ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「スタートライン」~3月31日の思い

2011-03-31 17:54:09 | うた
 今 私たちに必要なものは
 光あふれる明るい場所じゃなく
 闇に向かって走り出すためのスタートライン

今日は、3月31日。
今日は、職場を離れていく人たちと別れの日。
今朝から、頭の中で、「スタートライン」(海援隊)という歌が流れまくっている。
この歌は、金八先生の第4シリーズで主題歌となった歌。
もう15年も昔の歌。

この歌の歌詞は、1番の後半に、

 自分の汗で自分を暖めて
 寂しさ目指して走る人がいる

となり、次のサビを迎える。

 今 私たちに大切なものは
 恋や夢を語り合うことじゃなく
 ひとりぼっちになるためのスタートライン

そう、今が別れの時。
離任する人々は、皆、「ひとりぼっちになる」スタートラインにつく。
そんな思いでいるはずだ。

2番の後半には、次のような歌詞になる。

 素直な奴ほど傷ついてしまう
 みんな上手にふざけて生きるのに
 たったひとつの別れのために
 まっすぐ涙を流す人がいる

そして1番と同じサビを迎える。

 今 私たちに大切なものは
 恋や夢を語り合うことじゃなく
 ひとりぼっちになるためのスタートライン

3番のサビは、少し変わる。

 今 私たちに必要なものは
 光あふれる明るい場所じゃなく
 闇に向かって走り出すためのスタートライン

そう。
離れゆく人たちにとって、今日は、「闇に向かって走り出す」に似た気分だろうと思う。
でも、未来に向かって歩を進み出さなくてはならない。
そのためのスタートラインがいる。
明日がスタートになるためには、今日、スタートラインを引かなくてはならない。

2年前の今日、私も、自らスタートラインを引いた。
2年前だけでなく、5年前も、10年前も、…○○年前も…。
明日から、新しい場所で、新しい生き方が始まる。
別れゆく皆様、どうかお元気で!
(ここで、また「スタートライン」の前奏が響いている…in my mind )
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カズのゴール

2011-03-30 18:14:16 | ひと

昨夜は、サッカーの慈善試合が行われた。
私は、他に用があって、見ることはできなかったのだが、Jリーグ最年長のカズが、ゴールを決めたと言う。
よかったな、と思う。
日本代表チームが強いのは当然として、その相手チームとなったJリーグ選抜も、それに対抗できるような強さがなくては、ただの紅白戦になってしまう。
でも、結構、Jリーグ選抜もがんばってくれたようだ。
カズがゴールを決めたということが、皆にとってうれしいのじゃないかな、と思う。
あのドーハの悲劇を味わい、ワールドカップフランス大会では、直前で選からもれたカズ。
だけど、その後も、世界各地で、日本各地で現役を続けてきたカズ。
その努力は、並みのものではないだろうと思う。
今まで、うまくいかないことがあっても、努力を続けて生きてきたカズのゴール。
だから、今、よくない状況の人々であっても、がんばって生きていけば、きっと良いことが待っているはず、という期待がもてるような、カズのゴールだった。

ただ、あまりにも報道が、「カズのゴール」に熱狂しすぎているようで、そこが少し気に入らない。
代表チームの選手たちも、Jリーグ選抜の選手たちも、被災した人たちに元気を出してもらいたい、という思いで、一生懸命プレーしたはずなのだから。
そのことを大切にして、報道してほしかったなあ。

最後に、カズにゴールを決められたキーパーは、われらがアルビの東口選手だった。
初の日本代表、デビュー戦だったのに、ちょっとほろ苦い。
まあ、日本中を元気にしてくれるゴールだったのだから、東口選手も、ご愛敬ということにしておきましょうか。
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出会いと別れを繰り返し…

2011-03-29 16:53:34 | ひと
年度末は、あわただしい。
1年のまとめとして、多種の書類を整えると同時に、新年度の準備もしっかりとしておかなくてはならない。
転出される方々の身辺整理の様子を見ていると、ああ、もうすぐお別れなのだなあと実感する。
つい数日前までは、「力を合わせてがんばりましょう。」と言っていたのに、急に別れのための作業が多くなる。
だけど、書類の作成や整理に追われ、十分に別れを惜しむ間もなくなるのが、毎年のこの時期である。

送別の儀式の日、集合写真を撮り終えたときだった。
突然、目頭が熱くなり、景色がぼやけた。

本当に、いい人たちと、いい仕事をすることができたなあ。
それなのに、別れだなんて、切ないなあ。

そう思ったら、感情が高ぶって、涙が出てきた。
1年間、自分がこの職場で気持ちよく仕事ができたのは、期待に応えてばりばりやってくれるこの人たちがいたからだ。
もう、こんなにいい人たちと仕事をすることもないのだ。

でも、仕方がない。
別れがあるから、出会いがある。
新しい人と出会い、また新たな発見や経験をすることができる。
それを繰り返しながら、人は、人間としての成長を続けるように思えるのだ。
まずは、別れ行く人々と名残を惜しもう。
そして、残る人々、新しく来る人々と、また新たな人間関係を築き、よい職場を作っていきたい。
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金八先生、最終回

2011-03-28 17:36:46 | 「育」業
「三年B組金八先生」も、金八先生の退職で幕を閉じた。
今回の最終回スペシャルでは、直江喜一演じる元不良加藤優が出てきた。
あの「腐ったみかん」で絶対的なワルだった男である。
それが、今は建設会社の社長となって、少年院を出た子たちを積極的に雇っているというストーリーも展開された。
その話は、新潟県新発田市周辺で実在するものだったため、2月にそこで金八先生のロケも行われた。知っている土地が出てくるというのは、なにかうれしいものがあった。

それにしても、金八先生である。
もう30年以上前の昭和54年に第1回があり、翌年第2回で、その「腐ったミカン」のシリーズが放送され、第7シリーズまであったのだった。
当時中学生だった生徒役の人々が、皆完全なオジサン・オバサンになっていた。
彼らの齢だって、もう中学生がいるかいないかぐらいのものである。

同じ仕事のことだから、金八先生のテレビは気になった。
しかし、夜、仕事で疲れて帰っているから、夜まで同じ仕事のテレビは見たくない、と思ったことも多く、連続して視聴したシリーズは、1,2回しかない。
でも、気になっていた番組である。
自分と同じ仕事を描いた番組だから。
子どものために、一生懸命な先生のことを描いた番組だから。
テレビ番組だから、誇張されているところはあるが、子ども一人一人のことを思って本気になって行動するのは、金八先生だけではない。
そんな先生だって、本当にいるのである。
裏切られても、きつい目にあっても、子どもの心に飛び込んでいく人は結構たくさんいるのである。

でも、昨夜の金八先生ではないが、時には疲れてしまうこともある。
そんな時も、救ってくれるのは、実は、目の前の子どもたちなのだ。
子どもたちの姿が、教師を救ってくれているのだ。
昨夜のストーリーのように、かつての3Bの教え子たちが救ってくれるのではなく、目の前の、今教えてくれる子どもたちが、何らかの形で救ってくれているのだ。
特に、心が通い合い、心が育った姿を見つけると、教師冥利に尽きる。
そういうクラスを作ったり、そういう子どもたちを育てたりすることが、教師の生きがいなのである。
改めて、そういうことを思わせてくれた、最終回スペシャルであった。

金八先生、そしてそれを取り巻いていた様々な皆様、
長年お疲れ様でした!
今まで、ありがとうございました!
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梅がようやく咲き始めた

2011-03-27 18:51:12 | 草木花

十数キロ離れたところに、あまり知られていないが、梅林がある。
梅林といっても、ほとんど同じ種類の花である。
まあ、梅の実を採るための梅の木ばかりなのだが、花いっぱいになり梅の花の香おりがそこらじゅう一杯になる。
梅林で思い切り息を吸い込む。
春を感じる瞬間である。

残念ながら、今日は、まだそんなに咲いていなかった。
それも、3月のこの半月というもの、寒いからである。
今朝も、庭や屋根には雪が軽く積もったくらいだ。
梅林には、日当たりが悪いところには雪も残っていた。
梅も、木によっては、確かに花が咲いたはずなのに、寒風に当たったせいか、花びらが散ったり傷んだりしていた。

花と青空は、沈んだ心を明るくしてくれる。
被災地や避難を求められている土地でも、寒い天候が続いている。
暖かくなり、たくさんの花が咲いてほしい。
花と青空の日々を待っているこの頃だ。
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繊細な黄色が美しい…春にまず咲くマンサク

2011-03-26 18:15:27 | 草木花
今日も日中、何度となく雪が降った。
ただ、冬と違うのは、降って地面や車の上などに積もるのだが、すぐにとけてなくなること。
空が曇って来て暗くなったかと思うと、雪が降る。
ひどく降っているなあと思うと、いつの間にか陽が射し、青空ものぞいている。
猫の目のように変わりやすい。
雪と晴れとの激しい変化。
まさしく、日本海側の冬型の天気だ。
その、青空がのぞいている時、3kmほど先にある自然公園内を散策した。
探したものは、春の野の花。
しかし、今年の春は、遅い。
いつもの年なら満開でもよいはずの雪割草がまだ1つも咲いていない。
つぼみだって、2つ3つしか見つけられなかった。
30分以上歩いても、早春の野草ショウジョウバカマで花を咲かせていたのは、わずか3株ほど。
また、先日見つけたキクザキイチゲは、花びらが枯れかけていたが、新しく咲いているのは、見つけられなかった。
この2週間ほど、ずっと雪も降る寒い日が続いている。
冬に逆戻り。
だから、花が咲けない状態が続いている。

今日、満開だったのは、マンサクの花。
野草ではなく、樹木の花。
黄色の細いはなびらが、紙で作ったもののように、繊細できれいだ。
言葉の由来では、「まず咲く」が東北地方のなまりなどで「マンサク」に変化したものだとも言われている。
確かに、ほかに花が咲いていない中で、最初に咲いて満開を迎えている。
だから、「まず咲く」。
それで、マンサク。
春先に黄色い花が咲くと、冬とは違う暖かさを感じさせる。
フクジュソウしかり、菜の花しかり。
マンサクの細い花びらが黄色に輝くのも美しい。

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ぐったり…

2011-03-25 22:54:24 | 生き方
ハードな1週間だった。
火曜日から始まったはずなのに…。
水、木、金は、特に…。
終業式、卒業式、離任式、保育園の卒園式…と式が連続した。
話、話、話と、接待の連続。
時間がない中で、話す内容を考えるのはきつかった。
今日は、異動の新聞発表日であった。
だけど、忙しく、あわただしく、その発表された異動者名簿を見ている暇は全くなかった。
明日・明後日に時間があれば見てみよう。

送別会は、勤務先の一室での昼食会をそれに充てた。
アルコールが入らないのもよいと思ったが、一人一人との別れを惜しむ懇談の時間がなかったのが残念。
今週の初めまでは、まだ学期末、みんなでがんばろう、のモードだったが、今日は、もうすべてにサヨナラ模様だ。
別れの余韻に浸る間もなく、まったなしで、年度末の貴重な時間が流れていく。
こうして、重要な行事を終えても安息はなく、新年度準備が始まる。
ぐったり…。
でも、それも生きている証…。
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卒業式を終えて…

2011-03-24 23:53:35 | 「育」業
今日は、卒業式であった。
卒業証書を受け取る子どもたち一人一人の、りりしく晴れやかな姿は、本当にたのもしく、美しいと思った。
今日、六年生全員が出席し、卒業式を迎えることができたこと、この当たり前のようなことが、今年はことさらうれしく感じた。
先日起こった東日本大震災は、東北地方の人々の暮らしをずたずたに引き裂いている。
同じような子どもたちの中には、卒業式を迎えることができなかった人たちがたくさんいるのだ。
こうして、無事に不自由なく卒業の日を迎えられたのは、それだけでありがたいことだと思える。
大きな災害の影響が残っているだけに、今年卒業する子どもたちには、特別「強く生きていってほしい」と願わずにはいられない。
自分らしさと周りの人たちを大切にしながら、自分の力を信じ、夢をあきらめずに進んでほしい。
そして、人間としてますます大きく成長し、強く生きていってくれることを期待している。
そんな内容の話をさせていただいた。
子どもたちには、豊かな未来が待っている。
そう信じている。
どの子の未来も、幸せの多いものであることを祈っている。
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隔世の感、春の選抜、日本文理高校、初戦快勝

2011-03-23 22:22:33 | ひと
春の選抜、開幕。
鳴り物の応援は控える、地味な開催。
今回の大震災での被災は避けられたとはいえ、新潟県は、今年は大雪に見舞われた。
雪害を味わっている。
雪が積もったグラウンドで、野球は難しい。
そんな中でがんばった2校が選抜高校野球に出場している。
北信越大会で準優勝した日本文理高校と、県大会2位だった佐渡高校も21世紀枠で選ばれた。
開催が危ぶまれたが、今日、予定通り初日を迎えた。
日本文理高校は、開会式直後の第1試合で、香川西高校と対戦。
見事に8対1で快勝した。
雪に見舞われても、選抜大会初戦を勝ち抜いた新潟県代表。
数年前までは、全国で唯一の選抜大会未勝利県だったのに。
それどころか、15年ほど前までは、新潟県代表は、選抜高校野球で得点すらあげたことがなかった。
隔世の感がする。
強くなったわが県の代表が誇らしい。
次戦も強敵だが、よい試合を期待したい。
また、21世紀枠の佐渡高校の対戦相手は、強豪智弁和歌山高校。
恐れるものは何もない。
佐渡高校についても、全力での健闘を期待したい。
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地域密着のチームが、地元に勇気を与える

2011-03-22 21:55:27 | アルビレックス新潟
初戦快勝したアルビレックス新潟。
サッカーの今季の活躍に期待した。
絶対に行くはずのホーム開幕戦も、延期された。
震災後の悲惨なこの状況では、Jリーグは中断せざるを得ない。
仙台、鹿島など、被災し、ホーム・スタジアムも損壊したチームやその周辺の地域のことを考えると、やむを得ない。
Jリーグ全体で、素早く3月一杯の中止を決めたのは、正しい判断だと思う。

新潟県が、中越地震で被災したのは、もう7年も前になる。
あの時も、地震の一週間後、長岡市でこのような光景を次々に見て、驚いたものだった。


当時、長岡で寮生活をしていた娘の部屋の中も、めちゃくちゃになった。

高速を通りながら、ビッグスワン・スタジアムを見て、異様な光景に驚いた。
いつも、自分たちが車をとめる駐車場に、自衛隊の様々な車がずらりと規則正しく並んでいたのだ。

ああ、今はサッカーどころではないのだな、ということが伝わってきた。
あの時は、震災の被害をじかに被ったのは、新潟だけだった。
だから、Jリーグも、あまり影響を受けずに行うことができた。
国立競技場を新潟のホームとして試合を行ったこともある。
でも、そこはホームじゃないよ。
スタジアム自体が、よそのスタジアムだもの、一種のアウエーだもの、勝てなかった。
その後、本当のホームで戦ったら、勝ったのだった。
そんなことを思い出す。
そういえば、あの時も、日本代表(ジーコジャパン)対アルビレックス新潟の慈善試合が行われたっけ。
今回も、日本代表とJリーグ選抜の試合が行われる。
でも、Jリーグ選抜のメンバーに、もっと、被災地の代表者たち…千葉県・茨城県勢や東北勢が選ばれてもよかった気がするけどね。
Jリーグ百年構想は、地域密着を志向したものだった。
地域の復興のために、と、サッカーのベガルタ仙台も(バスケットボールbjリーグの仙台も)、募金活動等に当たっている。
鹿島の小笠原は、岩手・大船渡の出身。さっそく地域で励ましの活動を行っている。
中越地震の時も、アルビレックス新潟の選手たちの慰問活動が、あちこちで勇気をくれた。地域のために、地域のチームが、試合以外でも活動して、じかに勇気をくれる。
尊いと思う。
地域とともにあること。
それが、人と人とのつながりを感じさせ、本当の勇気を与えてくれるということなのだ。
予定通りの開幕をごり押しし、「選手たちの真剣なプレーが勇気を与える」などと、愚かなことをほざくプロ野球「中央集権リーグ」の人たちにはわかるまい。
(選手たちは、その愚かさに気付いているのだが…。)
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