ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

落日の新潟

2017-09-30 22:29:58 | アルビレックス新潟

ホーム神戸戦。
今日勝てないと、残り試合全勝してもJ1残留は無理、という状況の中での試合だった。

試合開始早々にビッグチャンスが続く。
しかし、河田のシュートはゴールキーパーに阻まれ、富澤のシュートはバーに弾かれ、シュートはゴールネットを揺らさない。
ただ、相手神戸も同様に決定的なチャンスを決められない。
そのまま、試合は後半へ。


今日こそは、というサポーターの願いも空しく、後半早々の53分、先制は神戸。
なんと新潟選手のオウンゴールだった。

なんとか1点を、という新潟サポの祈りも空しく、時間は過ぎていく。
そして、88分、大物外国人選手ポドルスキに決められ、万事休す。
ここで、自由席の観客は大勢が立ち上がって帰り始めた。


結局、お決まりのように、0-2で敗れた。

他では、甲府が柏に勝ち、勝ち点を増やした。
あと残り試合は、6試合。
もう、これで残り試合全勝しても勝ち点は30にしかならない。
15位のチームは、すでに勝ち点27だ。

16試合勝ちなし。
次節にも降格の可能性が出てきた。
選手たちが一生懸命にやっているのはわかるが、勝てないのだから仕方がない。

奇しくも、場外に夕日が見えた。
アルビレックス新潟の落日だな、と完全に観念した試合であった。



しかし、日は沈んでもまた昇る。
アルビレックス新潟も、また昇ろう。


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Mさん、おめでとう

2017-09-29 22:46:08 | ひと
Mさん、おめでとう。
本当によかったね。
試験の結果がどうなったのか、今日発表のはずだった。
だから、いつ連絡が来るかと、私までドキドキしていた。
合格したとの報せをもらったときには、私も大きな喜びに浸ったよ。

過去3年間、あなたはとてもつらい思いをしてきた。
1次試験は毎年合格していた。
なのに、2次試験の結果は、いつも不合格だった。

私や周辺の人たちからすれば、あなたの仕事ぶりを見て知っている人からすれば、
あなたは、十分合格してよい人だと、皆、思っていた。
それなのに、どうして、毎年毎年同じ結果になるのか。
毎年、2次試験まで進みながら、秋になると不合格の報せを知る。
あなたは、泣いた。
こんなにがんばっているのに。
こんなに応援してくれる人がいるのに。
なのに、最後の壁を突破できない。
周りの人たちもつらかったが、本当のつらさは、あなたにしかわからないものだっただろう。
落ち込んで、また立ち直って努力して、なのに結果が出ずに、また落ち込んで、立ち直って努力して、なのに…。

そんなあなたを励ましたくて、別の人たちに聞かせながら、「努力のコップ」の話をしたこともあった。
あの話は、この前会った時に伝えたように、実はあなたに向けて話していたのだよ。
試験に落ちたからと言って、それまでの努力が全く無駄だった訳ではない。
今まで努力してきたから、コップの中に水がたまるように、努力した分の力はたまっているのだ。
コップの中の水は、努力しただけたまっていく。
そして、きっといつかあふれ出す。
あふれだす時は、願いがかなう時。
きっといつかあふれ出す時が来る。

だけど、いつあふれるのかはわからない。
もう少しなのかもしれない。
だから、もう少しだと信じて、今までためてきた分を無駄にしないよう、がんばっていこう。
…と。

そして、今日、ついに努力のコップの水はあふれ出した。
よくがんばった!
ついに願いをかなえたあなたは、とてもすばらしい。

Mさん、本当におめでとう!
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この赤球、食えるんです

2017-09-28 22:04:15 | 草木花

赤い…ボール?
その串刺し?
違うのです。
これは、実なのです。
こんなふうに、葉から上につき出すような姿で、赤い実をつけるのです。
何の実なのか、分かりますか?
じゃ、その葉をもっとよく見てみましょう。

春にハナミズキに似た白い花を咲かせます。
こんなふうに咲いていました。


さて、この白い花でお分かりでしょうか?
この赤い実は、ヤマボウシの実だったのです。


…ところで、このヤマボウシの実、食べたことがありますか?
実(じつ)は、実(み)は、食べられるのです。
数年前に食べたことがあります。
生のまま皮をむいて口に入れると、甘い味がしました。
何の味に似ているとは言えないけれど、甘くて結構いけるなあ、と思ったものです。
意外と知られていないのが不思議な気もします。
知っていました?
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「ババ」と「ホコリ」に久々に会う!?

2017-09-27 22:16:16 | 草木花
実りの秋。
秋の収穫は、米や果物ばかりではない。
キノコも、その1つである。
この写真のキノコは、私は、子どもの頃、ババタケと呼んでいた。

正式名はヌメリイグチと言う。
食用のキノコである。
しかし、これは、カサが開いてしまっているから、成長しすぎ。

スポンジのような部分を取って食べても、うまくはないはず。
これは、もっと前の生え出たばかりの頃の方が、おいしくいただけるのである。

さて、これは、何?

ジャガイモじゃないよ。
これも実は、キノコなのである。
そして、私は食べたことはないが、食用なのだと言う。
なんでも、味ははんぺんに似ているとか。

食べるよりも、このキノコは日がたつと、この丸みを帯びた皮の中は、胞子だらけになるのである。
そして、踏んだり、取って地面にたたきつけたりすると、シューッとほこりのような胞子をまき散らす。
だから、ホコリタケと言う。

これが、胞子をまき散らした後のホコリタケ。
子どもの頃は、私たちは、これのことを「バクダン」と言っていた。
地面にたたきつけて煙のような白いほこり(胞子)を出して、「忍法みじん隠れ!」なんて言って、遊んだこともあったのだ。
何でも遊びにつなげられる子ども時代であった。

今日は、出先で、松の近くの苔の上で、このように2種類のキノコを見つけた。
ヌメリイグチは、結構見かけるのだが、ホコリタケと遭遇したのは、何年ぶりかのことであった。
懐かしい「ババ」と「ホコリ」であった。
子どもの時に覚えたものは、忘れないで、何もかも懐かしいものだなあ。
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いいじゃないか、参加賞

2017-09-26 22:19:38 | RUN
新潟シティマラソン。
今年は、前日受付がなくなったから、よいと思う。
その代わりに、昨日届いた要項をよく読んでおかなくては。

それはそれとして、今回驚いたのは、参加賞の品物だ。
今までだと、だいたいタオルかTシャツのどちらかだった。
去年までこの大会は、スポーツタオルが参加賞だった。
今回は、これになっていた。

ランニングベルトだ。
腰に巻いてもよいし、肩から掛けてもよい。

(写真がぶれてしまった…)
小さく見えるが、伸縮するタイプなので、中にスマホやペットボトルなども入れて走ることができる。
これは、私としては、いいなあと思う。

自分では、2年前、3年前は、自分で持っているランニングベルトを巻いて走っていたと思う。
今回は、同時に届いた息子のを見てみると、彼のはベルトの色が青で、私の蛍光色の黄色とは異なっていた。
何色か違うものを配ったのだろうか?

さて、当日、ここに何を入れて走ろうかね??
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ATペースを上げる

2017-09-25 22:50:39 | RUN
今年から、新潟シティマラソンはコースが変わり、制限時間も、5時間から7時間に延びた。
だけど、途中で歩くようなみっともない走りはしたくない。
自己新記録を出したいと思うようになった。

去年までの新潟シティマラソンでは、今までフルマラソン42.195㎞は5時間以内に走らなくてはいけないという時間制限があった。
だから、なんとかゴールすることだけを考えていた。

一昨年の新潟シティマラソンでは、1km6分10秒くらいで行きたいなと考えた。
しかし、25kmを越えると、かろうじて33kmまでは6分台で行けたが、最後は9分台にまでなってしまった。
体がきつくなって、ゴールにたどり着くのがやっとという有様であった。


去年の新潟シティマラソンでは、続くふくらはぎ痛のために、1kmを6分30秒で走ることにした。
1km6分30秒で、30kmくらいまで行ければ、あと残り12kmは、8分30秒くらいで行っても、5時間以内でゴールにたどり着くはずだと考えた。
この速さは、ある程度自分に合っていた。
ふくらはぎに影響も出ず、脚は痛くなったが、結果、30km以降も、7分台や8分10秒くらいまでの落ち込みにとどめることができ、前年と大きく変わらないタイムでゴールすることができた。

去年の経験からして、1km6分30秒は、去年の時分にとって楽に走れるスピードだった。一昨年の1km6分10秒は、フルマラソンを走りきるためには、まだ十分楽に走れるような、自分にあったスピードではなかったのだ。

この楽に走れるスピードを、専門的に言うと、ATペースというのだと本で知った。
「AТ」というのは、要するに有酸素運動と無酸素運動のボーダーラインを指すのだそうだ。
それより速く走ると、血中乳酸濃度が急上昇し、バテてスピードを維持できなくなる。
だから、それを超えないぐらいの負荷で走る練習(休養や栄養も含む)を繰り返すと、乳酸への対処能力が向上し、その値が上がるということが研究からわかっているのだそうだ。

楽に走れるスピード、つまりATペースをしっかりつかんで走ることや、それを上げる練習をすることが必要だったということだ。
それを理解し、今年は、きつくならないが楽に走れるATペースを6分くらいに求め、練習をしてきた。
この1か月、4回の20~25km走では、平均1km5分40秒台で走り通すことができるようになってきた。
今なら、ハーフマラソンの距離でも、練習でバテずに走り切ることができている。
(練習後の疲労感は、もちろんあるけれども。)
だから、少しだけ自信をもって、2週間後の新潟シティマラソンに臨めそうだ。

今日、新潟シティマラソンの要項やゼッケンなどが、届いた。
いよいよあと2週間だ。
今年は、去年まで以上に楽しみだ。
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彼岸花

2017-09-24 18:09:28 | 草木花

埼玉から、わざわざ車を運転して義兄が来てくれた。
彼岸だから、墓参りをしたい。
最近会っていない、妹(私の妻)やうちの娘にも、会っておきたいということであった。
久しぶりに会ったが、以前に比べ顔色や肌の色つやもよくて、よかったなあと思った。

さて、彼岸で花と言えば、ヒガンバナ。
ここ数年は、夏の暑さや残暑が厳しいせいか、彼岸の時期より後に咲くことが多かった。
それが、今年は、彼岸の入りと同じころに咲き始めた。
そして、昨日今日はあちらこちらで、ヒガンバナの花が満開に咲いているのを見かけた。
水あげに出かけた菩提寺でも、墓参りに行った墓地でも見ることができた。
彼岸の時期とぴったり重なって咲くのを見たのは、本当に久しぶりの気がした。

今年は、白花のヒガンバナも2度見ることができた。
一度は、菩提寺で。

いかにも、という場所で見たなあと思った。
それでも、赤と白のヒガンバナが並んで咲いていると、紅白がそろってなんだかめでたい気がしてくる。

今日の午後、娘と歩いた川沿いの道端には、赤のヒガンバナが何か所にも咲いていた。


そして、最後には、白花のヒガンバナも見つけた。

陽射しも暖かい中で見かけたヒガンバナ。
その花言葉は、ウイキペディアによると、花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「転生」。「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」など、様々な意味があるようだ。
赤と白をそろって見ると、その中で好意的な意味があるような気がするなあ。
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2点差を追いつた札幌戦~懐かしい石川直樹の選手交代が試合の行方を左右した~

2017-09-23 17:37:26 | アルビレックス新潟
札幌の先発メンバーを見たら、2人も新潟でかつて正選手として活躍した顔がいた。
菊地直哉と石川直樹だ。
2人とも、奇跡の残留を果たした2012年には新潟のために力を出してくれた選手だった。
菊地直哉は、2012シーズン、新潟の初勝利は彼の広島戦でのゴールから生まれたものではなかっただろうか?
石川直樹については、彼が新潟を去る時のコメントがあまりにも立派だったので、その別れが非常に寂しくなり、ここにも書いたことがある。

そんな2人との対決。
新潟でそのシーズンを知る選手は、今季誰がいるだろうか?
2人は、今日の新潟との対戦で、新潟サポに対して何を思っていただろうか?
2人ともDFでの出場だったので、新潟に点をやらないことが彼らの仕事だったのだ。
彼らの仕事は、87分までは遂行できていた。
札幌は、前半終了直前に先制し、後半も早いうちに追加点。
新潟相手に2-0とリードし、ホーム戦に強い札幌の姿を見せていた。

さて、この試合、前半の途中に新潟FW富山と札幌GKク・ソンユンがぶつかって、数分後両者が交代せざるを得なくなり、両チームとも想定外の交代枠を1つ使わざるを得なかったのだ。
その選手交代の枠が、後半の終盤に試合をもつれさせることになる。
新潟は、アルビレックス新潟シンガポールから今季入団した、苦労人の河田が、ケガで退場した富山に代わって途中出場をしプレーしていた。

2点をリードし守備を固めるようになった札幌に対し、新潟は攻勢に出る。
ついに、80分、河田のJ1初ゴールが決まった。
距離のあるところをヘディングでふわりとゴールネットを揺らした。
1点差となったが、札幌は、FWのジェイに代えて、MF稲本を起用し、守備固めを図る。この裏には、長らくけがをしていた稲本を出場させたいという考えがあったようだ。

だが、負ける訳にはいかない新潟の攻勢は止まらない。
ホニがスピードを生かして再三ゴールに迫った。
そのホニとマッチアップしていたのは、先述の石川直樹。
攻守にわたって、アップダウンを繰り返して奮闘していたのだった。
86分、ついに石川直樹の両脚が悲鳴を上げた。
札幌は、最後の交代枠に使いたかったFW都倉ではなく、DFを使わざるを得なくなり、87分に石川に代わり、DFの河合を出場させることになってしまった。

しかし、新潟は、87分に河田がこの日2本目のゴールを決めた。
ついに同点。
この後も、新潟の方が攻め込む時間はあった。
結局、5分のアディショナルタイムでも決着はつかず、ドローとなった。
新潟にとっても、札幌にとっても、痛い引き分けである。

新潟は、首の皮1枚だけ残す勝ち点1。
しかし、すぐ上位のチームとの勝ち点差は大きいままだ。
ただ、劣勢をはね返し、0-2の80分から2点を追いついてみせたことも事実。

新潟から、たくさんの人が札幌まで応援に行っていた。
新潟サポには涙を流していた人もいた。
同点に追いついたことへの感動なのか、降格にまた少し近づいてしまったことへの悔しさなのか…。
でも、現地まで行って、声を枯らして応援してくれてありがたいな、と思う。

次は、1週間後の神戸戦。
ホームで、勝ちを見届けよう。
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明日は、アウエー札幌戦

2017-09-22 22:14:07 | アルビレックス新潟
J1新潟、明日は、アウエー札幌戦。
節ももう、27節。
残り8試合しかなくなった。
最下位を行く新潟にとって、8連勝しても、勝ち点は35にしかならない。
しかし、可能性がある限り、J1残留、勝利に向けて奮起してほしい。

札幌と言えば、2012年の最終戦の対戦相手だった。
その試合、4-1で新潟が勝って、奇跡の残留を果たしたのであった。
その年には、アウエー・ホーム両方で新潟が連勝していた。
5年ぶりの対戦となった今年の5月、新潟は札幌を1-0で破っている。
だから、相性はいいはずである。
ただ、新潟は、その5月の札幌戦以来、なんと14戦連続勝利なし。
今年5年ぶりにJ2から上がって来た札幌だから、残留争いに加わると思っていたのに、今や札幌は、現在勝ち点26で14位。
対する新潟は、勝ち点11で18位。
勝ち点で15も離されてしまった。

前節は、首位鹿島に2点をリードしながら逆転負けを食らっている。
そのうちの1点をたたき出したドウグラス・タンキは、警告累積で出場停止。
是が非でも勝ち点3を手にしたいところだ。
代わりに出場する選手たちの奮起を期待したいところだ。


【前々節、早川選手のための募金活動に協力していた成岡選手】
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青い空は変わらない

2017-09-21 22:46:05 | 生き方

きれいなフィールドの緑。
そして、トラックのレーンの青。
十数年前に改修された陸上競技場。

かつて、ここをわが家の子どもたちも駆け回った。
娘は、1位のテープを切ったこともあった。
もう20年以上前になってしまう。
あの頃は、先日引っ越していった隣家の、仲の良い老夫婦が、歩いて3km以上ある距離を応援に来てくれたりしたのだった。

それとは別に喜びにひたったこともあった。
大会のリレーで、1500m走で、教え子が健闘して優勝したこともあったっけ。
400mリレーは、女の子たちが見事にチームワークを発揮した。
1500m走は、雨の中、ぬかるむ悪路にもかかわらず当時の新記録をマークして優勝した男児がいた。

すべてが懐かしい思い出だ。

陸上競技場は、変わって、確かに美しくなった。
けれども、秋の空の青さは、変わらずに、ある。

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