ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

まるで菜の花探しのRUNのよう

2020-04-30 21:52:40 | RUN
4月も終わってしまう。
新型コロナウイルス感染症の拡大のせいで、春の陽気も十分に味わうことができないまま、春の花々を楽しむことも中途半端なまま、今月も終わる。
感染症の終息まではまだまだ時間がかかりそうだ。
2月までに申し込んだRUNの大会も、すべて中止となってしまった。
11月予定のごせん紅葉マラソンも、すでに開催中止が発表されている。
10月予定の新潟シティマラソンも、中止にせざるを得ないのではないかと予想する。
RUNの大会がことごとく中止となってしまったせいか、自分の体がそれにショックを受けてしまったせいか、体のあちこちの不調が続いている。
とはいいながら、週に1回は15㎞を目安にジョギングして、健康維持には気をつけている。

今日は、少なめの14kmRUN。
楽しかったのは、行った先での菜の花との出会いだった。



まずは、久しぶりの農道を行くと、3km付近で歩道の隣に、菜の花畑。
地域の農家の人々が菜の花を育ててきれいにしているのだろう。



道の片側に300mくらい続いていた。

続いて、川堤の道を行くと、7km付近に咲いていた花。



葉を見ると、菜の花とは種類が違うようだ。



野草の仲間と思うが、今度調べてみよう。

8km辺りで折り返す橋のそばから、やはり田を菜の花畑にしているのが見えた。
桜が咲いていた頃にも、この菜の花はきっときれいに咲いていたことだろう。

橋を渡って反対側の土手道を走っていくと、9kmくらいのところで、川側の土手下を見ると、菜の花の群落。



これは野生のものだろう。
きっと毎年咲いて、その付近に仲間を増やしているのだろう。
たくましいなあ。

菜の花は、10km付近にも続いているのが見えた。



選んで走ったわけではないのに、走っていく先々で菜の花と遭遇した。
まるで菜の花探しのRUNをしていたみたいだった。
そういうわけではなかったのだけれども。



走る先々で明るい黄色が輝いているのを見て、ふさぎ気味の気持ちがぱあっと明るくなるような気がした。
2日続けての菜の花の話題だけど、この明るさ、輝きは、この先の希望の光となるようだ。
速くは走れなかったけれども、菜の花のおかげでとてもさわやかなRUNとなったよ。
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思いがけない菜の花畑との遭遇

2020-04-29 20:25:03 | 草木花
誰もいないイベント会場のチューリップを見てから、食のために大切な、米の購入という用事を足して、家に帰る途中のことだった。
通ることは少ないが、れっきとした国道を車を走らせていた。
車窓から、田植えに備えて耕したり水を張ったりしている田が広がる風景を望むことができた。



え?
その、田のはずの土地が黄色く染まっていた。
この時季、一面黄色に染まると言えば、考えられるのは、菜の花畑!



車が近づいていくにつれ、その一帯が広い菜の花畑になっていることが、確かになった。
びっくりした。
この場所一帯で菜の花畑が見られるなんて話は、今まで聞いたことがない。
だから、きっと今年初めて行ったことなのだろう。



近くの道から農道に降りて車を走らせてみると、田は確かに菜の花畑になっていた。
その広さは、どのくらいの広さになるのだろうか?
車で走った距離は、何百mかになったから、単位は、a(アール)ではなく、ha(ヘクタール)がふさわしい。

圧倒される感覚があった。
その辺りの田んぼがすごく広い範囲で菜の花畑。
先月行って来た福島潟周辺の菜の花よりも大きな規模だった。
だけど、見に行っている人は誰もいない。
車も通らず、田を起こすトラクターが通るだけ。



きっと本当は多くの人に見てもらいたかったのではないか?
だが、この新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛要請で、ここで広い菜の花畑が見られることも、今が見ごろなことも、周知することはきっと控えられてしまったのだろう。

外出自粛がなければ、もっとこの風景をもっと多くの人に広めたいと思うくらいだった。
ここでは来年以降も菜の花畑の 試みを行うのだろうか?
あまりにももったいないと思わせる、菜の花畑との遭遇であった。


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誰もいないイベント会場一面に咲くチューリップを惜しむ

2020-04-28 19:49:39 | 草木花
ゴールデンウイーク改めSTAY HOME週間。
本来ならば日本の各地でたくさんの人に来てもらって楽しんでもらおうというイベントが企画されていたはず。
それが今は、3密を避けるために、各地で「来ないでください」の連呼になっているのを見るのはつらい。
特に、この時期に合わせて長い時間をかけて準備してきたものは、なおさらだ。

先日、中止となったのを知っていたが、出かける用があり近くを通ったので、車を止めて少し様子を見てきた場所があった。



誰もいなかった。
入口には、イベントが中止となった立て看板、そして立ち入り禁止を示すネットが張り巡らされていた。
看板の向こうには、見える景色があった。



広い敷地いっぱいに植えられた色あざやかなチューリップ。
イベント期間になるこの時期に合わせて、満開に咲いていた。



しかし、中止となったために見に来ている人は誰もいない。
本来なら、場内に入ってたくさんの花をじっくり見たかった。
春の陽気に包まれて、あたたかな気分にひたりたかった。
だが、それはできない。
入口から遠く見える場内の写真を2,3枚撮って、すぐに会場に背を向けて車に戻った。

こんなにきれいに咲かせるまで育てた関係者の苦労は、どれほどのものだっただろうなあ。
もったいない。
さびしい。
むなしい。
どうしても気持ちがそちらの方に向いてしまう。
各種イベントの中止。
全国で、いや全世界で、きっと同様のことが無数に多く起こっていることだろう。
この残念さ・無念さを解消するためには、一日も早くCOVID-19 の感染拡大を防止し沈静化させられるように努めなくてはいけないと、また強く思った。

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漢字ナンクロを解いて楽しむ

2020-04-27 20:10:03 | 生き方
「不要不急の外出の自粛」が求められている。
じゃあ、どうやって家の中で時間を使うのか。
・ テレビ視聴
・ 各種ビデオ(DVD)視聴
・ 読 書
   :
凡人には、なかなかよいものがない。
一部では、これを機会に片付け作業を行おう!なんてのもあるが、定年退職後3年が経過しても、なかなか片付いたようには見えない。
私には、片付けや整理という作業は、幼少の頃から苦手なもので…。
まあ、それでも少しずつやってはいるのだけどね。

ただ、ボーッとし生きていると、チコちゃんに叱られる!?
やっぱりいくらか頭を使わないといけないよな。

そんなわけで、よくやっていたのがナンプレ(ナンバープレイス;数独)だった。
だけど、そればかりじゃあきてしまう。

そこで、ここ2か月くらいは、漢字ナンクロが加わっている。
以前ここに書いたことがあったが、漢字ナンクロは亡母が好きだったので、2か月前にそれを思い出して買ったのだった。



その買った本の問題を、結構よくやっているのだ。
亡母がよくやっていたのは、懸賞付きの月刊誌であったが、今思うと難易度が高くないものが多かった。
ところが、買ったものは難易度が高い問題が多く、解くのに結構時間がかかる、
時には、母が遺した漢和辞典を開きながら、解答を考えることもある。
(親子して同じことをしている…と時々苦笑している…)

種類も、
・ スタンダードな漢字クロスワード
・ しりとりナンクロ
・ ホワイトナンクロ
その他様々に工夫された漢字の問題がそろっている。

…ということで、今、自分は、しりとりホワイトナンクロにハマっている。
ヒントが少ないので、あれかな?これかな?と漢字を考えているのが楽しい。

買った本は全部で100問もあるものだったので、そう簡単に終わらない。
1問解くのにも相当の時間を要するので、楽しませてもらっている

漢字ナンクロを解く。
ある種おススメの過ごし方である。
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寒い4月も、オオイワカガミ・チゴユリは花咲かせ、イワナシは実をつける

2020-04-26 21:27:36 | 草木花
3月は暖かい日が続き、桜もずいぶん早く咲いた。
それに比べて、4月は寒く感じる日が多く、それによって桜の花が長持ちしたようだ。
昨日久しぶりに晴れて気温は上がったが、また今日も雨。
ゴールデンウイークには、気温が高い日が予想されるようだが、どんなもんだろうな?

降雪が少なかったせいか例年よりも早く山野草が咲き始めたのだが、4月は日が進むにつれ花が開かない日が多くなった。
COVID-19の感染拡大を防ぐために不要不急の外出を自粛せよとのことではあるが、先日、健康のための散歩を目的に外に出た。
あまり人が集まらない雨後の寒い午前中に行くという配慮もしながらである。

少し早いが、春が早かった今年、この時期なら咲いているかもしれないと思いながら散策。
…あった!



しかし、まだほとんどつぼみの状態。
何かといえば、オオイワカガミ。
いつも連休前のこの時期なら見られることを考えると、今年は花の咲く時期がかえって遅れているのかもしれない。
あちこち回って歩いても、つぼみ、つぼみ、つぼみばっかり。
やはり、もう少し暖かくならないと咲かないのかなとあきらめていた頃、日当たりがよさそうな場所に花が開いているものを、一つ二つ発見!



独特の花の形、花の咲き方は、心をとらえる。
そして、飾ったようで、可愛らしい。



オオイワカガミのほかを探すと、やっと見つけた花がもう一つ。
それは、チゴユリ。



もともと下を向いて咲くものが多いのだが、寒さのせいでなおさら下向きな感じがする。
下から見上げると、結構きれいだな、と思うことが多いのだけれども…。
それでも、雨に降られて寒い中、がんばって咲いていることに拍手!



お気に入りのイワナシは、さすがに花の時期は終わっていて、確かに梨のような小さな実をつけていた。




寒い日が続く中でも、こうしてがんばって咲いているものもある。
咲かせた後には、結実の時期を迎えているものもある。

気持ち的にも寒い日が続いている今だが、いつか甘い実をつける植物たちのように、私たち人間界にも早く明るく楽しい日が来ることを祈らずにはいられない。



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加治川堤、桜は散っていたけれど気持ちいいRUN

2020-04-25 22:02:56 | RUN
2か月余り前に走るときに転倒して強く右手を打ったせいか、掌底の痛みがずっと消えない、と前にも書いた。
そのせいなのか、2日ほど前から、右手親指周辺や手首がおかしい。
ひねったりつまんだり引っ張ったりすると、痛みが走る。
体にまた一つ悪いところが増えたような感じ。
ただでさえ、COVID—19のせいで気が滅入っているのに、ますます暗い気分になる。

いかんなあ。
心身を健康にしないと。

…ということで、あちこち痛いが、ランニングではなく速さを気にしないで走るジョギングをすることにして、走りに出た。

今日は、の晴れは、本当に久しぶり。
行き先は、桜の名所、加治川堤。
先週は満開だったが、もう今は散り果てに近い。



桜は見ごろを過ぎたが、振り返ると、川の向こうに遠くの山がきれいだ。



下は青く上に雪を載せている近い方の山は、二王子岳。
その背後に連なっている山々が、飯豊山脈。



写真ではよくわからないけど、青空に真っ白に輝いていてとてもきれいだった。

桜同様にほとんど終わりになっていた花が、菜の花(右)とレンギョウ(左)。



それでも、両側にその花々がある道を走るのは気持ちがよかった。

写真は撮るものの、撮るたびに気分がよくなっていった。



いつのまにか、あちこち痛いことはすっかり忘れて、走ったり写真を撮ったり。
気分もすっかりよくなった。
17kmも走ってしまった。
なんて健康なんだ!!?

それなりに疲れはしたが、痛みを忘れて走れたのだから、体は間違いなく健康の部類といってよいだろう。
RUNのいいところは、何といっても走った後に達成感があること。
その達成感で、心も健康になれる。

“STAY HOME”の週とはいうが、「3密」を避けての健康維持は認められている。
桜満開の先週、ここを走らなかったのは、人が多い時期を避けたから。
今日は、桜は散っていたけれど、出会う人は少なかった。
心身の健康のために、よいRUNになった。
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違う種類のハコベ

2020-04-24 22:22:36 | 草木花
このハコベ、普通のより少し花が大きいな。



日当たりが特別よいわけではない場所で見つけたハコベ。
草丈が高くて、花が大きい。
花の幅は、1cmをこえるくらい。



普通のハコベだったら、ひと株から枝のように何本も茎が出て、いくつも花をつけている。
こんなふうに。


種類が違うのかも、と思って見てみると、ハコベの中には「ウシハコベ」というのがあると知った。
花が大きいので、最初はこれかな?と思った。
さらによく調べてみると、ウシハコベは花柱が5本だという。
今回のハコベは、めしべのてっぺんから出ている花柱が、3本。
だから、ウシハコベではなかった。

もう一つ候補を見つけたのだが、どうやらこれらしい。
「サワハコベ「」。
花びらが切れ込んでいることや毛が生えていることなどからそう思った。
ただし、日本海側、北陸以北には「オオサワハコベ」が自生しているそうだ。
北陸以北ねえ…?
ならば、「オオサワハコベ」なのだろうか?

いずれにしても、あちこちによく見かけるハコベにもいくつか種類があるというのがわかってきた。
こんなふうに、よく見かける野草でも、多少の違いがあると気付いたり分かったりするのは楽しい。



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カキドオシの花を楽しむ

2020-04-23 17:50:42 | 草木花
不要不急の外出の自粛、これが守られないことが問題となっている。
テレビの報道などを見ると、都心から自然の多い奥多摩や湘南などへ、一気に人が押し寄せてしまっている。
それによって、逆に「密」な空間を作ってしまったり、自分が感染していることに気付かない(気付きようもないが)人が知らないうちにウイルスをよそにまき散らしていたりしている危険性が生じているとのこと。

そういう都会と違って、こちらでは外出した先で「密」になることはない。
そこまで著しく大勢が集まることはない。
しかし、安易に出かけることは避けなくては。

遠くまで行かなくても、身近なところでよく見かける自然の花をよく見て、ふさぎがちになる心を晴らすことにしよう。

今日は、この野草の花。



この花の植物名は、「カキドオシ」。
漢字で書くと、どうなる?

それは、この花の咲き方を見ると、いっぺんに分かる。
きっと、「垣通し」だと。



なぜかというと、地面にはうようにしながら、下からこっちに向かって咲いているから。
その様子は、生け垣などの下から、こちらの方へ顔を通しているよう。
だから、「垣通し」だろう、と。

きれいなうす紫の花びら。
そこに、濃い紫色の斑の模様があるのも、特徴的だ。
日当たりがよく、少しだけ湿気が多いところにたくさん咲いているのをよく見かける。
これもまた、ごく一般的な春の野草だ。
珍しい存在ではないが、名前も姿も特徴的で、楽しませてもらっている。



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「競歩王」(額賀澪著;光文社)を読む

2020-04-22 21:54:38 | 読む


この本を読んでみたいと思ったのは、1月にNHKの「おはよう日本」で取り上げられたからだった。
作者の額賀澪さんは、競歩のことはよく知らなかったが、東京五輪を目指していた小林快選手(アルビレックスRC)から話を聞いて参考にし、物語を作ったのだということだ。

競歩をテーマに選んで書かれた小説は珍しい。
駅伝をテーマにしたものなら、今まで結構読んできた。
「競歩王」という書名からして、てっきり競歩に取り組む選手が主人公だと思っていた。
ところが、主人公は、かつて「天才高校生作家」と言われた小説家だった。
そこで、おや?と思ったが、読み進んでいった。
この小説を書いた額賀さんは女性だが、主人公の小説家は男性として登場させている。

大学生の主人公は、かつて天才高校生作家と言われながら納得のいくよい作品が書けないことで悩んでいた。
それが、スポーツ小説を書くことを編集者から勧められ、たまたま競歩選手と出会い、ストーリーが進んでいく。

話は、競歩というスポーツについて描きながらも、小説家としての悩みや情熱との共通点も示しながら進んでいく。
出会った競歩選手の姿と主人公の、ひょっとすると自分の姿を重ね合わせているのだ。
小説自体も面白かったが、特に後半には、主人公の姿を借りながら、作者の小説家としての思い・魂というものが表現されているところが随所にあって、私はそのことについても感動した。
たとえば、次のような文章である。

底の見えない深い沼に、自らの意志で潜る。自分で組み上げた物語の筋書きで、自分の体を染め上げていく。
この世に実在しない登場人物たちの思考に、感情に浸かる。彼らが手を怪我すれば、キーボードを叩く忍の手にも痛みが走る。家族や大切な人を失えば、胸の奥が突き破られるように痛む。忍の描こうとする物語が忍の感覚や感情を支配する。
自分という存在を紙やすりで削って、削って、足元に落ちた粉の中から光る欠片を探す。

主人公の小説家としての姿を表すために、このような文章表現が書けるなんて、さすが小説家だと思った。

また、競歩と小説の接点を次のような文章で表している。

そうだ、この一文のために、俺は二年間も八千代を見てきたんだ。たった一行のために、俺のスランプも競歩という競技を見つめ続けた時間も存在したに違いない。
もがいて、足掻いて。出会うべきたった一文を探して、書き続ける。のたうち回ってやっと見つけた一文を灯火(ともしび)にして、暗闇の中を歩いていく。
彼らも一緒なのかもしれない。一歩一歩、果てしない距離を歩きながら、灯火となるたった一歩を目指しているのかもしれない。その一歩が、次のレースへ、また次のレースへ、歩みを繋いでいくのかもしれない。


文章から、小説を書くことに対する意気と迫力がびしびしと伝わってくる。
競歩を描いているところも面白かったが、私には、作者の思いが伝わってくるところが、最も心動かされたところだ。。

そして、この本の最後には、「謝辞」が載っている。

謝辞
この小説の執筆にあたり、新潟アルビレックスRC小林快選手に多大なご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

新潟アルビレックスRC(レーシングクラブ)は、言うまでもなく新潟県にある陸上クラブである。
そこに小林快選手が所属していることは知っていたし、競歩のニュースのときにはいつもどうだったのだろうと気になっていた存在だった。
「おはよう日本」では、小林選手が箱根駅伝を走ることを目指していたが、かなわなかったので競歩に転向したこと、額賀さんが小林選手からたくさん話を聞いて、この話を作ったことなどを取り上げていた。
彼のことは、今後ますます応援したいという気持ちにもなった。

読後感がさわやかな青春小説だ。
ただそれだけではない。
世に出て生きていると、どの仕事をしていても悩むことはあるだろう。
この本は、競歩と小説家だけではなく、別な仕事であっても、どんな思いで働くかどんな思いで生きていくか、については共通点があるように思う。

それにしても、本の最終盤に出てくる「2020年8月8日」には、本物の東京五輪を迎えたかったなあ…。

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最初の緊急事態宣言から2週間

2020-04-21 22:29:42 | ひと
最初の緊急事態宣言が出されてから2週間になった。
あの時、安倍首相は、言っていた。

最も重要なことは、何よりも、国民の皆様の行動変容、つまり行動を変えることです。専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割、削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができます。

あれから2週間たったけど、状況が改善されたとは言えない状態。
そうなっていないということは、
○専門家の試算が間違っていたのか?
○国民の私たちの努力が足らなかったのか?
○もともと求められていたことが無理なことだったのか?
…などが考えられる。

思うに、この3つの中で、1つ目の専門家の試算は実現されていないのだから、それを間違っていたというのは、おかど違いだろう。
結論として、よくなっていないのはやはり、この2週間ずっと叫ばれていたように、
「人と人との接触機会を最低7割、極力8割、削減する」
ということが、結局できなかったからだと考える。

ただし、単純に上の2つ目の○が合っている、とは言えない。
ほとんどの人たちは、それなりに努力はしてきた。
ただ、7,8割の接触機会削減は、思っていたよりももっと難しかったとも言える。

最初、7都府県に緊急事態宣言が出されると、地方に人が流れていってしまった。
そこから感染が広がったところもある。
「都会で大変な思いをするなら、帰っておいで。」「こっちへおいで。」と大切な人たちを呼んでしまった人もいる。
しかし、そういうことをするということは、ねらっていた「行動変容」ではなかったということだ。

そして、宣言により窮屈な思いばかりすると、イライラする人もいる。
自分に都合のよい解釈をして行動する人もいる。
今まで考えられなかったことが次々と起こっていることも確かだ。

確かに宣言から2週間はたったけれども、もともとそれで解消すると言ったわけではない。
「感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができる」と言っただけだ。
また、次のようにも言っていた。

効果を見極める期間も含め、ゴールデンウィークが終わる5月6日までの1か月間に限定して、国民の皆様には、7割から8割の削減を目指し、外出自粛をお願いします。

感染者数の推移を見ると、5月6日までどころではなく、さらにまだまだ自粛活動は続けなくてはいけないようだ。
よりしっかりとした自分をもって、取り組んでいかなくてはいけない。
つらい日々が続く。

そう。1人だけで取り組むのではつらいだけだ。
だが、つらいのは自分1人だけではない。
同じようにつらい人たちみんなと手を携え、緊急事態の解除に向けて取り組んでいきたいものだ。

感謝の心を表すことで手を携える人たちもいる。
歌を歌うことで手を携える人たちもいる。
直接的な接触はできないが、つながって手を携えて、前に進もう。
コメント (2)
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