ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

アルビレックス新潟、トレーニング再開

2022-01-31 20:34:03 | アルビレックス新潟
サッカーJ2アルビレックス新潟を襲ったCOVID-19感染症。
1月17日に選手1名が感染症の陽性、翌18日(火)に濃厚接触者が7名と判定され、高知でのキャンプが一時休止となっていた。
19日からの休止期間内には、選手・スタッフ・クラブ関係者合計50名が濃厚接触者として認定されたり陽性判定者が複数発生したりする状況となってしまった。
よりによって、高知入りしてすぐに、こんな苦境に陥るとは、なんという不運。
選手やスタッフは、キャンプ入りの数日前から、慎重に予防策を講じていたというのに。

それ以降、あちこちのチームのキャンプ情報が流れているが、新潟だけは、選手もチームスタッフもホテル内の自室で待機ということで、まったく情報が入ってこなかった。

このたび、10日間の隔離期間が経過することから、自室待機していた選手やクラブ関係者で陰性診断を受けた人から、29日の午後からトレーニング再開となった。

チームのツイッターには、次のような記事が載った。



また、ホームページでも、チームとして、次のような謝罪文が載っている。
トレーニング再開に至るまで、所轄の保健所の皆様をはじめとした自治体の方々の適切なご指示や、医療従事者の皆様やホテル関係者の皆様にご尽力をいただきましたことに、深く感謝申し上げます。また、当クラブをご支援いただいている皆様に、ご心配をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

わざわざ他県に行って、そこでクラスター発生だから、謙虚に謝まる行動は大切だ。

それにしても、他チームがチーム作りのために充実したトレーニングの時間を過ごしている間に、自分たちは自室でおとなしくしているだけ。
選手たちの焦りはどれほどのものだっただろうかと思う。

だが、SNSが使えるこの時代だから、選手やスタッフ間では端末を使って十分な連絡は行っていたらしい。
そして、選手たちからも、サポーターに対する配慮が見られた。
ツイッターやインスタグラムなどで、発信してくれた選手たちが何人もいた。
田上選手のインスタグラムによる、自室待機の1日の様子の紹介などは、「よくやってくれた!」と、ありがたく思えた。

いずれにしても、他チームに比べて2週間の遅れがあるし、体力づくりや戦術の練習などは、なかなか進まないだろう。

チームの遅れと全国の感染急拡大の現状から、今日は、キャンプ日程の変更が公表された。
当初は、1月17日(月)~2月5日(土)を、高知で1次キャンプ
そして、大阪で2月8日(火)~2月12日(土)に、2次キャンプ
という予定だった。
それを変更して、2月11日(金)までずっと、高知でキャンプを続けることにしたとのこと。

懸命な判断だと思う。
ただ、残念なのは、
高知キャンプトレーニング期間中は、報道関係者も非公開となります。対面でのご取材も控えさせていただき、オンラインでのご取材対応のみとさせていただきます。
ということ。
これでは、チームの情報が入りにくくなるはず。
これは、応援する側として、ちょっとつらい。
 
だけど、選手から情報発信してくれる選手もいる。
島田譲選手は、インスタグラムで、
外の空気も、芝生の匂いも、仲間の声も、ボールの感触も本当最高でした!
僕らの為に尽力して頂いた全ての方々に心から感謝します。
この環境に感謝して、開幕に向けてベストを尽くしますRestart!!!!!!

と書いていた。

とにかく、遅れたスタートにはなったけれども、徐々にチーム力を高めていってくれれば、と思う。
開幕後、序盤の試合では思うようにいかなかったりするかもしれないが、まずはあせってけがをしたりすることがないようであってほしい。

Visca Albirex!


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全日本卓球選手権、最終日の熱戦をたん能

2022-01-30 21:01:35 | スポーツ
毎年1月に行われる卓球の全日本選手権大会。
毎年、この戦いを楽しみにしている。
昨日は、男女ダブルスの決勝があり、今日は、男女シングルスの準決勝・決勝が行われた。

大会に水を差す形になったのが、COVID-19感染症の感染拡大。
24日から行われたこの大会で、27日までに棄権者は155人に上ったという。
昨日行われた男女のダブルスでは、男女とも準決勝に進出したペアの1人が感染したために、1試合ずつ棄権となった。
また、今日は、女子シングルスで準決勝まで進んだ木原美悠が発熱・感染の疑いで棄権となった。
女子のジュニアを制覇した彼女が、世界ランク3位の伊藤美誠にどんな戦いを見せるか、楽しみだったのだが、戦わずして敗れるというのは、残念であった。

もう1つの準決勝は、早田ひな対加藤美優。
パワーで勝る早田に対し、加藤がプレー全体の変化で対抗。
短く回転のかかったループドライブとか、フォアミドルを攻めるとかの戦術を使って、攻撃力のある早田に十分な力を出させない戦い方をしたのは、さすがだった。
一時はゲームカウント1-3とリードを許した早田だったが、粘りが身上の加藤美優以上に粘りも見せ、4-3で逆転勝ちした。
逆転勝ちはさすがだったが、この試合で早田はかなり体力を消耗したようにも見えた。

決勝は、みんなが見たがっていた(?)伊藤美誠と早田ひなの、ダブルス優勝ペアの対決。
早田のパワーと伊藤の技の対決、という構図だなと思いながら、見た。
準決勝を戦わずに決勝からの戦いとなった伊藤は、出足からよく集中していた。
サービスからの攻撃が特にさえていて、序盤に得点を重ねた。
対する早田は、準決勝の加藤戦とはテンポが違う伊藤のボールになかなか合わせられない印象だった。
なんとか4ゲーム目を取りはしたが、最後まで速いテンポで攻めてくる伊藤の後手に回っていたような印象だった。

とはいえ、昨日のダブルスにしても、今日の試合にしても、今の日本では伊藤美誠と早田ひなの力が抜きんでていると思えた。
世界でも通用する今の力をさらに高め、団体でも個人でも栄冠をつかんでほしいと思う。


さて、男子の準決勝の顔ぶれは、松平健太対吉村真晴という、今やベテラン同士の対決。
世界選手権の混合ダブルスで優勝経験があり、リオ五輪では団体銀メダルメンバーだった吉村有利かと思った。
だが、「卓球のマツケン」は、今大会、ずいぶんしぶとかった。
豪快さでは吉村が勝つが、総合的な部分で、いつのまにか松平が得点を伸ばしているという、そんな感じ。
3-3の最終ゲーム、流れに乗ったのは、松平だった。
積極的に攻め、どんどん得点を重ねる松平に対し、吉村の返球が少しずつ慎重になっていき、一気に点差が開いた。
松平が、高校2年生のとき以来13年ぶりの決勝進出を果たした。

決勝は、松平と、準決勝でリオ五輪銀・東京五輪銅の団体メンバーだった丹羽孝希をストレートで破った、20歳の戸上隼輔の戦いとなった。
剛の戸上と、柔の松平の戦いは、面白かった。
フォアからはもちろん、バックからも強いボールを打ち出せる戸上は、とにかく速さとパワーで押す。
それに対し、ベテランの松平は、プレーに緩急をつける。
台上でのストップを多用したり、ボールの速さを少し緩めたりして、戸上のミスを誘った。
要所では、逆のコースを突く強打も効果的だった。

ただ、試合が進むにつれ、戸上のパワーと動きのよさが、松平を上回るようになった。
ゲームカウント2-2から、続く2ゲームを連取して、戸上が初優勝を果たした。

試合後のインタビューで、彼は、
水谷選手がいなくなってしまって、僕はそれをプラスに捉えて、1つ枠が空いたとそういう風に感じていて、パリは自分が引っ張りたいです。日本を背負う覚悟を持っていますので、自分が引っ張ってやろうという強い気持ちで頑張っていきます。
と、今後の抱負を述べていた。

10代の張本が伸び悩んでいる今、戸上の言葉は、非常に頼もしいと思う。
去年世界選手権を経験し、ダブルスでは3位に入ったとはいえ、世界と自分の力の差を感じたはずだ。
何が足りないかを自覚して練習してきたからこそ、今大会での躍進につながったのだろう。

大会最終日の熱戦をたん能した。
男女ともに、優勝者が若手だということは、きっと日本にとってよいことだ。
これからの若手の伸びと世界での活躍を大いに期待したいと思う。

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解いているのは、22年前に買ったお絵かきロジック

2022-01-29 21:46:30 | 生き方
ちょっとした時間に解くのが楽しい。
ということで、パズル本の問題をやるのが、結構というかかなり好きでよくやっている。
一番多くやっているのが、ナンプレ(ナンバープレース;数独ともいう)。
そして、漢字のクロスワードをはじめとする漢字パズル。

最近これらに加えてよくやっているのが、「お絵かきロジック(イラストロジック)」の本。



お絵かきロジックは、このように方眼状になったマス目を、左や上に書いてある数字をヒントにマス目の一つ一つを塗っていく。
完成すると、絵(イラスト)が浮き上がってくる。

本棚を整理していた時に、1冊の「お絵かきロジック」の増刊号が見つかった。
それが、これ。「まるごと手塚治虫」のタイトルで、100問が載っている。



発刊されたのが、2000年の1月と表記されていた。



手塚治虫のマンガに出てきた人物ばかりが登場しているこれを書店で見つけ、買ったのだった。
ところが、1問1問を解いて完成させるのに、かなり多くの時間を要する。
だから、この1冊はやり始めたものの、途中でやめてしまった。
仕事が忙しくて、とてもやっている暇はなかった。
いつか、暇になったときに解くことにしよう。
そう思って本棚の隅に置いておいたのだが、それが先日見つかった。
どれ、暇な時間がたっぷりあるようになったから、やってみるか!
決断して、開いてみた。

やりっぱなしだった、この問題。



「’03.10.12」と日付が書いてあった。
2000年に買って、2003年に少しやってやめていたというわけだ。
19年ぶりに(!)、この前やってみたら、「火の鳥」に出てきた「猿田彦」の絵ができた。

このお絵かきロジック本、問題は、50問くらいまだ残っている。
脳の活性化を図るために、もう少しやってみることにしよう。
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駐車場で…「??!」

2022-01-28 20:59:07 | お出かけ

先日、雪の日に、ホームセンターに用があって、車で行った。
雪や圧雪で滑りやすいので、両脇の車に気をつけながら、駐車場に車を止めた。



ん…?
そのとき、なんだか変な視線を感じた。
それも正面から。
何か違和感を感じる。

正面には車が止まっているだけだぞ。
そう思いながら、正面の何台かの車をもう一度よくながめた。



すると、…。
感じた違和感と視線の正体が分かった。
軽自動車の助手席から発せられていたからだ。

よく見ると、そこに座っているのは、人ではない。
ワンちゃんであった。
犬がお行儀よく座って、買い物に行ったご主人様のお帰りを待っていたのであった。



ご主人は、なんでワンちゃんを乗せて来たのかねえ。
家に置いてこれない事情があったのかねえ。
行儀よく待っているワンちゃん。
愛らしいなあと思ったよ。

ばかばかしい話題でゴメンナサイ(^^;)

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春に咲く植物たちも、暖かい陽射しを待ち望んでいた

2022-01-27 20:23:35 | 草木花
今日も、もともとの予報とは違って、陽が射す時間も結構あった。
だから、昨日に続いて雪消し作業を行った。

昨日、雪から解放してあげた鉢植えのクロッカスは、昨日より背丈が伸びたように見えた。



先端には、花の色であるオレンジ色も見えた。

雪の中でたたずんでいる、細いロウバイの木。



12月のうちから黄色いつぼみは付けていたのだが、ここ数日でひと回りふくらんだような気がした。

昨日、地面を覆っていた雪を取り除いた場所を見て、びっくりした。
フクジュソウの芽が出ていたのだ。



それも、3つも。



昨日、雪をのけたときには、こんな芽は出ていなかったぞ。
雪をどかしてやったら、陽が当たって暖かくなり、芽を出したということか。

春を待っているのは、人間だけじゃないのだ。
春に咲く植物たちも、暖かい陽射しを待ち望んでいたのだな。
そう思えた。

まだ1月。
本来なら最厳寒期だ。
今日だって、そんなに気温が高くなったわけではない。
でも、植物たちが着実に生長している姿に、春が近いような気がしてうれしくなった。
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雪消し作業に汗

2022-01-26 20:57:35 | 自然・季節
ここのところ4日間ほどまとまった雪は降っていない。
それでほっとしているのはいいのだけれど、また次に、いつ、どれほどの雪が降ることになるのか、わからない。
家の周辺や庭の中に積もった雪は、4日間でだいぶ少なくなった。
70cm近くあったのに、今は40cmくらいになっている。
だが、ぼうっと見ているだけでは、冬に日当たりのよくない家の庭の雪はとけない。
それを知っているから、家の近所の人たちは、晴れた日には自分の家に積み重なった雪を崩し、雪をとかす作業を行っている。
それは、自分も同じこと。
まず、家の前の道路わきに除雪車が残していった雪を崩す。
その雪を道路のこちら側半分に広げて、日が当たればとけやすいようにする。

道路の全部を使っては、お向かいさんに悪いからね。
量が多いととけ切らない。
そうなると、夜の間に凍って滑りやすくなったりするから、広げる雪の量には加減が必要だ。

続いて、庭の雪。

四角に切って、シャベルで運ぶ。
それを道路にまいて、雪の固まりは長靴で踏んだり散らしたりする。

30分もやっていたら、腰に疲れを感じたので、やめた。

今日の天気がよかったのは、お昼まで。
昼過ぎからは、陽射しはなくなった。
それでも、午前中に作業した雪は、路上でかなりとけてなくなっていた。
やったかいがあったというものだ。

さて、週間天気予報を見たら、7日間毎日くもり一時雪のマーク。
1月末から2月初めのこの時期にはよく大寒波が襲来する。
週間予報が当たって、あまり降雪・積雪がないようならいいなあ。
今日のような除雪作業が報われるような気がするからね。
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「愛しき日々」(堀内孝雄)を聴きながら…

2022-01-25 21:41:19 | うた


NHKの今夜の「うたコン」の最初を飾ったのは、堀内孝雄。
歌は、「愛しき日々」だった。
この歌は、小椋佳の作詞で、作曲は堀内氏本人であった。
学生時代にブレークした「アリス」だったが、私が社会人となった翌年に活動停止となった。
堀内氏はそのメンバーだったわけだが、アリス活動停止以後、ソロで歌手活動を展開した。
この「愛しき日々」がヒットして以降、それを自信にして堀内氏は演歌歌手として活躍したのだった。

この歌は、1986年の年末に放送された時代劇「白虎隊」の主題歌だった。
「白虎隊」のテレビドラマ自体は全く覚えていないが、歌われた「愛しき日々」は、とてもよかったのであった。
この歌を聴くたびに、飯盛山や鶴ヶ城のことが思い出されるのである。

白虎隊といえば、戊辰戦争で悲劇を生んだ、会津藩の少年戦士たちを集めた部隊である。
戦いに敗れて生き残ってなんとか飯盛山まで来た少年たちが、戦火に包まれた鶴ヶ城を見て、城が燃えているから、帰る場所がなくなったと判断して自刃を選んだ、という悲劇が語り継がれている。

その飯盛山や鶴ヶ城があるのは、会津若松市。
歴史上でも明治維新の戦いが行われた地であり、近くには会津磐梯山があってその周辺には檜原湖や五色沼など風光明媚な場所もあるので、会津若松は、新潟県の小学生の修学旅行にもってこいの土地であった。
今から50年以上前に、小学6年の私が行った1泊2日の修学旅行の行先も、この会津若松だったのだ。
当然、白虎隊について、初めて知る機会となったのであった。

そして、自分が働くようになって、いろいろなところに勤務したが、あの当時は小学校高学年を担任すると、子どもたちの修学旅行の引率で2年に1度は会津若松に行くようになっていた。
今は、修学旅行先として県内の佐渡島に行くことが多くなったけれども。

その修学旅行の引率で何度か会津若松に行ったが、2度目の引率をした年に流行っていたのが、「愛しき日々」であった。
その年には、会津若松のあちこちで何度か「愛しき日々」を聴いたのであった。

そんなことがあったものだから、その代の子どもたちの卒業アルバムのタイトルは、よくあるような「想い出」とか「希望」とか「飛翔」などではなく、隣のクラスの担任と相談して、「愛しき日々」としたのであった。

さて、この歌の内容で好きだった部分は、

気まじめ過ぎた まっすぐな愛
不器用者と 笑いますか




愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影


という部分だった。
自分が不器用だという自覚がある私に、合っていると思った。
そして、過ぎてしまえば、様々なことが単に気まずいような、ほろ苦いだけのような思い出だけが残る、若き日の自分。
そんな自分こそ「愛しい」のかもしれない…。

実は、3日くらい前に、この歌を聴きたくなって、昔買ったシングルレコードをかけて録音し、デジタル変換の作業をしたばかりだった。
それが、何日もしないうちにテレビで堀内氏本人の歌唱する姿を久々に見たのだから、不思議な気分になりながら聴いていたのであった。
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購読が続くマンガ・文庫本が1つずつ

2022-01-24 22:27:52 | 読む
以前は、毎回発行・出版されるのを楽しみにしていた雑誌や単行本、文庫本などは多くあった。
読み物でもマンガでも、それは多くあったが、最近はずいぶん減った。
以前は、水島新司の「あぶさん」やジョージ秋山の「浮浪雲」などの連載があった隔週刊マンガ雑誌の「ビッグコミックオリジナル」誌も、5,6年前に購読するのをやめてから、今やマンガ雑誌で買っているものはない。
マンガの単行本も、30代のころまでは面白そうなものを求めて買っていたものだったが、今はそういうことはしない。

ただ、その頃から今でも引き続き購読しているのが、子どもが好きだった「名探偵コナン」シリーズ。
昨年秋に出版された単行本が、第100巻。



最初に刊行されたのが1994年だから、もう28年も続いていることになる。
ストーリーも少しずつ動いてはいるし、退屈はしていないのだが、28年たっても、子どもにされたコナンは小学1年生(?)のままなのだから、よく続いているとも思う。
飽きてはいないので、きっと、話が完結するまで買い続けることになるのだろう。
さて、何巻まで続くやら…。

同様に、文庫本でも出るのを楽しみにしていたものがあった。
探偵、刑事などの活躍するミステリーである。
西村京太郎の十津川警部シリーズは、文庫本で出たものはほとんど買っていたが、途中でマンネリを感じ、買わなくなってしまった。
それよりも、内田康夫の浅見光彦シリーズの方を気に入ったので、こちらは浅見光彦の出る作品は、ほとんど買って読んだ。
各社の文庫本に新刊が出るたびに、浅見光彦の内田作品がないか、よく探したものだった。
数年前に、作者の内田氏が亡くなられたので、楽しみが減ってしまった。

ただ、30代のころから、毎年発刊されるのを楽しみにしているシリーズがまだ1つだけある。
それが、赤川次郎の「杉原爽香シリーズ」だ。

毎年1冊刊行されるのだが、1年たつので登場人物たちも1歳ずつ齢をとっていくのが面白い。
主人公の杉原爽香が、初登場した「若草色のポシェット」では15歳の少女だった。
それが、去年新刊として出た「狐色のマフラー」では、もう48歳の完全な中年の女性になっている。
登場人物がこうして、年齢を重ねていく作品というのは、面白い試みだったなあと思う。



これまた、杉原爽香が何歳まで話が続くやら…?


先日の水島新司氏もそうだし、内田康夫氏もそうなのだが、自分が好んでいた作品を生んでいた人たちが高齢化し、亡くなってしまったのが残念。
作者ばかりでなく、読み手である自分も加齢を重ねていくのを感じる今日この頃、「コナン」や「爽香」のシリーズのように、変わらずに続いている作品があることに、ちょっとした勇気をもらえているようにも感じるのである…。
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いわきサンシャインマラソン大会開催中止の報せが届いたけれど

2022-01-23 18:02:15 | RUN
やっぱりなあ。
そりゃあ、そうだろう。
…思う報せが届いた。



第13回いわきサンシャインマラソンについては、2022年2月27日(日)に開催を予定しておりましたが、開催を中止することといたしましたので報告いたします。

この全国的なオミクロン株によるCOVID-19感染症の急激な感染拡大は、有無を言わせず開催中止の判断を導く。
残念だけれども、仕方がない。

2018年 第9回大会開催。
2019年 前々日の降雪により第10回大会中止。
2020年 COVID-19感染症の感染拡大で、開催日の3日ほど前に第11回大会中止決定。
2021年 COVID-19感染症の感染拡大で、当初から第12回大会開催中止。
2022年 4年ぶりに開催の予定で進んでいたが、COVID-19感染症オミクロン株の感染拡大で、5週間前に開催中止決定。

2018年に参加して、とてもよかったので、また走りたいと思っていたのだが、こうして運のないことが連続しているのは、気の毒でもある。
4年も開催中止が続くうちに、加齢から私自身の体調も下降気味となってきてしまった。
だから、今回の大会が、結果によってはフルマラソン参加の最後かな、ということも考えていたのだった。
とりあえず、その結論はまず先延ばしすることにした。

昨日の朝に除雪車が通り、その日中から降っていないから、今日は、午前中に晴れたこともあり、道の雪もだいぶとけていた。
気温は、6,7℃。
走るのに、ちょうどいい。

走れる道路を行く。



消雪パイプの水が流れ、交通量の少ない道は、走りやすい。



地下道(アンダーパス)の歩道は、そこそこ雪がとけていて、アップダウンもあって起伏があるから、いいコースだ。



ただ、まだこんな歩道もあるから、滑って転ばないように気をつけないと。

ぐるぐると、11km走ったところで、やっぱりちょっと胸が苦しくなった。
なので、走る前に予定していた通りの12kmを走ってやめた。
走った後は、清々しい気持ちだった。


マラソン大会があろうとなかろうと、やっぱり走ることはいい。
だれと競うわけでもなく走ることは、自分が好きなことなのだなということを再確認した。
雪国では、自分と自然のコンディションが整わないとなかなか走れないが、走れる日を見つけてこの気分を味わっていこう。
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「北越雪譜」の世界を知りたくて~「北越雪譜物語」(田村賢一訳著;新潟日報事業社<とき選書>)を読む~

2022-01-22 21:00:00 | 読む
雪は、夜の間にまた降っていた。
今朝、新聞の配達が遅れたのは、その雪が影響したのかもしれない。
わが家の庭の積雪は70cmだった。
新潟県に住んでいると、首都圏に住んでいる人にはわからない、雪に伴う様々な経験をしていると思う。
平野部に住んでいるわれわれでも雪に対する経験値は高いと思うが、内陸部の山地に隣接した地域では、われわれでも知らない豪雪の経験をしている。
そんなことを記し、江戸時代に出された本がある。
それが、鈴木牧之の「北越雪譜」だ。



以前から一度読んでみたいとは思っていたが、昔の本だから、今の時代に合わないだろうと思って読んではいなかった。
ただ、先日、テレビで「北越雪譜」の一部の内容を知ったのだが、新潟県人としてもう少し詳しく知りたくなった。

そうはいっても、当然文語文で書いてあるので、昔古文が苦手だった私としては、訳で苦労したくない。
ということで、この本「北越雪譜物語」(田村賢一訳著;新潟日報事業社<とき選書>)を選んだ。
理解しやすいように、現代語訳してある本がいいと思ったのだ。

内容には、雪国の暮らしだから、当然冬の話ばかりだが、江戸に住む人たちが知らず想像できないような話が紹介されている。
雪の降り方のすさまじいこと、その中でも暮らせるような雪国独特の冬の装具、食べ物や遊びなどは、事実に基づいて書いてあるので、「へえー、そうなのか」と感心する。
そして、雪男や熊、狼などの奇談や伝承なども出てくる。

私自身が経験してきたことも多くあった。
特に、遊びで、雪玉を足でごろごろと固めて丸く堅くし、ぶつけ合って、その丈夫さを競い合う遊びは、私も子どものころ級友とよくやったのだが、ここでは「玉栗」という名前で紹介されている。
江戸時代の子どもがやっていたこの遊びが、昭和の私もやっていたということに、歴史的伝統的な雪国の遊びだったと知り、驚いたのであった。

また、興味深かったのは、長野・新潟の県境に位置する秘境「秋山郷」に牧之が訪ねた見聞録だ。
今と違って、そこに旅行に行く人などいなかったから、よその人との交流がない独自の生活をしていた秋山郷の暮らしは特異なことが多く、衣食住に驚くことがたくさん書かれていた。

本書では、原本で書かれてある絵なども紹介されていたので、元の本の味わいも伝わってきた。



昔と今との違いや、住む地域の違いはあれども、雪国に住む者として共通する感覚を本の内容のあちこちから感じることができた。
北越雪譜や鈴木牧之について、もう少し知りたくなったことも事実だ。
雪で閉ざされている時期に読むのにふさわしい本であった。
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