ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

日本女子代表、スペインに快勝

2023-07-31 22:13:13 | スポーツ

サッカー女子W杯予選リーグ、日本代表の第3戦の中継を見た。

NHKが、BSではなく地上波でやってくれていた。

日本の対戦相手は、スペイン。

最近の世界ランクでは、スペイン6位、日本11位だったのだそうな。

互いにザンビアとコスタリカに快勝して、決勝トーナメント進出を決めている者同士だから、あまり勝敗にはこだわらないのかと思っていたら、とんでもない。

ガチンコの戦いであった。

 

試合は、圧倒的にスペインがボールを支配する。

だけど、スペインのシュートシーンがたくさん見られるわけじゃない。

日本が、各選手しっかり守っていた。

いいプレスのかけ方をしていた。

スペインの選手を自由にさせない。

いいボールを供給させない。

かといって、引きこもっているばかりじゃない。

いつかはチャンスが来るだろうと思っていたら、来た!

 

12分、DF熊谷から、左の遠藤にパスし、そこから相手DFの裏抜けに成功した宮沢にボールが渡る。

宮沢、これを見事に決め、日本先制!

日本のシュートは、これがこの試合初だったが、見事に決まった。

 

そして、28分に追加点。

やはり宮沢が、ボールを運び、ゴール前で植木にパス。

植木がシュートすると、敵DFにブロックされたボールは、ふんわりゴールに吸い込まれていった。

 

これだけで、前半でもう2-0のリード。

すばらしいと思っていたら、40分にも、植木→宮沢のパスが通り、宮沢がこの日2点目のゴールを決めた。

前半で3-0とは考えてもみなかった。

 

日本は、後半にも一人でペナルティエリアに進入した田中美が、自らゴールを決め、スペインに4-0で快勝した。

思ってもみなかった大勝。

きちんと守って、速攻でチャンスをねらう。

日本の作戦がしっかりとはまった印象だった。

 

だが、それだけではないと思った。

組織的な戦いができるうえに、日本の選手個人個人のスキルが高いのだ。

止める・けるに始まって、パスの通し方、枠内へのシュートなどが実に正確だった。

守っても、相手へのプレッシャーのかけ方、ボールの奪い方など、スペインを上回っていた。

だから、試合では無理してボールを奪おうとするスペインのファウルばかりが目立った。(日本3-12スペイン)

 

いつの間に日本の女子選手がこんなにうまくなったのだろう、と感心した。

日頃、日本のWEリーグの試合でアルビレックス新潟レディースの試合ばかりを見ていたが、それとは明らかに選手個人個人のスキルがすごいのだ。

新潟の、ひとり別格のうまさを見せる、上尾野辺選手が、まるで10人そろっているような感じだった(当たり前か)。

日本代表なのだから技術が優れているのは当たり前なのだろうけれど、やっぱりこれだから世界の選手たちに負けない戦いができるのだよな、と感心した。

男子選手だけでなく、今や日本代表の女子選手にも多くの国外チームに所属している選手が多くいる。

日頃から、欧米の選手たちにもまれていることが、技術を高め、自分や自分たちのよさを生かす戦い方ができることにつながっているのだな、と改めて思った。

これは、昨年のカタールW杯大会でも、スペインやドイツを破った男子の戦いを見て思ったことと同じだ。

 

今日の試合を見て、日本代表の女子チームへの期待がさらに高まった。

決勝トーナメントでも、自分たちのよさを前面に出して、快進撃を続けてほしいなあ。

 

 

 

 

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強烈な陽射しをはね返すように咲く、マツバギク

2023-07-30 21:22:08 | 草木花

今日も暑い一日だった。

気温は、毎日前日をしのいでいる。

まだしばらくこの暑さは続くという。

しかも、ただ暑いだけではなく、雨が降らない。

植物も大変だろうと思う。

だが、こんな暑さのなかでも、マツバギクは元気に花を咲かせている。

 

強烈な陽射しに負けずに、逆に光をはね返すようにして、花びらをきらきら輝かせて咲いている。

葉も肉厚な多肉植物だ。

こんな暑さなんかへっちゃらだよ、とばかりに、花も葉もつやつやしている。

 

ここのなんて、エアコンの室外機の前で、温風も当たるのに生き生きしているのだから、マツバギク、たくましい❗

その姿は、暑さに滅入る私たちにも元気をくれている。

 

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「暑中お見舞い申し上げます」(キャンディーズ)

2023-07-29 22:34:36 | うた

 

暑中お見舞い申し上げます。

 

この言葉を聞いても、数年前までは、なんだか儀礼的な気がしていたものだ。

お見舞いを受けるほど、ひどい暑さではないじゃないか、なんて思った年も多くあったのだ。

それが、ここ数年は違う。

特に、今年は違う。

本当に暑い日が続く。

 

だから、お互いこの暑さは大変ですけど、なんとか乗り切っていきましょうね。

そんな気持ちを込めて、「暑中お見舞い申し上げます」という言葉を交わしたい気がするこの頃だ。

 

その言葉を口にすると、頭の中に、ある曲のイントロが流れ出す。

その曲は、その言葉を歌い出す。

 

♬暑中お見舞い申し上げます

 

こう歌われて、さわやかな風が吹くような気がした曲があった。

ご存じ、キャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」である。

私の学生時代、1977年の夏の歌である。

古いなあ…。

でも、若い時の曲って、いつ聴いてもいいものだよ。

 

馬飼野康二が編曲したしゃれたイントロが流れ、3人の「♬暑中お見舞い申し上げます」というハーモニーで、この歌が始まる。

 

まぶたに口づけ 受けてるみたいな

夏の日の太陽は まぶしくて

キラキラ渚を 今にもあなたが

かけてくる しぶきにぬれて…

 

なんとも夏らしい輝きを感じるこの歌詞。

はじけるように明るいキャンディーズの3人娘にぴったりだった。

この歌の作詞は、あの「神田川」の喜多条忠だったのだ。

ある種の暗さを感じる「神田川」とは、全く正反対の明るいイメージのこの歌が、彼の作詞だったなんてオドロキだ。

 

3分もしないうちに聴き終わってしまうこの曲は、元気が出て好きだった。

 

ところが、この歌がヒットしているうちに、あの、突然の解散宣言、

普通の女の子に戻りたい」が出たのだった。

そこから翌年に向けて、解散・引退への道を進むことになるのだが、そうなるとどうしても、彼女たちのあの明るさはなくなっていくのが残念だった。

「春一番」や「暑中お見舞い申し上げます」のような明るい歌は出せないままになってしまった。

惜しかったなあ…、なんて思う。

 

この暑い日はいつまで続くのだろう。

CDでキャンディーズの懐かしい歌声を聴いて、少し涼んだ気分になることにしよう。

 

 

 

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ニゲラ(クロタネソウ)の楽しき変容を追ってみた

2023-07-28 21:08:22 | 草木花

6年前に、種を拾ってきて、まいてみたニゲラ(クロタネソウ)。

毎年咲いてくれるのだが、ここ1,2年はあまり大きくならなくなった。

ほとんどの植物と同じように、同じ場所ばかりだと、大きく育たないようだ。

だから、プランターに移し替えて育てるようにはしている。

 

それはともかく、5月、少し小さめだったけど、今年もきれいに咲いてくれた。

5月に花が咲き始め、2か月後の今、黒い種が取れるようになった。

その変容ぶりは見ていて楽しい。

15枚の写真で追っていってみる。

 

1 つぼみができた。

 

2 花が開き始めた。このままでも十分美しいと思う。

 

3 花はふた重のようになっている。

 

4 中央からおしべやめしべらしきものがどんどん出てくる。

 

5 めしべの頭の方から触角のように何本か伸びていくものがある。

 

6 その先端が丸まって曲がっていく。

 

7 花びらの上に、なんだか王冠が乗っているみたいだ。

 

8 なんだかごちゃごちゃしているが不思議な美を感じる。

 

9 その花が終わると、花びらが落ちて、中心部分がふくらんでいく。

 

10 中心部分が丸くふくらんで、見たさまがなんとなく、ベールに包まれたカッパのよう!?

 

11 表面に茶色い色がついてくる。

 

12 やがて触角のような部分やベールのような部分が枯れてくる。

 

13 枯れた姿は、おじいちゃんのイメージ!?

 

14 黒いしみのようなものがぽつぽつとまだらに出て、見た目が悪い。

 

15 それを割ってみると、ごまのようだがそれより小さな種がとれる。まさに、「クロタネソウ」の名前のとおりだ。

こんなふうに、変容をずうっと見ているのが楽しい花だね。

今年も、咲いてくれて、楽しませてくれて、ありがとう。

 

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「三千円の使いかた」(原田ひ香著;中公文庫)

2023-07-27 22:46:45 | 読む

いつぞやT書店に並んでいたベストセラー物の本の中に、この本がずらっと並んでいた。

「三千円の使いかた」(原田ひ香)。

その書名を見て、ずっとこれは、節約生活をする上でのHOW TOものだと思っていた。

ところが、ある時、手に取ってみたらこれは小説だったのだ。

長い間勘違いしていたことが分かった。

 

そのタイトルが気になって、図書館から借りて読んでみた。

内容的には、家族小説なのだけれど、章ごとにある一家の三世代の女性4人の登場人物1人ずつに焦点を当て、お金の悩みと人間関係をめぐってストーリーが展開する。

働き出した若い24歳の女性(妹)、結婚して小さい子がいる29歳の女性(姉)、73歳の女性(祖母)、実年離婚を考える55歳の女性(母)。

各章で、いずれも、お金に関してその年代ゆえの悩みをもっていて、それを解決するためにどうしようかと考えたり行動したりする様子を描いている。

最後には、その家族が、妹の結婚に関して相談に乗る場面で、前に描かれていたそれぞれの個性が表現されているのがまた面白い。

 

感心するのは、各章でのお金の悩みを解決する途中で、お金のことに関してなかなか専門的な知識が使われていることだ。

ポイントのかせぎ方、銀行の高金利キャンペーンの利用の仕方、熟年離婚によるお金の分け方など、実に具体的だった。

一般的にはそこまで知らない人が多いよな、ということが書いてあり、へえ~と思って読ませられた。

 

それぞれの登場人物に関わって、夫であったり恋人であったりする男性たちが必ず登場して悩ませるのだが、なんとも頼りない人物ばかりであった。

もっとも、自分もその頼りない男の一人であることは間違いないな、とある種納得しながら読んでいた。

最終的に、お金のことはあるけれど、人生を決めるのは、やはり自分なりの考え方だな、と思ったしだい。

 

お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。

これはお祖母ちゃんの言葉ですが、私も今、心からそう思うのです。

 

最後の妹の言葉に、うんうんとうなずいた私であった。

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暑くても草刈り

2023-07-26 22:30:06 | 自然・季節

暑い日が続くなあ。

梅雨が明けた後は、ひどい暑さ。

数年前までは、「電力需給を考え、不必要なエアコン使用を控えよう」みたいなことが言われていたのに、今は「昼も夜も、我慢せずにエアコンを使用しよう」だもんなあ。

命に危険がある暑さになったということだねえ、やっぱり。

全国で今日の最高記録となったのは、埼玉県鳩山町の39.7℃であった。

何年か前までは、夏でも気温はこんなに高くならなかったのに、なんとも猛暑になったものだ。

 

さて、これだけ暑いというのに、植物たちはよく生き延びているものだと感心する。

梅雨の後もその草丈を伸ばしているのだから、大したものだ。

土の表面は、からからに乾いているというのに。

感心しながらも、伸び放題に放置してはおけない。

特に、隣り合う家とのスペースは、きれいにしておかなくては。

 

午前中から30℃を超える暑さとなったが、まだ真夏日の範囲内。

午後からは猛暑日となるかもしれないと、草の伸びたスペースで丸鎌を動かして除草作業。

あっという間に汗でびっしょりとなった。

この暑さ、なんとかならないか!?

 

作業後の午後は、草を刈った場所の土は、水気をさらに失い、白くなっていた。

土中のわずかの水分で生き残ろうとする草たちはすごいなあ、と思った。

暑さに負けずにひと仕事した後の午後、人間の私は、エアコンをつけた部屋で過ごしていたのであった。

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野球、2つの勝利

2023-07-25 22:07:56 | スポーツ

今日は、野球で、勝ってよかったなあ、という話題2つ。

 

1つは、新潟県高校野球大会のこと。

 

決勝戦は、甲子園常連校の中越高校と、初出場をねらう東京学館新潟高校の私立勢の対戦。

試合は、中越が前半で4-0とリードしたところで、勝負あった、と思った。

この展開だと甲子園への行き方を知っている中越髙の一方的な展開になると思った。

ところが、東京学館はよく粘った。

中盤、3点を挙げて、食い下がる。

4-3、1点差の接戦となった。

 

そこから、さらに両校が1点ずつ加え、中越が5-4とリードして9回裏を迎えた。

最終回の東京学館は、二死をとられたものの、二死2塁から同点打が生まれた。

さらに四球を挟んでの二死1,2塁からセンター前へのタイムリーヒットで、逆転サヨナラ勝ちを果たした。

これで、東京学館初優勝、初の甲子園出場を決めた。

ここ10年余り、新潟県では日本文理と中越のどちらかが甲子園に行っていたのだから、東京学館は、そこに風穴を開けた格好だ。

しかも、東京学館は、準々決勝で日本文理を、決勝で中越を、それぞれ1点差で下して勝ち上がったのだから、文句なし、見事だと言える。

 

その粘りと打力を甲子園でも十分に発揮してほしい、そう期待する。

 

もう1つは、阪神の勝利のこと。

今日の阪神―巨人戦は、元阪神の選手、横田慎太郎氏の追悼試合だった。

先日、脳腫瘍で若くして亡くなった彼。

引退試合での、あの「奇跡のバックホーム」の映像は何度見ても泣ける。

 

もっと野球をしたかった彼。

もっと生きたかった彼。

そんな彼の追悼のために行う試合だからこそ、阪神に勝ってほしかった。

 

試合は、中盤に逆転されたが、主砲大山の2ランホームランで再逆転。

4-2で阪神が勝利したのだった。

亡くなった横田氏に捧げる勝利となった。

本当によかった。

 

昼間の東京学館、夜の阪神、勝利おめでとうございます!

 

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夏は木陰を選んで走る

2023-07-24 20:44:15 | RUN

梅雨明けと報じられ、今日は日本各地で酷暑のニュースが流れた。

先日滞在した埼玉県北部では、37℃を超える猛暑となった。

埼玉県北部や県境を接している群馬県の市や町には、熊谷市とか伊勢崎市とか館林市など、酷暑で有名な場所が多くなった。

そんなだから、今回は除草作業等を行うために、真夏日にはなっても猛暑日にはならない日を選んでの埼玉行だった。

それでも真夏日ばかりだったから、外での作業は暑かった。

体力を削られてしまい、毎日余力が残ってはいなかった。

だから、まったく走る気にはならなかった。

 

でも、新潟に帰ってきて体力が少し回復してきた。

今日あたりは、久々に走ろうかなという気分になった。

新潟県内でも、35℃、36℃を記録した場所が多かった。

ご多分に漏れず、当地も気温表示は「35℃」。

幸いなことに、カンカン照りというわけではなく、空では時々ちぎれ雲が太陽を隠してくれていた。

だけど、油断はしない。

無理せず、ジョギング、ジョギング。

こんな日に走るのは、日陰に限る。

人々の散歩コースも、暑いせいか今日は歩く人が少ない。

 

なるべく木陰を走る。

緑が美しい。

 

ゆっくりなペースで走り、水道のある場所で2回ほど水を飲んだ。

走った距離は、10km。

その時間は、1時間5分30秒。

ゆっくりな走りだったけど、汗はたくさん出た。

汗を流しながら、なんで自分は走っているのだろう、なんて考えた。

やっぱり、走るのが好きだからだよな、と結論付けた。

 

夏は、こうして木陰が多いところを選んで、ゆっくり走ろう。

汗を流しながら、走れることを喜びながら、ね。

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準決勝で敗れたBさんへ ~高校野球~

2023-07-23 22:42:26 | ひと

Bさん、お疲れさまでした。

よくがんばったね。

高校野球県大会準決勝。

あなたのチームは、甲子園まであと2勝に迫っていた

だけど、残念ながら、今日の試合であなたのチームは敗れてしまった。

そして、Bさん、あなたの出場もかなわなかった。

控えメンバーとして、出場メンバーを支えることしかできなかったのは、歯がゆかったかもしれないね。

それでも、そこに、あなたのすばらしい成長を見ることができたとも思っているんだよ。

だって、あなたの所属した野球部には、何十人もの部員がいた。

それなのに、あなたはちゃんとベンチ入りを果たした。

出番は回ってこなかったけれど、大事な戦力として認められていたということだ。

 

3年生として最後の大会だから、きっとチームメートと力を合わせて、自分ができることをしっかりとやってきたのでしょう。

だって、あなたの高校は、各種のスポーツで強豪校。

野球だって、かなりの強さをもっている学校でした。

そのチームで、背番号をもらってベンチ入りまでできたのだから、よくがんばってきたよ。

ただ野球がいくらかうまいだけで、自分のことしか考えられないようなら、多人数の中でベンチ入りまではできないはずだ。

だから、人間的にも大きな成長を見せているのだろうなあ、と思っていたよ。

 

Bさん、あなたとかかわりがあったのは、11年前からの3年間。

あなたが小学校1年生から3年生までのきわめて子ども子どもした時代でした。

あなたは、気持ちをうまくコントロールできず、自分の感情をほかの人にすぐぶつけてしまうことがよくありましたね。

そして、そんなことをする自分や注意する周囲の大人が嫌いでしたよね。

だから、人とのかかわりではよくトラブルを起こしていたあなたでした。

 

そんなあなたが好きだったのが、野球というスポーツでした。

小学校に入学してから地域の野球チームに入り、野球はいつも真剣にがんばっていました。

野球は、チームスポーツですから、自分のことだけでなくほかの人のことまで考えられなくては、そのチームは強くなれません。

あなたは、きっと野球に一生懸命に取り組むことで、野球の技術だけでなく人とのかかわり方や人間性も高めていったのでしょうね。

 

8年前、別れのときが来たとき、あなたから花束を受け取ることを切望した私でした。

あのとき、「ガンバレ」という私の言葉に目をうるませながらうなずいてくれたあなたでした。

そして、この夏、高校野球のチーム紹介の雑誌にあなたの名前を見つけました。

それだけで、この8年間、あなたが自分にできる努力を続けてきたことがわかりました。

 

今日の試合で、高校野球生活は終わりだと思います。

でも、野球で努力してきたことが、きっとあなたのこれからの人生の力になるはずだと信じています。

これからきっと、さらなる活躍をしてくれることと信じています。

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もふもふのコキアその2

2023-07-22 21:54:44 | 草木花

埼玉で、梅雨の時期を通して伸びていたのは、草たちだけではなかった。

 

家に車を止めようとしたら、もふもふの植物がスクラムを組んでそれを拒もうとしていたように思えた。

去年も、このもふもふは生えていたのだが、車が通る場所ではなかったので、まだよかったのだが、今年は車が通りづらい。

 

それでも、この緑のもふもふを見ていると、なんだかいやされるようで、ホッとした気分になれる。

仕方がないので、なるべく避けて車を止めた。

いくつか小さいのはタイヤで踏みつけてしまったけれど。

もふもふの植物名は、コキア。

こんな砂利の上だというのに、今年大きく育っているコキアたち。

大した強さをもっているのだと思う。

去年のものがたくさんの種を落としておいたのだろう。

 

ところが、このコキア、去年大きく育った場所に生えているものは大して大きくならず、小さいままだ。

同じ場所では、土の中の養分が足りなくなるせいだろうか、大きく育たない。

 

以前、新潟のわが家にもあったのだが、だんだん大きいものがなくなり、3年もしたら小さいものもなくなってしまった。

埼玉のコキアも、やがてなくなるのかな、なんて思いながらも、とりあえず去年も今年も、そのもふもふの姿にいやされている。

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