ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

わずかな光を信じて

2013-06-30 22:59:01 | 生き方
前の記事をエントリーしたのが、6月20日。
その日も、つらいできごとがあったのだった。
だが、家に帰るとき、たいしてきれいでもない近くの川の上を、ホタルが2匹飛んでいた。
わずかな光を出しながら、ふうわりと飛んでいた。
光の動きが曲線となって、宙を舞っていた。


緑色の淡い光を見るのは、本当に久しぶりだった。
まして、住宅街にある、家のこんな近くでホタルを見るなんて。


それは、

どんなに暗い気持ちになっても、
暗いばかりではない。
わずかな光でも明るさがある。
明るい明日を信じて生きていきなさい。

という、天からの啓示だったのだろうか。

つらいこと、苦しい時の暗い気持ちは簡単には解消されないが、あの日見た2匹のホタルの光を信じて、

前へ!

そう思うのである。

明日からは7月だ…。
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悲しみに向かい合ったとき

2013-06-20 23:04:27 | 生き方
悲しみに向かい合ったとき
それは 神様が与えた試練だという
「試練」という字は
「ためす」
 と
「練習」
という言葉から一字ずつとっている

ならば
何を試されて いるのでしょう
何の練習を させられているのでしょう


悲しいことはおきるけど
人に乗り越えられない試練を 神様は与えない
とも言われている

もし
それが本当なら
私たちが 今 遭遇している悲しみも
これも試練というのですか


私たちは本当に
乗り越えられるのですか

私だけが乗り越えるのではなく
つらい悲しみをもつすべての人が
本当に
乗り越えられるのですか

神様 
どうか 答えてくれませんか



…こんなことを
心の中で つぶやく
時も ある…
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父の日の Unhappy Present

2013-06-18 22:55:06 | 生き方
グルメマラソンでハーフの距離を走って以来、練習をしていない息子が、2週連続でマラソン大会に参加した。
さすがに、ハーフの距離はやめて、12kmにしたというのは賢明であった。
しかし、その後が問題。
早朝から、好きなサッカーのTV中継コンフェデ杯日本・ブラジル戦を、たっぷり見てしまった。
で、睡眠不足。
おまけに、この日は前週を上回る暑さと陽射し。
なのに、日よけの帽子もかぶらずに出場。
そして、結構飛ばしてゴールイン。
体調不良になるための多様な条件がしっかりそろってしまった。

…結果、帰宅してから、熱っぽい、ふらふらする、はきけがする、顔面けいれんがあるような気がする、…などの症状を訴えた。
そのあげく、休日診療所にお世話になる羽目に…。
たっぷり心配してしまうじゃないか。
この日は、日曜日、父の日であった。
十分に心配させてくれた。
これが、父の日のプレゼント!?
贈られたプレゼントは、「心配するのはわが子のことだから」、そう実感した「父親としての自覚」。
単なる熱中症と診断されて点滴を打ち、なんとか復活したが、その日はその後もずっとぐったりしていたわが子であった。

翌日、息子はしっかり立ち直り、一日遅れの感謝の心を示し、夕飯づくりの中心となってがんばってくれたのであった。

父の日。プレゼントは何もいらないが、いくつになっても、まずは、
「子どもが元気であることが、父への一番のプレゼント」
だよね。

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グルマラで…悲報

2013-06-12 23:09:31 | 生き方
「グルマラでヘロヘロ(2)」で書いたが、ゴール近くで倒れていた若者のことが気になっていた。
今日、とても残念な事実が判明した。
新聞に載っていたのだ。
調べてみると、地元紙のHPにも載っていた。

だが、マラソン大会を行った側に過失はないと思っている。
あの時書いたように、給水ポイントが多くて、すごく助かったのである。
それを励みに、そしてそこで気分をリフレッシュして、先へ進んでいけたのである。

それにしても、あの時、いっしょにがんばって走った仲間なのに…ととても残念に思った。
まだ、26歳である。
若く、まだまだ人生これからいろいろ味わう時ではないか。
なんだか、とても悔しい。

合掌。

ここのところ、あることで思うことがあって、若者が倒れるということが、とても切なく感じられる。

人生、何が起こるかわからない。
そう思うから、やるべきこと、やりたいことはやっておきたいと思うのだ。
そして、いろいろあるけれど、わが身に起こったことは、これも自分の人生の一つとして受け止め、前を向きたいのだ。

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グルマラでヘロヘロ…(3)ごちそうさまでした!

2013-06-11 22:24:51 | RUN
完走証を受け取ると、目の前に、15分ほど早くゴールした息子が待っていてくれた。
さっき倒れていたのは、やはり息子ではなかったことにほっとした。
同時に、目の前が真白くなり、チカチカ・キラキラと輝く。
体がふらふらする。
おかしい、これは。
二人で、日陰で休む場所を探し回った。
あげくは、たくさんのランナーが腰を下ろしているからと、ステージ上の後ろにしばらくへたり込んだ。
こんなに、目の前がチカチカして、ふらふらするのは初めてである。
快晴の陽射しの下での走りが、これほど体にダメージを与えるとは思わなかった。

ぐったりはしているが、案内にしたがって、ご飯にすることにした。
コシヒカリご飯を山盛りにもらい、休憩所テントの端っこの日陰にべったりと腰を下ろして、二人でやっと食べ始めた。
200円の券を、息子はカレーに、私は山菜の入った豚汁のような「グルメ鍋」に使った。

ご飯のお代わりまでした私は、疲れて食べ切れない息子のご飯まで食べた。
(後で気持ち悪くなり、まいった!)

イベントはまだ続いていたが、2人とも体力の限界なので、イベント参観はやめることにして、着替えの場所へ移動した。
着替えてからテクテクと駅まで歩き、その途上、八海山や魚野川に別れを告げた。


ホームで待つ間も、クラクラしたまま。
新幹線に乗り込んで、シートに身を預けたのであった。
新幹線の車内でも、だるさと気持ち悪さ(食べ過ぎ?)で、ぐったりしていた。
ご飯を残しちゃいけないという思いと、お代わり自由ならお代わりしないと、といういやしさの結果が、このぐったりにつながっていた。
しかし、体はきつかったが、がんばって完走したのだぞ、という満足感が、心を支えてくれていた。

疲れ方は半端ではなかった。
しかし、途方もない疲れはあるがもう一つ、完走できた大きな喜びもあった。その喜びを胸に、筋肉痛になろうと関節痛になろうと、明日からの仕事をがんばるしかない、そう思えたグルメマラソンの終了であった。


グルマラ、本当にごちそうさまでした!
満腹です!




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グルマラでヘロヘロ(2)~プレ食事中

2013-06-10 20:22:49 | RUN

さあ、スタート。
いったん浦佐駅方面に向かい、すぐに途中から道の両側には建物がなくなった。
コシヒカリの穀倉地帯、田んぼを突っ切る広い農道の舗道を走る。
田植えされてまだそう日がたっていない田んぼは、いっぱいに水が張ってあり、若々しい苗が並んでいた。
始まりは調子よく行っていたが、この日は、陽射しが大敵となった。
みるみる体力が奪われていく。
このレースでうれしかったのは、ハーフマラソンのコースなのに、8か所も給水所があったことである。
5kmポイントあたりから、2,3kmごとに給水所があり、水、アミノバリュー、塩、飴などが並んでいた。
これは、本当に助かった。
最初のうちは、アミノバリューばかり給水していたけど、へんなげっぷが出て気持ち悪くなりそうだったので、途中から、必ず水→アミノバリューの順にいただくことにした。

9㎞付近で折り返すと、川沿いの風が冷たく、気持ちよかった。
ただ、足はだんだん上がらなくなり、後ろから来るランナーに次々と抜かれていった。
花嫁ドレスを着た男性ランナー、三角おにぎりのかぶりものをしたランナー、ジャビット(巨人のマスコット)、ペンギン、トラ、武者、だちょうのようなスワン…。
よくこんな暑い日にかぶりものをしたり、着たりして走れるものだ。
大したもんだ。
私ゃ、走るだけでもヘロヘロだというのに…。
15kmを過ぎたら、そこには、急な登り坂があった。
20代後半のわが息子は、ここで心が折れたと言う。
私は、「笹川流れマラソンの最後に比べれば、なんのこれしき!」と歯を食いしばりつつ、ここでも何人にも抜かれたが、あきらめず腕を振った。
ここで、足のスタミナは完全になくなり、あとは惰性で行くのみ。
しかし、本当に苦しくなった。
腕を振るのがばかばかしくなる。背中が痛くなる。おまけに、小石が靴に入って走りにくくなる。

残り4㎞くらいの、国際情報大学のキャンパス内では、50か国の留学生からの給水や励ましを受け、ホースで水をまく人に水をかけてもらい、なんとか前へ。
ゆるやかな下り坂、ゆるやかな上り坂を走り、いよいよ残り1km。
給水所のほかに、なんとあの銘酒「八海山」を出しているテントがあって、酒をふるまっていた。
いくら日本酒も大好きな私であっても、「ここで飲んだら、あと1kmなんてもたない。」と判断。
銘酒を飲んだ酒臭いおっさんランナーにも抜かれ、ゴールの公園内へ。
そこに、倒れてAED処置されている若者がいた。
息子に似ているような気がして、思わず立ち止まってしまった。

すでにレースを終えた人々などたくさんの声援を送る人たちがいるなかを、なんとかゴール。

完走証を受け取った。
2時間8分台中盤のタイム。
男子50歳以上の部、ゴールした600人中350位代。
でも、とにかくゴールした。
今日は、よくがんばった。
「自分で、自分をほめたい!」
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グルマラでヘロヘロに…(1)いただきます

2013-06-09 20:45:30 | RUN
グルマラ。
何のことかというと、グルメマラソンの略である。
息子が、評判がいいからこの大会に出場申し込みをした。
ならば私も、と、申し込んだのだ。
2人とも、距離に不安はあるが、ハーフマラソンの出場である。
もう1種目の1/8(八分の1)マラソンでは、距離が少なすぎるからね。

今年で第4回となる南魚沼グルメマラソン大会は、6月9日、南魚沼市で開かれた。
魚沼産コシヒカリの生産地、となれば、日本国内のご飯では最高級、ということからか、この名称がある。
面白いのは、ゴール後である。
参加賞のお茶碗を持って、大盛りの魚沼産コシヒカリのご飯がいただけるのである。
そして、200円分の券がもらえ、ゴール後の屋台村では、ビールはじめ様々なおかず類がその券を利用することによって、安くあるいは無料でいただけるのである。
ゴール後にはご飯が待っている、ということから、レースの号砲と同時に参加者は、「いただきま~す!」と言って、出発するのである。

レース前の開会式には、大会のプロデューサーである福田六花氏の進行で、松任谷正隆氏らゲストの紹介もあった。

レースは、仮装参加も可というだけでなく、仮装の部で認められると表彰されるということもあって、様々な格好をして参加しているランナーがいた。
私は、走ることで手いっぱいなので、もちろん仮装参加はいたしません。
そのせいか、レース前には、南魚沼市のゆるキャラ「こめつぐ君」や上越市の「レルヒさん」の姿も見られ、会場を盛り上げていた。

自分の目標である、ゴール予定タイム2時間の列に並び、スタートの時を待ったのであった。
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温身平で森林浴

2013-06-02 22:49:53 | 自然・季節
続編を書いておこう。
イワウチワを見つけた天狗橋から、再び車に乗り、温身平の入口で車を止めた。
すでに新緑が心地よく、タムシバが咲いているのを見かけ、春のはじまりなのだなあと思った。


いざ、歩き出してみると、小さな山ブヨのような虫が、顔の近くをぶんぶん飛ぶのだ。
そのうえ、時々我々の目をめがけて飛んでくるから、たまらない。
これは、ずうっと続いたのであった。

温身平の林の中は、まだ雪が残っていた。

それなのに、その林の木々の上を見ると、新緑で実に美しかった。

冬の終わりと初夏が一緒になっているような面白さがあった。

道の側に入ると、キクザキイチゲが見られた。

少し行くと、今度はエンゴサクが、辺り一面に。

しばらく進むと、道端に、大好きなミヤマカタバミが、ずうっと続いて咲いていた。


それにしても、森林浴が心地よい。
緑が心に落ち着きを与えてくれる。
しかしその落ち着きをぶちこわす、このぶんぶん飛ぶ虫たちには、もうまいってしまった。

温身平の看板が立つ場所までたどり着いた。


↑写真のなかに、黒いしみのような、雲のような部分があるのは、間違いなくぶんぶん飛ぶ虫の姿が写ったということなのだ。

そこから戻ることに決め、周辺をうろうろすると、林の中に、またもやイワウチワがたくさん咲いているのに遭遇した。


その後、戻ろうとする途中で、不思議な虹を見た。
雲の下の方にかかっているような、平らな虹である。

こういう自然現象を見たのは初めてだった。

初春の花々、そしてイワウチワ。
森林の木々の新緑のまぶしさ。
そして、不思議な虹。

虫に閉口したけれど、満足満足した、温身平であった。


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