいて彼女が第1区区間賞の走りがあったからこその20位台だった。

今年、残念ながら小海選手は、新潟県チームからの出場ではない。

宮城県チームの選手としての出場だった。

 

絶対的なエースを欠いて、新潟県の20位台は難しいのではないかと予想された。

ただ、東日本女子駅伝で新潟県チームは、10年ぶりの8位入賞を果たしている。

3000メートルで新潟県高校記録を持つ高2の橋本和叶選手(新潟明訓高)が1区を走る。

彼女は、暮れの全国高校駅伝でも1区7位と好走したから、スタート次第で目標の順位に手が届くかもしれない、と期待した。

 

スタートの号砲が鳴ると、橋本選手は積極的に前の方でレースを展開した。

だが、有力選手が多い1区の後半はずるずると下がらざるを得なかった。

粘ったがトップと1分12秒差の26位。

これは、積極的に行った結果だから、仕方がない。

それでも、2区の村山愛美沙選手が踏ん張って区間20位で、順位も20位に上げた。

3区の中学生田中優奈選手も区間20位と好走し、順位は21位。

4区の社会人は区間23位で、順位は22位と粘った。

5区の大学生は区間40位となり、順位は5つ落として27位。

6区の高校生寺木みのり選手が区間20位で、順位を3つ上げ24位。

7区の高校生は区間27位ながら、チームの順位は1つ上げて23位。

8区の中学生が区間37位となり、チーム順位は3つ落として26位となって、9区の社会人ランナーに最終の10㎞を託した。

 

この時点で、30位のチームとは1分11秒との差があったので、大丈夫かなと思いつつ、最終区間は各県つわものぞろいだから、後ろから抜いて行くランナーが何人いても不思議ではない。

はたしてどうなるか………と思いつつ、特設サイトの速報に目を凝らすと、新潟は中間地点で28位に落ちていて、残り1㎞の地点では29位となっていた。

残り1㎞での差は16秒しかなく、最後までハラハラしながらテレビを見ていたが、なんとか29位のままゴール。

30位の和歌山より10秒早く、新潟県チームは「20位台」の目標を達成することができた。

 

地震で被災した北陸4県の戦績はさすがに芳しくなかったが、新潟はその中では最上位であった。

1区で石川県の五島莉乃選手が見事に区間賞を獲得する走りを見せたことには、思わずうなった。

被災した地元を勇気付けよう、元気付けようという強い意志を感じる力走だった。

 

そして、大会は宮城県の29年ぶり2度目の優勝となった。

その立役者となったのは、やっぱり小海遥選手だった。

小海選手は、新潟県の妙高市出身。

妙高市の中学校を卒業後、駅伝の名門校仙台育英高校に進学し、全国高校女子駅伝にも出場した。

2年生のときには、1区で区間賞を取り、仙台育英高の優勝に貢献するなど順調に力を伸ばした。

去年は、都道府県対抗女子駅伝の1区区間賞だけでなく、10000mで夏にはアジア陸上選手権金メダル、12月の日本陸上選手権では3位と、着実に実力を付けている。

今回は、「大変お世話になったので」ということで、高校時代に在籍した仙台育英のある宮城県からの出場だった。

小海選手は、9秒差の2位でタスキを受け取ると、3kmですでに1位兵庫のランナーに追いついた。

だが、追いついてから並走することを選び、1.5㎞ほど走った。

その間に2位に上がった京都のランナーが6秒差まで迫ってきていた。

中間点では、小海選手の区間順位は16位と速くはなかった。

だが、小海選手は、これなら大丈夫だと安心して走れるところまで待っていたらしく、残り5㎞となるあたりでスパートをかけた。

後半スピードを上げると、残り1㎞で区間4位に上がり、ゴール地点では2位京都に20秒の差をつけ、区間順位も2位まで上げていた。

この状況に応じた、勝つためのクレバーな走りもできること、後半になるほど強いことなどに、オリンピック・イヤーである今年の彼女の活躍が期待できそうな気がした。

 

同じ時間に行われていた、サッカー皇后杯でアルビレックス新潟レディースは、INac神戸に0-2で敗れてしまい、残念だった。

快勝を期待していたのだが…。

でも、それを補ってくれるような、駅伝での新潟県チームの健闘と小海選手の快走だった。

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大雪じゃあ…!

2023-12-22 20:49:47 | 新潟

昨日の午前中は、2℃の気温ながら、積雪ゼロどころか降雪もゼロなので、久々に7kmほど気持ちよく走ってきた。

その後夕方が近づいて、雪が降り始めた。

昨日の夜の天気予報で言っていた。

「新潟は、平野部でも最大60cmの降雪が予想される」と。

まさか、そんなには降るまい。

そう思っていたのだった。

 

ところがどっこい!

降るもんだねえ。

夜の窓に映る雪明りの影にも、しんしんと降り積もるのが見てとれた。

夜中には、雷の音で起こされた。

俗にいう、「雪降らし」の雷であった。

朝起きて見ると、玄関先の風除室の先は、山のような雪が。

30cm物差しを雪に差してみたが、このとおりそれの2倍近くはあろうかという積雪。

なのに、新聞はちゃんと届いていた。

新聞配達の方、こんなに寒く雪の深い中、大変でしたね。

配達ありがとうございました。

長靴をはいても、膝まで埋まる雪の深さ。

さて、ちゃんと積雪量を計ってみよう。

どれどれ。

30cmものさしを2つ重ねた近くまで積もっているということですよ。

積雪55cmと判定。

 

しなりの強いナンテンは、雪をかぶって重くなり、雪の中に倒れていた。

そして、これは、以前にもここでクイズ風に出したことがあったけど、全く何かわからない。

…それは、生ごみ等を入れるコンポストでしたっ!

 

車庫前は、除雪車が通って雪を置いて行った。

だから、完全に車が埋もれて出られないくらいになっていた。

家の玄関までのスペースもすっかり雪で埋まって、通れるのは軒下のわずかな狭いところだけ。

さて、しからば、車庫から車が出られるように、道路から家まで普通に歩いて入れるように除雪しなくてはいけませんな。

ということで、除雪用のスノーダンプを使って、娘と二人で何度も何度も何度も雪を運んで除雪した。

 

車庫前もスッキリ!

疲れてしまったので、家の玄関前は、人が通れるくらいに除雪して、今日はここまで。

 

幸い、除雪中は降雪が大したことがなく、途中から薄日も差したくらいになった。

当地では、夕方になって大雪警報が解除され、大雪注意報に下がった。

だが、冷え込むにつれて、また雪がしんしんと降り始めた。

明日までにまたどのくらい降るのやら…。

昨日まで、積雪ゼロだったのになあ…。

あれ!?
そういえば、この冬は暖冬という予報だったはずだったけど、大雪ってどういうこと…!?

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車で高速を移動しながら、やっぱり秋春制のことを考えていた

2023-12-20 21:25:26 | 新潟

「常春」の埼玉。

隣家では、もうロウバイが咲いていた。

いいなあ。

新潟のわが家では、早くて2月末、普通なら3月に花が咲く。

庭や畑の地面には、びっしりと春に咲く花が葉を出して、陽光を浴びて育ってきていた。

これは、パンジーを小型にしたような花を咲かせる、ビオラ。

春には、足の踏み場もないほど咲いているに違いない。

 

午前中にこんな風景を見た後、午後は新潟に向け、出発。

快晴の青空の下、浅間山、榛名山、赤城山などが、山ひだまでよく見えた。

関越自動車道を、気持ちよいドライブだった。

 

それが、関越トンネルを抜けて、まったく違う風景に変わった。

空はグレーで暗くて雨が降り、道の両側には雪、道の外の風景は白く染められていた。

越後川口SAでは、このくらいの雪が積もっていた。

やがて新潟市に入ると、意外なことに吹雪となった。

新潟市は、県内では雪が少ない地域なのに、今日の運転中で一番ひどく雪が降っていた。

 

…こんなだもんなあ、冬の新潟。

昨日も書いた、サッカーJリーグの秋春制移行決定がうらめしい。

 

なのに、アルビレックス新潟の中野社長のコメントは潔い。

 

Jリーグ理事会におけるシーズン移行決議について

昨日、12月19日(火)に開催されたJリーグ理事会において、「2026‐27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課題を継続検討していく」ことが決議されました。本年4月...

アルビレックス新潟 公式サイト|ALBIREX NIIGATA OFFICIAL WEBSITE

 

本日さっそくクラブの社長名で「Jリーグ理事会におけるシーズン移行決議について」というコメントが出されていた。

「シーズン移行をすることが決まりましたが、この決定はJリーグとリーグに所属する60クラブの検討結果に基づいて行われたものです。アルビレックス新潟は、59クラブの意見と議論の結果を尊重して、この決議を受け止めます。

シーズンの移行には、さまざまな厳しさや課題が伴います。また、移行するために解決するべき課題は数多く残されています。当クラブは、ホームタウン新潟の歴史と文化、自然を理解しながら、ご支援いただくすべての皆様と共にそれらと向き合っていきます。」

 

Jリーグで反対の票を投じたのは、新潟の中野社長だけだったのだが、先日行われたサポーターカンファレンスでも、秋春制について、一貫して反対してきたその理由を丁寧に説明していた。

中野幸夫社長は、「この移行をどう良い方向に結び付けるかを、(地域の)皆さんと必死に考えていくことになる」と取材記者に語っていたが、さっそくファン、サポーターに向けてメッセージを出した。

そのことに、どこかの国の首相とは違う「丁寧な説明」で「真摯に向き合う」姿を見た思いがする。

 

雪の風景を見ながら、帰ってきた新潟でやっぱり秋春制が気になっていた。

その新潟、明日以降寒波が襲来し、大雪の恐れがあるとニュースで繰り返されている。

昨年の12月のようなドカ雪にならないといいが…。

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夏の甲子園、東京学館新潟 惜敗

2023-08-09 20:41:22 | 新潟

夏の甲子園。

惜しかったな、新潟県代表、初出場の東京学館新潟。

地元新潟県代表の上、先発したバッテリーの出身中学校が私と同じだったので、なお一層ガンバレと思って応援していたのだけどね。

最終的には、1点差で負けたけど、2死2,3塁で一打逆転サヨナラという場面まで作ったものなあ。

試合前半、3回までで1-5と大差を付けられたときには、大敗を覚悟したのに、よく追い上げた。

そして、県予選を思い出してみると、東京学館は、中越との決勝戦だって、前半で4点くらいリードされても、終盤追い上げてサヨナラ勝ちしたのだった。

あきらめが悪いというか粘り強いというか、そういう戦い方ができるチームなのだ。

そういうチームでないと、この10年間、日本文理と中越の2校しか優勝していない新潟県の代表にはなれなかった。

その2校を接戦の末に破って県代表をつかんだ東京学館らしい戦いを、甲子園でも見ることができた。

この試合も、中盤で2点を取って追い上げ、最後まで試合をわからなくした。

十分によく健闘した、と言える戦いぶりであった。

 

だが、ここのところ、新潟県の高校は、春の選抜大会に出場できていないし、夏の大会も、勝ち進んでいない。

初出場の高校ゆえ、今回の敗戦は仕方ないと見る向きもあるかもしれない。

けれども、今後、東京学館が全国で勝ち進むことを目標にするようなチームを目指すなら、健闘で満足していてはいけないのだ。

今回の経験をもとにして、全国に名がとどろく強豪となってほしい。

選手の中には、負けて涙を流す選手たちもいた。

その姿を、後輩たちも覚えていて、今年のチーム以上に強くなってほしいな。

 

東京学館新潟の選手たちや関係者の皆さん、お疲れさまでした。

胸を張って堂々と帰ってきてください。

 

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年に一度の、新潟でのNPBプロ野球開催

2023-05-09 21:32:32 | 新潟

新潟市には、HARD OFF ECOスタジアム新潟(ハードオフエコスタジアムにいがた)という野球場がある。

県内に誘致できるような立派なスタジアムがないから、県内でプロ野球を見ることができないとよく言われた。

だが、2009年にこのスタジアムができて、もっとNPBの野球を見ることができるようになるだろう、と思っていた。

 

たしかに、できたころは、3試合くらい見ることができたのだが、近年は、毎年1試合だけ。

それも、DeNAに関わる試合だけ。

ちょっと物足りない感じだ。

今年の試合も1試合だけ。

それが、今日のDeNA対巨人の試合。

 

阪神戦ではないし、あまり見に行きたい気持ちにもならず、BS-TBSの中継放送で観戦することにした。

 

試合の先発、DeNAはバウアー。

2020年のMLBで最高のサイ・ヤング賞を受賞した、話題の投手だ。

対するに、巨人は戸郷。

WBCでも日本代表の投手として活躍した、今や巨人のエースだ。

これは面白い投手戦になるぞ、と期待した。

 

最初に打たれたのは、巨人の戸郷。

DeNAの佐野に、先頭打者ホームランを食らった。

さすが、首位を走る絶好調のDeNA打線だ。

今日は何点取るだろう、と大きな期待をもった。

 

ところが、何点も入ったのは、巨人の方だった。

バウアー投手を打ち込み、ホームラン攻勢。

岡本が2回表にソロホームランを放ち、同点に追いつく。

6回表には、大城が2ランを放つと、新人の門脇にも 1号2ランが生まれ、巨人を突き放した。

 

結果、9-2で巨人の勝ち。

戸郷は、完投での勝利だった。

途中でもっと点が入る展開になれば、佐渡から巨人に入って今一軍に帯同している菊地投手の出番もあるのではないかと期待したが、それはなかった。

でも、今でも巨人ファンが多い新潟県。

それだけに、今日の試合は、戸郷の完投やホームランを何本も見られるなど、満足して帰った人も多かったのではないかな?

 

ただね、やっぱりもっと多くのNPBのプロ野球の試合が見られるようであってほしいな、と思うよ。

いつも、サッカーの試合を見に行くとき、この球場のそばを通るのだけど、立派な球場が「休場」になっているようで、もったいないよなあ…。

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別府大分毎日マラソン、新潟県出身の青学大横田俊吾選手の快走に拍手!!!

2023-02-05 20:33:22 | 新潟

先月は、箱根駅伝で岸本大紀選手、都道府県対抗駅伝では女子の小海遥選手、男子の山本唯翔選手が、それぞれ快走を見せてくれた。

新潟県出身選手のロードでの活躍はうれしいと思っていたが、今日の別府大分毎日マラソンでも、またすばらしい走りを見ることができた。

その走りを披露した選手は、青山学院大4年の横田俊吾選手。

別大マラソンでは、順位が日本人選手2位、全体でも4位という好成績だったが、それ以上に素晴らしかったのが、記録。

フルマラソンを、2時間7分47秒でゴールし、学生のマラソンの日本最高記録をたたき出した。

従来の記録が2時間8分12秒であり、それは2003年3月のびわ湖毎日マラソンで中大4年の藤原正和(現中央大監督)が打ち立てたものだった。

この20年間破ることができなかった記録を、横田選手が破ったのだ。

 

横田選手の出身中学校は、五泉市の山王中学校。

丘の上にある中学校だったが、その後旧村松町にあった2校(山王中学校と愛宕中学校)が統合となり、村松桜中学校となっている。

ただ、現在の村松桜中は横田選手が通った山王中の場所ではなく、かつて愛宕中学校があった場所にある。

そこは、私が昨年11月に走ったごせん紅葉マラソンの主会場となった村松公園の隣に位置している。

そんな縁があって、五泉市出身の横田選手に肩入れして応援したい気満々だったのである。

 

横田選手は、1年前の別大マラソンでもフルマラソンを走り、2時間12分41秒で16位。

初マラソンとしては、実に立派な成績だった。

ところが、そんな彼なのに、今年4年生になるまで箱根駅伝を走ったことはなかったのである。

ようやく走った今年の箱根駅伝は、3区を担当し、青学大の3位はキープしたものの、区間8位と目立った成績はおさめられなかった。

 

彼が走っているときの右腕の振りは、卓球のフォアハンドの素振りによく似ているのだ。

それで「よこたっきゅう」と名付けられた特徴のあるフォームの走りは、卓球もRUNも好きな私にとって、とても魅力的なのであった。

その彼が、今日のマラソンでどんな走りを見せてくれるのか、とても楽しみだった。

 

スタートから先頭集団に付けていた横田選手の走りは、とても冷静に見えた。

いつもどおりの特徴的なランニングフォームで、大集団の中でも、無理をせずよい位置を取っているように見えた。

名のある社会人の選手が一人一人脱落していく中でも、彼はちゃんと先頭集団の中位についていた。

30kmでペースメーカーが離れ、先頭の2名の外国人選手が抜け出した時も、決して無理をしないで日本人選手の集団に入って後を追った。

やがて、社会人の日本人選手が3名、彼よりも先にスパートして3位争いを始め先行していったが、冷静にあきらめずに追っていった。

やがて、残りの距離が5kmより少なくなって行った辺りで、3位集団を追い始め、やがて残り1kmあたりで追いついたようだ。

前の3人のうちの1人は抜けなかったが、2人を抜いて、堂々の4位となった。

記録は、2時間7分47秒という立派なもの。

前回大会の優勝記録と同じタイムであった。

かつて、北京マラソンで児玉泰輔選手が、2時間7分35秒が一時期ながらく日本記録だった時があったが、それに近いタイムで走れるなんて、すごいじゃないか。

その快走に、拍手

 

同じ新潟県出身ながら、青学大で同級生だった岸本大紀選手の後塵を拝してきたように思えた横田俊吾選手だったが、4年生の最後のレースで見事な走りを披露した。

大学を卒業後、岸本選手はGMOインターネットで、横田選手はJR東日本で、それぞれ競技を続けると聞いている。

2人とも、駅伝やマラソンでこのような活躍を見せてきた。

競い合って、これからのさらなる活躍をしてくれることだろう。

新潟県人として、それが楽しみでしようがない。

 

横田選手、大学生としてのマラソン、歴代最高記録、本当におめでとうございます

今後も、大活躍を期待しています!!

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冬、ぎんがをかけて遊んだものだった

2023-01-28 20:52:50 | 新潟

ぎんがをかける。

 

こんなことを言うと、なんだかスペースオペラみたいだね。

漢字を入れると、

「銀河を翔ける」みたいで、なんだかすごくかっこいい感じがする。

 

でも、この「ぎんがをかける」という言葉は、私にとって子どものころの懐かしい冬の遊び方のことなのだ。

小学校の頃、雪が降ると、雪国独特の遊び方があった。

雪玉を固めてぶつけ合って硬さを競う遊び「ダマ」のことは、以前ここに書いたことがあった。

 

 

昔、冬の雪遊び「ダマ」 - ON  MY  WAY

すっかりの雪景色となって2週間近くになる。会う人会う人との話は、天候の話が多いものだが、新潟だとどうしても雪の話になる。昨日も、職場に年輩の方の来客があり、そんな...

goo blog

 

 

(おお、書いてからもう7年も前になるのか…!)

 

その遊びは、勝ち負けを競うからもっぱら男子の遊びだった。

 

では、女子が楽しんでいた冬の遊びは、というと、その1つが「ぎんが」だったのだ。

 

「銀河」は、夏の夜に空にかかっていたものだった。

では、ここでいう「ぎんが」はというと、冬の地面に関係する。

雪が固まった地面はつるつる滑る。

陽射しを反射してぴかぴか光ったりもする。

その、雪が地面で固くなって滑りやすくなっている状態のことを「ぎんが」と言うのだ。

そして、雪面をつるつる滑る状態にすることを、「ぎんがをかける」と言ったのだ。

 

今日の午前中のように気温が低くて粉雪のような雪が積もって晴れた日は、ぎんがを作って遊ぶのにとても適した日だった。

「休み時間に、ぎんがかけて遊ぼで(遊ぼう)!」

子どもの間では、そんな声がよく上がったものだった。

 

滑りやすくするために使う靴は、校内履きの運動靴だった。

あの当時の校内履きの運動靴は、靴裏の模様も深くなく、それで雪を固め靴裏に力を入れてゴシゴシこすると、雪面が固くなりつるつるになるのだった。

これが長靴だと、靴裏が雪で滑らないように加工してあるので、つるつるの地面は作れなかったのだ。

ぎんがをかけた後は、その上をみんなでキャアキャア言いながら滑って遊ぶのだ。

女子にとっては、男子みたいに雪玉を作って割り合うようなことよりも、みんなでつるつるに滑る道を作って、一気に滑って遊ぶことが楽しいことだったようだ。

 

時々、男子もぎんがをかけて遊んでいた。

ただ、ワルの奴は、いたずらに使っていた。

作った後にほかの奴を呼んで、気付かれないようにしながら、ぎんがの上を通らせ、滑って転ぶのを見て喜ぶのである。

私も、ひっかかったことがある。(くそ~!)

ひっくり返って転ぶと、転んだ下は固められたぎんがゆえ、固い地面と変わらない。

とても痛い目にあったのであった。(>_<)

子ども時代の「ぎんが」。

今日午前の晴れ間に、道路の雪がカチカチになって滑りやすくなっていたから思い出した。

今の子どもたちには見ない、懐かしき冬の遊びであった。

 

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都道府県対抗男子駅伝、゛山の妖精”山本唯翔選手の活躍で、新潟県チーム、23位に食い込む

2023-01-22 21:46:30 | 新潟

今日の日中楽しみにしていたのは、全国都道府県対抗男子駅伝。

女子の都道府県対抗駅伝は京都で行われるが、男子は広島での開催。

3年ぶりの開催となったが、新潟県チームがどれだけやれるかに注目していた。

 

女子は、1区で第一生命の小海遥選手が区間賞をとる活躍を見せ、最終的に28位と、目標だった20位台を達成した。

では、男子の目標や期待する選手は?

2日前の新潟日報には、「20位台前半を狙う」と本県の目標が出ていた。

 

 

期待は、本来は青学大の岸本選手だったのだが、残念なことにけがで欠場になってしまったとのこと。

それでも、あの箱根駅伝で5区を走り、区間新で区間賞を獲得した城西大の山本唯翔選手が走ると聞き、そこに期待することにした。

 

新潟県チームは、1区の高校生が意欲を見せてくらいついていこうとしていたが、41位となって出遅れてしまった。

しかし、2区の中学2年生小海楽空選手が区間25位と健闘し、順位を4つ上げ37位。

3区、社会人・日立物流の横山徹選手は、区間18位と好走。

さらに順位を4つ上げて、33位でたすきをつないでいった。

4区の高校生で36位、5区の高校生で35位と、少々停滞した。

 

だが、6区の中学3年生安達駿選手がよかった。

区間8位の好タイムで、順位を32位と3つ上げて、7区最終走者の山本唯翔選手にタスキを渡した。

 

これなら、20位台前半は無理でも、20位台には上がれるかもしれない、と期待を抱いた。

はたして、山本選手は、その期待に応えられるか!?

そう思って、通過順位の速報を見ていた。

13kmの区間で、5.2㎞地点では3人を抜いて29位に上がっていた。

そして、9㎞地点では、さらに2人を抜いて27位になっていた。

おお、すごい。

23位の選手とは24秒も差があるから、そこまでは難しいが、24位の選手なら2秒差しかない。

これなら、47都道府県の真ん中の24位に行けるかもしれない。

そう思いワクワクしてテレビを見ながら、新潟県チームのゴールを待った。

来た。ゼッケン16番、新潟県のナンバーだ。

山本選手が、前の選手を追いかけてスピードを上げて勢いよくゴール。

山本選手は、前の選手を抜けなかったことで非常に悔しそうな表情をしていた。

だが、新潟県チームの順位は、23位。

おおすばらしい。

半分より1つ上の23位だ。

ということは、チームの目標達成ではないか!

やったね!!

 

なお、山本唯翔選手の記録は、一気に9人を抜いて、区間4位タイの37分42秒という立派なものだった。

さすが、“山の妖精”だ。

この愛称について、箱根駅伝後、城西大の櫛部監督は、「白い帽子をかぶって、木々の中をすいすい走る山本選手の姿が妖精みたいだ」というところから来たと明かしていた。

「キャラ的にも山本はそういうキャラ。本人も神なんて恐れ多いという謙虚なタイプなので、『じゃあ妖精でいいんじゃないか』」

とその命名について秘話を打ち明けていたのだそうだ。

“山の妖精”山本選手は、平地でも強いというところを見せた。

 

都道府県対抗駅伝で、女子は小海遥選手、男子は山本唯翔選手が、将来性を感じる活躍を見せてくれたことは、頼もしい。

新潟県人として、うれしいことだった。

これからのさらなる活躍を楽しみにしたいなあ。

 

あともう一つうれしかったのは、長野のアンカーが立教大の監督を務める上野裕一郎選手だったこと。

高校生たちが作ったリードをきちんと守って、区間12位のクレバーな走りで、優勝のゴールテープを切った。

さすが現役選手兼監督。

立派な存在感を見せてくれたよ。

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