ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

冬を越し、咲くインパチェンス

2009-02-17 13:18:35 | 草木花
インパチェンスは、夏の花である。
夏から秋にかけて花を咲かせる。
花の色は、赤やピンク、白などがある。
私は、この花の中では、ピンクが一番好きである。
一昨年の秋深くなった頃、プランターに植えられていたピンクのインパチェンスが、引き抜かれ、捨てられているのに遭遇した。
まだ咲いているのに、かわいそうに。もったいない。
そう思って、一輪ざしの小さな花びんに水を入れ、日当たりのよい窓際に飾っておいた。
すると、インパチェンスは、いくつもつぼみをつけ、何度もきれいな花を咲かせた。
すごい。なんという生命力だろうと思った。
ある日、水が古くなったので水を替えてみようと思って、インパチェンスの茎を花びんから引っ張り出したところ…。
なんと、茎の下方部から、しっかりした白い根が何本も生えているではないか!
すごい、すごい!!
ただ生き延びるだけではなく、花を咲かせ、根を伸ばしてさらに生きようとしている。
感激した。
さっそく土を入れた鉢に植え替えた。春になって、外に出して育てることにした。
そのインパチェンスは、しっかりと1年間花を咲かせ続けた。
冬になり、鉢を室内に移動した。
インパチェンスの茎は、もう直径2cmほどにまで太くなっていた。
先日、伸びすぎた枝(?)を切って、一年前と同じように、一輪ざしにさした。
今、しっかりそれにも花が咲き、白い根が出ている。
また植え替えをしてあげなくては…。
本来一年草のはずの花なのに、こうして暖かい環境にすれば冬越しができる。
そして、根も生えてくる。
その姿に、また、勇気付けられている。

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樹氷~まるで氷の花~

2009-02-05 16:51:32 | 自然・季節
枝の下の植え込み。
氷の花が咲いていた。
しかも、やはり棘の花。
すごい!
なんて芸術的な!!
朝日に当たってとけ出すさまは、神々しい感じさえした。
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樹氷~まるで棘の枝~

2009-02-05 16:33:59 | 自然・季節
暖冬となっている今年。
本来は、1年で今が一番寒い時期に当たる。
しかし、積雪も今は、日なたでは10センチもなくなった。
雪が降らずに、晴れると、翌朝はひどく冷え込む。
今朝も、冷え込んだ。
道路沿いの木の枝に、「とげ」がついていた。
よく見ると、樹氷だ。
すごいとげの発生だ。
自然は、時々驚くようないたずらをしでかす。
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風雪の中、走る

2009-02-01 16:01:52 | RUN
今日の新潟の空は、「くもり時々雨または雪」というところだ。
今年の降雪量は、少ない。
と言っても、そこは日本海側。冬特有の鉛色の空からは、雪や雨がひっきりなしに降ってくる。しかし、とけてしまうのが今年の雪の少なさにつながっている。

別府大分毎日マラソンを見て刺激を受けたわけではないが、見終わってから外を走りに出た。
着替えて外に出ようというとき、横なぐりに雪が降ってきた。
こんな気象に負けてたまるか、とばかりに道路に飛び出した。(危ない!?)

近くのスポーツ公園にさしかかったら、防寒用トレーニングウエアをまとった30代くらいの男性が、勢いよく出てきた。
公園内に入ると、今度は、20代の女性が首を振りながら、走っていたのにすれ違った。公園内を半周近くすると、さっきの男性に、その後さっきの女性にすれ違った。
どうやら、この2人は、私と反対向きに公園周りを走っているらしい。
なんだかうれしくなった。
この湿気を含んだ冷たい風雪の悪天候下、走ろうなどというばかな(?)行動に出ている人が、自分以外にいるのだということが、やけにうれしかった。

公園から、再び道路に出て走り続けた。歩道にも車道にも水がたまっており、時々はねてはランニングシューズをぬらした。
走っているコースの近くに、高校時代の同級生、О(オー)の家があった。
彼は、陸上部。中距離を専門としていた。私とは特別仲がよかったわけではない。
しかし、彼は2年前の夏、文字通り急逝してしまった。自分が働いて建てた家と、奥さんと二人の娘を残して。

おおい、О(オー)。高校時代、体育の時間にはお前と走ったっけなあ。
お前とは、もう走れないよなあ。
お前には悪いけど、オレはこうしてあえぎながらだけど、まだ走れる。
やがてオレも同じところに行くのだろうけど、オレ、もう少し走り続けることにするよ。

また道を曲がり、もろに北風を受けるコースに出た。
きつい。しかし、自然や弱くなる気持ちに負けずに走っている自分を見つける。
それもまたうれしくなる。
走り続ける。
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