ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「EPICソニーとその時代」(スージー鈴木著;集英社新書)

2024-07-19 22:11:52 | 読む

BS12の「ザ・カセットテープ・ミュージック」は、80年代の音楽を取り上げて、熱く独断で語り合う番組で、時々見ている。

スージー鈴木氏が、マキタスポーツ氏と2人で語り合う姿は、見ていて本当に音楽が好きな方なんだな、と思っている。

そんなスージー鈴木氏の著書を新書で見つけ、買ってきたのが、この本。

本の帯や表紙カバー裏には、次のような本書の紹介があった。

     

「80年代」と書いて、「EPICソニー」と読む――。

先進的な音楽性により80年代の音楽シーンを席捲したレコード会社「EPICソニー」。

レーベルの個性が見えにくい日本の音楽業界の中で、なぜEPICだけがひと際異彩を放つレーベルとして君臨できたのか?

そして、なぜその煌めきは失われていったのか? 

佐野元春《SOMEDAY》、渡辺美里《My Revolution》、ドリカム《うれしはずかし朝帰り》など名曲の数々を分析する中でレーベルの特異性はもちろん、当時の音楽シーンや「80年代」の時代性が浮かび上がっていく。

佐野元春ロングインタビュー収録。

 

80年代という時代は、私にとっては、社会人になったばかりの年代だったので、仕事をこなしていくのに必死で(?)、EPICソニーから出ていた歌については、あまり多く知らなかった。

だが、著者のスージー氏自身が高校生であったり大学生であった時代、本当に好んでよく聴いていたのが、EPICソニーレーベルの音楽だった。

その音楽をこよなく愛していたからこそ、追跡して書かれた本だということがよく分かった。

 

第1章では、EPICソニーの「音楽」。

大沢誉志幸、ラッツ&スター、大江千里、岡村靖幸、渡辺美里、BARBEE BOYSそして佐野元春その他の人たちの佳曲について、スージー氏独自の解釈を加えて紹介していく。

「そして僕は途方に暮れる」「め組の人」「目を閉じておいでよ」「SOMEDAY」ら、知っている曲も結構あった。

ほほう、そんな人たちのそんな曲には、そんなエピソードがあったのか。

いい歌を歌っていたんだね、ということを改めて知った感じ。

 

第2章では、EPICソニーの「時代」。

EPICソニーは、どのように始まったのかや、中心になっていたリーダーだった人の話など、その歴史が述べられる。

歌謡曲の受賞ダービーがいやで、逃げ出したかった、というのがきっかけというのは興味深い。

 

そして、面白いのは、EPICソニーの「意味」として、その素晴らしかった存在理由を次々述べているところだ。

EPICソニーとは「ロック」だった

EPICソニーとは「映像」だった

EPICソニーとは「タイアップ」だった

EPICソニーとは「東京」だった

つまるところ、EPICソニーとは「佐野元春」だった

これらの解釈が、スージー氏らしくていい。

なるほど、この文章たちが、この本の肝なのだと思った。

 

第3章は、EPICソニーの「人」

EPICソニーで重要な役割を果たした2人へのインタビュー。

小坂洋二氏そして佐野元春氏への貴重なインタビューで当時のことを掘り下げていく。

 

今までEPICソニーをよく知らなかった私でも興味深く読めた。

「ロック」を目指して、独自の戦略で意欲的に取り組み、当時音楽界をリードしたEPICソニー。

なるほどなあ。

歌好きな人なら、面白く読めるだろう。

また、1980年代に若い時代を過ごし、歌が好きでよく聴いていた人たちなら、懐かしさだけでなく初めて知ったエピソードも多く、さらに楽しめることだろうな。

著者のスージーさんが、最も楽しんでこの本を作ったような気がした。

 

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片手手放しより、両手手放しの方が、もっと難かしい

2024-07-18 19:38:32 | 「育」業

ひと月余り前に、電子ピアノとお別れしたことをここに載せた。

 

さようなら、YP―10 - ON  MY  WAY

長年一緒に過ごした(?)、電子ピアノとお別れした。ここ10年ほどは、娘のリハビリ用に使っていた。指を動かすことは、脳の働きを活性化させるのによいという考えからだった...

goo blog

 

その際、結局ピアノが弾けないままだったことを書いた。

まあ、できるようになるといいなと思って、練習用に電子ピアノを買いはしたのだったが。

職業上、弾けないということは致命的(?)かとも思えたのだが、それも個性の一つ、くらいの割り切り方ができていた。

「ピアノが弾けなくても、恥じることはない」ということを教わっていたからだ。

しかも、それは、音楽専門の大学の先生から学んだのだった。

 

私は、出身大学で中学校・高校教諭の免状を取得していたが、小学校教諭の免状はもっていなかった。

それを取得したのは、通信教育によってであった。

玉川大学の通信教育部で、単位を取得するために、夏は4週間のスクーリングに通ったことがあった。

スクーリングには、全国各地から教員を目指す若者が集まってきていた。

その若者たちには、すでに教員として働きながら、このスクーリングに参加している者たちも多くいた。

私が受講した1つに「音楽教育」があったのだが、その担当の先生が小宮路敏先生であった。

小宮路先生の代表的な曲には、「歩いてゆこう」(きくよしひろ作詞、小宮路敏作曲)がある。

音楽の教科書でも見た先生の音楽は、音楽の教科書にはないような楽しい曲もいっぱい教えてもらったし、それをみんなで歌うことが何より楽しかった。

 

ある時、小宮路先生は、スクーリング生たちに聞いた。

「今、もう現場の学校で先生として勤めている人も多いと思いますが、手を挙げてください。」

「(挙手している数を確かめながら)ああ、たくさんいますね。毎日大変でしょう。がんばってくださいね。」

そう言って、以前スクーリングに来た方の話をしてくださった。

 

その彼もね、小学校の代用教員の先生として、すでに働いていたのです。

いちおう彼をA先生と呼ぶことにしましょう。

A先生はピアノが弾けなかったのです。だけど、音楽の授業をするために、一生懸命ピアノの練習をしたんですよ。

でも、いっぱい練習したのだけど、どうがんばっても両手でうまく弾けない。

仕方がないので、音楽の時間は、片手でメロディーを弾いて授業をすることにしたのだそうです。

がんばって音楽の授業をしていたのですけど、ある子どもが先生の手元を見て、大発見をしたように叫んだのです。

「あ~っ、先生、ピアノ片手でしか弾けないんだ!」

さあ、困ったことになったわけですね。

でもね、A先生は、困ったなと思いながら、困った顔を見せずにこう言ったそうです。

「うん、そうだよ。片手なんだ。片手運転なんだけど、みんなだって自転車に乗る時、両手より片手手放し運転の方が難しいでしょ。」

「そうだね、先生。片手手放しで自転車に乗る方が難しいよ。」

「でしょう。だから、音楽の授業も片手でやる方がすごいんだよ。」

A先生が子どもたちにそう言うと、うなずく子どもたちが多かったそうです。

A先生が、よし、と思っていたら、子どもから次のような声が上がりました。

「でも、先生。片手手放し運転より、両手手放しの方が、もっと難かしいよ。」

「そうか、そうだね。じゃあ、これからの音楽は、ピアノなし。両手手放しでやろう!」

先生がそう言うと、歓声が上がり、その後の音楽は大盛り上がりだったということです。

A先生、正式に採用されていない先生なのに、すばらしいですよね。

そう。ピアノやオルガンを弾けなくても、音楽の授業はできるのです。

 

…音楽の達人、小宮路先生から聞いたこの話が、現職だった40年間、私の支えになった。

音楽の授業はピアノが弾けないといけないという、私の固定観念を打ち砕き、コンプレックスから解放してくれるものとなったのだった。

 

あれから40余年、先日ふと、小宮路敏先生のことが気になって、調べてみた。

 

小宮路 敏(こみやじ さとし、1936年(昭和11年)1月8日 - 2018年(平成30年)11月14日)は、昭和・平成時代に活動した日本の教育者、作曲家。

玉川学園小学部教諭、玉川大学講師。元文部科学省認定小学校音楽教科書編集委員。名前は「こみやじ びん」と音読みで呼ばれることが多かった。

 

ウイキペディアには、こう書かれてあった。

そうか、6年前に亡くなられていたのか…。

 

44年前の夏に聞いた話、ずっと忘れずに生きて来ました。

あの話は、本当に大きな心の支えになりました。

ありがとうございました。

合掌。

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大谷のMLBオールスターでホームランに、あっぱれ!!!

2024-07-17 22:18:27 | ひと

 

すごいね、大谷。

MLBオールスターで、期待どおりにホームランをかっ飛ばすなんて。

いくら、昨季のホームラン王で、今季もナショナルリーグのホームランランキングでトップに立っているとはいえ、実際にホームランを打つのは簡単なことではないだろう。

MLBでは、オールスター戦は1試合しかない。

しかも、立てる打席はせいぜい2回、どう多くても3回しかない。

なのに、少ない回数でそこでホームランを打てるか?

難易度が高いと思っていた。

だいたい、3回打席に立って、ヒットを1本売っただけで、打率が3割3分3厘。

この割合でいって、首位打者が取れそうな打率となる。

おまけに、単なるヒットではなく、ホームランを打つ確率って、どれだけ低いのだろう?

さらにいえば、オールスターだぞ。

相手投手だって、実力のある選手ぞろいのはずだから、ホームランどころかヒットも難しいはず。

そんなことを考えていたから、大谷はホームランでなくてもヒットが打てればいいさ、と思ってテレビ画面を見ていた。

 

1打席目は四球。

じっくり見て打ち急がないだけでも、オールスター戦というお祭りの舞台でもしっかり真剣に勝負しているのが分かって、さすがだと思った。

そして、2打席目。

前の打者2人がヒットを打って、無死1,2塁のチャンスで大谷の出番となった。

ここでヒットを打てば先制だ。

ぜひタイムリーを打ってくれ。

そう願っていたら、2ボールからの3球目だった。

大谷がスイングすると、打った瞬間、ライトへのホームランだと分かる一撃となった。

 

いやあ、すごい。

まさに、スーパースターだね。

この難易度の高い場所で、よく打てるもんだ。

タイムリーヒットを打てるだけでもすごいと思っていたのに、みんなが望んでいたホームランを打つなんて。

われわれだと、「うわあ、無死1,2塁だ。ヒット打てなかったらどうしよう。」と、マイナスのことも考えるものなのだけれど、大谷はそんなこと考えないのだろうね。

きっと、自分の力を信じられるのだろうな。

改めて彼のすごさを感じた。

心技体そろわないとここまでの活躍はできないよなあ。

 

あっぱれ!!!

 

これからも、その活躍に心躍らせてもらおう。

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今季初アサガオの開花

2024-07-16 21:15:14 | 草木花

アサガオの花が、今季初めて咲いた。

1つではなく、離れて2つ咲いた。

アサガオの花が咲いたと聞くと、どんな色のアサガオを思い浮かべるかな?

私だと、子どもの頃に家でよく見ていたのは、濃い青紫で、白いふちどりがあるもの。

そのせいか、アサガオの花と言えば、水色や青のものではなく、濃い青紫を思い浮かべてしまう。

これをお読みの皆さんは、いかがだろうか?

アサガオの花のイメージ、何色…?

 

 

さて、アサガオの花の色には、いろいろあるけれど、今年も、わが家でまいた種類では、去年と同じピンク、水色、青、紫の種。

それで、今日咲いたのは、これ。

ピンクのアサガオ。

去年も、真っ先に咲いたのは、ピンクのアサガオだった。

どうやら、早く咲く種類らしい。

 

薄いピンクで、雨の露が乗って、それなりにきれいだとは思った。

だけど、子どもの頃には、ピンクのアサガオはあまり見たことがなかった。

海岸部に住んでいたせいで、このようなピンクの花は、ハマヒルガオであった。

そのせいか、ピンクのアサガオの花を見ると、アサガオではなくハマヒルガオのように感じてしまう。

もちろん、葉も違うし、花の様子もアサガオと違いはあるのだけども。

子どもの頃の体験は、ずっと尾を引くものだね。。

 

梅雨の時期になってから、アサガオはどんどんつるを伸ばし、葉を増やし、成長してきた。

そして、今日開花。

これから、いろいろな色のアサガオが咲いてくれるだろう。

窓の下が様々な色のアサガオで彩られる日は近い。

その日が楽しみになった、初アサガオであった。

 

 

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7月中旬野の花花見RUN

2024-07-15 16:17:26 | RUN

梅雨の雨が強かったり、埼玉に行ったり、という理由で、先週は走る機会を失ってしまった。

今日は、朝まで雨だったが、9時を過ぎれば雨が上がるという予報。

雨が上がって、走り出したのは9時10分。

今日は、久々、野の花花見RUNと行こう。

7月の今は、どんな花が見られるかな?

 

田んぼの稲も、梅雨で順調に成長中。

 

走っているとちょっといい香り。

野の花、まずはリョウブの花。

 

同じく白い花で、今度は、ノリウツギ。

さながら白いガクアジサイのようだが、純白できれいだな。

 

水路の向こうのオレンジ色。

オニユリがいくつも咲いているんだね。

 

湿った土地に、小さく目立つギザギザ。

うすいピンクのアゼムシロ。

 

遠くからでも目立つ大きな白いユリ。

立派なヤマユリの花だ。

 

その下方に、キノコ発見。

名前は分からないが、可愛らしい形だった。

 

小さい黄色の花めっけ!

キンミズヒキなんだけど、残念、小さすぎてピントが合わなかった。

 

小さいけど、それよりもうちょっとだけ大きな黄色い5枚の花びら。

キツネノボタン。この名前、なんか可愛くて好きだな。

 

続いて、しっぽのような形で、阪神ファンには連想しやすい名前、オカトラノオ。

岡ちゃんと虎、監督名と球団名の両方に掛かっている。

 

帰るときは、田んぼを風が渡っていた。

もう少しすると、穂波がさらに美しく見えることだろう。

 

ああ、見た見た、楽しかったぞ。12㎞のジョギング。

7月中旬の野の花花見RUNを満喫したぞぉ…。

 

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プロフェッショナルなアルビ、2人の記事でポジティブに

2024-07-14 21:09:06 | アルビレックス新潟

昨日のアルビレックス新潟の敗戦で、どよ~んとした気分であるのは間違いないのだが、そこまでひどい試合でもなかったかな、と思い返している。

FC東京のプレスを上回るパス回しは、うまさを感じたし、シュート数も枠内シュートも勝っていた。

ただ、最後のゴールだけが決まらなかった。

連続試合ゴールも途切れてしまった。

だが、シュートを打っていれば、時には思い通りにいったり相手に当たったりするような運がついてくることもある。

そうすれば、町田戦のように点がトトトンと入ることだってあるだろう。

 

そんなことを思っていたら、ネット上で、堀米と小野の記事を見つけ、2人のプロフェッショナルな言動に、昨日の試合の悔しさが少し薄れ、ポジティブになった。

 

ネット記事のサッカーマガジンWebで、堀米の記事を見つけた。

 

【新潟】負けた。結果がすべて。でも堀米悠斗がはっきり感じたのは「チームとしての方向性は間違いない」こと - サッカーマガジンWEB

7月13日の明治安田J1リーグ第23節で、アルビレックス新潟はFC東京にアウェーで0-2の敗戦を喫した。キャプテンの堀米悠斗は深い反省と同時に、「評価できること」をきちんと...

 

FC東京戦は負けたけど、堀米は、「チームとしての方向性は間違いない」ことをはっきり感じたのだという。

「評価できる部分が本当にたくさんあった」と語っていた。

「結果でしか評価されない世界ではあると思うので、いまサポーターの方に対して言い訳をすることはありません。」

「覚悟を持って僕は試合に臨んだので、やっぱりもう口じゃないな、と。いまは結果で何を示せるかというところだと思うので、 次は必ずやってやろうっていう気持ちしかないです。」

こうして責任感を持って戦っているというのが伝わってきた。

 

伝わってきたといえば、試合後のロッカールームでの小野裕二のチームメートに対する呼びかけは、すごく伝わるものがあった。(モバアルから)

・もっとサポーターに感謝の気持ちを表そう。彼らは、90分ずっと飛び跳ねて応援してくれている。

・サポーターたちは、下を向いている選手なんか見たくない。

・判定が違って抗議していたって判定が変わるわけじゃない。時間を浪費するだけだ。もたもたしていないで次のプレーに備えるべきだ。

・他の選手がどうだこうだ言うより、そのベクトルを自分に向けろ。

・もっと自分と向き合え。

…こんなようなことを言っていたかな。

小野裕二は一流のプロだなあ、と思った。

新潟はいつもチームワークがよく、気遣いに長けた選手が多かった。

だが、今までここまで言える選手はあまりいなかったようにも思う。

 

「みんなすごくうまい。でも…」アルビレックス新潟、小野裕二はまだ「自分を理解してもらっていない」。無得点の苦悩【コラム】(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース

 明治安田J1リーグ第23節、FC東京対アルビレックス新潟が13日に行われ、2-0でホームチームが勝利した。新潟はこれで公式戦3連敗。降格圏との差もわずかと厳しい状況にある...

Yahoo!ニュース

 

モバアルで試合後の小野の姿を見ていたから、この記事も素直に読めた。

 

堀米や小野の、こうした言動に、プロフェッショナルらしさを感じ、まだまだアルビは大丈夫だと確信した。

こういう記事を書いて流してくれた記者の方に感謝したい。

(ただ、小野の記事で「J1残留請負人」の表現には、カチンと来たけどね。)

 

次の試合で好転するかどうかは分からないけど、アルビレックス新潟のチームを信じて見守り、応援していきたい。

 

Visca Albirex !!!

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ああ~、もう!もどかしく悔しい敗戦 ~2024J1第23節アウェイFC東京戦(国立競技場)

2024-07-13 22:02:28 | アルビレックス新潟
国立競技場での試合。
NHK-BSでの中継、全国放送。
水曜日の天皇杯J2のチームに敗戦、というのは、新潟もFC東京も同じだ。
アウエイでの試合ということはおいといて、様々な点で楽しみが多い試合だ。
FC東京は、国立での試合でまだ負けたことがないという。
じゃあ、最初に黒星をつけてやりますか、とそんな気分でいたのだが。
国立競技場に、新潟のサポーターが1万人が詰めかけたということで、ゴール裏はオレンジ一色に染まっていた。
新潟サポが試合開始で歌っていたのは、「アイシテルニイガタ」。
チームを鼓舞する粋な計らいだった。
新潟は、ここ2試合で10失点というところがトラウマのようになっている。
大量失点という悪夢を払拭するためには、先制されることだけは避けたいと思っていた。
ところが、最初にゴールネットを揺らしたのは、FC東京の攻撃だった。
オフサイドではないか、とCB遠藤が主張している間に、相手はどんどん入り込み、いいシュートを打たれてしまった。
失点は、まだ5分しかたっていない時だった。
だから、オフサイドの位置にいる相手なんかどうでもいいから、ボールをもっている相手に圧をかけてほしかった。
今季、先制される試合ばかりで、またかと思ってしまう。
改善されませんな、なかなか。
 
それでも、後半開始からの攻撃は見応えがあった。
いつ新潟に点が入るか、というくらい一方的にボールを支配した。
たびたびシュートシーンに持ち込むのだが、肝心のシュートが精度を欠く。
NHK-BSの、よく知らないアナウンサーは、「新潟はなかなかボールを中に入れられません」と言っていたが、解説をしていた中村憲剛は、自身も川崎フロンターレでつなぐサッカーをやっていたから、新潟のつなぐサッカーは悪くないと言っていた。
「自分たちのサッカーをやっているのに得点が入らないので、新潟の選手たちはもどかしいでしょうね。」とも。
そのとおりです、憲剛さん。
得点が入らないうちに、相手のカウンターを食らって追加点を奪われる。
しかも、クロスを入れられて。
なんだか負けるときのお決まりのシーンのよう。
結局得点できずに負ける。
スタッツを見ても、全てにおいて新潟が上回っていた試合だったと分かる。
それでも負ける。
悔しい。
なぜか。
守備の相手選手に対する詰めの甘さ。
シュートの精度の低さ。
ここが大きい。
見ていて面白いサッカーなんだけどな。
あとはもう、ゴールさえ決まれば、完璧なのだ。
決定的なチャンスを逃すなよ~。
 
ケガをしていた選手たちが、次々と復帰してそれなりの動きはしている。
だが、まだ本調子とまではいっていない。
決定的なシーンを決められないのは苦しいなあ。
 
次節が終わると、オリンピックによるリーグ戦夏休み期間に入る。
そこでは半月以上時間があるのだから、そこで立て直しを図ってほしいもの。
とりあえず、次節はまたまたアウェイでセレッソ大阪戦。
ここで負けたら、泥沼に完全にはまりそうで怖い。
なりふりかまわず、戦ってほしい。
 
Visca Albirex !!
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田舎者、高速道路を運転して首都圏へ

2024-07-12 22:05:10 | お出かけ

今日は、埼玉県北部のこの家から、東京都に近い千葉県の都市まで、車を運転して行ってきた。

実は、関越自動車道を使って、東京都まで入っていくのは、初めてだった。

新潟の田舎者が都会に出るときは、昔から汽車と決まっていたのだ。

関越自動車道ができたのは、私が社会人になってから何年もたってからだったから、車で首都圏に行く機会もなかった。

 

まずは、大泉ジャンクション目指して行こうとした。

走ったことがない道路でよく知らなかったので、3車線ある車線の一番左側の車線を使って走っていた。

すると、鶴ヶ島辺りで渋滞に巻き込まれてしまった。

仕方ないなあ…と思いつつ、しばらくノロノロ走っていた。

だが、右の2車線はやけにスムーズに走って行く。

ええい、とばかりに中央の車線に移って走って行くと、なんと渋滞は、八王子方面に行く鶴ヶ島ジャンクションの混雑であることが分かった。

そうかあ、ジャンクションのための渋滞がすごく長かったのか。

今まで、ここまで長いジャンクション渋滞は経験したことがなかった。

だいたい、新潟にジャンクション渋滞なんてないからね。

ジャンクションの前で長い渋滞、勉強になりました!

 

その辺りから強い雨になって、前が非常に見えづらかった。

知らない道を行くときに、悪天候はホント困る。

 

なんとか大泉ジャンクションで、外環道へ。

だが、前方で事故があったらしく、渋滞40分とのこと。

 

新潟では、高速道路なら時速100kmくらい普通なのだが、この混雑で走ったり止まったり。
時速は20~30kmで、高速道路ならぬ低速道路だ。
だから、制限速度が、50kmになっている区間も何度かあったことにもビックリ。

ビックリといえば、東京外環自動車道での私の車のナビ。
新しく延長されてできた道だったのですな。

私の車のナビは古くて役に立たず。
ナビは、案内に困って、やたら右に左に曲がれと指示を出した。
混乱するので、次に頼りにしたのは、スマホのGoogle map。
道案内が抜群にうまい。
見た目にも分かりやすく、音声案内も頼りになった。
渋滞も考えて到着時間予想も、正確だ、今やカーナビより、Google mapの方が信頼できる。
そう思ったよ。

まあ、こうして往復5時間、初めての首都圏の道路でいい経験をしてきたよ。

ともかく、いい勉強になりました!。


ふう💨無事でよかった‼️(田舎者の本音)

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ハンゲショウと半夏生

2024-07-11 20:39:08 | 草木花

先日走ったときに、葉の半分ほどが真っ白な植物の群落を見つけた。

これはたしか、ハンゲショウ。

上部に花もつけていた。

変な名前だと以前気になって調べてみたら、24節気72候の、時候を表す言葉に「半夏生」(はんげしょう)があった。

いつかというと、夏至から11日目を半夏生と呼び、今年は7月1日がその日だったそうだ。

農家にとって半夏生は重要で、半夏生までに田植えを終わらせるとよいとされ、農作業の目安になっていた。 そして、農家では、半夏生は農作業をせずに身体を休める日としていた。無事に田植えが終われば田の神様に感謝をする行事を行い、この日の天気で収穫の出来を占ったりもした。

 

へえ~。なるほど。

「半夏生」、勉強になったよ。

そして、その頃に花を付けることから、例の葉が白くなる植物が、「ハンゲショウ」と名付けられたのだそうだ。

 

葉っぱの半分ほどが真っ白な白粉を塗ったような様子から「半化粧」とも呼ばれるとのこと。

開花と同時に花のすぐ下の葉が、半分から9割くらい白く変わるが、葉全体が真っ白になることはないそうだ。

花が終わると、葉の白いのもなくなっていくというから、今度確かめてみよう。

 

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大敗、惨敗で、天皇杯の「てっぺん」は拝めず ~2024天皇杯3回戦対ヴィファーレン長崎戦~

2024-07-10 21:43:18 | アルビレックス新潟

今日は、天皇杯3回戦。

対戦相手は、こともあろうに、ひと月前にルヴァン杯で戦ったヴィファーレン長崎。

長崎とは、J2時代にも対戦があったから、よく顔を合わせているような気がする。

ただ、今はカテゴリーがJ1とJ2と分かれているのに、短い時間に3回も戦うなんて、なかなかないことだ。

データによると、直近の5試合の戦績は、新潟の2勝3分け。

負けていないのはいいが、長崎はただ今J2リーグの首位にいるチーム。

おまけに、資金力があるから強力な外国人選手も何人か所属している。

ひと月前にルヴァンで勝ったからと言って、油断はならない相手。

新潟の先発メンバーを見たら、先日のリーグ戦に出場した、トーマス・デン、小見、藤原、島田、稲村らの名前がなかった。

稲村は特別指定選手だから、大学での試合があれば欠場は仕方ないと思うが、小見や藤原はここのところフルに戦っていたから、土曜日の試合まで休ませようということなのだろう、と思った。

その代わり、先発メンバーに長谷川巧、ベンチメンバーに長倉、宮本ら、けがからの復帰組が入っていた。

できれば、彼らは、後半などで短い時間使いたいところ。

高木や小野、ダニーロもケガから復帰してまだ2,3試合目だが、がんばってほしいし、毎試合ベンチ入りしながら試合出場が叶わなかった青空くんにも期待した。

 

楽しみだなあ、と思ったのだが、今日の試合は、テレビでもネットでも試合中継は一切無し!

ああ、ムナシイ。

テキスト速報だけが頼みの綱、とはつまらん!

 

…そう思っていたのだが、見られなくてむしろラッキーだったかもしれない。

試合が始まって間もないころ、ネットにつないで調べたら、なんともう0-1で負けていた。

それを見て驚き、まばたきしていたら自動更新の画面が、0-1から0-2に変わった。ええ~っ、何これ!?

6分と11分に失点していた。

あちゃ~、何をやってんだか…。

これで次の得点が相手に入ったら、天皇杯は終わりだな…と思っていた。

すると、33分、画面は0-3に…。

終わったな…、と思ったよ。

 

 

それでも奇跡を信じていたのだが、39分にダニーロが一発レッドで退場だという。

うわわわ…。

もう言葉もなくなった。

おまけに、早川が負傷して堀米と交代したとか…。

 

後半は、ただただむなしかった。

52分、0-4。

76分、0-5。

90+1分、0-6。

元アルビの10番、加藤大にダメを押された。

試合終了、アルビのHPには0-6と出た。

大敗だ。

これは、ショックが大きい。

土曜日までに立て直せるのか?

不安になった。

 

だが、数分後に、試合結果が訂正された。

90+3分に、石山青空が、一矢報いるゴールを挙げたらしい。

1-6。

応援するこちらとしては、その1点に希望を見出したい。

「見出した」ではなく「見出したい」だ。

 

また、1人少なくなってからも、選手交代はきちんと行って、後半には宮本、78分には3枚替えで長倉、長谷川元希、遠藤らを起用した。

復帰組も試合に出場させることはできた。

これも、プラスに考えたい。

 

天皇杯の「てっぺん」は拝めず、そのはるか前で滑り落ちてしまった。

だが、このままずるずると負け試合が多くなっていくようなチームにはなってほしくない。

ダメージは大きいが、国立で行われる土曜日のFC東京戦で、ふっきれた試合を見たい。

 

Visca Albirex !!

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