ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

梅雨はどこに行った!?

2021-06-30 19:10:41 | 自然・季節
水曜日は、午前中娘とジョギングをする日。
3kmを走る。
走り出した時から、アスファルトが結構ムンムンしていた。
近くの運動公園には、日陰もあるのだが、今日はその日陰を走っても、あまり涼しいと思えない。
そうこうしながら、いつもどおりゆっくりめにジョギングをしていたが、娘は、
「今日は、なかなか前に進んでいる気がしない。」
と言っていた。

それで、ジョギングも終盤、2.8kmほどを走ってきたときに、気温の表示を見たら、
「32℃」

あつい~!!!
娘と目を見合わせた。
まあ、ここの表示器は、いつも高すぎることが多い。
直射日光を浴びているからだろうか。

残り100mほどになって、最後の曲がり角で後ろを見たら、いつのまにか娘が歩いていた。
「気持ち悪い。」
と訴えてふらふら歩いていた。
急いで支えながら、深呼吸させながら、家まで残りの距離を歩いてきた。
日ごろリハビリ散歩をしていても、今日は暑かったから、軽い熱中症になりかかったのかもしれない。
家に帰って、ゆっくり休ませた。
幸い娘はその後大過なく過ごすことができた。

いつもなら、私もこのジョギング後7,8km走るのだが、娘が心配なのと自分自身暑さにやられそうな気がしたので、走るのをやめておいた。
無理をしてまで走る必要はない。
走るのは楽しいからであって、義務感からだと楽しくはない。

それにしても、新潟が梅雨入りしたのはこの18日だったと思うが、その翌日埼玉から戻ってきて以降、あまり雨に降られているという日は多くない。
というよりも少ない。
だから、毎日夕方、野菜や花たちへの水やりは欠かせなくなっている。
今日の夕方、水やりをしているときに見たら、車庫の温度計は少し日が当たったようで、高い値を示していた。


明日の予報でも、当地は晴れが中心になるとか。
梅雨はどこに行った!?

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ノギラン、見っけ!

2021-06-29 21:39:55 | 草木花
先日、あやめを見に行ったとき、あやめだけを見に行ったわけではない。
ほかに咲いてる、山野草の花はないかな、と探しながら行っていたのだった。

4月と違って、様々な種類の野草の花が咲いているわけではない。
それでも、やっぱり、あった、あった。
見つけたぞ。

茎の部分を長くしている草があった。
あまり日当たりがいいとは言えない斜面に、いくつか生えていた。

やがて咲きそうな雰囲気。

咲いているものがあるのではないかなと思って、目を凝らして探していたら、見つけた!


もっといいのはないかな、と思っていたら、最後に一つ見つけた。


まるでサラシナショウマにオレンジの花粉を付けたようなものが。


うん、これはこれできれいなものだ。

この花の名前は、ノギラン。
数年前に知って、最初はピークを過ぎたものばかり見ていたから気づかなかったけれど、こんなふうにきれいに咲いている姿を見付けてから、一気に好きになった。

あまり長い期間咲いているわけではないので、きれいな時期のものを見付けられて、よかった、よかった。
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生垣のせん定作業に奮闘

2021-06-28 22:12:34 | 生き方
埼玉の家の管理ばかりがんばっていたが、肝心の自分の家はどうなのだ?
…と、時々自問する。
そう。
埼玉に比べてはるかに狭い土地のわが家でも、近頃気になっているところがあった。
それは、隣家との境界の生垣。
隣家よりわが家の方が先に家を建てたのだが、境界に植えたモッコクの生垣を、そのままにしておきましょうと話し合ったのだった。

その生垣も、やはり毎年せん定しないとどんどん大きくなる。
最近では、2年前に切ったままであった。
去年は、やろうと思ってから猛暑が続き、時機を逸してしまったのだった。
2年の間に、わが家の車庫の窓がすっかり隠れてしまった。
ただ切るだけでなく、高さをもう少し低い位置にそろえたいと思った。

隣家に一言切らせてもらうお願いをして、さっそく開始。
今回は、刈込ばさみだけでなく、丈が低くなるようにノコギリも使用して、切って切って切りまくった。

【before】


【after】

車庫の窓も見えるようになったよ。

【before】


【after】

うっそうとした感があったのをすっきりさせることができた。

2時間がんばった甲斐はあったと思う。
後半は日差しも強くなり、たっぷり汗をかいたから、やっぱり2kgほどやせていた。
明日は、右手・右腕が少し痛むかもしれないな。

でも、気になっていたせん定作業をやり終えて、ほっとした。
ああ、すっきりした。
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引き分けに終わったとはいえ、まだ試行期間中じゃないか ~ホーム水戸ホーリーホック戦~

2021-06-27 19:36:07 | アルビレックス新潟
引き分けだというのに、ほとんどの人が負けた気分になっていたという一戦だった。
私に「負けた後は1週間が長い」なんてメールをくれた人もいたくらいだ。

サッカーJ2リーグ第20節、ホーム・アルビレックス新潟対水戸ホーリーホック戦。

順位で3位の新潟。
勝ち点で1差の2位磐田は、新潟より試合開始時間が4時間早かったが、難敵長崎に1-0で勝利していた。
同じく1差で得失点差で磐田の上にいる首位京都は、新潟より30分試合開始時間が遅かったが、岡山相手に後半早いうちに2-0とリードしていた。
新潟の相手は、10位の水戸だけれど、強度の強いサッカーをする。
なにしろ、監督が闘将秋葉忠宏だ。

彼がアルビレックス新潟の選手だったとき、新潟はJ1初昇格を果たしたのだった。
監督になってから、選手に対しての気合の入れ方やコメントが情熱的だ。

試合が始まると、予想していたとおり、水戸の選手たちが新潟の選手たちに非常に強く当たってきた。
つぶせとばかりに当たってくるものだから、新潟の中心選手高木をはじめ多くのファウルを受けて痛んでいた。
攻めの形が作れず、新潟の前半のシュート数はわずか2本(公式では1本だったとか)。
その強度が落ちてきた後半は、新潟が攻めまくった。ボールを保持し、右から左からチャンスをうかがった。
ゴール前にボールが入っても、そのたびにシュートを打たせてもらえなかったりはね返されたりで、決定的なシーンはなかなか生み出せなかった。
後半、試合もタイムアップの時間が近づいても、新潟は一か八かのようなボールを放り込んだりしない。
あくまでつないで崩して得点しようとしていた。
だが、歓喜のゴールは生まれなかった。

本当にガックリしてしまったのだけれど、負けた気分に近かった。



だが、時間がたつと、私は、別な感覚がわいてきた。
この、ボールを大切にするサッカーが、アルベルト監督の求めるサッカーなのだ。
ボールを失わず、自分たちが主人公となって試合を進める戦い方。
これは、やっぱり見ていて楽しい。
どうやって得点を決めるのだろう、と期待感がたまらない。

確かに、得点の決定力が課題ではあるけれども、まだ成長の余地があるということ。
様々な工夫をしていることも見ることができた。

左からの攻撃が多い本間至恩も、この日は右のサイドからが中心。
右サイドの藤原と関係を深めていて、2人が絡んだプレーは、時間がたてばたつほど期待感が高くなっていった。
高木と交代した星も、ひょうひょうとした動きで余裕のあるプレーで敵を翻弄していた。
FWのワントップを、鈴木孝司でなく、今回は谷口でスタートしてみた。
ボランチの1人を、島田ではなくスタートからゴンサロ・ゴンザレスを起用してみた。
前節は、高木の両脇を三戸、星という2人にして新たな攻撃のパターンを探っていた。

まだまだ様々な可能性があることを示し、それを試行しているということを感じる。
メンバーを固定するだけでなく、選手たちの個性をより生かし、どんなオプションが可能かを模索しているというようにも見える。

まだ、次節でようやく前半戦の最後となるだけのこと。
後半戦の最後の一戦まで、どうやって戦い、目指す高みに到達するか。
そこまで、様々な選手の活躍が必要だ。
バックアップメンバーの成長や個性の発揮が求められる。
J1昇格への戦いには、そういった補い合い高めあうチーム全体の総合力が問われるのだ。

今節終了時点で、首位京都・2位磐田とは勝ち点3差に開いてしまった。
次節は、アウェイで2位の磐田戦。
勝てれば、得失点差で抜くことができる。
でも、それが終わってもまだシーズンの半分の試合が残っているということ。

様々な試行を通して、これからどのように新潟のチーム力が高まり、J1昇格を勝ち取っていくのだろう。
それをさらなる楽しみにし、応援し見守っていきたい。

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あやめ それぞれの花の名前と美しさを楽しむ ~いじみの公園・あやめ~

2021-06-26 13:18:35 | お出かけ
新発田市いじみの公園、あやめ園。
先日まであやめまつり期間中だった。
その期間は終わってしまったが、27日(日)までは、遅咲きのものもまだ見られるという。
じゃあ、行ってみようか。



たしかに、ピークは過ぎていたけれども、まだまだ見てよというように様々な品種のものが咲いていた。

毎度思うことだが、付けられた品種の名称が楽しい。
名称もいいし、花も気に入ったものをいくつかパチリ!

「長良川」

こうしてみると、川の流れのよう!?

「千羽鶴」

そう言われると、花から折鶴のイメージを探そうとしてしまう。

「萩小町」

白い花びらに、紫と黄のアクセントで、美人を連想させる!?
こういうのは、特に私好み。

「車駐(くるまとどめ)」

まるで駐車場のような、踏まれそうな名称だ。
何か意味があるのだろうなあ。


「藍絣(あいがすり)」

名称に納得のかすり模様。


これは、大相撲好きの人が名付けたのでしょうねえ。その名も、

「金星」。

この日は、この花の名前のような天気でしたよ。

「五月晴れ」という。
うん。いろいろな花をさわやかな気分で見て回ることができたよ。


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日本陸上競技選手権大会 男子100m決勝

2021-06-25 22:14:25 | スポーツ
日本陸上競技選手権大会が行われている。
ひと月後の東京五輪の出場を決めるための最終選考会。
今日は、注目されている男子100m走の決勝が行われた。

ここ数年の男子短距離界の躍進はすばらしい。
北京五輪の400mリレーの銅メダル獲得(その後他チームの失格により銀メダルとなったが)。
リオデジャネイロ五輪の400mリレーの堂々とした銀メダル獲得。

そして、かつて「10秒の壁」と言われた100m走の記録。
世界がこれを破ってから、日本人が突破するのには、何年もかかった。
カール・ルイスやベン・ジョンソン、ウサイン・ボルトなどの華々しい活躍を見ながら、日本人が短距離走で活躍するなんて、ありえない。
そう思っていた。
ところが、前五輪でリレーでのメダル獲得があった後、日本人でも10秒の壁を破る選手たちが続出した。
桐生、サニブラウン、小池、そして山縣。
ここに、10秒05の参加標準記録を破った多田もいる。

それらの選手たちが、東京五輪出場をめぐって、非常に注目度の高い戦いを繰り広げた。
テレビでその決勝を見ていたが、スタート前には選手たちの緊張が伝わってきた。
何と言ったって、スタートの号砲が鳴ってから、わずか10秒後に競技の決着がつくのだ。
その短い時間に、高めてきた自分の力のすべてを出し切らなくてはいけない。
力の出しどころを間違えると、時間が短いだけに修正がきかない。
まして今日は、競技前に雨が降って、レーンが滑る。
本調子でない選手、けがを抱えている選手もいたが、弱音を吐いても救済されるわけではない。
自分の力でチャンスをつかみ取るしかないのだ。

はたして、誰が優勝するか、五輪出場の内定を勝ち取るか、注目のレースが行われた。
スタートから飛び出した多田選手が、後半も落ちずにそのまま1位でゴールした。
日本記録保持者の山縣選手は、3位に滑り込んだ。

優勝した多田選手にしても、山縣選手にしても、けがをしながらもここまで回復させて走力をアップさせるには、精神的にもどれだけ落ち込んだことだろう。
けがを乗り越え精神力を強化し、ここまで来た2人の活躍をすばらしいと思った。
たった10秒の間だけ走るために、どれだけの努力をしてきたのだろう。

スポーツは、人間の強さと弱さの両方を見せてくれる。
弱さを克服し、強くなった人たちの栄光を、心からうれしく思う。
超人的な体力と技術に目を奪われるだけでなく、自らに重ね合わせて喜べるところに、スポーツ観戦の魅力がある。
勝った負けただけでなく、人間のもつすばらしさを見せてもらった思いがする。

まずは、多田選手、山縣選手、今日は本当におめでとうございます!

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「うろこ雲の絵」(西岡たかし)が頭の中に流れる

2021-06-24 22:44:47 | うた
時計の針が刻むのは 終わりを告げる時間ばかり
心の中に響く調べは 愛の歌でありたい


学生のころ、FM東京で朝9時から「奥様音楽を」というコーナーがあった。
もう40年以上も前のことになるので、時間や番組名は定かではないが…。
その番組は、20分か25分くらいでしかない音楽番組だったが、歌謡曲や当時のニューミュージックと言われていた曲を流していた。
その番組で、あのころ何度か流れていたから聴いた歌が、サビで冒頭の詞を歌う、「うろこ雲の絵」(西岡たかし;作詞・作曲・歌)という歌だった。

曲の初めの詞は、

子供の頃の思い出は つまらないことばかり
手をつないで駈けた公園は 誰もいない夕暮れ
それはとても美しい 少し悲しいけれど
だけど思いだすたびに 胸がはり裂けるみたいで

あの頃は、まだ20歳を過ぎたばかりのころでこの曲の初めの部分、「子供の頃の思い出はつまらないことばかり」には、本当にそうだと思ったものだった。

あれから何年も何年もたって、この歌がまた聴きたくなってきた。

しかたなく時は流れ しかたなく季節は巡る

などという部分も歌詞にあったなあと思うと、そう、自分の人生も、いつのまにか時が流れ季節が巡って、人生の後半を迎えたことをつくづく感じていたのだ。

この歌を聴きたくなって、何年か前、西岡たかしのベストものを探して購入したことがあった。

それからまたさらに年月がたち、最近自分の頭の中でこの歌がよく流れることがある。
今は、サビの部分が心の中によく流れている。

時計の針が刻むのは 終わりを告げる時間ばかり
心の中に響く調べは 愛の歌でありたい


「時計の針が刻むのは 終わりを告げる時間ばかり」という部分に、人生の終末を感じてしまう。
近頃、著名人ばかりでなく、かつて仕事をしていたときの上司や先輩方などが亡くなっていくせいだろうか。
自分も、高齢者と呼ばれる年齢になるまで正味あと数か月になってきた。

バラード調のこの歌を聴くと、「終わりを告げる時間」の接近におびえるのではいけないよな。
心の中に愛の歌を響かせながら心豊かに生きていきたいよな。
この歌を聴いて、そう思ったりもするのである。 
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アサガオが育ち始めたから

2021-06-23 22:06:22 | 草木花
梅雨になったら、植物たちが急に元気になった。
水、気温などがその成長に合うのだろうなあ。

発芽率がよく育ちやすいから、小学校1年生の学習に使われているアサガオ。
今年も、わが家で去年のこぼれた種から芽が出始めたと思っていたら、本葉を増やしツルを伸ばし始めた。
自力で発芽したものもあるが、去年の秋には、色別に種を取っておいた。
ただ、本当にきれいなものは、取れた種が少なかった。
やはり少し弱いのかもしれない。
それでも、青に白の縁取りがある花、濃いピンクの花、うすいピンクの花、そして最も多い水色の花の4種類の種をまいた。


大きくなってきたので、少し間引いてプランターに植え替えた。
窓の外に伸びるようにと、細長い棒もセットした。


さて、いつごろ花を開き、楽しませてくれるだろうか?
アサガオの花が次々に開く、その日が楽しみだ。

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すらりと背が高く、先端にうす紫のかわいい花 ~アレチハナガサ~

2021-06-22 22:03:36 | 草木花
自分の住む周辺に見かける草だと、物珍しさは当然ながら、ない。
しかし、違う土地に行ってみて、日ごろ見かけないものを見つけると、その珍しさに思わず写真に収める。
そんなことが、埼玉に行くと、結構よくある。
農道の道端や河川敷などに当たり前に育っていて、見たことがない、あるいは少ない雑草の花を見付けると、うれしくなってしまう。
その例が、先月でいえば、
アカバナユウゲショウ
ヤセウツボ
などである。

今月もまた、河川敷や道路の道端に見つけることができた。


大体のものが背が高く、1mを超えるものが多い。
大きい場合には、私の背の高さくらい、180cmほどもあるものもあった。


調べてみると、その名も、「アレチハナガサ」と言う。
「荒地花笠」?
荒地に咲く花の笠。
なかなか粋な名前である。

スラッとしていて細く、先端部にうす紫のかわいい小さな花を咲かせる。


ウイキペディアによれば、外来植物で、私が生まれたころから定着が確認されているそうだ。
また、河川の在来種の植物の生育を妨げるなど植物相に大きな悪影響を与える恐れがあり、問題視されている、とも書いてあった。


また新しい野草の花を知ることができた。
新潟ではあまり見た覚えがないので、新鮮であった。
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チーム力の勝利!アウェイ秋田に快勝!!

2021-06-21 22:25:48 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第19節、ブラウブリッツ秋田対アルビレックス新潟。
月曜日の夜の試合って、どういうこと?
土曜日にさっさと試合を済ませた京都と磐田はそれぞれ勝って、1位・2位をキープした。
前節誤審もあって、3位に落ちた新潟としては、今日の段階で勝ち点で4の差をつけられている。
だから、今日の対戦相手秋田との一戦は、アウェイながら負けるわけにはいかない。
その秋田は、昨季J3で圧倒的な強さで優勝し、J2に上がってきたチーム。
今季も、上位チームに対して勝利したり引き分けたりと、侮れない相手。
「フットボール批評」今月号でも、「秋田から吹く熱風 ノーザンストーミングフットボール」という記事が掲載されている、特徴のあるチーム。
走力や守備に特化したトレーニングを行い、それを武器にした戦いを挑んでくる。
おまけに、その武器を発揮しやすいように、スタジアムの芝も長くしたうえ、水もまかないようにしているというのだから、始末が悪い。

さて、今日の試合。
驚くべきことに、新潟のスタメンに、本間至恩の名がなかった。
前節先発の谷口とともに、ベンチスタート。
代わりに、三戸と星を先発とした。

試合が始まると、新潟の選手たちの蹴るパスのボールが走らないこと。
だから、秋田の選手たちがそこに付け込んで、ゴリゴリと突っ込んでくる。
キックしたボールが、味方に届く前に、秋田の選手がかっさらいに来る。
そして、新潟のプレーの流れをブツブツと切っていく。
パスがうまくつながって、攻撃していく妙を楽しむのがサッカーでもあるのに。
なるほど、琉球の樋口監督が「秋田ははっきり言ったらサッカーをしないというか、前に蹴ってそこでファウルをもらったり、スローインを取ったりと、ぶつ切りの試合ですよね」というだけある。

しかし、新潟の選手たちも、自分たちのつなぐサッカーを貫こうとする。
新潟のボール支配率が、前半76%。
若い三戸も奮闘していた。
前半だけで、ファウルや強いボールが当たって、3度も倒れてしまった。
3度目には、あごに当たってむち打ち症のようになったのだろう。
43分で交代せざるを得なくなった。

代わって出場したのが、満を持していた本間至恩。
ひと月半前にも、三戸が退場した折、ゴールを決めた至恩。
今回も、三戸以上に鋭い動きで、ゴール前に迫った。
前半のアディショナルタイムで、高木からのゴール前へのボールに触れて、見事に先取点を挙げた。
後半にも、矢村へのラストパスを決めて、1ゴール1アシストの活躍ぶりだった。

後半の開始直後など、秋田の強度を上げた攻撃姿勢に手を焼いたところもあったが、チームとしてよく連携して、最後のゴールを割らせなかった。
もっとも、後半89分に、フリーキックから1点を返されたように見えたが、そこはオフサイドの判定だった。
ラッキー。
2-0の快勝。
ああ、前節の副審もこうやって正確に見てくれていたならば、今頃まだ首位だったのに…って、それは言わないことにしよう。
アルベルト監督も、試合前日「どんな障壁も乗り越え、勝たないといけない」と言っていたからね。

舞行龍に代わってセンターバックを務めた早川文哉は相手をしっかり抑えたし、長らく休んでいたロメロフランクも、交代出場して存在感を見せた。
難敵に対し、チームの力を結集し、自分たちのサッカーを貫き勝利した新潟。
気持ちのよい勝利であった。

次節は、今度は土曜日の試合となる。
休む時間が多少短いが、いろいろな選手が期待でき、それぞれ出番を待っている。
勝ち続けていくことを期待しよう。

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