最近の体調不良は、やはり年齢からくるものなのだろうか?
夕方走ることにしている私だが、このところずいぶん忙しくて夕方からも会合があり、平日はなかなか走ることができない。
走るのは、週末に一度になっているのだが、いざ走り出すとふくらはぎや臀部からの右脚全体が痛くなったりして、まともに走れていなかったのだ。
先週の週末などは、走り出したら2kmもいかないうちにふくらはぎにピシッとした痛みが走った。
痛みが来たら、歩くにも痛い。
家に帰る2kmがつらかった。
先週前半は、階段などで歩く時も痛みを感じてしまうのであった。
ところが、その1週間後に当たる今日は、「第43回 UP・DOWN関川マラソン」の日。
せっかく4,000円の参加費を収めて参加を決めたのに、出場しないなんてもったいない。
という貧乏人根性が出てしまった。
今日は、なるべくゆっくり走ろう。
心にそう決めて、会場に向かった。

今年は、参加者が多い、と思わせる河川敷の駐車場であった。
受付は、関川ふれあいドーム。


この頭上には、館内ぐるりと「大したもん蛇まつり」の大蛇が飾られている。


いちおう念入りにウオームアップを行い、スタート地点の国指定重要文化財渡辺邸の前に移動。


知り合いの2人に会い、その後ろについて並んだ。

スタートから、走る足はあまり上げずにそろそろと行く。
知り合い2人とは、少しずつ遠ざかっていく。
同年輩だが、2人とも体調が悪いと言っていたのだが、やはり私ほどではないようだ。
そろりそろりと足を前に進めていく。
いつも5分台で行くのが、今日は6分台の前半だ。
早くはない。
5kmあたりから、ふくらはぎに違和感を感じるようになってきた。
今日は暑い。
30℃を越えると言う予報。
暑い日は、ペースはそう簡単に上げられない。
あとでスタミナ切れを起こし、相当苦しくなるからだ。
3年前の南魚沼グルメマラソンで味わっている。
それにしても、まだ前半の5kmなのに、ペースが上がらないのは苦しい。
蹴り足を強くすると、すぐに痛くて走れなくなりそうだ。だから、そろりそろり行く。
先ほどの2人の知り合いは、折り返してきた。
7km地点で折り返すと、ゆるやかな下りに変わり、少し走りやすくなった。
トイレに行きたくなったが、なかなかそれがない。
やっと見つけたが、並んでいる人がいる。待つ時間が惜しいので先に行く。
12km地点から、いよいよ丸山大橋につながる道で、急激なUPになる。
急にこの後の1kmは、7分50秒もかかってしまった。
どれだけきつい上りなのか。
これによって、足の粘りが完全に失われた。
少し下ったところで、ガマンしてきたトイレ休憩。
これ以降の下りを生かせないほど、さっきの上りが効いていた。
下りなのに7分台に近い6分台後半でしか走れなくなった。
春は桜がきれいな、高瀬温泉手前の並木の下を走る。
まだ道は6kmもある。
関川マラソンのうれしいのは、ここから4か所も給水所があることである。
ここまでも給水所は多かったが、大塚製薬がスポンサーについているので、必ずポカリスエットと水が用意されている。
この辺りからは、給水所のたびに、水を首筋や両脚にかけたりして気合を入れた。
しかし、気合は入るが、走りは少しも速くならない。
17km付近の最後の大きな上りは、腕は振るが脚は上がらない。
歩く人を抜くことはできるが、その人が再び走り出すと簡単に抜かれてしまう。そんなことの繰り返し。
15km以降、1kmのラップは、6分57秒、7分56秒、7分10秒、7分51秒、8分36秒、8分3秒。
いかにダメダメになってしまっていたかが分かる。
原因は、ふくらはぎ痛と暑さ。
ラストスパートもできないほどの脚のダメージ。

やっとのことでゴールすると、記録は今までハーフマラソン最悪の2時間22分台後半。

50代男子の170人くらいの中で150位近く。
それでも、痛みに負けず、走ることをやめなかった自分に拍手!