ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

秋色の深まりは、ミゾソバの花が知らせる

2010-10-23 21:12:29 | 草木花
秋が少しずつ深まっていくのを感じる。
野草では、少し前まで咲いていたツリフネソウも、今はほとんど枯れてしまった。
代わりに、そのツリフネソウが咲いていた辺りに、白いが先端はピンク、というミゾソバが大量に咲いている。
ミゾソバも、こうしてじっと近づいてみると、なかなか愛らしい花を咲かせている。
蕎麦に似た、溝に生える草、というそのものズバリの名前がつけられたのだろう。
現在、通勤途上で、少し日当たりのよくないがかつては田んぼだったと思われる土地がある。
そこに、葉の緑が広がり、たくさんのミゾソバが咲いている。
道路上の走っている車からは、丸っこくうすいピンクの小さなポンポンが浮き上がっているように見える。
ここ1週間くらいは、そこを通るたびにきれいだなあ、と声を上げている。
なんということのない雑草の花だが、したたかに自分たちの勢力範囲を広げ、可愛くきれいに咲いている花である。
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持久走記録会~子どもたちに抜かれる喜び~

2010-10-18 19:06:32 | 「育」業


太平洋側では、「マラソン大会」は冬に行われることが多いようだが、冬は降雪荒天の多い新潟では、秋にあちこちの学校でそれが行われる。
勤務先では、「マラソン大会」はない。
同様の行事として、「持久走記録会」を行っている。
マラソン大会は、ロードに出て、順位を競う。
持久走記録会は、トラックを周回し、自己記録の向上を目指す。
自分に合った走り方で、長い距離を走り続ける力をつけることができるようにしたい。
記録会当日まで、練習を重ね、決められた距離を何度か走ってタイムを計る。
練習を通して、自分の目指すタイムを設定する。
記録会当日、歩いたり手を抜いたりしないで、目指したタイムに近ければ、あるいは上回れればOK!
そういった考え方が、持久走記録会のコンセプトである。
保護者の中には、
「優勝者には、特別な賞を。」
「マラソン大会にして、ロードを走る方がいい。」
「トラックをぐるぐる走るだけでは味気ない。」
などという声を上げる方もいる。
しかし、前述のコンセプトや次のような願い
・ 自分に合った走り方を見つけ、長い距離を走り続ける力をつけてほしい。
・ 練習で積み重ねてきた力の発揮が、目に見える形(タイム)で表れるようにしたい。
・ 練習と会当日の走る距離・コースなど環境・条件の変更がないようにしたい。
を考えれば、持久走記録会を変えるつもりにはなれないのである。
 
記録会当日は、高学年の子どもたちに混ざって、私も走らせてもらった。
小学生といって、ばかにはできない。
スタートから付いていけないスピードだ。
後方からいくらか追い上げるが、途中から抜けなくなる。
目の前を走っているのは、夏から秋の市陸上大会用の練習で指導したA男さん、B男さん、C女さんたちだ。
トップをとったのは、市陸上大会で入賞したD男さん。
1600mを走ったら、なんと1周も差をつけられてしまった。
6分を切ったD男さんから、50秒以上遅れてゴール。
1600m走って、あえぎながらゴールした私の記録は6分48秒。
D男さんに勝てないのはもちろんだが、市大会で入賞しなかったA男さん、B男さん、C女さんたちにも、置いていかれた。
夏の終わりに練習を始めたときは、彼らには抜かれることはなかったのに。
ほんのひと月あまりの短い期間に、練習を通して彼らは、私を置いてけぼりにする速さと強さを身につけた。
そのことが、心地よい。
私を越えていってほしい。
その願いが、実現してしまう。
短い期間の成長が、何よりうれしい。
他の子どもたちも、自分なりの走りを見せた。
たくさんの子どもたちが、記録会当日、自己記録を更新した。
年齢とともに、私の記録は落ちていく。
子どもたちは、どんどん追い越していく。
教育の現場にある者として、その成長が、とてつもなくすばらしく輝いて見える。
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これぞジャイアント・キリング!新潟、首位名古屋に快勝!!

2010-10-17 22:03:11 | アルビレックス新潟

やったね!!
首位名古屋に4-1。
快勝だ!
リーグ戦で5試合未勝利の新潟と、6試合負けなしの名古屋の対戦。
とても10位対1位の対戦とは思えなかった。
開始直後は思った。
オーストラリア代表のケネディはじめ、名古屋の選手は皆立派な体格をしている。
玉田と中村の2人だけが、さほどでもない。
それにひきかえ、新潟の選手たちのなんときゃしゃなこと。
外国人選手たちを比較しても、ケネディやマギヌン、ダニルソンに比べて、ミシェウやマルシオの小さいこと小さいこと。
でも、そんな立派な体格の名古屋の選手たちに、新潟の選手たちは立ち向かっていった。
とにかくよく動く、よくからむ。
名古屋にチャンスを作らせない。
新潟も目立ったチャンスを作れない。
しかし、前半30分過ぎから、目まぐるしく試合は、動いた。
新潟が先制。
2分後に名古屋が同点に追いつく。
さすが首位のチームだ、やっぱりだめか、とも思った。
しかし、あきらめずに、新潟は全員守備、全員攻撃。
三門の魂のこもったボレー・シュートが決まり、勝ち越す。
最後まであきらめない(ファビーニョの精神)大島のスライディング・シュートが決まる。
前半のうちに3対1とリードして、折り返す。
後半、名古屋が猛攻に来ることが予想された。
しかし、新潟は、攻守のけじめをつける。
なるべくボールをもつ時間を多くする。
相手にボールを持たせないようにし、慎重にパスを回す。
そして、機を見て一気に攻めへと加速する。
たまらず、名古屋の中村がファウルで止めようとする。
この日2枚目のイエローカード。
中村退場。
アルビより動きの悪い名古屋が、10人になってしまった。
事実上、ここで勝敗は決まった。
あとは、新潟がボールを的確に動かして時間を使い、追加点。
見事に、8月以来久々の勝利を、首位名古屋から手に入れた。
名古屋の選手たちの給料は、高い。
体格も、またすごい。
そして、首位を独走している。
そんなチームを相手に、見事なジャイアント・キリングを演じた新潟の選手たちだった。
去年は鹿島。今年は、清水、名古屋と、首位を走るチームに土をつけるアルビレックス・新潟。
楽しい。
強きをくじき、弱きを助ける!?
本当に新潟の試合は面白い。
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