ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ターレスに捧げる勝利

2019-06-30 20:31:36 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグも、もう前半戦が終わろうとしている。
今季こそのJ1復帰を目指していた新潟なのに、なかなか勝ちを重ねることができない。
特に、先制されると1分け7敗。
つまり、相手に先に点を入れられると、新潟は勝てないというデータがある訳だ。
どこかでこういう悪いデータを払拭できるような試合をしてほしいと思っていた。
サッカーJ2第20節は、アウエー鹿児島戦。

前節の試合が終わってから、新潟には訃報が届いていた。
去年1年間、新潟でプレーしたターレス選手が、今年は母国ブラジルに戻っていたが、交通事故で死亡したというニュースだった。
ターレスは、年代別ブラジル代表にもなったことがある選手。
去年は大いに期待したのだが、太り過ぎもあって序盤はなかなか活躍できなかったりもしたのだった。
でも、出場したとき見せる技術に、時折観衆からは「おお~」という声が上がったりもしたのだった。
J2での1年間の戦いを苦しい思いをして共に戦ってくれた選手が、不慮の事故でなくなってしまうとは。
まだ24歳で若く、こわい風貌に似ず真面目な選手で、将来性だってまだまだあったのに、可哀想なことだった。
そのターレスの弔い合戦という訳ではないが、今は亡き彼に勝利を捧げてほしかった。
去年一緒に闘ったブラジル人選手はカウエのみだが、この試合はブラジル人選手たちに活躍してほしかった。
先発メンバーには、サムエル・サントスの名前が消えていたが、カウエ、レオナルド、フランシスの3人の選手には、勝利に直結する結果を出してほしかった。


試合序盤の新潟は積極的だった。
フランシスのバーをたたく惜しいシュートなどもありながら、先制できないでいた。
「こんなときは、ワン・チャンスで相手に決められるんだよな…。」と思っていたら、案の定、その不安が的中する。
反攻の相手に、先制を許してしまった。
まずい。
なにせ、先制されると1分け7敗だから…。

しかし、この試合は、期待した通りブラジル人選手たちのがんばりが、ひときわ目を引いた。
前半36分、FWレオナルドが相手DFに走り勝って倒され、PKを獲得。
自ら蹴って同点ゴールを決めた。
後半になると、54分、レオナルドとパスを交換したフランシスが、逆転ゴールを決めた。同様に63分、前線にボールを追って走っていたフランシスよりひと足早くボールに触れた相手DFが、クリアボールを誤ってオウンゴールとしてしまった。
フランシスの走りがないと、点は取れなかったはずだ。

この後も、新潟の選手たちはよく走っていた。
DAZNの解説でも、新潟の選手たちの戻りが早いとほめていた。
初先発デビューしたDF岡本も、ゴールを決めたフランシスも、足を負傷して交代した。
そして、試合終了の笛で、膝をついたり倒れこんだりしたのは、勝った新潟の選手たちの方が多かった。
レオナルドも、背中から倒れ込んでいたのが、印象的だった。

気持ちの入ったプレーを多く見ることができた。
ターレスに捧げる勝利。
今日のような生き生きとした戦いぶりで、去年ターレスと果たせなかったJ1昇格へつなげてほしい。
次は、その力があるかないかはっきりわかりそうな相手、上位の大宮だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

埼玉の家とネコのナオトくん

2019-06-29 10:33:19 | 生き方
義兄が亡くなる前、数年間一匹のネコを飼っていた。
撮った写真をパソコンの背景にしておくなど、可愛がっていたことが伝わってくる。
その風貌を見ると、決してかわいいとは言えない。
どちらかというと、憎まれやすいかもしれない風貌だったとも言える。
でも、義兄はそのネコを可愛がっていたのだった。

そのネコの名前を義兄は、「ナオト」と名付けていたのだった。
そのネコはもともともらってきたり飼ってきたりしたものではない。
いつの間にか家の周りをうろつくようになり、居心地がよかったのか、住みつくようになったらしい。
だから、みなしごのネコだったらしいのだ。
「みなしご」といえば、「タイガーマスク」の「伊達直人」である。
ネコの名前「ナオト」は、そこからとったということなのである。

義兄が可愛がっていたことは、新車に付けたナンバーからも分かる。
そのナンバーは、「7010」。
「ナ・オ・ト」だったのだ。

義兄としてみれば、一人ですむ家、そこに来た一匹のネコ、ということで、お互いにひとりぼっちという気持ちがあったのかもしれない。
だから、可愛がっていたということもあるのだろう。

義兄が、たまに一人で新潟へ来ても、翌日埼玉へ帰ると、ちゃんと(?)迎えてくれたナオトくんであった。
だけど、残念なことに、そのナオトくんが、ある時からいなくなってしまった。
行方不明になってしまったのである。
義兄は、それを非常に寂しがっていた。

昨年、義兄が亡くなった後、埼玉の家には、ときどきネコが寄りついてくるのを見てきた。
義兄は、ナオトくんがいなくなった後も、家を訪ねてくる(?)ネコを見て、思い出していたのかもしれない。
そのネコたちをも可愛がっていたのかな、と思う。

そう考えるのは、この家の周辺では、こんなふうにリラックスしているネコたちの姿が今も見られるからである。


その姿に、ほっこりしてしまう。

ナオトくんも義兄も、今はもういないけれど、相変わらずネコはほっこりしながら過ごせるのだなあ、この家で…。
その姿に、「ほっこり分け」してもらっている私たちであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本庄総合公園を歩く

2019-06-28 21:46:36 | お出かけ
本庄総合公園は、4月の本庄早稲田の杜ハーフマラソン大会のスタート・ゴールの会場となったところである。
あの時は、大会に参加するために行ったとはいえ、園内はマラソン大会のコースとなったところくらいしか知らなかったわけである。
でも、体育館であるシルクドームがあったり、スタート地点となった球場があったり、運動のできる公園なのだろうと思っていた。
一度ゆっくり行ってみたいなと思い、本庄総合公園に行ってみた。


入口の案内図とは別に、ウオーキングコース図というのがあった。

やはり、歩いたり走ったりするためのコースの工夫ができるのですな。
道の交差点に当たるところには、前・左・右のそれぞれの方向に行くと次の標柱まであと何メートルなのかが示されてあった。
あちこちを回って何mになるのか、参考となるコースが書かれてあった。
たしかに、平日の午前中ではあったが、何人か汗を流して走っている人もいた。
こういうのはいいなあ。

さて、公園内はよく整備されていた。
今は、アジサイの花やクチナシの花、

修景池のハスの花などがきれいに咲いている時期だった。

よく手入れしないと、河川敷のように雑草が伸び放題になっているはず。

整備されているといえば、公園の反対側にも400m近くプロムナードが伸びていた。

住宅街の真ん中を通るその路の両側にも、この時期アジサイやキンシバイほかたくさんの花がよく手入れされて咲いていた。

とてもよい花の路だと思った。


公園内に戻ってみると、それ以外にも花はあったが、今が盛りの野生の草花だろうという花たちもいくつか見つけた。

新潟の、私が住んでいる周辺では、このようなピンクの花

アオイ科のような小さな白い花

たちにはお目にかかったことがなかった。

本庄総合公園内には、子どもが遊べる遊具の多いわんぱーくなる場所もあった。

小さい子から大人まで楽しめる、都市型のいい公園だなと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恒例の埼玉河川敷RUN

2019-06-27 21:53:06 | RUN
埼玉へ来ると、走るのはいつも河川敷の遊歩道。
4月には本庄早稲田マラソン大会にも使われた。
あれから2か月半。
遊歩道脇の植物たちもずいぶん伸びて、繁っていた。



5月には、矢車草の花があまりにもたくさん咲いていてびっくりした。
今は雑然と草が生い茂っている。
走ってみると、それらの草たちに道を狭くされている印象だった。
咲いていて目立つのは、ヒメジョオンの白い花くらいだった。



日差しをさえぎるものがないから、非常に暑く感じた。
「マムシに注意」などという看板になにやら不安感を覚えたが、出合うことはなかった。
ホッ。

午後の日差しは強かったが、この道を何人かの高齢の方が、帽子・長袖・ドリンクのボトルなどを身に付けながらしっかりと一歩一歩走っている姿に会った。
年齢を重ねても、自分もこんなふうに走りたいな、と感じた6月下旬の埼玉河川敷RUNであった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャガイモ掘り

2019-06-26 22:14:27 | 生き方
雨が上がって2日。
明日からまた雨が降るという。
今日をおいてほかにない。
何かというと、「ジャガイモ掘り」である。

埼玉には、大きな畑と小さな畑がある。
日ごろ埼玉にはいないから、さすがに大きな畑で何か栽培するのは難しい。
そこで、あまり手をかけなくても育つのは何か?を考えて、妻はジャガイモを選択した。

3月に畑を耕し、タネいもを
植えた。
4月、地上に芽が出ているものはあまりなかった。
5月、ほとんどが芽を出すどころか、葉を繁らせていたので、肥料をやった。
そして6月、畑のジャガイモは枯れているものさえあった。
もうイモはできているはずだ。
掘らなくては。


さすがに雨の日は掘れないので、晴れの日が2日以上続かないと収穫はできない。
ということで、今日掘り起こしてみた。



さすがに、世話不足、肥料不足からイモは総じて大きくはなかった。


それでも、ほったらかし農法だったのだから、十分満足することにしよう。

新ジャガの収穫です(^_^)v
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すごい繁殖力!いったい何?

2019-06-25 22:14:21 | 草木花
埼玉、妻の実家の前庭に来て、驚いた。

花畑になっている!



先月も花は咲いていたが、これほどではなかった。

こうして写真を撮ってみると、草原のような雰囲気もある…かな?



さて、白い花だが、草丈は5㎝くらいしかない。
花の大きさだって、1~2㎝というところか?



新潟ではほとんど見たことがなかった。
花に蜜があるのだろうか?
結構蜂が飛んできて、にぎやかだ。

地面を這うようにして、そのテリトリーを広げている。
すごい生命力だ。

去年の秋にはこんなに花を咲かせていなかったし、こんなに繁殖力が強いとは思わなかった。

見ていてきれいだが、繁殖のしすぎはおさえなくてはいけないなあ。

とはいえ、何という名の植物だろうか?

この生命力、繁殖力はすごい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツルバキア 義兄を思い出させるように咲き出した

2019-06-24 22:10:04 | 草木花
去年の秋、埼玉の妻の実家の知人からもらってきた、ピンクのニラの花。
今年新潟のわが家の庭でしっかりと開いた。


去年見かけてもらってきたのは9月だった。
今は6月なのに、もう咲いている。
実は、今日6月24日は、昨年亡くなった義兄とじかに会った最後の日なのである。

そして9月初旬、その葬儀を終えて数日後、義兄と親交のあった人の家を訪ねた際に、その方達から、このピンクのニラの花をもらってきたのだった。

その後、このブログでピンクのニラの花としてこの花を紹介したら、これはツルバキアという名の花だと教えてくれた方がいた。

この花は、その個人的に埼玉を思う花。
去年の今日、義兄は車で新潟まで来て、妹である私の妻や、姪である私の娘に会いに来てくれたのに…と思うと、人の運命のはかなさに感じるものがある。

でも、ツルバキア。
義兄を思い出させながら、これからも可愛らしくきれいに咲き続けてほしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心つないでアサガオを育てていく

2019-06-23 22:09:17 | 草木花
この3月で、かつて勤めた小学校が閉校となった。

閉校記念式典は、去年の12月に行われて、行ってきたのだった。

6月初旬、閉校記念式典の際に、アサガオの種をもらったことを思い出した。
種は、かわいいアサガオが描かれたポチ袋に入っていた。


さっそくその種をまいた。
数日後、こんなふうにいくつかの芽が出た。


このアサガオの種は、昨年子どもたちが学習して、秋にとれたものだろう。
わくわくしながら育て、花を咲かせ、種を取ったことだろう。
それを育てた学校は、今はもうない。
さびしいなあ…。

でも、種というバトンをもらったのだから、思いをつないでいきたい。

きっと ずっと なんどでも 心つなぐから…。

…閉校の際の合言葉を胸に、大切に育て花を咲かせよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「負けちゃいけない」戦いをするチームより「勝ちたい」戦いをするチームが勝つ

2019-06-22 21:59:51 | アルビレックス新潟
ダメた。
やっぱり負ける。
毎度毎度同じことを繰り返す。
1点先制されたのはまだ仕方がない。
しかし、勝ち越しゴールを許した2点目は、またしても相手のゴール前へ早めのクロス。
よいポジションに先に飛び込まれ、ゴールを許してしまう。
そこをやられちゃいかんでしょう。
負けるときはいつもこのパターンなのだから。

サッカーJ2リーグ第19節。
金沢対新潟。
1-2で、アウエーの地で相性のいい金沢に敗れてしまった。

相手ボールになったとき、こうなったらどうする、という危機管理能力に欠けるプレーが新潟には多すぎる。

DAZNの放送では、新潟の支配率が59%、金沢のそれは41%にすぎなかった。
いつものように、前半は新潟のペースで進むが得点が取れない。
すると、後半になって、いつものように相手のチームがチャンスを生かして先制する。
新潟は焦るが、なかなか得点できない。
やっと得点し、形勢が逆転したなと思ったら、久しぶりの相手のチャンスで速く攻められ、ゴールを許してしまう。

今季、いったい何回同様のシーンを見せられたことだろう。
毎度毎度同じことの繰り返し。
学習能力がないのか、これが能力の限界なのか。

かつての指揮者ヤンツーさん(金沢の柳下監督)は、新潟に勝ってうれしそうだった。
最近数試合勝てていなかったし、新潟には昨年2連敗だったし、そんな中での勝利はうれしかっただろう。
「選手の勝ちたいという気持ちが出ていた」というようなことを、彼は勝利監督インタビューで言っていた。
そうなのだ。
金沢の若い選手たちからは、「勝ちたい」という積極的な姿勢がうかがえた。
特に後半は、新潟の選手より一歩早くボールに向かう姿がたくさん見られた。

新潟の選手たちにも「勝ちたい」気持ちはあるのだろう。
けれど、プレーしている姿から伝わってくるのは、「勝ちたい」より「負けちゃいけない」気持ちだ。

負けちゃいけないから、ボールを失うことを恐れている。
負けちゃいけないから、確実にチャンスになるまでボールを回す。
負けちゃいけないから、思い切ったプレーが少ない。
負けちゃいけないから、自分が決めるつもりでシュートをうつより、より決めてくれそうな味方を探してパスを回す。
こんなプレーばかりだ。
これが、「走れ!ニイガタ流儀」の現れた姿か、と思うと情けない。

今日の金沢の選手たちからは、ボールを支配されていても、自分たちが勝つ、という強い気持ちで走っていると感じた。
だから、自分は勝つためにこう動く、こう走るという意思を感じた。
さすがこわもてのヤンツーさん。
若い選手たちをうまく育てている。

「負けちゃいけない」<「勝ちたい」
負けちゃいけないというプレーをするより、勝ちたいというプレーをする方が、相手にとっては怖いし、勝利にも近いように思うのだ。
今後の試合では、新潟の選手たちの負けちゃいけないというびくびくした姿ではなく、勝ちたいという気持ちが強く表れた試合を見たいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も、ニゲラを楽しんだ

2019-06-21 22:29:51 | 草木花
先月末から、今月にかけて、今年もニゲラの花が咲いた。


花自体の面白さがある。


その花が終わると、球状の実ができる。


その実に茶色い縞の模様ができる。


そのてっぺんに咲き終わると、下の方にも小さい花をつけていく。

花の咲き方、形、実のふくらみ、実の縞模様、上から下まで何度か咲く。

…何回も楽しめる花だ。


まもなくこの実が刈れるようになり、その中にできるのが黒い種。

ニゲラの和名「クロタネソウ」にふさわしい。

今年もずうっと楽しませてもらったよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする