ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ガラケーからスマホへ

2018-03-31 22:39:07 | 生き方
特にスマホの必要性はない。
ガラケーだって電話はできるし、メールやショートメールでのやりとりもできる。
写真だって撮れるし、まあとにかく、あまり不自由はない。

ずっとそう思ってきたのだが、買ってから10数年たつから最近は充電もあまりもたなくなってきた。時々、調べ物をするときにインターネットにつなぐのだが、近頃は対応してくれなくなっているものも多くなってしまった。
結局不自由を感じるようになってしまった。

仕方がない。
買い替えるか、スマホに。
そう決心して、前日から予約をとって、手続きをしてきた。

スマホ、と言っても、今までの携帯電話の機能で十分満足だったので、難しくない方がよい。
そんなことで、高齢者向けとも言えるらくらくホンにすることにした。
CMや広告では、いかにも高齢者と見える人が、「かんたんね」とか「わたしでもできた」などと言っているものが多い。
それと自分を同じレベルにしたくない、と思ったが、まだ年金こそもらっていないが、定年退職した身。
だから、普通のものにしようなどという変な見栄をはるのはやめた。

ところが、翌朝の新聞広告には、どどーんと「ひふみん」がそのCMをして載っていたのだった。

おお、同レベルだ(!?)
将棋界で名を成した人と同じなら、まあいっか……。
コメント (3)
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平成29年度 勤務最終日

2018-03-30 22:08:04 | 生き方
3月29日金曜日。
3月はあと2日あるが、今日が実質平成29年度の最終日。
明日明後日は、休日となっているから、勤務はない。

たくさんの人々が、万感の思いで今日を終えたことだろう。
特に、年度末限りで退職だという方にとっては、…。
かくいう私も、昨年の3月がそうだった。
その思いは、このブログにも1年前に書いた。

あれから1年。
私は、幸い4月からの新年度も、今の勤務先にとどまることになった。
ただし、週3日間の勤務は変わらないが、今度は3日間同じ勤務先となる。
なので、今日は異動していく人々を見送る立場となった。

午前は休みをとっていたので、午後から職場に行くと、あまりにもたくさんの机が空いていた。
それだけたくさんの人がいなくなり、今度また新しく赴任してくるわけだ。
机を空けた人たちは、次々と休みをとって、次の職場に向かって行く。
中には、遠方の島勤めとなった人もいる。
体に気をつけ、がんばってほしい。

今までお世話になりました。
本当にありがとうございました。

この言葉は、出て行く人たちだけが言う言葉ではない。
残る人たちも、同じ思いだろう。

3月から4月の変化は、急過ぎる。
今年は土日が挟まるので、クッションがある気がするが、そうでない年はたった1日でがらりと変わるような気がしてしまう。
慣れないうちに、慣れない環境で、慣れない顔ぶれで新しい仕事が始まるのだ。
でも、そうした変化があるからこそ、職場が活性化されることもまた事実だ。

行った先で、残ったところで、それぞれの人々に、力を尽くしていい仕事をしてほしいと思う。
私にも、どうやら今年度とは違う、新しい仕事内容が待っているようだ。
かつて一緒に勤務した上司は、「世のため、人のため」の仕事をしよう、と言っていた。
そだねー。

…自分にかかる責任を重くとらえ過ぎずに、いい仕事をしていきましょう。
ねっ、皆さん。

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「旅猫リポート」(有川浩)を読んで

2018-03-29 22:53:47 | 読む
「植物図鑑」を読んで以来、有川浩の小説のファンになっている。
人気作家となっているため、BOOKOFFあたりに行っても、だいたいの本はそろっている。
最近は、文庫となった本の方が高く、ハードカバーは108円で売られている。


ただ、この本は、新潟駅構内の書店で,正規の価格で買ったものだった。
買ったときは、ちょっと酒が入っていた。
電車に乗る前に、車内で読む本がほしいなと思って、書店に立ち寄ったのだった。
そこで目に留まったのが、この本。
決して猫好きではないが、猫と花の絵が描いてある表紙の絵を見て、たまにはこんなのもいいか、と酔った頭は思ったのだった。

旅をしながら、猫と飼い主の絆が深まっていく、そんな話かと思ったのだ。
それは、確かにそうだったが、読んでいくと、飼い主のサトルとその飼い猫のナナに、どんどんひかれていってしまった。
飼い猫が人間のような思いを抱くことなんてないはずだから、作り話とわかっていても、猫の描写がすぐれているから、情が入ってしまう。

そんな一人と一匹が、一緒に旅に出なければならない理由はなぜ生じたのだろうと、途中から思うようになった。
その理由は、あとでやはりと思ったが、切ないことに命が関係していた。
終盤は、ドキドキしながら読んでしまい、命が失われるまでの部分では、涙をこぼしてしまった。

しかし、読んでよかったと思う本になった。
やっぱりいいなあ、有川浩の物語。
…そんな思いに浸ったのであった。

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春のタイヤ交換

2018-03-28 21:54:15 | 生き方
冬の始まる前と、冬が終わった後に、雪国で必ずしなくてはいけないこと。
冬囲い(雪囲い)とその撤去。
そして、車もそう。
冬用タイヤの交換。
簡単そうで面倒くさい。
自分でやるのが面倒だったりきちんとできたか不安だったりする人が多いので、自動車工場やガソリンスタンドに頼む人も多い。
それがタイヤ1本500円ともなると、4本も頼む気になれない。
ならば、自分でやった方がいい。
…という訳で、車をもつようになってから、ほとんど自分でタイヤを交換している。

ただ、この時期が難しい。
冬用タイヤだと燃費が悪いから、春先に早くノーマルタイヤに交換したがる人も多い。
ところが、交換後に寒波が再来し、雪が積もってしまうことがある。
だから、交換時期は慎重に決めなければならない。

週間予報を見ても、20℃以上の日が続き、天気が悪い日に2℃まで冷え込む日はない。
こうなると、さすがに、もうタイヤ交換してもよいだろう。
…ということで、工具を出して、作業開始。


ジャッキアップして、ネジをゆるめて冬用タイヤを外し、ノーマルタイヤを取り付ける。
1本のタイヤに4本のネジがちゃんと締められているかどうかの確認だけは忘れてはいけない。

そして、ホイールカバーを付け、1本のタイヤ交換終了。
これを4本分繰り返して、1台終了。

家にあるもう1台の車も、全タイヤ交換終了。

ただ、安全のためには、これで終わりではない。
タイヤの空気圧を適正にしなくては。
私の車のタイヤのうちの1つは、特にへこんでいるように見えて不安だった。
そのために、ガソリンスタンドに行って、空気圧を見てもらおうとした。
ところが、そのスタンドでは、「空気圧はセルフサービスでお願いします。」と、書いてあった。
去年秋までは、やってくれていたのに。
仕方がないので、空気圧調整用のタンクを借り、自分でやり始めた。
だが、私にはなかなか簡単ではなかった。
借りたタンクに十分な空気が入っていなかったり、すぐになくなったりしたのだった。
それでもなんとか、DO IT YOURSELF.
なんとか1台終えて、家に帰って車を取り代えてまた1台、空気圧を調整した。

タイヤ交換自体は慣れたものだが、空気圧の調整は初めて行った。
「セルフサービスで」のおかげで、また新しい経験をすることができたぞ、と。
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十種の花見を楽しむ

2018-03-27 18:18:42 | 草木花
好天で暖かい日になった。
娘のリハビリ(?)を兼ねて、新発田市・五十公野(いじみの)公園の散策に出かけた。

五十公野公園の散策で見つけたのは、10種類の花々。
①アシビ

漢字で「馬酔木」と書くが、その読みは独特だ。

②ショウジョウバカマ

花びらが多数あり、色も紫、ピンク、黄、白など、いろいろある。
今日よく見かけたのは、うす紫色の花。

③イワナシ

あちこちでつぼみを見かけたが、完全に花を開いているのを見たのは、このひと株だけだった。
「イワ―」というだけあって、斜面にだけ生えていた。

④ユキワリソウ(オオミスミソウ)

数年前に、栽培したものをここに植えたと聞いた。
だいぶ数は減ったが、咲く花の色は、赤紫、ピンク、白、青などいろいろあった。

⑤サカキ

わが家でもつぼみをつけたものはあるが、ここのものはもう開いていた。

⑥ヤマザクラ

「ヤマザクラ」とは書いたが、正式な名称は知らない。
ただ、新潟県では平地でソメイヨシノも咲いていないのに、こんなに早く咲いているのは珍しい。

⑦マンサク

このちぢれたような花びらは独特だ。
「まず咲く」から「マンサク」は、本当に春先に一番に咲いている。

⑧ナガハシスミレ

スミレは多種あるので定かでないが、これはたぶんナガハシスミレかと…。

⑨アズマイチゲ

青い花と白い花があるが、この一帯には一面に青い花が咲いている。
「キクザキイチゲ」と思っていたが、「アズマイチゲ」の方が正しいようだ。

⑩ミズバショウ

花びらのように見える白い部分は、葉から変化した「ホウ(苞)」なのだそうだ。
サトイモ科だというのが面白い分類だ。


…以上、10種の花見をして来た。
2週間ほど前に、ようやく雪がなくなってから、これだけの花が咲くようになった。
気温も、午前中10時頃には18℃だったのが、12時には23℃にまで上がっていた。
これから、もっとたくさんの花が咲く。

春はいい。
春は、いいなあ。


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このバスは?

2018-03-26 16:10:08 | スポーツ
昨日のJ2第6節が行われたデンカ・ビッグスワンスタジアムの近くに、野球場がある。
ハードオフ・エコスタジアム(通称エコスタ)だ。
2009年に県立野球場として建設された。
県内随一の大きな野球場なのだが、残念なことにNPB(プロ野球)の試合は、去年も今年も、DeNA対巨人の1試合しか予定されていないのは、残念だ。

昨日はサッカー観戦のために、駐車場からサッカー場まで歩いていく途中にエコスタのすぐそば(軒下と言ってもよい)を通って行き来した。
アルビレックス新潟の勝利で、気持ちよく歩いていたら、エコスタの脇に大きなバスが止まっていた。

どこかの野球チームの移動用のバスだなと思った。
後ろに回ってみてみたら、ナンバーには「いわき」とあった。
そうか、野球の独立リーグBCリーグの福島ホープスのバスだったのだ。

きっと、地元新潟アルビレックスベースボールクラブとの練習試合(オープン戦?)だったのだろうな、と思った。

今日になったら、地元紙新潟日報のスポーツ欄に、その記事が載っていた。

新潟が3-8で福島に敗れたとのこと。
巨人の村田の移籍先が栃木ゴールデンブレーブスとなったことでも注目を集める、独立リーグ、ベースボールチャレンジリーグ。(ルートインBCリーグ)
新潟も福島も栃木も、同じ東地区に所属している。

開幕は4月7日(土)。
それぞれの地域を盛り上げるためにも、がんばってよいプレーを展開してほしいものだ。

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徳島ヴォルティスに快勝!

2018-03-25 21:42:46 | アルビレックス新潟

J2第6節。
ホーム徳島戦。
徳島は直近3連勝と調子の波に乗りつつある。
対して新潟は、前節開幕4連敗の愛媛に、白星献上。
ホームでなんと0-1で敗れ、久々にサポーターからブーイングをくらった。

今までホームで3戦したのに、引き分け、引き分け、負け。
これでは、応援する側もいやになってしまう。
今日の観客も、1万人は入っているのだろうが、かつては4万人ぎっしりだったことを考えると、いささか寂しい。

それでも試合が始まると、負けた前節から修正されている気がする。
前の試合では、選手同士が見合ってしまったりセカンドボールで後れをとったりしていたのだが、今日は新潟の選手たちの方が動きは素早く感じる。
また、ボールを保持した相手に対してかけるプレッシャーも厳しかった。
だから、印象としては6分4分で新潟が攻勢な気がした。
ただ、なかなかシュートまでもっていけていない、といういつもの感覚。

それを打破したのは、30分過ぎ。
中央付近からボールを受けたFW河田が、ドリブルで前進し、低いミドルシュートを放った。
グラウンダーで曲がりながら外へ逃げていくようなボールは、ゴールポストに当たり、横に転がった。
ころころとさらに転がると、反対側のゴールポスト近くのネットを揺らした。
新潟先制!


これで楽になったのか、新潟がボールを支配する時間が長くなった。
やがて、ハーフタイム。
リードしても油断は禁物。
松本戦、京都戦でも先制しながら同点に追いつかれている。

徳島は、後半一気に2枚替えして反攻に出る。
しかし、新潟はよくしのいでいた。
しつこくボールホルダーに絡んでいき、徳島の選手たちに自由にプレーをさせなかった。
とくに前線の選手には、前を向かせなかった。

終盤は、防戦一方。
しかし、攻められながらも、ここぞというところでよく防いでいた。
初先発の筑波大出のルーキー戸嶋も、ボランチとしてとてもよい動きをしていた。



(私たちの目の前には、戸嶋のユニを着て応援していたカップルもいたのだ。)

絶好の好機が到来したのに決め切れなかったから、徳島の方に流れが傾いたりもした。
しかし、最後までGK大谷をはじめ全員の守備の意識は高く、失点はしなかった。
試合終了。
結局、河田のホーム初得点が決勝点となった。

ホームで今季初の万歳\(^o^)/となった。


もちろんヒーローインタビューは、テレビもスタジアムも河田。
お決まりのヒーロー車に乗って、場内を回り、

スタジアム内でのヒーローインタビューにも笑顔で応えていた。

スタジアムの来場者は1万3千人余りと、少なかったが、帰途に着く人たちの表情は、久しぶりに明るかった。
勝ったせいで、グッズ売店に立ち寄る人たちも多かった。

強い!と思わせるような圧倒的な勝利ではなかったかもしれない。
でも、こうして勝利をおさめ、価値点3を積み上げていくことが何より大切なのだ。
勝てば、いいのだ!

ずっと水曜日にも試合がある7連戦だったが、とりあえず乗り切った。
今度の試合まで1週間あくが、勝ち癖をつけて進んで行こう。

帰宅後、今日は、気持ちよく缶ビールのふたを開けたのであった。
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花見RUNのシーズン到来

2018-03-24 20:34:03 | RUN
新潟ハーフマラソンを気持ちよく走れたとはいえ、その後も体調は今一つ。
この数日は、大会の疲れなのか、風邪からの回復が不十分なのか、あるいはその両方なのか、調子はよくない。
だからといって、新潟ハーフマラソンからもう6日もたってしまったのだから、いつまでもグダグダしていたくない。
そのうえ、今日は上天気。
晴れて日が当たらないと花を開かないフクジュソウも、今日は見事に咲いていた。
庭のプランターのクロッカスも、今日初めて1つ花を咲かせていた。
雪に閉ざされていた季節から、光明るい季節になったというのに、走らないなんてもったいない。
そんな気分になった。

まあ無理しないで10kmくらい走れればいいかな。
そう思って走り出した。
でも、初めだけがんばってみようか、と今日はガチユル走にする。
最初の1kmをウオーミングアップにして、次の1kmを全力走。
だが、そのガチのタイムは4分18秒。
3分休んで呼吸を整え、次の1km全力走は4分16秒。
あとは休まずそのままユルく走る。
ぐったりなので、次の1kmは6分32秒。
残り6kmは、いずれも5分50秒台。
新潟ハーフのときより30秒以上遅い。
でも、これが今日の体調。
無理してペースを上げるペース走ではなく、ここはユルの走りでよいのだ。
…こんなふうにして、11kmを走った。

今日走ったコースは、自然豊かなコースを含む。
春の花も見つけた。
木の花で、「まず咲く」のマンサク。
淡紅色や赤紫色のショウジョウバカマ。
そして、青花のアズマイチゲ。




いいなあ。
春だなあ。

花を見ながら走っていたら、いつの間にか走りは苦しくなくなっていた。
まあ、体調は完全じゃないのでタイムこそ上がらなかったが、足どりは軽くなっていた。
帰路では、今まで見なかったつくしも見られるようになっていた。
いよいよ花見RUNのシーズン到来だ。
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卒業の日に訪ねて

2018-03-23 19:16:44 | 「育」業


3月23日金曜日。
当地周辺では、特別な事情がない限り、今日が小学校の卒業式。

昨年3月まで勤務していたところから案内状はもらっていたが、どうしたものかと迷っているうちに締め切りを過ぎてしまった。
あやまりながら出席の連絡をした。

久しぶりにかつての出勤ルートを車で進む。
1年もたつのに、懐かしいというより、当たり前の感じで体が勝手にハンドルを回す。
今日は、あいにくの雨だ。
せっかくの晴れの日なのになあ…。

1年前まで勤めていたということで、一緒に勤めていた職員とも何人かと会う。
だから、足を止めて話をした。
ただし、今日はほとんどの人が自分のすべき仕事をもっているから、話せた人はそんなに多くはなかったが。

式場となっている体育館に続く廊下には、卒業生たる6年生たちが列となって並んで待っていた。
その横を通ろうとすると、私の姿を見つけて「おおー。」とか「うわあー。」とか声を出して笑ってくれた。
すてきなほほえみだ。
今日の巣立ちの日にふさわしい、輝きのあるほほえみだ。
そして、進学する中学校の制服に身をくるんだ彼らの、なんと大きくなったこと。
普通の大人と変わらない背丈に成長していて頼もしい体つきになっていた。
笑って歓声を上げてくれる彼らに対して、思わず片手を上げてハイタッチしながら歩いてしまった。
こちらも、最高の笑顔で応えながら。

式場の体育館に入ると、入場を見守ってくれる在校生の子どもたちの目がこちらに注がれていた。
子どもたちの中には、何人も手を振ってくれる子がいた。
「久しぶりだね。ぼくは元気だよ。」
「わたしは、ここにいるよ。」
とでもいう気持ちを表しているかのようだ。
手を振る子どもの顔って、どうしてこんなに可愛らしくいとおしいのだろう。
なるべくたくさんの子どもたちの顔をみながら、案内された席に着いた。

さっきまでの笑顔は忘れたように、緊張した面持ちで入場する卒業生たち。
歩む方向を変える時の動きのぎこちなさが初々しい。

式は淡々と進んだ。
壇上に進み、呼名を受け、返事をし、卒業証書を受け取る。
壇上に立った一人一人の姿に、かつてかかわっていた時の様々な思い出がよぎる。
過ぎてしまえば、どれもこれも笑い話に過ぎなくなっていることがうれしい。
そのためにした苦労なら、した甲斐があったというものだ。

外は相変わらずの寒い雨が降っている。
体育館は芯から冷える。
しかし、卒業生たちの、緊張感に包まれながらも凛々しいその姿を見ていると、心が温かくなる気がした。

そして、式はクライマックスへ。
卒業生と在校生が向かい合って、別れの言葉を交わし合う。
一人で言う言葉は満場に聞こえるように。
皆で言う言葉は声を合わせてそろうように。
言葉の合間には、在校生の合唱があり、卒業生だけの合唱がある。
言葉も、歌も、いい声だった。
ピアノ伴奏をした子どもたちも、ミスなく弾き通した。

卒業生退場。
卒業生たちは、まだかたい表情で、しかしやり終えて一部ほっとした顔で、堂々と退場していった。

私たちも退場。
案内されながら式場を出て行く。
またたくさんの子たちと手を振り合いながら。

さようなら。
こうして皆がそろっている時に会いに来ることは、もうないだろう。
どうか、皆、元気で。
1年1年、大きくなっていくんだよ。
そして、今日の6年生のように、数年後それぞれここを巣立っていくんだ。
元気でね…。


迷ったけれども、やはり今日は参加してよかった。
自分に手を振ってくれる子たちがいた。
かかわっていた子たちのたくましい成長ぶりを見ることができた。

皆、焦らなくていいから、一歩ずつゆっくり未来に向かって進んでほしい。
祈りを込めるようにそんな願いをつぶやきながら、式場を後にしたのだった。



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太平洋側で降雪の日に春を見つけた

2018-03-22 18:31:41 | 草木花
関東地方をはじめ太平洋側の広い地域で降雪や積雪があった昨日。
新潟市周辺では、全く雪が降らなかった。
風は冷たく感じたが、5~6℃の気温だと雪にはならない。

新潟市のデンカ・ビッグスワンスタジアム近くの駐車場に車を止め、歩き始めると、駐車場わきに発見してビックリ!
3日前にも同じ駐車場に車を止めたのだが、その時にはなかったはずだ。
なのに、こんなにたくさんニョキニョキと。

そう、ツクシなのだ。

3日前には出ていなかったし、この日は寒かったから、前日あるいは前々日に一気に出たのだろう。
今年初めて見たツクシ。
漢字で書くと、「土筆」。
土からでた筆のかたち。
よりによって、太平洋側で雪が降っている日に見つけるとは。

まだ私の住んでいる周辺では、ツクシは見られない。
これからだと思うけれど、まだ明日も寒そうだ。
この辺では、来週になってからだろうか?
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