ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

変わってしまった故郷の海辺

2025-01-20 19:58:06 | お出かけ

今年の元日に立ち寄ってみて思った。

「うわあ。なくなっちゃったんだなあ。」…と。

その場所とは、まずは、ここなのだ。

ここは、生まれ育った故郷の浜辺。

夏は海水浴場にもなってきたのだけれど、しばらく何年も行っていなかったら、風景が変わっていて驚いた。

まずは、この高い砂の壁。

前は、こんなに高くなくて、少しだけ砂山になっているという場所だったのに。

今は、砂山が高い壁のようになっていて、海に行くにはその壁と壁の間を通って行かなくてはいけないという感じ。

そして、そこを通って海に近づくと、私には驚きの風景となる。

子どものころから、そこには広い砂浜があったはずだったのだ。

夏に海水浴に行くと、はだしの足には夏の強い陽射しで焼けるように熱くなった砂浜に、手を焼いたものだ。

いや、実際に焼けて熱かったのは足の裏なんだけどね。

手を焼いたんだよ。

 

それが、なんと広かった砂浜がなくなっている。

砂山から波打ち際まではうんと遠かったのに。

びっくりだなあ。

そして、波打ち際から砂山までがこんなに近くなっている。

そのうえ、砂山が高い壁と化している。

故郷は変わりゆくものだとは思っているが、その変わり方が激しいと、さびしいと感じるものなんだね。

このままいくと、やがて砂浜はなくなってしまうのだろうなあ。

 

浸食作用が進んでいることは知っていたけれど、実際に自分の知っている現場に行って、自分の目で見てみると、衝撃は大きかった。

故郷の風景は変わらないでほしい。

そう思うけど、こうして変わってしまったのを見ると……。

なんかムナシイ。

そして、サビシイナ…。

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18年ぶり、2度目の袋田の滝

2024-11-19 19:29:18 | お出かけ

埼玉に行った後、ただ新潟へ帰るのではなく、久々に観光名所を訪れることにした。

おりしも紅葉シーズンを迎えている。

紅葉の合う風景の一つに、滝がある。

紅葉と言えば、日光がすぐに連想されるし、華厳の滝もあったけれども、そちらは混雑する。

今回選んだのは、一度行ったことがあるが、袋田の滝。

ここは、華厳の滝、那智の滝と並んで、日本三名瀑の一つ。

西行法師がこの地を訪れた際に「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したそうだ。

18年前に大学生の息子を訪ねて行った春、新潟に帰るついでに立ち寄ったことがあった。

今は秋。季節の違いがあるから、様相が変わっていることだろうと、期待した。

 

車で行ったのは、当時も今も同じだが、あの時には車で奥まで入ってしまい、土産物屋で買い物をするのを条件に、店の駐車場に止めさせてもらったのだった。

そのことはすっかり忘れていた。

道沿いには有料駐車場ばかりになったので、最後の橋の手前でUターンした。

1kmあまり戻ったところにある無料駐車場に止め、歩いていった。

この日は、朝まで降っていた雨はすっかり上がり、いい青空に山の紅葉がきれいだった。

 

滝川近くのもみじも美しく紅葉していた。

滝を見に行くためには観瀑トンネルを通らなければいけない。

その手前にある、階段を利用した花の飾りは、ハート形が作られていた。いいね。

入場料は、300円。

観瀑トンネルに入ると、光の演出が美しかった。

青や赤、時にはオレンジの光が行ったり来たりする。

私らは、アルビカラーのオレンジが好きだったね。

このLEDライトの演出は、去年の4月からやるようになったとのこと。

いいね、これ。

 

前に来た時と違って、「恋人の聖地」なんてモニュメントがあったよ。

わざわざカップルのために、こんなのを作るなんて、やるねえ。いいね。

 

そして、いよいよ観瀑台へ。

幅の広い滝が、黒い岩の表面を白い模様を描いて流れていた。

流れる水の迫力、いいね。

 

写真にはうまく写せないが、周囲の紅葉もなかなかよかった。

以前と違うのが、この上に第2観瀑台ができたこと。

エレベーターを使って昇る。

 

第2観瀑台は、第1観瀑台より高い位置から滝を眺めることができた。

第2観瀑台には、さらに階段を上って最上段に見晴らし台があった。

そこからは空が前より近くなり、山の紅葉がさらに身近に感じられた。

「たき丸」なんてキャラクターの看板もついていた。いいね、この可愛らしさ。

地元名産(?)の鮎やリンゴも付けている。

このキャラクター、可愛いから、もっと売り出してほしいね。

 

最後に、もう一度トンネルから、以前からあった吊り橋に行ってみた。

この吊り橋から見た滝もいいのだけど、揺れるんだよな。

まあ、それも一興だ。

18年前より渡る人が多いせいか、よく揺れた。

 

10時を過ぎて、団体のご老人客など、訪れる人が多くなってきた。

やはり、紅葉ピークの観光地だなあ、と感じつつ、光のトンネルを戻って行った。

 

空はますます青くなり、きれいな紅葉によくマッチしていた。

無料駐車場までの1.2kmは、いい陽気で、少しも遠く感じなかった。

 

2度目の袋田の滝。

西行法師の言った、四季折々の訪問のよさがある滝なのかもしれないな、と思ったのだった。

 

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イルミネーションが見られないのは残念だな

2024-11-18 21:44:47 | お出かけ

埼玉から帰ってきた。

多少なりとも遠いところで、家や畑を人に貸しているのだから、あんまり何度も行くものではないな、というのが基本的なスタンス。

だから、今年はあとは埼玉に行く予定はない。

そうなると残念なのは、来月行かないこと。

何が残念かというと、マリーゴールドの丘イルミネーションを見られないということ。

そんなに規模が大きいわけではないけれど、毎年見に行くのを楽しみにしていた。

今回、マリーゴールドの丘を訪ねたとき、作業員が、そのイルミネーションの準備をしていた。

光る仕掛けのある動物などの人形を飾っていたり、電飾のための線を引いていたりしていた。

いつも見ていたのは、夕方暗くなってから、というよりももう夜の暗さの時だったから、飾られる動物などの人形がどんなものか、などは知らなかった。

でも、今回は、準備中の姿だったから、「へえ~、実際はこんなものだったのか」という一部を見ることができた。

 

白いうさぎ

【うさぎBefore】

 

七色に輝くトナカイ

【トナカイBefore】

 

今年は、去年はいなかった(気づかなかったのかもしれない)動物たちもあるようだ。

イタチ(テン?)

オコジョ(?)

雪だるま

 

電飾にも

 

去年はこんなだったけど

今年のこれは、どんなふうになるのかな?

このマリーゴールドの丘イルミネーションは、今年は今週末の11月23日(土)~来年1月26日(日)の期間、毎日午後4時30分~午後9時30分にやるそうだ。

電球数は前回から約1万4千球増加され、約14万球使うという。

毎年おなじみの、氷の城イルミネーションがより豪華になり、昨年新設した動物のイルミネーションエリアについても形を変えて登場するとのこと。

ご近所の方々や、訪れる方々、美しいイルミネーションを楽しんでくださいね。

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立派な大根と除草活動

2024-11-17 20:49:52 | お出かけ

埼玉に久々に来て2日目。

家や畑を貸したNさんには会えなかったのだが、がんばっていることがわかった。

雑草畑だった畑が、しっかり野菜畑となっている。

よく耕したものだ。

畑には、大根や白菜などが大きくなっていた。

Nさんには、大根数本取っていっていいですよ、と言われていたので、3本掘り出して、いただくことにした。

立派な大根、持って帰って、いただきます🍴🙏

 

さて、今度は家の周りの除草なのだが、こちらの方までは手が回らないのかな。

センダングサなどがはびこっていて、倒れながらも茎から根を出す強さを見せていた。

もう年内には来る予定がないから、Nさんがいないのをいいことに、一気に抜きまくった。

腰にコルセットを巻いていることも忘れていた。

汗びっしょりになった。

でも、気になっていたので、気分も庭も、すっきりした。

 

さて、長居は無用だ。

埼玉のみかんや大根をおみやげにして、新潟に帰ることにしよう。

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埼玉で、花見と収穫

2024-11-16 19:50:21 | お出かけ

埼玉に久々の来訪。

まだ新潟より暖かいんだね、やっぱり。

本庄早稲田駅近くのマリーゴールドの丘は、マリーゴールドの花がきれいに咲いていた。

新潟は寒さで枯れ始めている。

そして、寒桜も咲いていた。

満開の木もあり、すごいと思った。

11月のこの時期に、こんなにたくさんのきれいな桜の花が見られるのだから。

 

この時期に埼玉に来た理由の一つには、新潟では経験できない収穫のため。

それは、みかん🍊の収穫。

埼玉の家は、人に貸してあるのだが、みかんの収穫に行くことは了承済み。

これで500個くらい取れたかな?

 

おまけに、まだ柿の収穫もできたので、50個くらい取ってきた。

甘柿なのに、取らないで腐らすなんてもったいない❗

 

みかんや柿の収穫を今やれるなんて、新潟とは違う。

埼玉ならではだ。

 

久々に訪れて、いい体験ができたよ(^-^)v

 

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毎年恒例の林道ドライブは、紅葉不十分だったけど

2024-11-11 18:04:02 | お出かけ

去年もそうだったが、今年も紅葉はきれいじゃないな。

まだ紅葉が十分進んでないうえ、色づかないうちに枯れてしまった葉も多いようだ。

腰の具合がだいぶ回復してきたので、毎年今頃出かけている、林道ドライブに行ってきた。

人や車の行き来が少なく、あまり知られていない林道で、もみじ狩りを楽しむというわけだ。

腰は、コルセットで固めながら、車を運転した。

乗り降りで姿勢が変わるときは、少しだけ苦しいが、発症時に比べて腰痛の度合いは雲泥の差、だいぶ楽になった。

せっかく出かけてみたところなのだが、山の紅葉がきれいではない。

まだ紅葉が進んでいないということなのだ。

かつては、11月10日前後のこの時期は、美しい紅葉、特に黄葉が輝いて見えたものだったのだが、ここ数年は期待を裏切られてばかりだ。

冷え込む日が多くなると紅葉が進む、とよく言われるが、この秋、冷え込んだ日はあまり多くなかった。

冷え込むようになったのはここ数日であり、急すぎてきれいに紅葉していけなかった、ということなのだろう。

見頃は、まだ先なのだな、と感じて帰ってきた。

それでも、美しくないとはいえ、紅葉が進みつつある山の風景を見ることができた。

過去に見てきた方がきれいであったとしても、風景が毎年違うのも、自然の魅力といえるだろう。

 

 

おまけに、林道では、大勢のサルの群れを見ることもできた。

車が通ると、クモの子を散らすように脇道へ逃げて行った。

この道でサルの群れ何て見たことがなかったから、増えているのかな、と少し怖さを感じたよ。

 

それでも、腰痛でこの1週間苦しんできた私にとって、久々に外出できて、違う風景を見ることができたのは楽しかった。

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秋桜花見—コスモスの花見に出かける

2024-10-26 09:19:27 | お出かけ

花見と言えば、桜の花。

秋の花見と言えば、やっぱり秋の桜、秋桜。

秋桜といえば、コスモス。

今年もそろそろコスモスが美しい季節かな、と期待して、14日に関川村のコスモスパークを訪ねてみた。

この日は、青空がきれいだったが、それ以上にびっくりだったのが、ひこうき雲。

いつもと違って、ずいぶん太い。

その後も、空を飛行機が飛ぶと、白いひこうき雲がやけに太くなる。

こういうときは翌日とかに雨が降るものだというが、その翌日も雨にならなかったぞ。

 

それはともかく、見に来たのは空ではなく、コスモスだった。

コスモスの咲き具合は、と思って見てみると、まだ少し早かったようで少しまばらだった。

しかも、この日は風が強く、しかも川風。

なかなか風の勢いが止まず、写真を撮ろうとしても、ブレてしまってなかなかうまくいかなかった。

残念。

コスモス畑よりも、空のひこうき雲を見ている方が面白くも感じてしまった。

 

落ち着いてコスモスを見ることができる場所を求めて、もう1か所コスモスの花見に選んだのは、紫雲寺記念公園。

ここは、面積は関川村コスモスパークより狭いが、きれいに咲きそろっていた。

風もなかったので、ここではストレスなく花写真を撮ることができた。

種類もそんなに多いわけではないけど、シンプルに色の違うのが見られるのがいい。

ここの空は、関川に比べてあんまり面白くなかったかな。

でも、いろいろなコスモスの花を撮って楽しんだ。

やっぱり、このくらい咲いていて、風も強くないのがいいな。

コスモスは風に揺れるのが美しいとは思うけど、強すぎるのはちょっとね。

青空の下、光を通してはかなく見えるコスモスの花。

風に揺れ、頼りなく見える細い茎の先に咲く花。

そんなところに、コスモスの花の魅力を感じ、美しいなと思う。

 

コスモスの花を求めて、関川と紫雲寺と2か所うろついた。

青空と、秋の桜の花見—コスモスの花見をたん能した日でありました。

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軽井沢千住博美術館を訪ねて

2024-10-08 20:52:53 | お出かけ

めがね橋を後にして向かったのが軽井沢。

何でも検索すれば目的地に着くのは簡単なのに、軽井沢に着いてから、どこにあるの?と検索したのが、軽井沢千住博美術館。

軽井沢の名所はいろいろあるのだけれど、千住博の作品に会いたくなった。

 

千住博の作品は、10年以上前だと思うが、新潟だったか長岡だったかで作品を見る機会があって、とても印象に残った。

特に、滝を描いた絵には心が引かれた。

見終わった後、作品と同じ絵の定規兼しおりを買ったのだった。

機会があれば、もう少したくさんの作品を見てみたいと思っていた。

 

ところが、検索した場所が悪かったのか、車のナビもスマホのグーグルのナビも、道案内がおかしくて、引き返さざるを得なくなったのは、ご愛嬌。

最初から千住博美術館に行く、と決めていたら、まっすぐ国道18号線を行けば近かったのに、一度軽井沢の街なかに入ってしまっていたから、迷うことになってしまった。

私は、昔からどうも要領が悪い。

まあ、こうして67年余りを生きてきたのだから、仕方がない。

同行者2名には、申し訳ないと思うなあ。

 

さて、それでもナビをセットし直して、その軽井沢千住博美術館に無事に着くことができた。

今は、「チキュウ・ウチュウノキセキ~モチーフから見る千住博が伝えたい世界~」という特集展示を行っていた。

館内は明るく、自然光がたくさん入る造り。

 

今回のテーマは、「時の流れ」。

「ビルシリーズ」「山水、楽園、桜シリーズ」「滝シリーズ」「崖シリーズ」「様々なシリーズ」と5つのシリーズがあった。

 

 

やはり印象に残るのは、滝である。

どうしてこんなに流れる水やそのしぶきを、淡々とそして激しく描けるのだろうか、と思う。

その流れには、同じように流れゆく「時」を感じてしまう。

10分弱の動画(映画?)を見られる「ザ・フォール・ルーム」もあった。

滝の流れから、一日の流れ、季節の流れなどが静かに映し出され、その移ろいが無常観を感じさせた。

 

この美術館は、リーフレットによれば、「美しい樹々や花々とともに楽しんでいただける美術館です。」とも書いてあった。

そのとおり、館内にも樹のスペースがあったけど、

美術館の周辺には様々な樹々が植えてあり、森の中の美術館の雰囲気を出していた。

また、季節の花が、いろいろに咲き乱れていた。

秋明菊は、紅白あり。

シモツケソウもあった。

ノリウツギに似た、アジサイ系の花や、

まだ咲いているカシワバアジサイもあった。

 

滝などの絵画はもちろん、とてもよかった。

でも、それだけでなく、館の内外の植物など自然を感じられるのもいいなあと思った。

軽井沢千住博美術館。

素敵な美術館だった。

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めがね橋再訪

2024-10-07 15:52:50 | お出かけ

宿泊した磯部温泉から、国道18号線に出て、次に向かったのが碓氷峠方面。

ところが、碓氷峠は先月土砂崩れがあって、現在通行止めになっている。

だけど、今月は、「碓氷峠Mapleヒルクライム in 安中 2024」という自転車レースが行われる予定になっている。

だから、大会が開催されるよう、工事が続いているのだそうだ。

幸い行ってみたい目的地までは、通行止めがなく、行けるとの情報。

吉幾三 !

よし、行くぞ!

 

その行先は、めがね橋。

磯部温泉も群馬県安中市だが、めがね橋も群馬県安中市。

去年読んだ「ぐんまちゃんとお散歩」の本にも載っていたっけ。

 

名所案内かと思ったら、マスコットキャラクターの写真集!?~「ぐんまちゃんとお散歩」(中経出版)~ - ON  MY  WAY

ぐんまちゃんは、群馬県のマスコットキャラクター。2012年12月21日から群馬県宣伝部長に就任して、群馬県のPR活動に励んでいるのだそうだ。本書「ぐんまちゃんとお散歩」は...

goo blog

 

 

そのめがね橋は、碓氷峠に至る国道18号の旧道沿いにある。

やっぱり存在感がすごい!

国指定重要文化財のめがね橋。

正式名称を「碓氷第三橋梁」という。

明治25年12月に完成した日本最大のレンガ造りのアーチ橋。

近くの階段状に整備した山道を登る。

近くにある植物も気にしながら歩く。

登り終わると、その橋と第6号トンネルの間に出る。

さっそくめがね橋を渡ってみる。

結構高さ感があり、下を見ると、このジイさん足がすくむ。

いやあ~、明治の時代に、よくこんな高くて立派な橋を造ったものだね。

しかも「第3橋梁」の名のとおり、橋はこれ1つではなく、第2から第6までの5基の橋梁が残っているのだそうだ。

「アプトの道ハイキングコース」というのもあるとのこと。

橋の反対側を見ると、見えたのは、長野新幹線ができる前まで使っていた鉄橋かな?

第5号トンネルの入口までが、めがね橋。

そのトンネル内に少しだけ入ると、こんな幻想的な写真を撮ることができた。

このトンネルの向こうには何があるのか、思わず行ってみたくなる人が多いことだろう。

そう思いつつ、私らはゆっくり過ごす予定ではなかったので、引き返した。

入れ代わりに、観光バスから降りた一団のグループが、ふうふう言いながら上がってきた。

 

それにしても、あんなに高いところを汽車が走っていたのか。

汽笛を鳴らしながら蒸気機関車が走って行く風景は、きっといい絵になっただろうなあ。

 

実は、ここには、以前一度来たことがある。

それは、今から13年余り前の2011年2月のことだった。

当時は、まだうっすらと雪が積もったりしていて、ほとんど人に会わなかったっけ。

 

2度目のめがね橋。

冬は殺風景な気がしたけど、今はまだ周辺に緑が多いから、今回の方がよかったな。

でも、あとひと月ほどしたら紅葉できっともっと美しいのだろうなあ。

そんなことも思っためがね橋の風景であった。

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久々の温泉宿宿泊 ~磯部温泉~

2024-10-06 19:52:24 | お出かけ

先日埼玉に行って、貸してある畑や家の様子を見てきたが、3か月でずいぶん変わっていた。

まあ、契約した条件の中で自由に使ってください、ということで人に貸したのだから、それはOK。

だけど、行ったところで宿泊先はどうする?ということが問題。

せっかくだからと、別なところに温泉宿をとってみることにした。

その翌日、軽井沢方面に行きたかったので、その途中の磯部温泉に宿をとった。

 

磯部温泉と言うと、舌切り雀のお宿、ということで「ホテル 磯部ガーデン」がよく知られている。

以前、職場関係の旅行で宿泊したことはあったので、そこではない宿を探したら、その姉妹館として「磯部温泉 桜や」というところが見つかり、事前に予約したのだった。

 

磯部温泉は群馬県で、埼玉県の隣県なんだけど、埼玉の家からそこまで50kmくらいで行けるんだな。

意外と近いのでびっくりした。

新潟県だと、場所によっては、50kmなんてまだ「隣町」だよ。

高速道路も使って、目的地まで1時間くらいで着いてしまった。

ただ、その目的地は、車のナビの目的地。

ホテルの名前が違うし、入口が分かりにくかったので迷ってしまった。

予約したホテル名は「磯部温泉 桜や」なのに、入口にあった看板は「桜や作右衛門」だったから。

ぐるっと1周して、たぶんここだろうと車を進入してみるとそこでよかったことを確認した。

そこで見たのが、

キンモクセイ

ギンモクセイの花。

キンモクセイはよく見るが、ギンモクセイは珍しい。

 

ホテルのフロントに立っていた男性が、アジア系の方だったが、日本語が堪能で丁寧な言葉づかいで対応してくれた。

あとで聞くと、ネパール出身で、18歳のときに日本に来てから11年たったのだとか。

こんな土地にも国際化の波が押し寄せているのか、はたまた人材確保のためなのか…。

だけど、故郷を離れて他国でがんばって働いている人だと思うと、とても好感を抱けた。

 

用意された部屋は、床の間があって、昔ながらの和室なのだが、ベッドが一つ置いてあった。

妻と娘は別室だったが、その部屋ではベッドは1つで、そのそばにはふとん1式が準備されてあった。

1人はベッド、1人は畳の上のふとんということだった。

宿のリーフレットを見ると、創業130年、歌人若山牧水ゆかりの宿なのだそうだ。

風呂は、夜と朝とで男湯・女湯を替えるとのこと。

どちらも内湯はほぼ同じだが、

露天風呂は、片方が「樫の湯」といい岩風呂であり、

もう片方は「湯ざくら」という檜の風呂だった。

初日と2日目の朝と、どちらも入ってみたが、樫の湯は、他と違って泉質がぬるぬるして気持ちよかった。

夜と朝とで両方楽しめるのはよかった。

露天風呂には、水風呂も置いてあったが、さすがにこの時期になると冷たすぎるから、パスしたけどね。

 

面白いのが、朝食のとり方。

胸に「桜や」の札を付けて、姉妹館の「磯部ガーデンホテル」に行ってそちらの客同様にビュッフェ形式の朝食をとるのだ。

磯部ガーデンは、「舌切り雀のお宿」と公言しているから、館内にはこんな像や

こんな場面の展示物(展示部屋?)があった。

これは、ここの雀のキャラクターか?

名前が「おちゅん」とは可愛いこと。

 

さて、食事。

ここで働いている男性や女性の皆さんも国際的で、アジア系の人が何人もいた。

その働きぶりがしっかりしていて素敵だった。

上州名物として、こんにゃく料理がいくつもあったのは、地元の特産物を扱っていていいなと思ったよ。

たしかに、近くの畑にはこんにゃくが栽培されているのをたくさん見たのだった。

宿の規模は違うが、同じ朝食を摂れるのは面白いなあ、と思いつつゆっくり食事した。

 

今回は、妻、娘と一緒の、10数年ぶり、久々の家族での温泉宿宿泊であった。

そんなに時間が空いたのは、娘の病のことがあったからであった。

かつて発作が起こりやすいからと危険ということで、水のそば―プール、海、温泉、公衆浴場など―は避けてきた。

今も薬を服用し、温泉も避けてきたが、発作は10年近く起こっていないから、気をつければ大丈夫だろうということで、娘は妻と一緒に注意して入ることにした。

何事も起こらず、大ホテルの浴場ではないので他の人にも会わず、温泉を楽しむことができたことも、よかった。

 

こうして、温泉宿に宿泊して、日常とは異なるいろいろな体験ができたし、とても楽しかった。

めでたし、めでたし。

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