ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

石川佳純47都道府県サンクスツアーin新潟・新発田市

2024-05-26 20:39:05 | スポーツ

現役選手を引退した、卓球の石川佳純さんが、「石川佳純47都道府県サンクスツアー」というイベントツアーを行っている。

このサンクスツアーは、これまでに彼女が卓球を通じて経験した卓球の魅力、スポーツの楽しさを、全国各地を訪ねて直接の交流を通じて、その想いを伝えることを目的として企画された、とのこと。

このたび、「全農 presents 石川佳純47都道府県サンクスツアーin新潟・新発田市」と名付けられたイベントが、新発田市で行われた。

「47都道府県」「in新潟・新発田市」とあるように、新潟県では唯一新発田市での開催があるのみらしい。

事前の紹介内容を見てみると、佳純さんによる少年少女向けの卓球教室が中心のようだった。

ただ、希望者には、2階席で観覧可能だというので、申し込みをしてみた。

すると、幸運なことに抽選が当たり、娘と一緒に行ってきた。

「全農 presents」とあることもあって、入口の手前には、地元JAさんから「越後姫」という新潟のイチゴが無償で配られていた。

今回のこのイベントには、当選者以外は入れない。

だから、受付で渡されたのは、このリストバンド。

これを手首に巻いていないと観覧できないということだった。

いったん巻くと、簡単には取れなかった。

何かプログラムのようなものやチラシのようなものがもらえるのかな、と思っていたら、何もなくて残念。

そのうえ、肖像権の関係か、写真撮影は禁止だったのも残念だった。

だから、会場の写真はないのである。

 

12:30からまずは開会式。

主催者側や地元新発田市長などのあいさつがあった。

そして、最後に佳純さんのごあいさつ。

なんでも、運転免許取り立てで、初めてホテルから運転してみたのだとか。

新潟に来るのは、3度目で、新潟国体のあった2009年と、2017年に来てプレーをしたことがあったのだという。

子どもたちに対しては、今日のキーワードは「心技体」だと言っていたが、対象の小学生たちにはわかっただろうか?

 

それからは、準備運動を兼ねた札取り遊びをして、2時間近くもっぱら子どもたちへの実技指導だった。

10台用意された卓球台には、各台5,6人の子どもたちが配置されていた。

そこに、卓球指導に長けたスタッフが、彼らに様々な多球練習を行った。

昔は、フォアハンドロング、バックハンドショートなどが中心であった。

なるべくミスがないように、ということがあの頃は求められていた。

だが、今の練習ではたくさんのボールをバック、ミドル、フォアなどに素早く送って、それを一つ一つ素早く返球させようとするもの。

返球が入ろうが入るまいが、そこはあまり重視していない。

小学校の低学年でも、あまり容赦ないボールが送られていることにもびっくりした。

そんなボールを、今の子どもたちはかなりの割合でちゃんと打って返すのだから、やっぱりレベルが高いや。

背中のゼッケンを見ると、地元新発田、新潟白根、はるばる上越などから参加したようだが、県内ではレベルが高いクラブの子どもたちが集まっているのだな、と思った。

そんな10台の卓球台を、佳純さんも指導して回って、サーブのコツや打ち方・動き方のコツなどを教えて行っていた。

 

さすがに1時間もすると、やっている子たちも見ているこちら側も、ちょっぴり疲れが出た。

その実技指導のラストは、指名された子や希望した子たちとの特別試合であった。

特別というのは、8-8の同点からの試合で、11点を先取した方が勝ちというものだった。

地元新発田のクラブの女子が、なんと3本連取して佳純さんに勝った。

次に挑戦したやはり新発田の男の子は、10-10になったところで、11本マッチにするかデュースにするかを問われ、気丈にもデュースにすることを選択した。

すると、14-12で佳純さんに粘り勝ちした。

さすがに完全本気ではないのだろうけど、簡単には負けないつもりでやっていたのに取られてしまった佳純さん。

そんなところが見ていて面白かった。

 

その後はトークショーのはずだったが、子どもからの質問コーナーとか中心で流れていった。

もっと彼女自身の話をいろいろ聞きたかったのだが、私たちには時間が無くなったので、最後の15時30分まで聞かずに、15時前においとますることにした。

なぜ時間がなかったかって?

その理由は、前日のエントリーのとおりなのです。

(16:00開始の第16節の試合に車を飛ばしたのです)

 

佳純さんのサンクスツアー。

もう少し彼女のいろいろが聞けるかと思ったけど、残念ながらそれはできなかった。

でも、全国の少年少女とたくさんふれ合って、卓球でがんばる子を増やしたい、というのは伝わってきた。

引退後もそうやってがんばっている彼女の姿を見られたのはうれしかった。

これからも、まだ各地を回るのだろうけど、がんばってほしいな。

佳純さん、新潟・新発田のサンクスツアー、大変お疲れさまでした。

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今夜の横浜、野球もサッカーも雨中の激闘、画面見つめて大興奮

2024-04-24 22:28:35 | スポーツ

雨中の熱戦。

今夜の横浜は、雨だった。

にもかかわらず、野球もサッカーも試合が行われた。

風雨の強いコンディションなのに、どちらも激闘の好試合だった。

 

野球は、DeNA-阪神の試合をBS-TBSで観戦。

0-1の阪神リードで、5回を終えたところで雨で中断。

30分たって再開すると、DeNAは投手を代えたが、阪神は先発伊藤がここまで無安打に抑えていたこともあり、交代せず続投。

無安打だからとその後も投げていたが、ついに、7回に連続安打を打たれ、右翼手森下の後逸もあって、3点を入れられ、逆転された。

伊藤は、塁に出たり残ったりしていたから体力の消耗も激しかったのだろう、気の毒だった。

試合は、このまま終わるのだろうと思っていたら、降り続く雨の中、DeNAの抑え山崎を攻め、無死満塁のチャンスを作った。

ここで、森下が汚名返上の(?)死球で1点差。

その後、大山のタイムリー、ノイジーの四球、木浪のタイムリーで、一挙4点を取って大逆転。

DeNAも、その裏2死1,2塁のチャンスを作ったが、阪神が、5-3で雨中の熱戦を制した。

激しい風雨の中、最後までどちらが勝つのか分からない、好ゲームだった。

 

サッカーの方は、ACLの準決勝、横浜F・マリノス対蔚山をDAZNで観戦。

マリノスは、アウェイの第1戦を0-1で落としている。

今日は、勝つためには2点差以上のゴールが必要であった。

ホームでの決戦に、マリノスは、出足から好調に得点を重ねた。

前半の30分までに3点を取ったから、合計3-1になり、マリノスが勝てる、と思った。

しかし、好事魔多し。

蔚山に1点を返されると、39分だった。

マリノスのDFがスライディングすると、相手の蹴ったボールが手に当たり、決定機阻止でハンドの反則を取られPKを与えてしまった。

それだけでなく、同時に一発レッドでの退場処分まで下されてしまった。

PKは当然決められてしまい、合計3-3の同点となってしまった。

なのに、この先、ずっと1人少ない10人でマリノスは戦うことになってしまった。

前半はおろか、後半もずっと蔚山に攻められっぱなし。

いつ失点してもおかしくないなか、粘り強くよく守った。

相手のゴールが決まったかに見えたときも、VARによってノーゴール判定になった幸運もあった。

後半も全員でよく守り、15分×2の延長戦も、相手に得点を許さなかったマリノスは、ついにPK戦での決着に持ち込んだ。

すると、相手の5人目のキックを、ここまでナイスセーブを連発してきたGKポープ・ウィリアムが、しっかり阻止した。

マリノスは、最後のキックを決めて、PK戦を5-4で制した。

これで、初のACLの決勝進出を決めた。

本当によく耐えて、激闘を制したマリノスに、拍手だった。

 

今夜は、こうして、テレビとパソコン画面を両方見ながら、サッカーと野球とどちらの試合もハラハラしながら、勝敗の行方を見守った。

いやあ、興奮した。

横浜での雨中の激戦2試合は、感動ものだった。

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昨夜の世界卓球団体戦女子決勝、大熱戦

2024-02-25 17:42:26 | スポーツ

昨夜の世界卓球団体戦女子決勝は、すごかった。興奮した。

なにしろ絶対無敵の中国相手に、日本女子チームが3時間半を超える大熱戦を演じ、あと一歩まで追いつめたのだから。

結果的には、3-2で中国の勝ち、というのは順当に見える。

でも、中国の出場選手は、世界1位、2位、3位の3人の選手を起用していた。

世界ランクでは及ばない日本が、2位と3位の選手を倒して、先に2点を先取したのだから、すごいとしか言いようがなかった。

 

第1試合、世界ランク1位の孫穎莎に、日本は15歳の張本美和をぶつけた。

去年の試合で、張本は孫からゲームを奪い接戦に持ち込んで敗れていた。

だから期待したが、女王に隙はなかった。

必死に食らいつこうとする張本に対し、孫は5本、8本、4本と各ゲームとも接戦にすることなく、圧倒した。

 

第2試合は、日本のエース早田。

世界ランクは5位の早田に対し、相手の陳夢は現在世界ランクこそ3位だが、3年前の東京五輪の金メダリスト。

予選から準決勝まで全勝の早田だが、今まで陳夢との対戦で勝ったことがなかった。

第1ゲームは、6本しか奪えず、あっさり取られた。

日本女子は、ここまで対戦した国とはすべて3-0で連戦連勝してきたが、さすがにまだ中国には歯が立たないのか、と思った。

だが、第2ゲーム以降の早田は違った。

フォアハンド、バックハンド両方を使うラリーが続くこともあったが粘り、接戦となったが要所で得点して、好試合を演じた。

相手からすごいボールが返ってきても、むしろ笑顔になる早田は、この接戦を心から楽しんでいるように見えた。

第2ゲーム11-8、第3ゲーム11-9と、特に後半に貴重な得点を重ねて逆転。

第4ゲームは、マッチポイントを握ったものの、追い上げられて10-9の1点差となった。

ここで、ボールに対する前向きな気持ちが勝利を呼び込んだのだろう、ボールがネットインとなり、大切な1点が早田にもたらされた。

第2試合は、3-1で早田が勝ち、日本は1-1の同点に追いついた。

 

第3試合は、ここまで負けがない平野美宇と、世界ランク2位の王芸迪。

平野は、数年前のアジア大会で中国選手3人を撃破して優勝したことがあった。

両ハンドの高速卓球で相手を攻めて勝つから、ついたニックネームが「ハリケーン平野」。

だが、その後中国から研究されるとともに、中国は平野以上の高速卓球を自国の選手たちに身につけさせ、強くしてきた。

ようやく昨年から再び中国選手たちに善戦できるようになった平野は、去年1度だけだがこの王に勝ったことがあった。

それが自信となっているのか、早田の勝利が刺激となったのか、同じ戦型の王に対しひけをとらず、第1ゲームを8本で先取。

第2ゲームは、8-10とゲームポイントを握られたが、そこをしのいでジュースに持ち込み、13-11でもぎ取った。

 

この試合を見ていて思った。

10代の頃から世界相手に戦ってきた平野、強くなったり通じなくなったりして、またこの舞台でこんなキリキリする雰囲気の中で試合をしている。

平野も伊藤美誠も早田も、皆まだ23歳なのに、世界で戦うことを選んで、子ども時代からここまで長い年月を自らを追い込むことに使っているのだなあ…と。

それが、どれだけシビアなものなのか、想像するだけでも胸が熱くなった。

 

平野は、第3ゲームも3-7の劣勢から追いつき、9-10からジュースに持ち込んで12-10で奪取し、日本に貴重な2点目をもたらした。

これで、日本2-1中国。

なんとあと1勝で優勝だ。

第2試合で陳夢に勝った早田に大いに期待した。

 

だが、そこは中国。追い込まれた王者の孫穎莎の強さは形容しがたいほど絶対的なものだった。

早田が何をしようと、ものすごく威力のあるボールで早田を右に左に振り回し、圧倒した。

今までこんなに早田が弱く見えたことはない。

それほど孫の強さは際立っていた。

ゲームが進むほど、早田の表情から笑顔が消えていった。

3ゲームで、2本、7本、6本と合計15本しか早田に与えず、日本を応援する人たちの期待を一掃する強さを見せた。

これで、日本2-2中国。

 

最終第5ゲームは、日本15歳中学生の張本対中国30歳元王者の陳夢。

こんな場面で弱冠15歳に勝敗をゆだねるなんて、なんて酷なこと。

何事も経験だ、張本。

こんな試合を伊藤も、平野も、若いうちからやってきたのだ。

今度は、君の番だ。

伸び伸びと戦って、世界との、いや中国との差を実感して今後につなげてほしい。

そんな思いで見守っていたら、両ハンドをビシバシ決めた張本が、なんと11-4で第1ゲームを奪ってしまった。

おいおい、あと2ゲーム取れば、日本が勝てるよ!

行け、張本、この調子だ。

その期待を裏切らない張本は、どんなにすごいボールを打ち込まれてもあきらめない。

第2ゲームを7本で失うが、第3ゲームは追い上げ8-9でタイムアウト。

張本を迎える日本ベンチの伊藤、早田、平野、木原らは、皆笑顔だった。

予想以上に、自分の力を出して食いついていく張本のプレーぶりに、皆感心しながら応援していたのだった。

そこに、張本が自信をもって力を出し切れるよう、明るくアドバイスする先輩女子選手たちの映像に、日本の一体感を感じた。

結局第3ゲームも8-11で失い、ついに日本は追い込まれた。

第4ゲームは、開始から3本連取された張本だったが、一時は逆転して7-5とした。

その後、フォア前の小さいサーブのレシーブがやや甘いところを見透かされてそこを攻められたこともあって、7-11で敗れた。

敗れたとはいえ、堂々たる戦いぶりだった。

 

中国3-2日本。

まだ中国に勝てるまでにはいかなかった日本だが、この53年間中国をここまで追いつめたことはなかった。

それが、決勝戦でほぼ互角の戦いができるまでになってきた。

負けた張本は、「力が足りなかった。悔しい」と言っていた。

女子のエース早田は、敗れた張本をずっと気づかっていた。

悔しさをばねにして、中国に勝つことを目標にしてここまで力を高めてきた日本の各選手。

これからも、厳しいこの世界で生きていくのだろう。

打倒中国。それは、並大抵の努力ではかなえられないだろう。

でも、互角に近いところまできた。

それを自信にして、勝利という目標を叶える日が来ることを信じたい。

試合後のインタビューに明るく応じる日本の女子選手たちの姿に、未来への希望が輝いていた。

 

お疲れさまでした。

よくがんばりました。

本当にいい試合を見せてもらいました。

ありがとうございました。

これからも、明るく伸び伸びとプレーする姿に期待し、応援していきます q(^o^)p

 

それにしても、試合終了が午後11時40分を回っていた。

最近は夜中の12時時に寝るなんて、なかった。

朝6時起床と決めている私、今日は完全に寝不足となってしまったのでありました。

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卓球日本、男女ともパリ五輪出場権獲得!!

2024-02-21 22:35:20 | スポーツ

卓球日本、男女ともパリ五輪出場権確保!

いやあ、よかった、よかった。

 

世界卓球2024。

予選リーグを全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントはシードの2回戦から。

ここではベスト16だから、勝ってベスト8に進めば、五輪出場権獲得となる。

 

女子の対戦相手は、クロアチア。

予選リーグでは、その組3位ながら、1位のフランスを3-0で破ったという、力のある相手だった。

しかし、早田、張本、平野は、盤石。

どの選手も危なげなく3-0で勝利し、クロアチアの選手を寄せ付けなかった。

 

やはり、日本女子チームは強い。

日本を止められるのは、決勝で当たる中国だけだろう。

そして、女子で中国に勝つ可能性を持っているのは、日本だけだろう。

 

 

さて、少し心配だったのは、男子の日本。

戸上がまだ復帰できていないのが不安材料。

決勝トーナメント1回戦を勝ち上がったオーストリア。

第1試合、張本の対戦相手は世界ランク69位のレベンコという選手。

U-21の世界ランクで1位になったこともあるというし、過去張本との対戦で勝っているというから、どうなるか分からない不安があった。

案の定、第1ゲームの最初から、相手レベンコがサービスで張本のフォア前を突く。

張本はやや慎重な入りで、なかなか挽回できず1-6と離され、追い上げたものの、結局8-11で、大事な第1ゲームを落としてしまった。

暗雲が広がった気がした。

しかし、そこは、メンタル面で成長を感じる今の張本だった。

第2ゲームの最初はリードしたものの、6-5と追い上げられながら、あとをしっかりおさえ、11-7でこのゲームを奪い、1-1とした。

この後は、接戦となってもゲーム後半で突き放し、11-7、11-8で3ゲーム連取し、第1試合のエース同士の戦いを制し、日本に貴重な先勝をもたらした。

 

2番手は、日本は篠塚で、オーストリアは45歳ながら経験豊富なガルドシュ。

あっさり第1ゲームを11-4で取ったから、篠塚の一方的なペースになるかと思われたが、第2ゲームは9-11でガルドシュに奪われた。

第3ゲームも序盤もたついたが、後半得点を重ねた篠塚が11-6とまさった。

第4ゲームは接戦となったが、終盤追いつき、見事なバックハンドを決めてマッチポイントを握った篠塚が11-9と振り切り、日本に2勝目をもたらした。

 

全く危なげなかったのは、日本の3番手、16歳の松島だった。

世界ランク71位と篠塚より上に位置するハベソーンという選手を、最初から圧倒。

力強く4点、3点、6点と、合計13点しか与えず、3-0で日本の勝利に貢献した。

この勝利で、日本男子チームも、パリ五輪出場権獲得となった。

よくやった!

この後も期待したいところなのだが、くじ運悪く、男子は次の準々決勝で早くも絶対王者の中国と当たってしまうのだ。

張本が安定しているとはいえ、中国の選手たちから3点を奪うのは難しいとは思う。

だが、勝負は時の運。何が起こるか分からない。

あっと驚く番狂わせが起こることを期待しよう。

 

ともかく、まずは男女ともよく五輪出場権を勝ち得た。

そこに、拍手。

とにかく、あとは打倒中国。

当たって砕けろの精神で、臆することなくぶつかっていってほしい。

がんばれ、卓球日本!!!

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世界卓球団体戦、予選リーグから面白い!

2024-02-17 22:44:25 | スポーツ

韓国・釜山で世界卓球の団体戦が行われている。

大会でベスト8に入れば、パリ五輪の団体に出場する権利が与えられる。

男女ともに、予選リーグでは4チームと戦う。

ここを勝ち抜くと、ベスト16で決勝トーナメントの試合となる。

そこで勝って、準々決勝に進めば、パリ五輪出場権獲得となるわけだ。

 

日本の力をもってすれば、予選リーグ突破は固いだろうと思われているが、世界戦ともなれば予想外のことが起きるものだ。

男子は、初戦でナイジェリアと戦うはずだったが、相手エースが体調不良で欠場し、他のメンバーも入国できていないなど、アクシデントがあって、非常に珍しい不戦勝となった。

だが、体調不良は、日本にもあって、張本とWエースの戸上が発熱して試合出場ができない状態となってしまった。

今日のチェコ戦が実質初戦となったが、戸上抜きでも張本、篠塚、松島が実力を発揮して3-0で勝利した。

明日は、グループ内で最も難敵と言われる台湾が相手。

ここを勝利して、次のラウンドに進むのを確実にしてほしいものだ。

 

女子でも予想外のことが起こった。

絶対的女王の中国が、3-2で中国がインドに勝ったものの、2敗したのだ。

世界ランク1位の孫穎莎が155位の選手に、世界ランク2位の王芸迪が49位の選手に負けるという大波乱があった。

インドの選手たちは、片面のラバーがアンチラバーという回転がかからない特殊のラバーや、ツブ高と呼ばれるラバーで返球しづらいボールを駆使して、中国選手を幻惑していた。

いつも速く強いボールを打つ中国の選手たちが、異質ラバーを使う相手に対して自分の思うようにボールを返せず、いらいらしているのが見てとれた。

 

今日のイラン戦では、日本の女子も危うくその異質ラバーの洗礼にあうところだった。

2番手に出場した平野美宇は世界ランク18位。

堂々たる日本の2番手として、パリ五輪の個人戦の出場資格を得たばかりなのだが、この日の相手は世界ランクなんと709位。

扱いにくい異質ラバーをうまく使って、相手は最初から2ゲームを奪って、平野を窮地に陥れた。

それでも平野はなんとか3ゲーム目を取り、4ゲーム目・5ゲーム目は両方とも相手にマッチポイントを握られるという、絶体絶命のピンチに追い詰められた。

非常に苦しい場面をしのいで709位の選手にゲームオールの13-11で勝利した。

まさかイラン相手に、こんなにきつい試合になるとは思わなかった。

さすが世界戦である。

 

日本女子は、次にエース早田が登場し、同じような変則タイプの選手との試合だったが、そこは第1人者の貫禄を見せ、危なげなくストレートで勝利し、3-0でイランに勝利となった。

意外な苦戦もあったが、順調に予選リーグを突破しそうだ。

【ホッとした顔を見せる、試合後の日本の女子選手たち】

【インタビュアーがよく知っている水谷隼元選手だったため、吹き出しながらのインタビューとなっていて、笑えた】

 

まあ、こんなふうに、昨日から結構ハラハラしながら世界卓球をネット観戦している。

テレビでは、BSテレ東で男子の試合を放映しているが、女子は地上波で放送しているようだ。

だが、新潟では、地上波のテレ東番組は放送されていないのだ。残念。

でも、テレ東のホームページから入っていくと、ネットでライブ中継が見られるのがうれしい。

今日もそうやって見ていたし、明日からも…。

また、他のチームの試合などは、YOUTUBEでよく中継放送をしているから、見ることができる。

卓球好きな私には、とてもうれしい。

とにかく、日本チームの進撃に期待しよう。

 

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卓球女子、パリ五輪第3代表の選手決定

2024-02-05 19:18:42 | スポーツ

様々なスポーツやいろいろな種目でパリオリンピックの代表になった、とか決まった、というニュースが流れるようになってきた。

今日、卓球も、その発表があった。

ただし、日本チームがパリ五輪出場権を得た場合の代表選手という形だが。

 

卓球の女子は、ポイントランキング2位までに入った、早田ひな、平野美宇は、団体戦のほか、個人戦シングルスに出場できると内定が出ていた。

あとは、団体戦に出場できるもう1人、第3代表の選手が誰になるかが注目されていた。

全日本選手権の結果を受けて、最終ポイントと順位は、

3位 伊藤美誠    471.5ポイント

4位 張本美和    430.5ポイント

となっていた。

だが、日本卓球協会が選出したのは、ポイント3位の伊藤美誠ではなく、4位の張本美和であった。

 

伊藤美誠は、3年前の東京五輪では、出た種目すべてでメダルを獲得した。

女子団体では、石川佳純、平野美宇と共に、銀メダル。

女子シングルスでは、銅メダル。

混合ダブルスは、水谷隼と組んで、中国ペアを破って金メダル。

華々しい活躍を見せた。

だから、実績は十分なのだが、ここ1年ほどは故障やポイントランキングに基づく試合数の増加などで、戦績が振るわなかった。

 

それに対して、張本美和は15歳ながら、めきめきと実力をつけてきた。

海外に出ても結果を残すことが多くなった。

世界チャンピオン孫穎莎を追い詰めた試合もあった(最もその後の再戦では0点で抑えられたゲームがあったが)。

なにより、先の全日本選手権大会では、他者を圧倒する安定した試合運びを見せて現在の強さをいかんなく発揮し、準優勝という結果を出していた。

彼女を止められたのは、優勝した早田ひなだけだった。

 

だから、現時点では、強さだけでいうと、早田に次ぐ2番目の実力だと評価できる。

伊藤美誠の過去の実績と、伸び盛りで安定した強さをもつ張本美和を現状で比較すると、伊藤美誠に対する同情心はあるが、強い者、勝てそうな者を選ぶという常識からして、仕方のないことだろうと思う。

今15歳だがものすごい勢いで強くなっている張本には、五輪という大舞台の経験を積むことによって、さらなる進化成長が期待できるということもある。

選ばれたからには、日本の勝利に貢献する働きを見せてほしい。

だが、伊藤美誠だって、早田、平野同様にまだ23歳。

体調を整え、その先の五輪目指して再び異論の余地のない強さを身につけられるよう、捲土重来を期してほしい。

一卓球ファンとして、そう願わずにいられない。

 

さて、そうは言いながらも、パリ五輪の団体戦出場枠を、日本はまだ獲得できていない。

この獲得のラストチャンスが、2月16日から25日にかけ韓国・釜山で開催される、世界卓球選手権2024釜山大会だ。

世界卓球は、団体戦を行う年と個人戦(男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス)を行う年とに分かれ、交互に開催される。

今年の世界卓球は、団体戦が行われる番で、ここで勝ち上がってベスト8に入れば、日本は五輪の参加枠を得ることができる。

その団体戦には、すでに張本も伊藤も選出されている。

誰が出ても、力を合わせて、出場枠を獲得してほしい。

本来の力を発揮できれば、男子も女子も、それは高い確率でそれはできるはずなのだから。

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勝負に生きる若者たちの熱き戦いに感動の連続となった一日

2024-01-28 21:37:02 | スポーツ

今日の日曜日。

勝負の世界で、挑戦する若者たちの姿が、輝いて見えた日だった。

 

1つ目は、最終日を迎えた全日本卓球選手権大会。

今日は、男女シングルスの準決勝と決勝が行われた。

準決勝は、NHKのテレビ中継と、パソコンを使ってのネット中継を使って、2試合を同時に見た。

女子シングルスは、予想通り早田ひなと張本美和の2人が、互いに準決勝の相手に1ゲームも与えずに決勝で対戦。

第1ゲームを5-9の劣勢から6連続得点で早田が先取すると、試合が進むほどに早田の強さが際立つことになった。

なんと、強敵張本にも4-0のストレート勝ち。

内容的には、これが女子の試合かと思うほど鋭い強打や、それを打ち返し合うラリーなどが見られ、2人の強さには感心した。

15歳の張本のボールは、他選手なら圧倒する強さがあったが、オリンピックの金メダルを目指している早田は、世界で勝つために技術を磨き練習しているので、打ち返す力強さがあった。

それでも、試合後のインタビューでは、早田は世界で勝つには、オリンピックまでにまだまだ練習が必要だということを言っていた。

すごいぞ、その覚悟。

がんばってほしい、と思った。

 

男子シングルスの決勝は、去年の決勝と同じカードとなったが、歴史に残る名勝負だった。

3連覇をねらった戸上隼輔と6年ぶりの優勝を目指した張本智和の対戦。

世界ランクで上位にいる張本に対して、戸上は対戦成績も互角か少し上回る印象。

そのせいか自信をもって、張本のコートにボールを打ち込み、ゲームカウント3-1とリードした。

だが、14歳で日本チャンピオンとなって以降、世界で実績を上げてきた張本もさすがで、第5ゲームを取り、逆襲に転じた。

第6ゲームは、戸上が2度マッチポイントを握ったのだが、張本はこれをしのいで、ジュースに持ち込み、14-12で奪い、ついに3-3のゲームオール。

最終ゲームに10-8と戸上はチャンピオンシップポイントを迎えるが、今日の張本は粘り強く、2本取って、このゲームもジュースにもつれ込んだ。

そこから6度戸上が先取し、勝利にリーチをかけたが、そのたびに驚異的な粘りを発揮した張本がしのぎ、逆にチャンピオンシップポイントを迎えた。

戸上も一度はしのいだが、ついに最後の1点を張本が奪って、16-14、張本が今回の王者となった。

いつも得点するたびに雄叫びを上げる張本が、最後の1点を取ったとき、声もあげずに崩れ落ちた。

言葉に言い表せない勝利だった。

立ち上がると、戸上と互いにたたえ合いながら2人がハグする姿が素敵だった。

インタビューでは、戸上と素晴らしい試合ができたことや、これからも切磋琢磨して日本の卓球を強くしていきたいという趣旨の発言をしていた。

そこに、様々な経験を通して、プレー的にも人間的に大きくなった彼の姿が見られて、なんだかとてもうれしかった。

 

2つ目は、大阪国際女子マラソンで。

卓球ではパソコン上で見て、テレビでは大阪国際女子マラソンに目を凝らした時間帯もあった。

マラソンは、すでにパリ五輪の第1・第2代表はきまっている。

残りひと枠の第3代表となるには、ファイナルチャレンジとしてこの大阪国際女子マラソンか名古屋ウィメンズマラソンで、設定タイムの2時間21分40秒を上回るタイムを出さなくてはならない。

だが、このタイムは簡単に出せるものではない。

だが、前田穂南選手は、20㎞から果敢に飛び出し、ペースメーカーさえ置きざりにして前に出た。

優勝したエチオピアの選手には抜かれたが、最後までその選手を追って粘り強く走った。

その結果が、なんと設定タイムを上回るどころか、日本新記録の2時間18分59秒をマーク。

野口みずきの日本記録2時間19分12秒を、19年ぶりに更新した。

東京五輪でも、9月のMGCでも、満足な結果を出せなかった前田選手が、強い意志をもって走る姿は、見ているわれわれに彼女を応援したくなる気持ちにさせた。

給水で2回失敗したのに、まったくめげずにレース後半も1位を追って走り続けた。

不本意だった今までの自分に別れを告げて、世界と戦いたい、そんな思いが感じられる熱い走りだった。

名古屋ウィメンズマラソンでこの記録を上回るランナーが出るとは到底思えないが、どうなるだろう。

ともかく、見ている人を感動させる前田選手の走りだった。

 

そして、最後に大相撲。

横綱照ノ富士と並んで2敗で千秋楽を迎えた琴ノ若。

本割で見事に、翔猿に勝って、13勝2敗で優勝決定戦に名乗りを上げた。

そして、優勝決定戦でも、横綱照ノ富士に気後れすることなく気合の入った仕切りを繰り返した。

そして、決定戦では、本割の反省を生かして有利な姿勢になれそうな場面も作った。

だがそこは、王者横綱照ノ富士に一日の長があった。

大きな体に似合わぬ(?)巧みさはさすがに横綱だ。

巻き替えてよい体勢を作り、大きな体で土俵際まで寄って行った。

琴ノ若もあきらめず、逆転の投げを打とうと最後まであらがった。

だが、さすがにそれはかなわなかったが、立派な熱戦であった。

そして、敗れて本気で悔しい表情で土俵を後にした。

取組後の「来場所しっかり鍛えて出直してきます」というコメントは、ここまで好成績を残してよかった、というものではなく悔しさをたっぷり感じるものだった。

厳しい勝負の世界に生き、もっと強くなろうとする若者の言葉であった。

 

こうして、今日は、来月67歳を迎えるジジには、勝負に生きる若者たちの熱き戦いに感動の連続となった一日であった。

彼らに大きな拍手

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全日本卓球選手権大会、女子シングルスの戦い、佳境

2024-01-27 21:01:37 | スポーツ

月曜日(1月22日)から始まった全日本卓球選手権大会も、土曜日を迎え佳境に入ってきた。

今日土曜日のタイムテーブルは、

午前9時から男女シングルスの準々決勝

11時30分から混合ダブルスの準々決勝

12時35分から混合ダブルス準決勝

13時40分から女子ダブルス準決勝

14時45分から混合ダブルス決勝

15時20分から男子ダブルス決勝

15時55分から女子ダブルス決勝

…とあわただしかった。

 

大会前からの報道で注目は、パリオリンピックの代表選出に関してのこと。

特に、女子。

平野美宇と伊藤美誠のどちらが第2代表になるかということだった。

だが、それは昨日の6回戦で決着がついた。

ベスト8に勝ち残った平野美宇が、ベスト16で敗れてしまった伊藤美誠よりポイントを上回って、代表に内定した。

 

誰がチャンピオンになるか、ということが次の注目だ。

安定した強さを見せる早田が大本命だろうけど、互いに準々決勝を勝ち上がれば準決勝で早田―平野戦になる。

五輪の代表となって吹っ切れた平野がどれだけやれるか、と2人の顔合わせが楽しみだった。

ところが、準々決勝で平野は、赤江夏星(かほ)に、3-3とゲームオールの最終ゲーム9-11で落とし、負けてしまった。

代表が決まってホッとしたことがあるのかもしれないが、それ以上に今大会波に乗る赤江の思い切りのよい攻めに振り回された感があった。

私はよく知らなかったので調べてみると、赤江は現在19歳。

2022年のインターハイでは優勝しているが、全日本ではジュニアでベスト8に入ったのが最高という選手だった。

しかし、今日の試合を見ると、きっと今が伸び盛りの選手なのだろう。

強いボールが打てるし、守りもかたい。

意外性のあるボールも打てる。

19歳は、今まで2度全日本で準優勝している木原美悠と同い年だ。

その意味でいえば、伸び盛りと書いたが、遅咲きに近いかもしれない。

明日、現女王の早田戦でどんな戦いを見せるかが楽しみだ。

 

反対側のブロックの準々決勝では、その木原美悠対張本美和の試合が注目された。

木原は、一番安定感のある選手。

なにしろ、今日を迎えて、女子シングルスも、女子ダブルスも、混合ダブルスも、みんなベスト8に残っていたのだから。

ちなみに今日、最もたくさんの試合をしたのは、彼女だった。

シングルス1試合、女子ダブルス3試合、混合ダブルス3試合。

しかも、ダブルスは2種目とも決勝に進出し、混合ダブルス優勝、女子ダブルスも優勝と、2冠となった。

実力がなければ、達成できない。

その実力者の木原を、なんと4-0のストレートで下して、張本美和が準決勝に進んだ。

 

張本美和は、まだ15歳。

去年は、世界チャンピオン孫穎莎にフルゲームの接戦を演じたこともあった。

(もっとも、その後の対戦では0-11でゲームを取られて敗れたが)

今、一番波に乗っている選手と言ってもいいだろう。

きっと、明日の準決勝で横井咲桜(さくら)にも勝って、決勝に進むと予想される。

 

だが、優勝するのは、やっぱり早田ひなだと思う。

今日の準々決勝では、数年前にジュニアの世界チャンピオンになった長崎美柚を寄せ付けなかった。

ポイント上では並んだり逆転されたりもあったが、終始攻めるのは自分から。

ラリー戦になっても粘れるし、一発で打ち抜く強さも見せた。

バック系の技術の進化、新しいサービスなども披露しながら、結局4-0のストレートで準決勝へコマを進めた。

明日は、赤江の挑戦を受けるが、懐の深さを見せてきっと決勝に勝ち上がることだろう。

そして、経験の豊富さで張本をしのぐ強さを見せてくれるのではないか、と期待している。

はたしてどうなるか?

 

それにしても、女子の選手たちは層が厚い。

まだ中国をしのぐほどではないが、いろいろな選手が台頭してくる。

パリオリンピックは、長崎や木原には譲らず、早田・伊藤・平野の3人は決まりだろうと思っていた。

ところが、わずかの間にこうして張本やほかの選手たちも力をつけてきた。

平野が代表を決められたのは、逆にポイント制による積み重ねのおかげと言われるかもしれない。

今だけの力で判断すれば、第3代表に選考されるのは誰になるか分からない。

とりあえず、明日の準決勝・決勝を楽しみに待ちたい。

 

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第100回箱根駅伝終わる

2024-01-03 21:37:50 | スポーツ

今日も午前8時から、箱根駅伝を見た。

楽しみなことは、まずは優勝争いだろう。

2分38秒差で優位に立つ青学大がやはり優位。

スタート前のエントリー変更で、去年6区の区間賞を取った駒大の選手が出場しないと知って、やはり青学大が逃げ切りそうだな、と予想した。

 

そして、次にシード権争い。

今年は、往路で10位だった順大の記録5時間30分17秒から、多くのチームが逆転可能な位置にいた。

11位 国士大(+3秒)

12位 帝京大(+6秒)

13位 中大(+18秒)

14位 駿河台大(+34秒)

15位 山梨学大(+58秒)

16位 東海大(+1分16秒)

17位 立教大(+1分20秒)

18位 中央学大(+1分25秒)

19位 日大(+1分34秒)

2分差以内に、こんなに多くのチームがいた。

私はもちろん、わが母校立教大を応援した。

 

順位が大きく動くとすれば、6区の山下りだろうと思ったが、青学大は区間2位と好走。

7区区間3位、8区9区は区間賞、10区も区間2位と、走るたびに駒澤大を突き放した。

危なげなく圧倒的な強さを発揮した。

青学大は、選手の個性がよく生かされていたうえ、ロードの強さ、ハーフマラソンの距離の強さが際立っていた。

原監督の「負けてたまるか大作戦」大成功であった。

 

シード権争いを制したのは、結局復路6位となって、総合9位に食い込んだ帝京大。

そして、往路8位から総合10位に踏み止まった大東大だった。

私が応援した立教大は、復路14位と往路17位から上位に上がったものの、総合14位とシード権獲得はならなかった。

だが、今年も、繰り上げスタートはならずに、ちゃんと10人が襷をつないだことはよかった。

シード権を獲得した10位大東大とは、2分22秒差の14位であった。

10位との差は、1分20秒から2分22秒と、詰めることができずに逆に差が開いてしまった。

ただ、最終10区で4年生の関口絢太選手が、区間3位となり意地を見せた。

立大選手の個々人の区間順位を見てみる。

1区18位、2区20位、3区8位、4区10位、5区14位、6区11位、7区19位、8区11位、9区18位、10区3位。

平均すると、13.2位となり、なるほど14位相当なのだ。

ひとケタ順位になった選手は2人しかいなかった。

やっぱり、エースが不在なのが大きい。

シード権をねらうには、10位以内に入る選手が多くなり、下位に沈む選手を少なくするということがどうしても必要になるだろう。

上野監督が辞任した後でもよくがんばったが、やはり早く力のある後任監督を充ててあげることが、立大には欠かせないだろうと思う。

 

そして、最後にうれしかったのは、最優秀選手に贈られる金栗四三杯が、新潟県十日町市出身の城西大・山本唯翔選手に与えられたことだ。

前回大会で自身が作った5区・区間記録(1時間10分04秒)を大幅に上回る1時間9分14秒を記録した。

2年連続区間賞であり、しかも今回は区間新記録。

新記録は、今大会この1つだけだったことなどが評価されたということだ。

チームは過去最高の6位を上回る、初の総合3位。

来季から社会人となりSUBARUに入社が内定。

「個人的にはマラソンでチャレンジしたい。オリンピックに出場して、表彰台に乗りたい」

という。

これからの活躍に期待したいと思った。

 

さて、今年も箱根駅伝が終わってしまった。

イコール正月3が日の終わりだ。

世間一般は、明日から仕事始め。

仕事についていないからと言って、ボーッとしていたら、チコちゃんに叱られる 一年があっという間に終わりそうな気もする。

貴重な一日一日、大事にしていかなくちゃな。

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Jリーグの秋春制移行決定を聞いて

2023-12-19 19:58:51 | スポーツ

冬型の天気は、今日少しだけ寒さが緩んだようだが、日本海側の荒天はいかばかりであろうか?

 

埼玉では、寒気が強まった昨日は、新潟県境を越えた、強い北風が吹いた。

【赤城おろしを生む?赤城山】

外でいろいろと作業をしていたが、乾いたかぜが風が巻き上げる土ぼこりが目に入って、非常に困った。

それでも、青空の下、日中の日なたは、暖かい。

【夕方には月も見えた】

冬型の天候になっても、雪が降ったり冷たい雨が降ったりするわけではない。

むしろ冬型の天候になった方がよく晴れ、しかも暑い訳ではないのだから、屋外でスポーツをする人たちには、これ以上ない運動条件だろう。

それに引き換え、新潟の住人は、思うように屋外型スポーツはできない。

毎日の雪や雨で、グラウンドはぐちゃぐちゃあるいは雪で閉ざされる。

そんな環境の中でも練習し、技量を向上させようとするのは容易ではない。

 

今日、Jリーグの理事会で、秋春制への移行が正式決定した。

いくらウィンターブレイクを設けても、その間も練習は必要だ。

何も考えなくても土の上で練習できるチームに比べて、明らかに不利。

新潟の家族と離れなければ、まともな練習ができない新潟の選手たち。

今までも十分不利だったが、さらにその不公平感が高まる。

Jリーグは、Jリーグ百年構想(ジェイリーグひゃくねんこうそう)をうたっていた。

それは、日本の、地域におけるサッカーを核としたスポーツ文化の確立を目指していたはずだ。

リーグはどのようにして、新潟など厳冬期にハンデのある地域のチームを補助してくれるのか。

それなしでは、百年構想は切り捨てとなるだろう。

これからの移行に伴い細部にわたる決定と、移行後のこの秋春制の正否については、ずっと注目していきたいと思う。

 

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